戦車が戦場に搭乗するようになった第一次大戦、協商側の攻勢を受けたドイツ側は野砲による直射でこれに対抗していた。
しかしそれでは数量的にも即応性でも不足していた事から、戦後各国では小型で取り回しが良く、直射を主任務とする砲として対戦車砲の開発に取り組んだ
30年代後半までは37mm級が主であったが第二次大戦中の戦車性能向上に伴い大型化が進み、50mm級から75mm級、果ては100mm級まで登場した。
対戦車砲の種類
軽対戦車砲
比較的快速な車両で牽引が可能で、数も出せる事から序盤では対戦車・歩兵支援に使える万能砲として活用が期待できる。
しかし以下のような弱点から運用は一筋縄ではいかず、側面を狙いに行くなど配置をよく考える必要がある。
・機甲戦力の主力となる中戦車以上の多くは装甲厚が100mm厚前後あり、正面からの貫通が難しい事
・単発火力が低く、相輪式の装甲偵察車両相手にも撃破には複数発の貫通が必要である事
・射程が1000-1500m程度の物が多く、開幕での装甲車ラッシュを受けると上記も相まって蹂躙される恐れがある事
重対戦車砲
機動力では劣るものの、それを補って余りある射程と威力を持つ。
それ故に被発見時は砲撃目標となりやすいため、出来る限り射撃を狙うとき以外は隠匿に努めよう
対戦車砲一覧
ドイツ
Pak36 37mm?
Pak38 50mm?
Pak40 75mm?
ソ連
M-42 45mm?
ZIS-2 57mm?
ZIS-3 PT 76.2mm?
ハンガリー
40M 40mm?
40M 75mm?
97/38M 75mm?
フィンランド
イタリア
対戦車砲性能比較表
Name 名称 | Nation 国 | Ammo 弾種 | Penet- ration (mm) 貫通 | Damage 威力 | Suppr -ess 制圧力 | Blast 加害半径 | Accur -acy (%) 命中率 | Range(m) 射程 | Rate of fire(r/m) 発射速度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Pak36 37mm | ドイツ | HEAT AP | 180 65 | 10 5 | 213 65 | 26 26 | 30 55 | 750 1000 | 6 15 |
Pak38 50mm | ドイツ | APCR AP | 150 100 | 3 6 | 93 | 26 | 65 50 | 1000 1500 | 12 |