地獄の帝王エスターク

属性耐性

• 吸収:炎、爆破、闇、氷
• 無効:風、雷、毒、水
• 弱点:聖

解説

【アッテムト】と呼ばれる地の地下深くに封印された地獄の帝王。全てを支配する破壊と殺戮の邪神とも呼ばれる。
古語によって記された姿によれば全身は燃え盛る炎よりも鮮やかな紅色に輝き、三つの邪眼は対峙する者の精神を蝕む凶悪な眼光を放つ。頭部に戴く双角は"破壊と再生を繰返す不滅の証"と称され、天すら割らんばかりの震怒を滾らせ生物のみならず周囲の空気をも震撼させる。予言においては”苦悩”、”苦難”、”災厄”といった忌わしい古言になぞらえて表現されており、神をも恐れさせる覇気を身に纏い灼熱の紅炎と両の凶刃を以って全てを無に帰すとされる。そしてエスタークはその力で破壊の限りを尽くし世界を恐怖で包み込んだという。齎された被害は計り知れず、海は岩漿の如く煮立ち海域に存在していた島と数多の大陸が海の底に沈められ海の生物は息絶えた。海洋全てが血の様に赤く染まった光景は正しくこの世の地獄と表現するより他になく、その様に人々は恐れ慄き、かの魔王を『地獄の帝王』と呼んだ。また永遠に脈動を続ける心臓を有しており、死してもなお復活を遂げる不死の存在であるという。この伝説の信憑性は定かではないが地獄の帝王が生命を超越した異次元の力を持つ可能性を否定する事は出来ない。
その正体は一人の魔族。かつては古の時代の魔族の王であり「進化の秘法」を作りだした張本人で、それを自らに使用し究極の生物へと進化を遂げた存在がエスタークであった。しかし秘法が不完全であった為か代償として不老不死の力を得ると同時に記憶の殆どを失い破壊と睡眠を繰り返すのみの存在となってしまう。その後は前述の通り絶望的な力を以て破滅を齎し、彼の力を危惧したマスタードラゴン?と天空人との激闘に敗れ居城である「エスターク神殿」諸共にアッテムトの地下深くへと封印された。だがマスタードラゴンが思っていた以上にエスタークは手強かった為、戦いの余波は地上を更に荒廃させてしまい、以来マスタードラゴンは極力地上への介入をしない事を誓ったという。現在では進化の秘法の影響を長く受け続けた為か記憶が消し飛び世界征服の目的も忘れ去って「善でも悪でもない」状態になっており、ある異空間内の洞窟にて永い眠りについている。
その為、名前や伝承とは裏腹に冒険者が見かけるエスタークは寝起きで腕試しを促す姿ばかり。挙句腕を認められればご褒美まで恵んでくれる事も多々ある為、悪という印象はまず持たれないだろう。だが寝起きとはいえ絶大な戦闘力を持っている事に変わりは無く、ただ剣を振るうだけで周囲の空気を紅く染め上げ、天井を貫通して空を覆う暗雲を霧散させる等、規格外の環境干渉能力を披露している。身体の周囲には炎が発生する様子が見られる他、脚を踏みしめる度に焔を巻き起こし果ては存在するだけで周囲に次々とプロミネンスが発生する程。
基本的に洞窟で眠っているため人類にとってエスタークがどれ程の脅威となるのかは推測に頼る他ない。だが「神すら越えた*3」と豪語するミルドラース?が「彼でさえ手が出せない程の強さ」と評される以上、全知全能の竜神マスタードラゴンや魔界の王ミルドラースすら及びもつかない圧倒的な力を持つ事は確実だろう。また古文書によれば眠りながらも進化を続けており、未だ行き着く先は見えないとのこと。仮に永い時を経て「地獄の帝王」が再び人類の前に現れたその時、この偉大なる帝王の進撃を鎮める術はあるのだろうか。

テーマ曲

備考

元ネタ:ドラクエシリーズ
モンスターズではお馴染み10ターン以内に倒すと仲間に出来る。
因みに、こっちのエスタークはドラクエ本編のエスタークをイメージ。やっぱりエスタークはこうでなくっちゃねぇ。
Tag: モンスター 大魔王 ボス専用 禁忌のモンスター ドラクエ_モンスター ？？？系