旅に出よう(ゴブリンの洞窟編)

Last-modified: 2016-10-19 (水) 03:41:07
  • クリアの仕方は人それぞれ。
  • でも確実に楽にクリアできる方法は存在する。
  • このシナリオで学んだことは他のシナリオにも生かせる。
  • いいからまずはやってみろ。
 

いざ、出陣

(´・ω・`)
   さて。スキルやアイテムの準備はできたね。
   それじゃあ、最初の目標である「『ゴブリンの洞窟』のゴブリンを討伐」を目指して頑張ろう。
   交易都市リューンと同じフォルダにゴブリンの洞窟というシナリオが入っているはずだ。
   リューンを選択したときと同じようにして、シナリオをはじめよう。

 

「おや、あんた達、(略)」

「おや、あんた達、(略)」
 

( ´∀`)
   おお、ハゲたおっさんがでてきた。
(´・ω・`)
   ハゲたおっさんが出てきたね。この人が宿の親父。今後数々の依頼をこなしていく中で
   一番お世話になる人だよ。……一般にシナリオを開始すると、大抵のシナリオはこのような形で
   「依頼の内容」「報酬」「その他の情報」が提示される。
   ついつい飛ばしてしまいがちではあるけど、ここで提示される情報が
   今後の展開を楽にするかどうかを決めることもあるから、よく聞いておくんだよ。
( ´∀`)
   分かった。
(´・ω・`)
   依頼の内容を聞いた後、依頼を受けるか断るかの2択が提示されることがある。
   自分のパーティでは苦しい内容だと感じたら、依頼をキャンセルすることが可能だ。
   ……その場合、二度とシナリオをプレイできなくなってしまうこともあるから、気をつけてね。
   ……さてと。それじゃあ僕は口出ししないでおくから、依頼を受けてミッションをこなしてみよう。

生きる冒険者、死ぬ冒険者

( ´∀`)
   ドーラーえーもーん。
(´・ω・`)
   ……ぼっこぼこにされたの?
( ´∀`)
   いや、一応目的は達成してきた。ちゃんと600spもらったよ。
(´・ω・`)
   そうかい。そりゃよかった、おめでとう。
( ´∀`)
   でもメンバーのほとんどが倒れて、回復も間に合わなくて苦労したよ……。
   一番最初の簡単なシナリオでこれって、もしかすると CardWirthって難易度高いゲーム?
(´・ω・`)
   うーん。戦闘はどうしてもランダム要素が絡むから、カードの引きが悪くて
   苦労することが無いわけではないけど……基本的には要所を押さえてあれば、そこまで苦しくはならないよ。
   洞窟に到着したところから順に思い出してみて。具体的にはどんな感じでプレイしたんだい?
( ´∀`)
   とりあえず見張りのゴブリンをぶん殴って進入。
(´・ω・`)
   はいアウトー。
( ´∀`)
   ΣΩΩ Ω<ナ、ナンダッテー
(´・ω・`)
   CardWirthはただぶん殴っておしまい、というRPGではないんだ。
   ……ある程度お手本になるプレイを見せたほうが早いかな。

 
 

(´・ω・`)
   ……効率的なプレイというと、ざっとこんな感じか。
( ´∀`)
   うーん。
(´・ω・`)
   これはあくまでプレイの一例であって、これ以外のクリアの仕方がダメというものではない
   のだけどもね。実際、君もクリアはしているんだし、それはそれで正解の1つなんだ。
   僕のプレイの仕方は「効率的」「楽」というのを重視したプレイだし
   君のプレイは「自分の思うがまま」というのを重視したプレイと言えるだろう。
( ´∀`)
   なるほど。
(´・ω・`)
   とはいえ、苦労しようが楽をしようが報酬は同じなんだし、どうせならクールに依頼をこなしたいよね。
   そんな時にはこのプレイを参考にしてく れれば、ちょっとだけクールになるかもしれない。

テクニック講座・1

(´・ω・`)
   さて。今後たくさんのシナリオをプレイしていけば分かると思うけど
   このゴブリンの洞窟には冒険をする上で基本的なテクニックがいろいろ詰まっている。
   これをちょっとずつ見ていこう。
( ´∀`)
   おk
(´・ω・`)
   まずは一番最初。見張りのゴブリンとの対決だね。
   このシーンでは洞窟に入るために以下の行動が取れる。

 
  1. 突撃する
  2. おびき寄せる
  3. 忍び寄って仕留める
  4. スキル・遠距離攻撃
  5. スキル・暗殺
  6. スキル・眠らせる
  7. スキル・沈黙させる
  8. スキル・呪縛する
 

( ´∀`)
   こんなに解決方法があるんだ……。
(´・ω・`)
   うん。ただ殴るだけじゃなく、いろいろな手段で問題を解決していくのがCardWirthの特徴なんだ。
   これが「CardWirthはテーブルトークRPG的である」と言われる最大の理由だね。
   で、だ。この8つの方法のそれぞれについて見ていこう。
   この場面で「やらなきゃいけないこと」は何だと思う?
( ´∀`)
   見張りを倒すこと。
(´・ω・`)
   それだけだと足りない。もし見張りが仲間を呼んだら面倒だろう?
   何より、洞窟の中にいるゴブリンに「冒険者が来ている」ということが伝わってしまったら面倒だ。
( ´∀`)
   なるほど。
(´・ω・`)
   つまりこの場面での目的は「相手が敵襲に気づく前に、確実に見張りを静かにさせること」なんだ。
   この目的を達成する、という観点から、先ほどの8つの行動を見直してみよう。
( ´∀`)
   「突撃する」は間違いなくダメだね。
(´・ω・`)
   ダメだね。となると、おびき寄せて近寄ってきたところを仕留めるか、忍び寄って仕留めるかだ。
( ´∀`)
   でもさ、駆け出しの冒険者に上手に忍び寄るなんてこと出来るのかな?
(´・ω・`)
   そうだね、難しいかもしれない。
   実際、素早くて慎重なキャラ以外が忍び寄ろうとすると、失敗して気づかれる場合があるよ。
( ´∀`)
   ということは、おびき寄せればいいわけだ。
(´・ω・`)
   1~3の中から選ぶなら、それが正解になるね。
   他にも、手持ちの魔法や技でどうにかできそうなら、それを使ってみるという手もある。
( ´∀`)
   4~8の方法だね。
(´・ω・`)
   そう。まずは「遠距離攻撃」。これは魔法の矢などで攻撃する方法だ。
   冒険者たちは見張りから少し離れた草むらの中にいるという設定だから……。
( ´∀`)
   相手が気づく前にスナイプしてしまえ、と。
(´・ω・`)
   うん。次は「暗殺」。
( ´∀`)
   これはさっきの忍び寄るのと同じパターンだね。
   もしかすると失敗するかもしれないけど、成功すれば気づかれることなく見張りを消せる。
(´・ω・`)
   そうだね。……ちなみに、スキルやアイテムを使って行動する場合
   普通にメニューから選択して行動するよりも、高い効果を得られる場合が多い。
   成功率が高かったり、より大きなダメージを与えることができたり、だ。
( ´∀`)
   今回の場合は?
(´・ω・`)
   100%暗殺に成功する。
   普通に忍び寄ると一定の確率で失敗することから考えると、効果が上がっていると言えるね。
   次は「眠らせる」。
( ´∀`)
   「ゴブリンの洞窟を歩こう」の中でも使った方法かな。
(´・ω・`)
   そう。黙らせるのが目的なら眠らせてしまえばいい。眠っている間に止めを刺せば、安全確実だね。
   次は「黙らせる」。
( ´∀`)
   そもそも黙らせてしまえば大丈夫、と。……洞窟の中に助けを呼びに行かれたらアウトな気もするけど。
(´・ω・`)
   うん、他のシナリオではそうなってるものもあるかもしれないね。
   でもまぁ、とりあえずこのシナリオでは有効だ。
   最後は「呪縛する」。
( ´∀`)
   縛ってしまえばいい……。
(´・ω・`)
   ……。
( ´∀`)
   ……縛っても意味なくね?
(´・ω・`)
   ないね。結論を言えば、縛ったところで見張りは敵襲を洞窟内に伝える
( ´∀`)
   ダメじゃん。
(´・ω・`)
   ダメだね。
   さてと。ここでの行動に応じて、実は洞窟の中の難易度が変化する
   洞窟内での敵との遭遇率はここで決まっていて、気づかれていない場合には5%
   気づかれている場合には20%となる。
( ´∀`)
   ずいぶん変わるんだね。
(´・ω・`)
   5%の状態なら、うまくいけば雑魚と顔を合わせずにボスのところまで行けるからね。
   20%だとそうは行かない。

テクニック講座・2

(´・ω・`)
   次は洞窟内での戦闘だ。もし洞窟内で雑魚との戦いになってしまったらどうするべきだと思う?
( ´∀`)
   速攻で潰す! 他の雑魚が寄ってきたら厄介だしね。
(´・ω・`)
   正解。雑魚戦では、3ラウンド目に「ゴブリンが敵襲に気づくイベント」
   4ラウンド目に「ゴブリンが応援に駆けつけるイベント」が発生する。
( ´∀`)
   2ターン以内に片付けないといけないんだね。
(´・ω・`)
   そういうことだ。2ターン以内に倒せれば問題ないんだが
   3ターン以上かかると敵との遭遇率が20%に上がってしまう
( ´∀`)
   進入に失敗した場合と同じだね。
(´・ω・`)
   そういうことだ。レベル1だと難しいかもしれないけど、何とか早く撃破してほしい。

テクニック講座・3

(´・ω・`)
   次は洞窟に入って2つめのマップ。
   潜入に成功している場合、T字路で「東の通路から~」というメッセージが出てくる。
( ´∀`)
   まあ、当然向かうよね。
(´・ω・`)
   明らかに怪しいもんね。ここで東に向かうと、ホブゴブリンが出てくる。
   潜入に成功していれば寝ているし、失敗していれば起きているはずだよ。
( ´∀`)
   もし寝てるならそのまま倒せばいいね。
(´・ω・`)
   起きているなら正面から勝負になる。
   後で面倒なことにならないためにも、ここで倒してしまおう。

テクニック講座・4

(´・ω・`)
   T字路を北に向かうとボスのいる部屋に行ける。
   ボスはゴブリンシャーマン×1、ゴブリン×2、コボルト×4の混成部隊だ。
( ´∀`)
   数が多いなあ。
(´・ω・`)
   そうだね。さらに、もしホブゴブリンを倒していない場合
   2ターン目の頭にこいつが援軍として現れる。
( ´∀`)
   UZEEEEEE!!!!!!
(´・ω・`)
   ただでさえ数の面で不利なのに、腕力自慢のホブゴブリンが加わると手に負えなくなる。
   潜入の成功・失敗に関わらず、絶対に倒しておくべきだ。
( ´∀`)
   ホブゴブリンがでてこないとして、まずはどの敵から叩くべき?
(´・ω・`)
   こればっかりは好みの問題だろうけど……まずはゴブリンシャーマンだろうね。
   ゴブリンシャーマンは眠りの雲を持っているから、できれば眠らせられる前に叩いておきたい。
   眠りは一度攻撃されれば解除されるから、そこまできつい状態変化ではないんだけど
   まだHPの低いLv1だとその一度の攻撃が命取りになる。
   ゴブリンシャーマンを撃破してしまえば、残っているのは力任せに殴るしか能のない連中だ。
   きちんと回復しながら戦えばそれほど苦になる相手でもない。
   コボルトは放っておけばそのうち逃げ出すから、まずはゴブリンだね。
( ´∀`)
   ゴブリンシャーマン→ゴブリン→コボルト、だね。
(´・ω・`)
   うん。ただし、全員で1匹を殴りに行くと既に倒した相手を無駄に攻撃してしまうことがある。
   オートターゲットはやってくれないから、難しい かもしれないけどうまく分散させてね。

テクニック講座・5

(´・ω・`)
   さて。ここまでの話で潜入に成功している場合と失敗している場合で
   ずいぶん難易度が変わってくるのが分かると思う。
( ´∀`)
   戦闘が明らかに多くなるよね。
(´・ω・`)
   うん。でも実は潜入に失敗しても、そのミスを取り返す方法が1つだけあるんだ。
( ´∀`)
   どうやるの?
(´・ω・`)
   諦めて帰る。
( ´∀`)
   ……え?
(´・ω・`)
   だから、諦めて帰るんだよ。今回はちょっと段取りが悪かった、また後日出直そう、ってね。
( ´∀`)
   そんなことできるんだ……。
(´・ω・`)
   大抵は潜入に夢中になってるから、この選択肢の存在を忘れてしまうんだよね。
   今回のシナリオでは、中断に対するペナルティなしで何度でもやり直せるから
   ダメだと分かったらさっさと帰ってくればいい
   もちろん、これからプレイする大半のシナリオでは、こんな選択をすればペナルティを受けるけどね。
( ´∀`)
   ……何だかなー……。

飛翔

(´・ω・`)
   さて、ここまで長々といろいろな解説を行ってきたわけだけども。
( ´∀`)
   長かったねえ。
(´・ω・`)
   こんなに短くて単純なシナリオでさえこれだからね。
   CardWirthがどれだけ奥の深いものか、感じてもらえるだろうか。
( ´∀`)
   うーん……。
(´・ω・`)
   まぁ、感じないなら感じないで構わないけども。
   ……今回このシナリオで学んだことは、他のシナリオをプレイする際にも応用できる。
   「何をするのが目的なのか」「どういう行動を取れば理想的に物事が進むのか」
   ……できればただのRPGのような力押しではなく、CardWirthならではの視点から攻略してみて欲しいな。
( ´∀`)
   なるほど。
(´・ω・`)
   それじゃあ、そろそろまとめに入るとしようか。