『スタンド』

Last-modified: 2022-03-13 (日) 12:39:16
  • 『スタンド』とは?
    ジョジョの奇妙な冒険第三部以降に登場した『能力』であり、
    『生命エネルギーが作り出すパワーある像』である。
    『形のある超能力』は大きなインパクトを与え、他作品にも大きな影響を与えた。
    『スタンド使いなりきり板』においてはメインとなる存在である。
  • 原則的に『スタンド』はそれぞれ固有の能力を1つ持つ。
    また『スタンド』は1人につき1つしか発現しない。(一人一能力の原則)
    能力は様々で、炎を操ったり空を飛んだり、といった「超能力」と聞いてすぐ思い浮かぶものもあれば、
    物体を何かに変化させたり、身近な物体を生み出したりという独特な能力もある。
    そして全く同じ能力を持つ『スタンド』はなく、オンリーワンである。
  • 『パワーある像』も様々で、人間の形をしたものもあれば
    動物の形をしたもの、道具や乗り物の形をしたもの、水や炎のような自然物やエネルギーの形をするもの、
    はたまた何かと一体化するものなど千差万別。
  • なお、ジョジョの『7部~8部』にもスタンドは登場するが、なりきり板においては『3部~6部』の描写が板の裁定においての基準になることが多い。
  • ただし、『3部』は『恋人』戦での『スタンドの縮小』をはじめ以降の部では廃された(描写されなくなった)要素や、『魔術師の赤』を始めとする多機能すぎるスタンド能力の存在から、近年はバランスの面ではあまり参考にされない。
  • 『ジョジョ』と『なりきり板』の世界にはスタンド以外にも『超常現象』が存在し、例えば吸血鬼やヒドラはスタンドではない。

スタンド用語集

原作でも用いられている用語と、板独自の用語を記述する。尚、原作用語の項に板の解釈が挟まれる事もある
 Contents

原作関連用語

『act』【アクト】

  • 『成長したスタンド』の末尾にこれがつく。『エコーズ』や『タスク』等。
  • 板でもこの形式は採用され、成長すると末尾にactがつく。
  • また、『キラー・クイーン』『D4C』のように『別の名前』を貰う『成長』もある。
    板において、どのような基準でこれらが使い分けられているかは不明。

『解除』【かいじょ】

  • 出したスタンドやかけたスタンド能力を消して解除すること。
    本体が念じる他に、気絶したり再起不能になればスタンドが消滅し能力も解除される。
  • 原作では様々な描写が登場し、特にスタンドヴィジョンの『解除のルール』について解釈は分かれるが
    5部の「遠くに送り込んだセックス・ピストルズをチョコラータに捕縛され回復できない」というシーンから
    「敵のスタンドに『捕獲』されたスタンドは解除による脱出はできない」ということはおおむね統一されている。
  • また、4部のシアー・ハート・アタックに襲われた康一がエコーズを遠くに飛ばしていたため防御が出来なかったことなどから、「遠くにあるスタンドは解除できない」というのも複数の板の共通認識である。

『スタンドの像』【すたんどのう゛ぃじょん】

  • スタンド使いが体から発現する、生命エネルギーが作り出すパワーある像。板では『ヴィジョン』と略される。
    スタンド使いは固有の『スタンド能力』の他に、パワーがあればヴィジョンの拳で物体を破砕したり、
    視聴覚があればヴィジョンの視角でものを見たり、射程があれば遠距離の人間と会話することができる。
    また、『スタンドはスタンドでしか倒せない』のルールにより、ヴィジョンは『スタンド攻撃』以外の物理的な接触を受け付けず
    スタンドを持たない一般人はスタンドの像や音を感じ取ることすらできない。
  • 『本体』が『普通の人間』であることが非常に多いスタンド使いにとって、
    人間を越えた破壊力や射程を発揮する強烈な『武器』ではあるが無敵ではなく、
    他のスタンドによって攻撃されると本体にもダメージが伝播し(『ダメージフィードバック』)、
    ヴィジョンを完全に破壊されると本体は死亡する。また、同様にスタンド能力を使われると本体まで影響を受けてしまう。
  • 板では、『本体とスタンドヴィジョンが同時に動いて、別々の何かをする』という行動は、
    諸々の理由(主に、見た目が悪い)により『原則不可能、あるいは効率が非常に落ちる』とされていることが多い。
    更に、「人間並みの速度で銃弾を防ごうとする」「人間並みの力で走ってきたトラックを抑える」など
    能力を超えた『普通の物体』に対してヴィジョンを行使するとどうなるかも、『スタンドはスタンドでしか倒せない』のルールが絡むため解釈が分かれる。
    板ごとのルールを参照のこと。
  • ヴィジョンは地面に足をつけていないことが多いが、遠距離型スタンドが原作の『エコーズ』『エアロスミス』のように『空を飛べる』かは解釈が分かれる。
    板では『個々のスタンドごとに違う』とされていることが多いので、忘れずに質問しておこう。

『スタンド使いは惹かれ合う』【すたんどつかいはひかれあう】

  • 比較的数が少ない筈の『スタンド使い』だが、何故か『出会う』運命にある、
    ということをあらわすスタンドのルールの一つ。元は4部の間田敏和のセリフ。
  • それは良き出会いであるかもしれないし、戦闘に発展する過酷な道であるかもしれない。
    どちらにせよ『スタンド使い』である以上『平穏無事』ではいられないのだ。
  • スタンド使いでなければ他者のスタンドは見えないし気付けず、他人のスタンド使いに自分がスタンド使いと思われることもないので
    スタンド使いになった途端、いきなりスタンド使いと会う割合が増えるような気がするだけで
    意外と『気のせい』かもしれない。真実は神のみが知る。
  • 板では適当に町をぶらぶらしてるだけで『スタンド使い』に出会える。
    ミッション等を精力的に行なっているPCならば数十人単位の『スタンド使い』を知っている者も居るだろう。

『スタンドに『強い』『弱い』の概念はない』【すたんどにつよいよわいのがいねんはない】

  • 多種多様のスタンド能力にはそれぞれ適材適所があり優劣はない、ということをあらわすスタンドのルールの一つ。
    元は6部のDIOのセリフ。
  • とはいうものの、『スタローンとジャン・クロード・バンダムはどっちが強い?』という次元での「戦闘力比べ」の話では、どうしても上下が出る。
    特に板では「可能なことの幅が広すぎて、他のスタンドの事実上の上位互換」というスタンドがたびたび登場する。
  • また、板ごとに特にステータス周りのバランスは異なるため、板を跨ぐと露骨な強弱の差がある事は珍しくない。
  • 板でも「弱いスタンドで強いスタンドに勝つことはカッコいい」という価値観も根強いが、難しいからこそカッコいいのであり、やはり困難な道である。

『スタンドはスタンドでしか倒せない』【すたんどはすたんどでしかたおせない】

  • 『スタンド』は『スタンド』によってしか干渉できない、ということを表すスタンドのルールの一つ。
    元は3部のアレッシーのセリフ。
  • とはいえ『本体』には『普通の物体』が通用するので、極端に言えば『12.7ミリM2重機関銃』*1で撃ちまくれば特殊な能力でなければ死ぬ。
    スタンド使いはスタンド使いでしか倒せないわけではない。
  • 一方、パス精ABEの『パープル・ヘイズ』が至近距離から飛ばした岩石の破片複数を
    パス精CCCの『マン・イン・ザ・ミラー』が余裕で防御するどころか弾き返してフーゴを狙えるなど、
    原作での『スタンド』は『普通の物体』に対してある程度優位な関係にあるようである。

『スタンドによる会話』【すたんどによるかいわ】

  • スタンドによって話すこと。
    スタンドが一般人に見えないのと同様、一般人には聞こえない会話になる。
    遠隔操作型スタンドなら遠くの人と話すこともできる。また、水中など物理的に会話ができない場所でも可能。
    超能力で言う『テレパシー』のヴィジョン化と言えるだろう。
  • ちなみに声以外に「スタンドの音」も一般人には聞こえないようで、原作5部ではそれでドッピオがリゾットにスタンド使いだとバレていた。
    だが、板において『スタンド会話』を用いて『スタンド使い』を炙りだすのはあまりスマートな方法とは受け取られないようだ。
    • 特に、『潜伏した敵スタンド使いを炙り出す』ためにこの方法を使って成功する事は少ない(聞こえてないフリなどで対処される)
      最悪の場合こちらがスタンド使いであることだけ一方的にバレる形にもなるので、そういう意味でもスマートではない。
  • 板でも一般人に知られないように相談したいときなど、直接戦闘に関わらないシーンでよく使用される。
    自分のスタンドがスタンド会話可能かは質疑しておいた方がいいだろう。

『スタンドのパワー』【すたんどのぱわー】

  • 5部のギアッチョが、大技『ジェントリー・ウィープス』を使うときに消費すると言っていたもの。
  • 板では、能力使用で特別に疲労すると設定されたスタンドでもなければ無視されがち。

『ダメージフィードバック』【だめーじふぃーどばっく】

  • 通称DF。
  • スタンドへのダメージは本体に反映され、本体のダメージもスタンドに反映される。
    この一連の関係の事を『ダメージフィードバック』と呼ぶ。
    多くのスタンドは本体とこの関係を持ち、人型ならほぼ部位相応、
    群体型は体の一部分にフィードバックする様子が伺える。
  • 一部の特殊なスタンドは『ダメージフィードバック』を持たず、本体を直接叩くしか無い。
  • 板でも勿論重要なファクター。特に器具型、群体型はフィードバック部位が特殊なので、要質疑。

スタンド板独自用語

『ヴィジョン特性』【う゛ぃじょんとくせい】

  • スタンドのヴィジョンが持っている特殊な性質の事。
    ある意味器具型や動物型はこれの塊のような物だが、
    この言葉を使ってスタンドを語る時は、基本的に人型スタンドが保有する物を指す。
    例えば『爪が生えている』等だ。
  • 中には『ヴィジョン特性』が能力そのものというスタンドもある。
  • あまりに能力と無関係で、有利過ぎる『ヴィジョン特性』は時に非難の対象となる。
    特に供与されたスタンドにおいて、供与文にて言及されていない
    『有利』な『ヴィジョン特性』を自分でつける事は現在の板では禁忌とされている。

『ヴィジョン無しスタンド』【う゛ぃじょんなしすたんど】

  • その名の通りヴィジョンを持たないスタンドの事。
    広義には、ヴィジョンが存在するが、あくまでイメージのみの存在であるスタンドもこれに含まれる。
  • どのようなスタンドが居るかはやはり千差万別であるためあくまでイメージに過ぎないが、
    直接的な戦闘等を目的とした物ではない、特殊な能力を有する事が多い。
  • スタンドが「超能力をヴィジョン化したもの」であるというコンセプトからすると、やや異質なスタンドと言える。

『カテゴリ系』【かてごりけい】

  • 特定のカテゴリの中から自由に発動できる能力のこと。
    例えば原作の『ゴールド・エクスペリエンス』はあらゆる生命を生み出すことができるので、『生物カテゴリ』の能力となる。
    概念系とも呼ばれる。
  • カテゴリ内の意外な存在を発動するだけで簡単なトリックになり、
    更にカテゴリ内の存在が特性を持っていれば1.5能力にもなりやすく、強力。
  • 反面、スタンドに干渉出来る道具を生み出せる程度の能力でしかない場合も有り、
    カテゴリによっては何を生み出しても同じという状態にも陥りやすい。

『視聴覚』【しちょうかく】

  • スタンドヴィジョンの、目で見たり音を聞く能力のこと。
  • 近距離型でも『スタープラチナ』にはあって『シルバーチャリオッツ』にはなかったり
    遠距離型でも『エコーズ』にはあって『エアロスミス』にはなかったりとまちまち。
    全体としては、近距離型にはなく、遠距離型にはある傾向にある。
  • 見たり聞いたりする『情報力』は非常に重要である。
    自分のスタンドに視聴覚があるかは質疑しておいた方がいいだろう。

『実体化』【じったいか】

  • 『スタンド』の性質を表す言葉。その名の通り、実体を持っている事。
    原作でも『ストレングス』『イエロー・テンパランス』等で『実体化したスタンド』という言葉が出ている。
  • 『実体化』した『スタンド』は非スタンド使いでも目で見る事が出来る。
    『強すぎるスタンドパワー』や『物質と一体化』すると『実体化』する傾向にあるようだ。
  • 破壊されたときに『ダメージフィードバック』が来るかはスタンドによってまちまち。
  • 板ではスタンドヴィジョンの他に、スタンドが生み出した物が『実体化』しているかどうかが重要視される。
    『スタンド』に限定されず、通常の手段で破壊される可能性があるかないかは戦略的にも大事だからだ。
    もし何かを生み出すスタンドを供与されたら、忘れずに質問しておこう。

『銃弾の防御議論』【じゅうだんのぼうぎょぎろん】

  • 『スタンドで(普通の)銃弾は防御できるのか』という議題に端を発する
    「銃弾のスペックはいくつか」「スタンドで普通の物体を防いでダメージを受けるのか」
    「銃弾を防ぐにはどのくらいのスペックが必要か」などの数々の派生議論のこと。
  • とにかく人によって解釈がバラバラなわりに「スタンドのルール」に大きく切り込むため根強い議論がされており、
    板ごとに細かい部分まで裁定されていることが多いので、自分のイメージより既存のルールに従った方が良い。
  • 原作でも『スタープラチナ』、『クレイジー・ダイヤモンド』、『ストーン・フリー』のように、
    近距離パワー型のスタンドが銃弾を防ぐシーンが多く存在しているのも、議論を白熱させる一因だろう。

『スタンドコーティング』【すたんどこーてぃんぐ】

  • 『スタンド能力』の影響を受けている『通常物質』が、
    『スタンド』に対して干渉を行えるようになる現象の事。
    原作で言うならば『セックス・ピストルズ』が蹴り飛ばした銃弾などだろうか*2
  • 『スタンド物質』が『新しく生み出された物』或いは『既存の物質を変化させた物』であるのに対して、
    『強度を変化させる』『軌道を変化させる』等、『スタンドコーティング』は、
    対象となる『通常物質』の本質を変えずに、付加価値を与えたり、スタンドで操作する事で与えられる。
  • あくまで『スタンド能力』をかけた状態のことであり、『スタンド像の腕力で投げただけの物体』などは『スタンドコーティング』されない。
    原作では4部・虫食い戦の『ベアリング弾』などが該当する。

『スタンドコンテスト』【すたんどこんてすと】

  • 通称スタコン
  • 複数のPLがスタンドを制作しスレッドに投下、それに対して審査、投票を行い、順位を決定するコンテストである。
    詳しくは上記リンクを参照のこと。

『スタンド物質』【すたんどぶっしつ】

  • 『スタンド』そのものではないが、『スタンド』の性質を持った物質の事。
    『スタンド』によって生み出される多くの物はこの『スタンド物質』である。
    具体的に言えば、『スタンド』に干渉することができる。
  • また、『実体』『非実体』で更に細分化される。
    実体の場合はスタンドに影響を与えることが出来る物質であり、
    非実体の場合は、スタンドと同様にスタンドにしか干渉されない物質である。
    (非実体のスタンド物質のインクはスタンド物質の水でしか洗い流せない*3

『透過』【とうか】

  • スタンドが通常物体をすり抜けること。
  • 『スタンド物質』や『スタンドコーティング』されたものはスタンドは透過できない。
  • 物体を透過できるのか、物の方からスタンドに飛んできたらどうなるのかなど解釈が分かれる。
    板ごとに見解が出ているのでそちらを参照のこと。

『トリック』【とりっく】

  • 「仕掛け」を用いての攻撃・行動のこと。
    数レスかけて前準備してから行われる事がほとんどだが、場の状況から即興で繰り出せる事もある。
  • 板では「物語としての起伏」が重視されるため、「力押し」よりも「トリック」を用いた行動が有利に判定されることが多い。「どれだけ多くの状況で有効なトリックが繰り出せるか」「スタンドの強さ」の一つの指標となる。

『反動による移動』【はんどうによるいどう】

  • スタンドヴィジョンで物体を蹴るなどして、その勢いで移動すること。
  • 元々は原作3部の最終決戦で行っていたことだが、板では「あらゆるパワータイプスタンドに移動能力を与えてしまいバランスが崩れる」という理由で「不可能」と裁定されていることが多い。
  • その裁定により得意な射程が決まってるスタンド戦において『本体』は大きな足かせとなる。
    『本体』を移動させられる能力のスタンドは概ね『強いスタンド』だと言えるだろう*4

『本体』【ほんたい】

  • 『スタンド』を操る存在。『スタンド使い』。
    『スタンドはスタンドでしか倒せない』が『本体』は基本的に誰でも倒せる上に
    『本体』が死亡すれば『スタンド』は消滅するため、本体はスタンド(使い)共通の弱点と言える。
    『本体』を強固に守れるスタンドは非常に『強いスタンド』だと言えるだろう*5
  • 『本体』はスタンドにとって特別な存在であるためか、スタンド能力も使っている『本体』だけは例外である場合がある。
    例えば『クレイジー・ダイヤモンド』は本体(仗助)を治すことはできない。
  • 漫画だから仕方ないが、銃弾を何発も浴びても動けるなど非常にタフである。
  • 板においても、頭や心臓を破壊されるなどでなければ、相当な重傷でも動ける事がほとんど。
  • 人間以外の動物がスタンドを発現する場合もある。また、中には無機物が発現するような例もある。

『1.5能力』【1.5のうりょく】

  • スタンドは一人一能力――というのは基本的なルールだが、
    このルールを守りつつも、実際にはちょっとだけ贅沢をしている・・・そんな微妙なニュアンスの能力を指し示す言葉。
  • 何かを生み出す能力で、生み出した物が特殊な性質を持っているだとか、
    或いは生み出す過程の副産物が何か存在するだとか、そういう能力が主にこう言われる。
    原作で言えば『ゴールド・エクスペリエンス』のようなスタンドのことである。
  • 決してネガティブなだけの言葉ではない。むしろ違和感なく1.5能力を作れる事は、スタンド製作技術としては高いと言える。

スタンドの基礎能力(スペック)

『破壊力』【はかいりょく】

  • ステータスの一種。スタンドの基本的な攻撃力である。倉庫では『パワー』と表記される。
    原作ではスペックと破壊描写に時々乖離が見られ、あくまで目安のようだ。ヴィジョン以外に能力による破壊力も含まれているようにも見られる。
  • 『どんな物を壊せるか』『どんな物を支えられるか』を決定する値。
    つまり字義通りの『破壊する力』だけではなく『押す力』や『持つ力』など、いわゆる『パワー』全般を指す。
    勿論高ければ高いほど壊せるもの、支えられる物が変わる。直接的な破壊力(人型スタンドの拳)だけでなく、刃物の切れ味、火力、電気によるダメージ等も『破壊力』で統一されている。
    破壊力Cが、人間並みの力である。
    破壊力が高くなるほど、壊せる、動かせる物品の種類が増える。これにより、仕込みやトリックの幅が広がる
    また、「敵スタンド使いにダメージを与えて再起不能にする」ことが「勝利条件」であることが多いスタンド板において、
    純粋に殴るだけでも人体を損壊するほどの十分な殺傷力を持つというのは、とどめの一撃に困る必要が少なく非常に有利に働く。
    逆に破壊力が低くなっていくほど物を壊せなかったり動かせなくなったりする。
    更にD以下になってしまうと単純な殴打だけで決定打を与えるのは難しくなってしまい、武器やその他の攻撃方法を模索する必要が出てくる
    (この話は全て『人型スタンド』に関して。それ以外はまた別の話)
  • また、物の頑丈さの目安にもなる。『破壊力:Aで殴られると壊れる』『破壊力:Cでも破壊可能』という具合である。

『スピード』【すぴーど】

  • スタンドの素早さを表記したもの。
  • 基本的には拳や蹴りを繰り出す速さを表現したもので、移動速度は含まれない。
    ただし『エアロスミス』のようにスタンドが本体から離れて操作できるタイプのスタンドや、
    身に纏うタイプのスタンドの場合は移動速度があることもあり、その場合は攻撃の速さとは
    別記されることもある。
  • 戦闘では破壊力と並んで重要な要素で「触れた物体に~する」「ものに触れて~を生み出す」というタイプの能力と相性が良く、相手よりも速く能力を行使することで、攻撃の幅が広がる。
  • 板により具体的な速さの認識が異なるが、銃弾が飛ぶ速度はB(エンペラーのスピードがBのため)、人間が出せる速度がCとされている。

『射程距離』【しゃていきょり】

  • スタンドがどれだけ本体から離れられるかを現したもの。*6
    スタンドは「遠くに行くほど力は弱く、動きは大雑把になる」とされており
    破壊力・スピード・精密動作性とは、トレードオフの関係になることが多い。
  • 他のステータスと違い、具体的に数値化されている場合が多く、そのため板により認識が非常に大きく異なる。Eなら、どの板でもスタープラチナやクレイジーダイアモンドのような、本体から2~3mまでしか離れられない近距離型であることが多いが、C~Aであると板により、10m以内だったり街一つ覆えるほどだったり、はたまた全世界に効果が及ぶものだったりとまちまち。
    「スタンドヴィジョンの射程」と「能力の射程」は別々であることが多い。
  • 気になる場合は、具体的な射程距離が何mであるのか供与者などに聞いておくとよい。

『持続力』【じぞくりょく】

  • ステータスの一種。スタンドをどれだけ長く出していられるか、能力がどれだけ持続するか。
  • 板では具体的に何秒、何分持続するというのが質疑応答で明かされるので、あまりこの数値に意味が無い。
    あまり重要視されない可哀想なステータスである。
  • ただし、低持続力が『デメリット』的に設定されたスタンドは時折見られ、その場合は意識が必要となる。
  • また、一部非常に長時間の戦いを描くようなミッションでは、高い持続力が役立つ可能性は……なくはない。
  • 原作で40人近くいる持続力:Aのスタンド使いの中で精密動作性がB以上なのは6人*7しかいない。

『精密動作性』【せいみつどうさせい】

  • スタンドがどれほど精確に動くことが出来るかを現したもの。
    これが高いと、どれだけ力を込めたり、素早く動いたとしても、身体を精密機械のように動かすことができる。
    逆に低いと、「壁に止まった虫を叩くために壁ごと叩き壊す」といったような、大雑把な動作しかできない。
  • 破壊力やスピードには劣るが、戦闘で重要な要素の一つ。例えば遠くから物を投げたり、相手が手に持っているものや身につけているものを攻撃したり、といった動作に関わってくる。
  • 余談だが、『破壊力』と『精密動作性』が両方Aなのは原作では『スタープラチナ』のみ。
  • ヴィジョンの無いスタンドの場合は、能力を何処まで細かく制御できるかという表記になる。

『成長性』【せいちょうせい】

  • スタンドが成長する余地について表現したもの。
  • ミッションで活躍すると、GMや供与者がスタンドを成長させてくれることがある。エコーズのように『act2』が発現できるようになったり、もしくはゴールド・エクスペリエンスのように生命の部品を作れるようになったりと、
    能力自体が拡張されることが多い。
  • ただし成長性が高いから、と自分が成長をさせるようなことは出来ないし、成長性が高いからといって必ず成長できるとは言えない。逆に成長性が低くても成長することはある。
  • 基本的にフレーバーとなってしまっている事が多いが、『成長』出来る度合いを『成長性』が下がる事で表したり(微成長して成長性:AがBになったりするという事)、『成長前提スタンド』である事を明示する為に、成長性:∞とする事などもあり、一部活用しているGMや供与者もいる。

スタンドの種類の大別

  • 代表的なものを紹介する。これらに該当しないスタンドもある。

近距離パワー型

  • 射程距離が短い代わりに、圧倒的な破壊力とスピードを持つスタンド。
    戦闘では、敵の攻撃を拳で弾き、近寄って真正面から拳で敵を殴りつけるような攻守に秀でた主人公タイプ。
  • 拳で殴ったり触れたものに何かをするタイプの能力も多い。

遠距離型

  • 射程距離が長いスタンド。総じて破壊力やスピードが低いスタンドが多い。
  • 能力により遠距離から敵を攻撃したり妨害したりする能力も多いが、『レッド・ホット・チリ・ペッパー』のように、何かしらの条件(例なら電力が必要など)を設けることで、長い射程距離を持ちつつ高い破壊力やスピードも持つ、というタイプのスタンドもある。

器具型

  • その名の通り、器具の形をしたスタンド。
    どちらかと言えば『本体の手で操作される道具』タイプがこう呼ばれる。
    原作では『アヌビス神』『エンペラー』『ビーチ・ボーイ』等がこれに当たる。
    器具が持つ特性がそのまま能力になったり、特性を強化する形の能力であったりする。
  • 具体的なDFの描写が原作では見受けられず、板でも『どこにDFが現れるか?』はスタンドによってマチマチ。
    両手、両腕、背骨等、『特定の部位』にのみDFが現れる場合が多い。
  • 多くの器具型の共通認識として、『攻撃力はあるが防御力に欠ける』というものがある。
    人型スタンドなら拳を使って簡単に対処できるような攻撃でも、ヴィジョンを直接防御に使える物も少ない器具型では、対処が困難なのだ。
    器具型では『生身の本体』をどう活用するかも大事である。
  • 『器具型』の範囲については諸説あり、『エアロスミス』や
    『スーパーフライ』のような『人工物全般』を含めるケースもある。
    ジョジョ本編の用語ではなく、その『定義』に明確な正解があるわけでもないので、『定義』の違いは『違い』として受け入れよう。

群体型

  • 一つのスタンドで複数のヴィジョンを持つタイプのスタンド。『ハーヴェスト』や『バッド・カンパニー』がこのタイプのスタンドにあたる。
  • 1体1体のスペックは低いが全体での攻撃能力が高い場合も多く、また少し攻撃された程度では本体へのダメージにならないことも多い。
  • 1体1体のパワーが低いので、遠距離まで行けることが多い。
  • 板においては『多数のヴィジョンの位置把握の混乱』、『ヴィジョンでの同時攻撃、同時行動のルール抵触』、『器具型同様に本体を守る術が少ない』ことから初心者にはオススメ出来ないスタンドタイプ。
    反面、往々にして小柄なヴィジョンが多い為に身を隠しやすく、視聴覚共有型の場合は対戦相手の位置把握が容易いので、先手を取って多数のヴィジョンによる波状攻撃を決めれば熟練者であっても対応には苦慮する。

死亡発現型

  • 本体が死亡することにより発現するスタンド。
    ただし、生前にも独自のヴィジョンや能力を有しているものもいる。
  • 本体が既に死亡してしまっているため、スタンド使い共通の弱点である「本体への攻撃」が通用しない(ほぼ不可能である)
  • 本体が既に存在しないため、後述の完全自立型、あるいは自動操縦型となる。

完全自立型

  • 独自の意志を持ち、それに基づいて行動を行うスタンド。
    本体の意志や命令によって、操作をすることが出来ない場合が多い。
  • 本体とはダメージフィードバックや視聴覚なども共有していない場合もあり、本体が死亡してもスタンド自身は行動し続ける場合もある。
  • それ故、スタンドが自身の本体の害となる行動をすることもあり得る。

自動操縦型

  • ある条件を満たした状態で能力を発現する、あるいは条件を満たしている相手を攻撃の対象とするスタンド。
    長い射程距離と高いパワー、スピードを併せ持つこともあるが、本体の意志や命令によって、操作をすることが出来ない。
  • 本体とはダメージフィードバックを共有せず、破壊されても本体にとってはなんら影響を与えない上、
    自動操縦という利点を生かしてスタンドの攻撃中に本体が策を仕込むといった同時行動が可能。
    スタンドによっては攻撃条件を満たす為に、本体自ら動き回る必要も生じてくる。
  • 条件により、機械的に能力の発現や攻撃対象を決めるため、本体に危害が及ぶ場合もあり得る。

纏うタイプ

  • 原作の『イエローテンパランス』『ホワイトアルバム』『オアシス』のような
    本体の身に纏う形で発現されるスタンドの俗称。近距離パワー型の一種と言える。
  • 『ホワイトアルバム』が『最強スタンド議論』でたびたび挙げられることで分かるように
    「強力な基本スペック&接触により発動」「本体の移動能力」を持ちやすいためトリックの幅が非常に広く、よほど能力幅が狭くなければ「強いスタンド」になりやすい。
  • 弱点を挙げるとすれば実体化した装甲が無い場合が多く、その時は通常物質による攻撃が通用すること、
    特に纏うことで上昇したパワーをそのまま利用したカウンター攻撃は生身相手に強烈な一撃になり得る。

スタンド能力の系統

  • スタンドの種類以上に多岐に解るため全てを書ききることは不可能であるが、代表的なものを抜粋し説明する。

アンチスタンド系【あんちすたんどけい】

  • スタンド能力に作用するスタンド能力。原作では『ホワイトスネイク』、『ボーイ・Ⅱ・マン』等。
  • バトルやミッションにて襲い掛かる危機はスタンドによるものが多く、
    PC側の最大の武器もスタンドである為、これらに作用する能力は総じて強力である。
    また、スタンド供与者の能力も何らかの形でスタンドに働きかけるものが多い。
  • 反面、銃器のような近代武器、吸血鬼や波紋には対応出来ないことも。
    『スタンドの上位に立つスタンド』という優劣関係が生まれやすいことから、
    供与スタンドとしての登場は他種に比べて少ない。

回復系【かいふくけい】

  • 動物の傷病を治癒出来るスタンド能力。
    原作では四部~六部の主人公は全て回復系のスタンド能力を保持している。
  • 供与スタンドには単純に回復のみを目的とする『クレイジー・D』の系統よりも、
    能力の応用の結果として回復能力となる『ストーン・フリー』の系統が多い。
    前者は治療系施設に所属するNPCのスタンドとして良く見かける。
  • 『回復』という行動は近距離型相手には手数で押し切られ、
    遠距離型相手には時間を掛ける間に距離を取られてトリックの布石を積まれる等、
    その行動が相手を倒す布石として用いることが難しい為、戦闘には不向きである。

ガオン系【がおんけい】

  • 物体を完全に消滅させる能力。原作では『クリーム』『ザ・ハンド』など。名前の由来は、これらのスタンドが物質を消滅させたときの擬音が「ガォン!」であるため。
  • 破壊力が高くても破壊できない鋼鉄の壁などでも容易に消滅させたり、火炎や爆発、強酸性液体など、手足では防ぐことが難しいエネルギーや液体などによる攻撃を消滅させることで防ぐことができる。

技能系【ぎのうけい】

  • 本体やヴィジョンが卓越した技術を扱うスタンド能力。
    格闘術や道具の扱いが世界チャンピオン級に上手かったり、
    実在する兵器とまったく同じ形・スペックのヴィジョンを持つものなどが存在する。
    「ヴィジョンがある」「スタンドが見える」「引かれ合う」といったスタンド使い共通の能力以外で、
    特殊な能力――いわゆる物理学や質量保存の法則を超えるような現象を起こす力は持っていないものが殆ど。
  • 原作には、素早い剣さばきの『銀の戦車』、物を集めるのが得意な『ハーヴェスト』、
    銃弾を蹴り飛ばしたり受け止めたりすることを得意とする『セックス・ピストルズ』などがいる。
  • 究極まで極めた技術がスタンド化した(物理法則を無視する)ものは、技能系とはまた別の分類とされる。

時間系【じかんけい】

  • 時間そのものを操作する能力。原作では『ザ・ワールド』『キング・クリムゾン』など。
  • 原作ではボスや、物語の転機となるようなキャラクターが発現している能力であり、板でもミッションのボスNPCが所持している場合が多い。
  • そうした能力のためか、扱いは板によって異なるものの、プレイヤーキャラクターにはこの系統の能力の所持者は多くはない。

自傷系【じしょうけい】

  • 能力発動に本体の生命力を消費するスタンド。疲労、負傷、失血等、リスクは様々である。
    原作では『エボニー・デビル』、『ハイウェイ・トゥ・ヘル』が代表的だが、
    こうした『傷を負って発動する』能力だけでなく、『発動の際に傷を負う』能力もこの系統に分類している。
  • 回復系のスタンド能力が希少である為、強力な能力の制限としてバランスが取りやすく、
    自らの命を削るという展開を見せやすい為に対GMの心情面で優位に働く。
    時間切れを待つという相手にとって有効な牛歩戦術に心情的なマイナスが掛かるのも強み。
  • 当然ながら、リスクとしての傷は本体活動に様々な弊害を生じさせ、
    回復の手段が限られている為に長期戦には不向き。
    また、パラレルバトルでは勝利条件さえ満たせば後々のリスクを考える必要はない為、
    一種の不公平感が付き纏うこともある。

ステータス変動系【すてーたすへんどうけい】

  • 条件を満たすことによってヴィジョンのステータスを昇降させたり、
    ヴィジョンの数や身体的特徴を増減させるスタンド能力。
    原作では『エボニー・デビル』、『レッド・ホット・チリペッパー』、『ダークブルームーン』等。
  • 低いスタンドスペックを条件の達成によって強化するタイプと、
    元々強力なヴィジョンを持つが条件次第でステータスが下降するタイプに大別出来る。

情報系【じょうほうけい】

  • 様々な情報を入手し、対象の探知・探索に用いられるスタンド能力。
    原作では『ハーミット・パープル』、『ムーディー・ブルース』、『エアロスミス』等。
  • 粗方の情報をPL視点で共有している対人戦では役立ちにくい能力だが、
    高難易度のミッションの場合はこの系統のスタンド一つで状況が優位になる。
  • 但し、GMにとってはショートカットの容易さや展開に不都合を招く場合が多々有る為、
    能力のタネが解ったところでどうにもならない強力なスタンド使いを仕向けられたり、
    場合によっては一時離脱が起きる等、所謂『情報系潰し』が行われる場合もある。
    原作でも第五部最終戦ではレーダーの役割を果たしているナランチャが真っ先に襲われている。

精神系【せいしんけい】

  • 対象の精神に働きかけ、幻惑、操作等を行う能力。
    原作では『ヘブンズ・ドアー』、『ホワイトスネイク』等。
  • 能力漫画には必ずといっていいほど登場する能力系統であるが、
    それは精神力次第で破れるからであって、とんちや画面効果で相手を圧倒するジョジョには中々登場しない。
    (『エコーズ act1』、『ヘブンズ・ドアー』はキャラクターの精神力によって破られるシーンがある)
  • 板での精神状態は相手次第な上、相手にとってはロールを強いられる為に単純な負傷以上に扱いにくく、
    結果的に全く効かないか、完全にハマって再起不能の『ゼロか百か』の極端な二択に陥り易い。

世界展開系【せかいてんかいけい】

  • 射程距離内の空間や地形を自身の世界に作り変える能力。原作では『デス13』『マン・イン・ザ・ミラー』など。
  • ある境界、門から先を自身の世界に作り変える場合や、現在居る場所そのものが何かに置き換わる場合が多い。(公園を砂漠地帯に変える、など)
  • 展開した世界は本体やヴィジョンにとって有利な環境である場合が多く、
    発動してしまえばMAPを問わずに主導権を握れるのは大きな魅力。
    反面、能力が大掛かり過ぎる為に『隠匿』を基本とするトリックには不向きである。

設置系 【せっちけい】

  • 拳や身体などで触れた場所に何かを作り出し、取り付けるタイプの能力。
    板ではよくあるタイプなのだが、意外にも原作では『スティッキー・フィンガーズ』のみ。
  • 設置するものにもよるがトリックが組み立て易いタイプ。

媒体使用系【ばいたいしようけい】

  • 「本体が持つ道具をスタンドの力でパワーアップできる」「その場にある何かを利用して発現する」など、現実に存在する物を媒体に発動するタイプのスタンド。
    原作では『ホイール・オブ・フォーチュン(車)』『ストレングス(船)』『レッド・ホット・チリ・ペッパー(電気)』『セックス・ピストルズ(拳銃)』『マンハッタン・トランスファー(狙撃銃)』など。
  • 媒体によっては『器具型』とも近いが、道具の準備や特別な状況が必要になる不便さ、何もないと何もできない弱点などがあるものの、「個人が持つスタンドにしては高いスペック」や「通常のスタンドと違い、遠距離でも攻撃力が高い」などの特別なメリットを持ちやすい。

ルール強要系【るーるきょうようけい】

  • 対象若しくは射程内の存在に一定のルールの厳守を強要し、
    これに反した者に罰則という形でダメージを与える能力。
    原作では『エニグマ』、『マリリン・マンソン』、『シビル・ウォー』等。
  • ミッションのルールを成立させる為に用いられたり、個スレの家主が所持していたりと、
    板で用いられる場合は『舞台装置』として扱われる場合が多い。
  • とはいえ、稀ではあるが供与スタンドとしてPCの手に渡ることもある。
    特殊な制約を強いることによって単純な戦闘に強いスタンド使いを翻弄したり、
    熟練したPLであっても初見での対応になる場合も多い為、一筋縄では行かないことも。
    反面、そもそも使い手がルールを正しく利用出来ない場合は、『策士策に溺れる』状態となる。

スタンド能力の特性

銃スタ【じゅうすた】

  • 「銃器型のヴィジョンを持つスタンド」、および「銃器を媒介として発動するスタンド」等の俗称。
    原作には第三部の『エンペラー』、第五部の『セックス・ピストルズ』が存在する。
    (ヴィジョンの一部に機銃を備えた『バッド・カンパニー』や『エアロ・スミス』、
    爪を弾丸のように射出する『タスク』を銃スタと呼称することはあまりない。)
  • 弾丸自体が特殊な能力を持つ「接触発動スタンドの変型のひとつ」、
    弾丸を命中させる過程を変化させる「技能・物質操作スタンド」の2種類に大別される。
  • 射出スピードはスタンド板で扱われる実銃同様「B(スゴイ)」である場合が殆ど。
    殺傷力のある弾丸を扱える物は、当たり所によっては一発で四肢の運動不全・致命的ダメージを与えられる。
    通常の接触発動スタンドと違い、敵から反撃を受けるリスクが少ないところも利点。
  • 主な弱点としては、他のヴィジョン持ちスタンドと比べ防御力が低いところが挙げられる。
    また「弾数」という明確な持続力の限界と「リロードの隙」が存在するため、
    場の盛り上がり・根性補正によるロール的な無理が利かないという欠点も存在する。

成長前提【せいちょうぜんてい】

  • 成長をすることが能力。
    ミッションや場スレなど板活動を続けることで、徐々に使える能力が増えたり、能力の幅が広がったりする。

防御能力【ぼうぎょのうりょく】

  • 降りかかる危機からダメージを防ぐのに向いたスタンド能力。
    『盾』や『バリア』といった防御専門の能力カテゴリーだけを指す言葉ではなく、
    守りにも転用できる・性質上ダメージを受けにくいといったスタンドの一側面を表すもの。

『頑丈』・・・ヴィジョンや本体の硬さ。防御力の数値の高さで受け止めるタイプ。
最高クラスの固さでもパス精AAAで殴れば、大抵ヒビが入ったり砕けたりする。
DFが少なかったり、創造した物質で物理防御を行うスタンドもこの項に分類。
(例:黄の節制、シアー・ハート・アタック)

『停止』・・・命中時or命中する前に攻撃の勢いを殺すタイプ。
接触停止するタイプは攻撃を受けてからのカウンターアタック、
触れる前に迎撃できるタイプは接触発動スタに対するアドバンテージ。
(例:クラフト・ワーク、ブンブーン一家の磁力)

『無効』・・・発動中は非破壊性や耐性を発揮するタイプ。
攻撃が当たっても傷一つつかないところが頑丈タイプとの違い。
無効化できる種類の攻撃ならばパス精AAAでも受け止め、怯むまず突き進める。
(例:クリーム、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム)

『回避』・・・特定の状況下で高速移動したり、行動を予測して危機を回避するタイプ。
接触発動する能力や、高度を無視するガォン系にも強い。
(例:エピタフ、ドラゴンズ・ドリーム)

『変換』・・・攻撃の向きを変えたり、自身とってに無害な物質やパワーに変えて防ぐタイプ。
攻撃されることで初めて新化を発揮できる能力が多い。
(例:スーパーフライ、20thセンチュリーボーイ)

『再生』・・・ヴィジョンや肉体を修復することで攻撃を耐え切るタイプ。
内臓を潰された程度では即死しなかったりと、本体の素の生命力の高さに影響しているものも存在する。
(例:運命の車輪、フー・ファイターズ、吸血鬼)

『変形』・・・液体、気体、ゴム、ネット、分解など物理的に破壊されにくい形に変身するタイプ。
単純ながらも応用性が高く、変軌道攻撃や移動補助など、防御以外でも力を発揮する。
(例:ザ・フール、ストーン・フリー、ロンサムミー)


*1 かすっただけで手脚なら吹っ飛ぶ弾丸を、一分間に1,200発撃つ機関銃。有効射程距離は400~2000メートル
*2 人によって解釈は分かれる
*3 能力によって例外はある
*4 原作なら『ホワイトアルバム』や『オアシス』等
*5 原作なら『イエロー・テンパランス』や『キング・クリムゾン』等
*6 余談だが、この言葉は重言である。「射程」には「弾丸の届く距離」「及ぶ範囲」という意味があるが、どらにせよ距離と意味が被る
*7 承太郎、DIO、ミスタ、スクアーロ、ジョンガリ・A、ミラション