ニルヴァーシュtypeZERO(TV版)

Last-modified: 2025-07-09 (水) 21:32:19

「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」

英雄の息子レントンと神秘的少女エウレカが出会いそして世界を変えていく物語。
作中にアニメや映画、音楽のオマージュ、パロディが多く見られる。
場面やセリフだけで収まらずストーリーや設定にも食い込んでいる。
シリーズ構成担当曰く「王道が大切だ、定番は全部やろう」

 

パイロット

  • エウレカ
    SP:ひらめき, 1, 集中, 9, 見極め, 19, 信頼, 23, 祝福, 26, 愛, 40
  • レントン=サーストン
    SP:加速, 1, 熱血, 15, てかげん, 24, 気合, 26, 決意, 32, 愛, 40

※アップグレード後はメインサブ交代

アップグレード

ニルヴァーシュ

ニルヴァーシュ・spec2

ニルヴァーシュ・spec3

※spec2がセブンスウェル発動状態で気力150、又はHPが1/4以下で変形可
 spec2にアップグレードした時点で、条件を満たせば進化可能

運用

特殊能力のリフボード*1も含めた数値は装甲1200に運動性110、空移動5。
アップグレード前の機体にも関わらず他のアップグレード後の機体に並ぶほどの性能を持つ。
かわりに最長射程が2Pであり、反撃性能はかなり低め。
また、リフボードの空中・宇宙で強化される特徴は逆に言えば地形適応の恩恵が得づらいという事でもあるので注意。
回避性能は高いのとナイフの性能が無消費武器としては威力高めで優秀なので、反撃戦が苦手な事を考慮してでも飛び込んで引っ掻き回すのが仕事になる。

気力130以上でハイパーモードのセブンスウェル発動状態になれる。
5ターン継続で、移動力+1・運動性+20と終盤機体に匹敵する性能になり、
強力なマップ兵器のセブンスウェルが使用可能。
気力制限こそ高いが5ターン継続なので複数の状況にも対応できる猶予があり、
敵陣に飛び込んでセブンスウェルを使うだけで状況を一変させられる。
ただし消費ENが多めなので注意。特に本機は武器構成上、通常戦闘でENを結構消費するためセブンスウェル使用可能気力になっても使えないという事もあるだろう。

ビーグルモードに変形できるが、武装がなくなるので移動限定形態。
一応サイズがSになり移動が5になるが、ENを使いたくない時以外まず出番はないだろう。
……というかそもそも人型時のリフボードのおかげで移動には困らないのでまず使わない。

 

アップグレードでspec2にパワーアップし、パイロットがレントンに交代。
機体性能は装甲1400、運動性125+10と大幅に向上。
射程面での弱点は引き継いでおり、まさに純強化した形態。

変形は同じくビーグルモードのほか、高速飛行形態が追加され移動6での移動が可能。
CBドロップターンとリフボードの運動性+10効果は使えないのでうまく使い分けよう。
ビークルは相変わらずほぼいらない子状態

セブンスウェルも引き続き、気力130から使用可能。
運動性は145+10になりトップレベルの回避力を誇る。

以前と同様に強力なマップ兵器のセブンスウェルを移動力+1で使えるほか、
威力3000のセブンスペクトラルを得てボスに対する火力も担えるようになった。

セブンスペクトラルは単純に3000+決意の火力も高いが、+30%と高いCT率を持つ劣属性というのもポイント。
クリティカルを出せれば、固い敵も装甲劣化で倒しやすくなるので、
最初にセブンスペクトラルで攻撃しておくと、ボス戦が楽になる。
ただこのハイスペックな性能と引き換えに必要気力140というのが重い。
特に本機は射程の短さから敵にトドメを刺す動きが自軍フェイズでしか行えない場合も多く、(気合を使わなければ)他のユニットより気力溜めが難しい。

アップグレード前のメインはエウレカは格闘・射撃が多少低めな事を除けば典型的なリアル系のエース級。
ニルヴァーシュ自体がスペック高めなので、加入した直後から安定して活躍できるだろう。むしろ敵として出てきた時に攻撃が当てづらい事が悩みか。

アップグレード後のレントンは初期の時点では格闘値が高いだけでエース級には2歩くらい劣るスペックとなっている。
ただ実は他のパイロットよりレベルアップ時の技量値の伸びが多いという隠し能力がある。
最終的にはアムロや万丈に迫る勢いだったりする。SPの習得も遅めなので典型的な晩成キャラ。
セブンスペクトラルとの相性も抜群であり、ボス格にすらちゃんとクリティカルを出してくれるようになる。
一見低めの命中・回避もアップグレードする前後なら気にならない程度の量なのとサブに回ったエウレカはサポート能力*2を習得するのと、更にアップグレード後のニルヴァーシュの性能を考えれば実質的には大きくプラス。
一応二人乗りユニットとして見た場合、レントンに気合・熱血・決意と消費が重いSPが集中しているのが悩みどころ。
気合分を他ユニットの激励などでフォローするなり、SP回復パーツを持たせるなりの対策を取りたい。

 

そして、spec2がセブンスウェル発動中なら気力150 or HPが1/4以下でspec3へ進化可能になる。
常時移動6、HP7500、装甲1700という高スペックだが反面、
サイズLになり特殊能力からリフボードも失い、素の運動性も130と回避性能は明確に低下する。

武装も大幅に変更。
セブンスウェル互換のスペクトラスコピーモードと射程4の射撃技を得たほか、
威力3000のエンベロープスペクトラムも射程4と、ボスの隣を圧迫しなくても戦えるようになった。
が、劣属性がなくなる欠点と判定が射撃になったことで火力も微減している。

今までと同じ運用はできず、強力な中距離&マップ屋方面に性能を突き詰めた形になる。
マップ屋としてはまさに終盤機体といった超強力な能力を持っている。

 

総評としては機体性能や数値上はスロット1個のユニット相応の性能だが、SP配分や射程の短さ、気力要求が高いにも関わらずSP配分や武器射程の都合から気力を上げにくい、と弱点が大きすぎてスロット2個になっているといった形の性能。
雑に使えなくもないが、真価を発揮するためにはかなり上級者向け。
射程はともかく、最低でも気力方面だけでも激励・鼓舞持ちなどのユニットを別途用意しておきたい。
また、空及び宇宙で強化というリフボードの特性上、地上マップでは空中での運用となりやすく地形適応が得づらい。
本機は武器構成が完全近接機のため、足回りを犠牲にはしたくないので陸に降ろす選択肢はあまりなく影響は低いが、一応覚えておこう。

パーツ

スロットは2個。
ブーメランが迎撃武器扱いでかなり多用する事になるので、EN強化はしておきたい。
後は運動性強化が安定。……なのだが、装甲が素でグレー系並、spec3まで使うならスーパー系並の数値な上にレントンが不屈を覚えるので装甲を伸ばしても普通に強い。
ひとみのペンダントを持たせておくと気合が気軽に使いやすくなる。

 

意外な事にM全属性(本機の場合はセブンスウェル)と相性の良いめざめる心(覚醒)は、ニルヴァーシュの場合は少々小回りが利きやすくなる程度に収まる。
というのも本機の場合、反撃用遠距離武器がないため殲滅力が低く、そして素のスペックが高く囮役もこなせる事から「自身を囮にして返しターンでぶっぱ」という方が使い勝手がいいため。
とはいえ相性が良い物である事には間違いないので、余っていれば持たせる価値はあるが。

備考

  • Ver13で「ポケットが虹でいっぱい」版も追加された。
    • それにより本機は「ニルヴァーシュ」の入力だけではふっかつのきずなで入手できなくなった。
      本機が欲しい場合は加入時点のメインパイロット名である「エウレカ」を入れるといいだろう。
  • 二人とも最後に愛を覚える。最終話で結婚もしており相思相愛である。

*1 空中・宇宙で移動+1、運動性+10
*2 メインパイロットの命中・回避UP