概要
サーフェスパレットではシェル画像の左上を基準にサムネイルができるので、もしかすると顔ではないところが表示されるかもしれません。
他にも、不要なサーフェスが表示されていたり、必要なパーツが表示されていなかったりもするかもしれません。
そんなときは、surface.txtの文頭*1やサーフェスブレス内に、設定を変える記述を入れて調整することができます。
表示位置をずらす(オフセット)
サムネイルの表示位置をずらします。書き方は次の行の通りです。
//satolist.palette.offset,X座標,Y座標
この記述はsurfaces.txtの文頭に書いたものの他にシェルのサーフェスブレスに記述して個別設定が可能です。
*2
図2. オフセットの例(左から、[X座標,Y座標]が[0,0][50,45][100,100])
表示倍率を変える
サムネイルの表示倍率を変更します。書き方は次の行の通りです。
//satolist.palette.expand,倍率
この記述はsurfaces.txtの文頭に書いたものの他にシェルのサーフェスブレスに記述して個別設定が可能です。
図3. 表示倍率の例(左から、[倍率]が[0.75][1][1.25])
枠の大きさを変更する
サムネイルの枠の大きさを変更します。書き方は次の行の通りです。
//satolist.palette.frame,幅,高さ
この記述はsurfaces.txtの文頭に書いたものの他にシェルのサーフェスブレスに記述しても個別設定が不可能です。
図4. 枠の大きさの例(左から、[幅,高さ]が[75,75][100,100][125,125])
表示の有無を変更する
サーフェスパレットやサーフェスビューワの一覧に含める・含めないを設定します。
書き方は次のとおりです。
- サーフェスパレットの表示を変更する場合
//satolist.palette.visible,0または1
- サーフェスビューワの表示を変更する場合
//satolist.viewer.visible,0または1
0を指定した場合は非表示、1を指定した場合は表示します。デフォルトは1なのですべてのサーフェスが表示されます。
この記述はsurfaces.txtの文頭に書いたものの他にシェルのサーフェスブレスに記述して個別設定が可能です。
着せ替えスコープを指定する
サーフェスごとに使用する着せ替え定義のスコープを指定できます。
//satolist.scope,スコープID
スコープIDにはメインキャラ(sakura)なら0を、サブキャラクタ(kero)なら1を、マルチキャラクタの場合には2以降を指定します。
この設定は、サーフェスブレス内でのみ設定することができます。
この機能はサーフェスビューワのオプションにある「surfaces.txt によるスコープ指定を優先」が有効の時にのみ機能します。
静止画で表示するアニメーションパターンを指定する
elementで顔を描いて、animationで目を描くといったシェルの構造をしている場合に、
elementの合成結果のみをサーフェスビューワやサーフェスパレットに表示しているために目が表示されないということがシェルの構造によって発生します。
その場合には静止画で表示するアニメーションパターンを指定すると、指定したアニメーションパターンが表示されるようになります。
//satolist.surface.default,アニメーションID,パターンID
この設定は、サーフェスブレス内でのみ設定することができます。
例えば、次のように記述した場合には、「animation0.pattern0」(新定義)、「0pattern0」(旧定義)で指定したパターンが静止画として表示されるようになります。
//satolist.surface.default,0,0