history of Wraeclast

Last-modified: 2013-12-28 (土) 02:15:23

この呪われた大陸『Wraeclast』に最初の文明を築いたのは、Vaal人でした。Vaal文明は魔術を高度に発達させた独特のもので、その強大な力をもって古代のWraeclastを支配していました。彼らの王国の痕跡は、今もジャングルの奥地の遺跡や、地下に埋もれたピラミッドという形で残されています。
古代Vaal人がこの地に残した物は他にもあります。彼らの魔術の粋である神秘の宝石『Virtue Gem』です。
『Virtue Gem』──所有者に超常的な力を与えるこの魔法の石は、Vaal王国の支配を支える根幹でした。
断片的な資料によれば、Vaal文明の滅亡は女王AtziriとDoryaniという名の巫女によって引き起こされたとされています。野心あふれる女王の理想を実現させるために、Vaal人たちは『Doryaniの揺り籠』に『Virtue Gem』を次々と運び込みました。その結果が『The Fall』と呼ばれるVaal文明の滅亡へと繋がったのだと、古代の文献は示唆しています。
 
Vaal人の後にWraeclastを支配したのが、Azmeri人と彼らの帝国『Eternal Empire』です。建国者である最初の皇帝は、Vaal王国の悲劇を繰り返さないため魔術を禁忌としました。Azmeri人は理性と科学的な思考を重んじ、Vaalとは全く異なる文明を作り上げてゆきます。帝国の首都Sarnは壮麗な神殿や大図書館、美しい町並みを誇る豊かな都となり、Azmeri人はその文明の栄華を謳歌しました。
しかし永遠に続くかと思われたその繁栄も、Vaalが残した『呪い』から逃れることはできませんでした。
皇帝Chitusの治世にMalachaiという一人の天才が現れます。彼は古代Vaal文明と、異端とされる魔術の研究に手を染め、そしてついに『Virtue Gem』を復活させてしまったのです。
Malachaiの実験によって『Virtue Gem』を体に埋め込まれた者たちは、並外れた能力と不死性を得ました。皇帝はたちまちこの魔術に魅了され、Malachaiに命じて臣下の貴族や市民たちに次々と宝石を埋め込んでいったのです。『Eternal Empire』の名は今やただの尊称ではなく、現実のものとなろうとしていました。
   
国民の中には建国の理想に反するこの状況を憂慮する者がいました。その筆頭が最高神官(High Templar)Vollです。
Vollは同じく不満を持つ市民たち、そして奴隷として扱われていた野蛮なKarui族を扇動し、Purity Rebellionと呼ばれる革命を起こします。この反乱は成功し、皇帝Chitusは殺害され、Vollは自ら新たな皇帝に即位しました。しかし彼の側にもまたMalachaiの姿がありました。高潔な大神官ですら、Malachaiが差し出す魔術の魅力に抗することができなかったのです。
新たな皇帝の下、Malachaiは神の塔(Sceptre of God)を完成させました。古代Vaalの『Doryaniの揺り籠』を模したこの塔の目的は、神そのものとの交信であったと言われています。
これより後のことは、歴史にほとんど記されていません。一つ確かなのは『Cataclysm』と呼ばれる大破壊によって、帝国が滅び去ったということです。Oriath島の都『Theopolice』はこの難を逃れたものの、Karui族がWraeclastの南東沿岸地域を封鎖していたため、本国に何が起こったのか知る術はありませんでした。
 
『Cataclysm』によってWraeclastは劇的に変化しました。生態系は歪められ凶暴な獣たちが跋扈し、また死者や精霊が人を襲い始めました。以後数百年間、Theopoliceの住民たちはこの地を恐れ、足を踏みれようとはしませんでした。
無謀な冒険者と、そして罪をおかして追放された流刑者──プレイヤーの分身であるExileたちを除いては。
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