マップカテゴリ
「マップ」のカテゴリではその名の通り、マップに関するイベントコマンドが入っている、といってもたった2つだが。
入っているイベントコマンドはいずれも本作の仕様に慣れてから使うコマンド。安易に手を出せるものではない。
地形やイベントの座標に関するものが入っており、位置関係で何かを起こしたいときに向いている。
イベントコマンド一覧
指定位置の情報取得
指定した座標の情報を読み取り、その情報を変数に書き込むコマンド。
やってることは変数操作でゲームデータを代入してることと変わりない。
特定のマップ座標に存在するイベントID・タイルID・リージョンIDを読み取ることが出来る。
RPGでよくある、矢印の方向に進む床やすべる床の謎解きを作るのに使えるだろう。
特定のタイルを踏むと音がする構造なんかも作れる。
実はバトルイベント中でも実行できるが、戦闘テスト中に実行されるとソフトが強制終了してしまう。
変数
読んだ情報を書き込む変数を選ぶ。
情報タイプ
- イベントID
イベントの番号を読み取る。イベントIDは
イベントを作った時に表示されるEV001とかEV002って出るアレ。
あの番号を読み取る。読み取りそうなイベントは
名前に番号を含んでいると、作り手としてはあとから確認しやすいだろう。
なお、複数のイベントが重なっている場合は番号が一番小さいものが取得される。
重なる可能性がある場合は、イベントIDを意識して調整する必要がある。 - タイルID(レイヤー1~4)
指定したレイヤーの情報を読み取る。
最も利用頻度が高いのは壁か床の情報を読み取れる公算の高い1だろう。 - リージョンID
リージョンIDはエンカウントの仕様を使っていなくてもこのコマンドで読み取れるので
エンカウントしないマップなら、このコマンドを使ってプレイヤーやイベントのいる空間を識別することが可能。
場所
- 直接指定
その時開いているマップ画面から直接場所を選んで指定する。
コモンイベントの場合、データベースを開く直前に開いていたマップから選ぶことになる。
マップが狭すぎると目的の座標を選べない可能性がある。 - 変数で指定
X座標とY座標、それぞれ1つづつ変数を指定する。
この方法だと細かく位置をずらして設定できる。
例えば、「プレイヤーの右隣」の情報を取得したいのであれば
変数操作でプレイヤーのX座標を代入したあと、それを+1したものと
変数操作で別の変数にプレイヤーのY座標を代入し、その2つを指定すれば
プレイヤーの右隣の情報を取得することが出来る。 - キャラクターで指定
プレイヤーまたはイベントを指定出来、指定されたキャラの座標の情報を読み込む。
例えばプレイヤーのタイルID(レイヤー1)を指定すれば
プレイヤーが経ってる床のIDを取得することが出来るだろう。
矢印の床やすべる床を実現する場合に使いやすい。
座標のリセット
今プレイヤーがいるマップの、すべてのイベントの座標がリセットされる。
このとき、移動ルートを指定されたイベントは移動ルートをリセットされないことに注意。
例えば、「→→←←」と移動ルートを指定されたイベントが右に2歩歩いてからリセットすると
最初の場所から左に2歩歩いてしまい、想定されていない移動ルートを歩くことになってしまう。
特定のサイクルで動くイベントには注意しよう。
このコマンドは、主に謎解きのリセット機能に使うことが出来るだろう。
岩を押して進むイベントなどで、入口の近くにクリスタルを置き
クリスタルに話しかけると「やり直しますか?」と出てはいを選ぶと座標のリセットが実行される、といった形。
この方法では一時消去したイベントは復活しない。