モブ侍従ちゃん

Last-modified: 2021-11-30 (火) 03:36:22

とある辺境の島国の中級貴族の三女
いい暮らしはできているが、なにぶん田舎なので娯楽がない、周りの人間が楽しそうにしている貴族の遊びも何が面白いのか彼女にはわからなかった。
そう、彼女は退屈していたのだ。
そんな中、モブ姫騎士ちゃんの3番目の姉が、彼女の長兄の元に嫁いできた。
それが切っ掛けとなり、年齢も1つしか違わない事もあってか、モブ姫騎士ちゃんの侍従をすることが決まった。
あぁ、これでもっとつまらない日々が始まるんだと鬱屈していたが、その懸念は直ぐにどこかへ行ってしまった。
モブ姫騎士ちゃんは彼女にとって、とても面白かったのである。
その破天荒な考えが、行動が次は何をしてくれるんだろうというワクワク感を与えてくれた。
年は彼女の方が一つ上だが、従者としてではなく友達として接してくれているのも彼女を気に入る一因だ
そんな折り、冒険者になりたいと行動を起こした彼女を一応は侍従として止めてはいたが、内心楽しみで一杯だった。
そして今日も彼女は、一人の侍従として、友として、観察者としてモブ姫騎士ちゃんと行動を共にする。

モブ侍従ちゃん 年齢:15歳 種族:人間 性別:女

・貴族の三女以下は、王族の侍女や自分より位の高い貴族の秘書等になるのはどの国でもよくある事
・本来女性の侍従はメイド服のようなものを着用するが、モブ姫騎士ちゃんのおてんば行動についてゆくには、男装のほうが動きやすかった。
・当初は全身黒づくめだったが、姫騎士ちゃんから地味過ぎる!と言われて今のような感じになった。
・身長170㎝ *注1 武器は片刃の湾曲した剣(大きめのカトラスのような物)と投擲ナイフ
・また初級までではあるが、回復系の魔法も使える、姫騎士ちゃんの為に覚えた。
・彼女らの国では、国民すべてが義務教育の中で戦闘訓練を受ける
・戦争が起きれば14歳以上の国民は非常徴集にに応じる義務がある(14歳で成人とみなされるため)
・9歳から14歳までの5年間学校に通い卒業と同時に成人したとみなされる
・貴族はそれにプラスして独自に上層教育や戦闘訓練を行っている家が多い
・それがかの国を1000年以上もの間他国らの侵略を許さない一因になっている
・そんなことができるのは、他国に比べて国全体が潤っているからである
・諸島国家ではあるが、一つの国としてまとまっており、内乱なども起こった事がない
・一応、王都には小さい冒険者ギルドがあるが、依頼のほとんどが雑用や貿易のボディーガードで冒険者の数も少なく、あまりもうかっていない
・そのため国が補助金を出して運営している
・海軍戦力は相当だが、陸軍戦力は近衛兵団と各所の見張り兵くらいしかおらず、陸の事は冒険者に頼っている
・また田舎において冒険者ギルドの情報網は、貴重な世界情勢を知るために役に立つという面もある
・逆に商業ギルドは貿易で非常に繁栄している、島や島の周辺でしか取れない特産品が非常に高値で取引される為である
・例の特殊鋼で作られた武器も非常に高値で取引されているが、購入には厳しい審査が必要でありお金があれば手に入るものではない

注1 モブ姫騎士ちゃんと国外の旅へと行く時に、特別に王妃から賜った、例の特殊鋼の武器、特にこれと言って呼び名はない、ただ彼女は黒ちゃんと呼んでいる、特殊鋼が黒光りするから