モブゴーレムちゃん

モブゴーレムちゃん（戦闘用プロトタイプ）

受付ちゃんの完成以後、これを戦いに生かせないかと系統分けして開発中の魔法人形（ゴーレム）
姿勢制御などは自律化しつつ、操作は魔法を扱えるものが魔法力を流すことにより実現している
まだまだ研究は始まったばかりで、問題は山積みである

１、稼働時間が短い
　　受付ちゃんのように狭い範囲で決まった動作をするだけなら12時間稼働できるが、戦闘用となると激しい動きにより魔法力消費が大きく稼働時間は稼働状況にもよるが半分以下になってしまっている

２、魔法力が切れるとただの重い荷物でしかない
　　重量は40㎏ほどもあり、簡単に持ち運べるようなものではない、寝かせておけば自然と回復はするが12時間かかるため変な場所で魔法力切れを起こすと大変

３、操作が大変
　　魔法を扱えるものが常にゴーレムに魔法力を糸のように張り付けて操作する必要があるため、非常に神経を使う、並みの魔法使いならば10~20分程度動かしただけで精神疲労がものすごい
　　また魔法力を込めた者の能力によって動かせる範囲にかなりの差がでる、そのため射程外に出ないようにしたり自分もゴーレムと一緒に動く必要がある

４、無防備
　　３でのこともアリ非常に集中力を要する作業の為、操作しているものは隙だらけになってしまう
　　
５、耐久性
　　もともとの素材がゴーレムを生成するのに適しているものを利用している、しかし戦闘用となるとそれに耐えられる強度を現段階では得られていない

以上の事が現代での大きな問題点である
魔法科学の研究は、魔法自体についてはだいぶ研究が進んでおり
近年は、それをいかに応用するか、道具に付与したり、スクロール等に保存したり、魔法で編んだ弾丸で銃をつくったりというそういう研究がHOTである