『黄金』/『スタンド』

Last-modified: 2023-05-04 (木) 10:47:24

『アームチェア・トラベラーズ』

  • 『刺青師』供与のスタンド。本体は『紫斜六』。
    安楽椅子という珍しいヴィジョンで、その能力は古今東西の『探偵』の『降霊』。
    彼らを呼び出して知恵を借りる、または彼らの外見や道具、技術知識を自らにインストールする。
    探偵のカテゴリ系と言えるスタンドだが、『情報系』としてその性質の完成度は非常に高い。
    呼び出された探偵たちは知恵を貸してはくれても、推理力は本体のそれが必要であり、
    また情報収集パートが終わっても探偵たちの道具や技で戦闘に参加する事が出来るために、
    『情報を集めたらお役御免』『情報を集める事でシナリオが破綻しかねない』といったジレンマを見事に解消している。
    後述の『イル・ソン・パティ』とこのスタンドが、ほぼ同時期の同じ供与者から、
    『探偵』という共通点を持つ志願者に供与された事実は非常に興味深い。
     

『アクエリアス』

  • 【The Outfit】供与のスタンド。本体は『灰羽あと』。
    両手に盃を発現する人型。盃は周囲の液体を吸収し、対になる盃へと送る能力を持つ。
    その能力を生かした戦闘においても大いに活躍したPCだったが、
    なによりPCと半自立であるスタンドのやり取りが非常に微笑ましく、人気を博した。
    PCも人気投票で上位の常連だったが、スタンド部門が併設された投票においては、
    なんとスタンドの方がPCの点数を上回るという鮮烈な結果も残していた。
     

『イージー・ワールド』

  • 『刺青師』供与のスタンド。本体は『古崎達郎』。
    胸に回転する地球儀を持つ近距離パワータイプの人型。
    地球儀に触れることでそのポイントに飛ぶ、瞬間移動スタ。
    ただ、アメリカに飛ぼうとして南アフリカに飛んでしまう程、精度は悪い。
    「そのまま発動!」ではかなりギャンブルな能力。(『ランドマーク』で移動地は固定可能)
     
  • 黄金板ではこの他にも「幸運」、「悪意」、「先入観」など、
    発動結果を判定者に大きく依存する能力を持つスタンド使いが多く活躍している。
    こういったランダム性が絡む能力が、活動できるのもGMサポートの厚さあってのもの。
    板の特性を体で現したスタンド、といえるのではないだろうか。
     
    関連項目
    茶色い人
     

『イル・ソン・パティ』

  • 『刺青師』供与のスタンド。本体は『小角宝梦』。
  • その能力は『あらゆる謎を解く』。以上。
  • 特異性は『答え』に一足飛びで辿り着ける点。
  • 何もヒントや伏線を回収していなかろうが、発動に必要な資金さえあれば、
     『まだ顔見世しかしていないボスNPC』の全てを解き明かせてしまう。
    • そんな奴が町にいるならPCが頼らない理由は無いため、ミッションそのものを破綻させてしまう。
    • 事実、シリーズらしきミッションの序章で『小角』が参加者に呼び出されて敵組織の調査を開始してしまい、
       結果的に突如メタ能力持ちのNPCが生えて妨害を行うなど混沌とした状況を生んだ事もあった。
  • 大作『黄金町の終わる夜』では半ばこのスタンド前提の謎解きが行われるなど、猛威を振るい続けた。
    • ミッション後には成長と称したパワーダウンが行われるなどしたが、それでも尚、猛威を振るい続けた。
  • 最終的に、彼女を狙うNPCの出現やそれに伴うミッションなども行われるなど、
     PCのスタンドでありながら、半ばシナリオの一部のような扱いすらされてしまっていた。
     

『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』

  • 『刺青師』供与のスタンド。本体は『ヌ・ロイドパ・スバルト』。
  • 本体名から察せるかもしれないが、この本体は『宇宙人』。『虫型宇宙人』で、とても小さい。
  • この能力自体も『スタンド』なのかは限りなく怪しく、『人を模した姿』に偽装された彼の『宇宙船』である。
  • 性質的には成長前提スタンドのようなもので、少しずつ機能が解禁されて行っていた。
  • イロモノと見せかけて『黄金町の終わる夜』などでは戦闘状況でも高い応用性を見せた。
     

『シンフォニティ』

  • 『刺青師』供与のスタンド。本体は『天野織彦』。
  • 人型のスタンドで、指揮棒を持つ。その指揮を見た者は、魂を『楽器化』される。
    この魂の楽器は『シンフォニティ』の指揮に従って演奏し続けなくてはならず、
    楽器を手放した者は意識を失い、楽器に指揮棒で触れれば即死を齎す。
  • 使用していたPLのバトルセンスもあって極めて凶悪な戦闘能力を発揮していた。
    • ミッションにおいて強すぎる為に『逆補正』を掛けられた件や、『ドナート戦』のトリックは今でも語り草。
  • また、魂の楽器化は『PCにより楽器の種類が違う』というお楽しみ要素もあった。
     

『バベッツ・ギャスタブッド』

  • 【The Outfit】(内の名義、『財産目録』) 供与のスタンド。本体名は『貝橋詩織』
  • 半自立型の『メイド服を着たネコ』のような可愛らしいヴィジョンで、能力も『ティーパーティの支度』と平和的。
  • だが、その実態は『ティーパーティに使われるありとあらゆる道具や飲食物』を、手に持つトランクケースから発現するカテゴリ系である。
    • また、『真の能力』としてトランクケースに入れた飲食物はなんでも発現可能なカテゴリに加えられる(種類制限なども無い)
  • さらにこのスタンドの出す『お茶』は、その『効能』を超常的なまでに発揮するという性質もあり、二重のカテゴリ系のような様相を呈する。
  • 能力の多彩さと強烈さ、それを活かすPLの応用力の高さに加え、PCとしてのキャラ性も良く、絶大な人気を誇っていた。
    • 中期黄金板の主人公の一人と見て差し支えはないだろう。

『ファンファーレ・チョカルリア』

  • 『刺青師』供与のスタンド。本体は『吉本輝芸桐』。
    本体が表現した『ラブソング』の内容に応じてその性質は完全に変化する。
    本体の、彼なりに『マジ』な生き方含めての凄まじいネタキャラ感もあって、
    その能力もどこか『ネタスタ』のように扱われがちだったが――――?
     

『ラフカディオ』

  • 『暦』供与のスタンド。本体は『エリー(エルヴィラ=グリーンコーラル)』。
    幽霊や他のスタンドを材料にして、あらゆる『妖怪』を作り出す人型スタンド。
    『能力』『能力値』『材料』『ルーツ』『活動範囲』等を自在に設定できるが、
    この際、『供与スレ』を介して確認を取る必要がある――――という独特の能力。
    上述の『ファンファーレ・チョカルリア』にも似た能力と言える。
    こうした半永久的にアフターケアが発生し続ける能力が複数存在した事は、
    『黄金板』における『供与者』の在り方や、強い責任感を感じさせる。
     

『レディ・リン』

  • 『黄金』での『刺青師』供与スタンド。本体は『薬師丸幸』。
     
  • 触れた場所に『鈴』をつける能力。
    『鈴』は『幸運』を招き寄せるが、招き寄せた『鈴』は逆に『不運』を招き寄せる『鈴』に変わる。
     
  • 『幸運』というランダム要素を含む能力であり、『黄金』に所属するGMの高い技量に裏打ちされたスタンドである。
    • 『サイズ可変の鈴を』『完全無制限で取り付けられる』点も、能力の不安定さを補う軸として活用された。
  • PCの積極的な活動とも相まって、初期~中期『黄金』の代表的なスタンドとなっていた。
     

新手からの移住スタ

『ゴールディー』

『ザ・シグマ』

  • 『刺青師』供与のスタンド。本体は『錏葉九郎』。
    本体と皮一枚を残して入れ替わって発現し、接触したスタンドを焼き切る『陽炎』を纏う。
  • 本体自身にヴィジョンの戦闘力を与える『纏うタイプ』の亜種であるが、
    『ザ・シグマ』はスタンドヴィジョンが本体の衣服や表皮を纏うように発現し、
    本体自体は異空間に保護されるという特殊なスタンドである。
  • この発現方法によって周囲の物体を武器とする『環境利用トリック』は全く通じなくなり、
    加えてヴィジョンから放つ『陽炎』によってヴィジョンやスタンド物質を焼き切り、
    ヴィジョン同士での格闘戦を強いる上にヴィジョン相手に有利に立ち回れるという奇怪な特性を保有する。
  • 唯一の弱点は実体化したスタンド物質のようなスタンド干渉能力を持つ実像だったが、
    新手板での『怪人ミッション』後に会得した『ワットエヴァー・ハプンド』は高熱の炎を噴出し、
    格闘能力の向上に加えて通常物質さえ焼き裂くバーナーさえ獲得してしまった。
  • PCの錏葉は新手時代には『通り魔』として多くのPCと(四肢切断も行う)野バトルを重ねていたが、
    その過度な能力成長も相俟って黄金板ではめっきり『通り魔』を行わなくなった……と思いきや、
    ミッション『インサイド・エネミー』にて洗脳によって敵陣へと加わり、その凶暴な能力を発揮。
    そして他のPCたち数人の猛攻を楽勝であしらい、最終的には『動くだけ』『無行動』など明らかな手加減で意図的に洗脳解除を狙わせ
    最後は『本気』を出して敵スタンド使いを1レスで瞬殺するという大活躍をしてみせた。
    名実共に、黄金板の『主人公』の一人と言えるスタンド使いだろう。
  • 余談だが『通り魔』を英訳すると『ファントム・キラー』、『恐怖』を克服したがるPCの性格だけでなく、
    幻像であるスタンドヴィジョンを破壊する『ザ・シグマ』とのダブルミーニングも推測出来る。

『ニンジャマン』

  • 『葬』供与のスタンド。本体は『日向ナツ』。
    『忍具』を持った子供の『忍者』のスタンドであり、いわゆる『成長前提スタンド』。
    飛び道具である『手裏剣』、手榴弾並みの威力を持つ『焙烙玉』、煙幕の『煙玉』、一時的に遠隔操作型になる『大凧』などを持ち、
    専門性・特殊性では他の一能力のスタンドに一歩譲るものの数々の場面に対応できる柔軟さがあり
    バトルトーナメントやミッションでは能力を生かしたトリッキーな活躍をしている。
    パワータイプの『ビザール・インク』や『プロペラヘッド』と好対照を見せる、黄金を代表する魅力的なスタンド使いと言えるだろう。
59 名前:『葬』投稿日:2012/01/05(木) 22:31:25
『日向 ナツ』のスタンド、『ニンジャマン』。
 
『忍者』のスタンド。
懐などに数々の『忍具』を備えている。
 
『ニンジャマン』
破壊力:D スピード:B 射程距離:D
持続力:C 精密動作性:B 成長性:A
 

『ビザール・インク』

  • 『元看守』供与のスタンド。本体は『無明狂介』。
    頑丈かつ固定された水溶性の虹色の棒を作り出し、自分はそれを透過できるというなかなか便利な能力の近接パワー型だが
    一番の特徴は、新手や黄金では非常に珍しい『破壊力とスピードがAで、精密がC以上のスタンド』であることだろう。
    バランスが厳しい新手・黄金では高い能力値のスタンドは調整が難しいため、
    黄金板には人型のヴィジョンかつデメリット能力以外でパス精AAC以上を発揮できるPCのスタンド使いは一人も存在しない*1と書けばその貴重さが分かるだろうか。
     
    『2012新春!バトルトーナメント』では、雨が振る外や水場の多い銭湯といった舞台で能力を使えずハンデをつけて戦ったにも関わらず
    見事優勝を成し遂げ、PLの力量を内外に証明すると同時に、遊戯板でスラングとして言われていた『パスAAはそれだけで一能力分』という言葉を現実にしてみせた。
     
41 名前:『元看守』 投稿日:2012/01/02(月) 23:52:53
全身にホネガイ(巻貝の一種)状の模様があるスタンド…名は『ビザール・インク』。
『ビザール・インク』は拳の描いた軌道上に『虹色の棒』をつくりだすことができる。
『虹色の棒』の特性をまとめると次の通りだ。
・直径10cm
・異常に頑丈でその場を決して動かない
・水溶性
・『ビザール・インク』のみを透過させる
中空に浮かぶ『虹色の棒』は破壊どころか動かすことすら実質不可能。
水をつけて溶かす、スタンド能力を解除する、この二点以外に破壊方法はないと
考えて差し支えない。
 
『ビザール・インク』
パワー:A スピード:A 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:C 成長性:A
 

『プロペラヘッド』

  • 『新手のスタンド使い』供与のスタンド。本体は『座木劉一郎』。
    操作やサイズが自由自在なプロペラを設置する。
    複数設置可能、自立して高速回転する頑丈な凶器であるプロペラを自在に操ることによって攻撃・防御・移動が全て得意で、
    スタンドそのものの能力もバランスが取れて非常に高く、更にスタンドそのものには自在にプロペラを生やすことができるという特性を持つ。
    素で出せる多数の特別な『技』を持ち、プロペラを仕込めば奇襲もしやすく、正面から戦っても小技やトリックを使っても強い。
    (複数出すとスタンドパワーを消耗するという設定はあるが持続力はBと高く、西洋鎧並みに張り巡らせても5分間持続するなど、
    特別な場合を覗けばあまり問題にならない)
    本体である座木の存在感と合わせ、新手板からの移住組ながら黄金板の『顔』とも言える代表的なスタンド。
    特に黄金に移ってからはPLの力量も相まって全戦不敗という脅威の戦歴を持つ。
    レースミッション『Solar Kart Run』では、『NPC』として登場、
    主に瑞川『ゴールデン・リザレクション』と名勝負を繰り広げた。
     
26 :『新手のスタンド使い』:2012/01/02(月) 23:37:04
殴ったものに『プロペラ』を取り付けるのがお前の能力だ。
『プロペラ』はお前の意思で自由に回転させることができ、
その『大きさ』は殴る強さに応じて変化するらしい。
スタンドの名は―――――『プロペラヘッド』。
 
『プロペラヘッド』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

『ラム・オブ・ゴッド』

  • 『暦』供与のスタンド。本体は『阿南トミー』。
    殴ったものに旗を立て、3種類の『独立』を与える近距離パワー型。
     
  • 『物理的独立』により物を『槍』や『盾』の形に成形する、物体を自在に切断する、一瞬で戻して不意を突く、
    『自立的独立』でスタンドを切り離し遠隔行動する、物体や動物から情報を聞き出す、
    『精神的独立』ならば人の行動を操り、相手のスタンドを奪ってしまうなど、
    とにかく高い汎用性を持つ『器用万能』と言えるスタンド。
     
77 名前:『暦』投稿日:2012/03/18(日) 01:39:18
羊状の角を持つ、人型のヴィジョン。
 
殴ったものを『独立』させる能力。
このスタンドが殴打した物質には『独立旗』が立つ。
『独立』には、『物理的』『精神的』『自律的』の3種があり、
『旗』ごとに1種類を選択する。
『独立旗』は最大で3本。『旗』が折れると能力は解除される。
 
『ラム・オブ・ゴッド』
破壊力:A スピード:B 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

*1 パスAAのみに限定すれば、同一PLが所有するPCのパス精AAEの『ゲリラ・ラジオ』のわずかに一体が存在する