モブナイトちゃん 22(+10)歳 種族:ハーフエルフ 性別:女
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・とある貴族の妾の子だが、妾の子にありがちな不幸な育ちはしていない
・義理の兄弟姉妹とも仲がいいとまではいかないが、大きなわだかまりも無い模様
・母親も普通に貴族領地内に存命、本妻とも仲がいいらしい(愚痴友達)
・10歳サバを読んでPTメンバーになっているが、それでも最年長
・その経験は伊達ではなく、戦闘力も高く一般常識や世界情勢などにも聡い
・偶然を装ってPTに加入したが、その実、国から極秘裏にモブ勇者ちゃんの監視・保護・育成の使命を帯びている
・当然偽名を使っている、ギルドや国関係者、古株の冒険者達には、彼女の素性に関しては秘密にするよう厳しく徹底されている
・13歳までは、貴族お抱えの家庭教師から一般教養、基礎学術、貴族のたしなみなどを教え込まれた。
・早く自立がしたくて13歳の頃から士官学校に通っており、16歳の頃には軍に入隊、実務経験はかなりのもの
・本来の得意武器は槍で、その腕は軍隊長級で青の槍乙女と一部では呼ばれていた。
・名前を呼ぶとどこからともなく出現する国宝の槍、*注1ユニコーンスピアを国王から賜っている
・しかし素性を隠すため、PTではあまり得意ではない片手剣(レイピア)を使用している(それでも一般兵よりは強い)
・わりと近接戦闘一筋で生きてきたためか、エルフ特有の精霊術などは苦手の模様(ハーフエルフなのが影響?)
・それでも一応、低級精霊術程度は可能(明かりを灯したり、精霊の声を聴いたり)
・割と素直で順当な人生を歩んできたためか、破天荒なPTメンバーに多々驚かされている
・あまりに面倒見がいいので、たまにモブ勇者ちゃんの母親ではないかとからかわれている
・イメージボイス:種田梨沙
注1 伝説の聖獣ユニコーンの角を先端に付けたとされる槍、呼べば持ち主の所にやってくる不思議な槍、ただし純潔じゃないと呼んでも無視されるという噂がある、名前は槍との契約時に持ち主がつける、魔法付与のフルプレートさえ貫くと言われている
ある日の軍司令部にて
「どういうことです?私に子供のお守りをせよと?」
「お守りではない、保護と監視と成長の促進だ」
「それをお守りというのでは・・・」
「とにかくだ、先日ギルドに表れたという子供、間違いなく勇者の聖痕であることをギルド長が確認した」
「勇者の重要性は君も知っておろう?」「そしてその勇者とともに行動しているのが、経験の浅い若い冒険者二人組みだという」
「はぁ」
「何かあってからでは遅いのだよ、ここ数十年あまりに勇者の誕生が多すぎる・・・特に大きな問題が世界で起きているわけでもないのにだ?」
「つまり、何かの予兆であると国は考えているのですか?」
「そうだ、だからそのイザというときに備えて勇者の育成を促進する必要がある、そこで君という訳だ」
「イマイチ、”そこで”の意味がわかりませんが」
「お前、軍に入って何年になる?」
「そろそろ16年目ですが、それに関係が?」
「将来を誓っている相手はいるのか?」
「え?居ませんけど、それは関係ない話でしょう」
「いくらハーフエルフで寿命が長いとはいえ、お前も年ごろの娘だろう?」
「余計なお世話です!」
「この先あと何年今の生活を続けるつもりだ?少しは世間に目を向けろと言っている」
「実は王も気にされているのだ、ユニコーンスピアを送ったがばかりに、お前が律儀に純潔をまもっているのではないかとな?」
「なっ、そ、それは・・・///」
「お前の年ならばちょうど勇者くらいの年齢の子供がいてもおかしくない、将来子供ができた時の予行練習とでも思って引き受けるのだな」
「そんな理由で!納得できるわけないでしょう!」
「もちろんそれだけではない、お前はもう立派な上官として新人教育も幾度と行っているし、なにより腕が立つ、護衛としては申し分がない
「その上お前はあまり公の場所に出ないからな・・・一部の人間以外にはそんなに顔も知られていない、どうだ?適任ではないか?」
「つまり極秘でやれと?」
「そうだ、やってくれるか?・・・いやこれは命令だ!勅命だと思ってくれてもいい、返事はYESだけだ、分かったか?」
「・・・承知・・・いたしました。」
「やり方はお前に一任する、手勢が欲しいならお前の裁量で人を増やせ」
「ただし、連絡はとぎらせるな、ホウレンソウだけしっかりやってくれればそれでいい」
「はい」
「任務開始は3日後からだ、それまでにお前がPTに潜り込めるようこっちで準備しておく」
「それでは、準備ができ次第追ってまた連絡する、以上解散!」
「イエス マイコマンダー」
こうして彼女は、モブ勇者ちゃんのPTに参加することになったのである
参加するための作戦はまた別のお話・・・。