部隊概要
開戦前に編成された第16歩兵師団を母体とし、1940年8月に同師団を分割して編成された装甲師団
(もう片方は第16自動車化歩兵師団で、第16装甲擲弾兵師団を経て最終的に第116装甲師団となる)
独ソ戦に参加後、スターリングラードの戦いで一度壊滅し、1943年3月にフランスで再建
南イタリアで戦い、その後、東部戦線に復帰しコルスンポケット、フーベポケットと激戦を繰り広げ
1944年8月、師団はヴィスワ川のソ連軍橋頭堡を押し返すために第501重戦車大隊とともにサンドミェシュに投入された
指揮官の画像は1943年11月から1944年8月まで師団長と務めたハンス・ウルリッヒ・バック少将
編成
解説
DLC Nemesis #1 - Sandomierzで追加されたドイツの装甲師団
ゲーム内最強の貫通力と装甲を誇るティーガーII(H)重戦車を擁する師団で
ティーガーII(H)を盾にしながら砲兵や航空機の支援の下、突破する正攻法が基本になるだろう
しかし、脇を固める中戦車や歩兵、それに対空と色んなものが足りないので
それらをどうやって補うかが課題となる
また、装甲師団にしては珍しく航空が充実しており、航空機を軸にすることができる側面も持つ
ゲームを始めた直後の初心者からしたらティーガーII(H)への対処法が分からないので
まさに最悪の相手ともいえるが、師団全体で見れば以下に書いてある通り色々と欠点があり
慣れればその欠点を付くことでティーガーII(H)を破壊できるようになるだろう
そしてティーガーII(H)を見ても恐れなくれば、もはや立派なベテランと言えよう
(ただし10v10やベテランが率いる第16装甲師団は欠点を補っている可能性があるので要注意)
- 偵察
偵察歩兵は2人、4人偵察が使用可能で4人偵察には半装軌式の偵察装甲輸送車があり
2人偵察には装輪式の偵察装甲輸送車が2種類ある
偵察装甲車は装輪式が使用可能で、20㎜機関砲や75㎜短砲身砲は歩兵支援に有効だろう
偵察戦車は偵察IV号J型が使用可能で、少ない中戦車を補うために代用するのも悪くない
- 歩兵
枠が7つで標準的な装甲擲弾兵と工兵、突撃工兵が使用可能だが
コスト1と2が2つずつしかなく5枠目からコスト3になるので思った以上に歩兵を入れ辛く
編成によっては指揮官を入れる余地がないので、砲兵枠で代用することも考えなければいけない
MG34装備の装甲擲弾兵は対戦車兵器を持たないが
展開数が多いので歩兵の数を揃えたい場合は採用する価値があるだろう
- 戦車
戦車枠は8あるがコスト1が3枠と少々物足りなく、数を揃えるか質を重視するか選ぶことになるだろう
ティーガーII(H)は最強の貫通力と装甲を誇るが、コストも最高の290で気軽には出せず
さらに敵の最優先攻撃対象となりやすいので常に慎重な運用が求められることになる
ティーガーIはIS-2以外の相手には概ね十分な性能を持っているので、事実上の主力といえ
IV号戦車はH型と指揮官が1枚ずつしかないが、代わりにIII号突撃砲G型が2枚と指揮官が1枚ある
旋回砲塔を持つ中戦車が少ないので近距離戦闘や遭遇戦には注意が必要
- 支援
7枠あるが目ぼしいものは特になく、標準的なドイツ装甲師団系の支援枠といえる
- 対戦車
3枠と少ない上にPAK 40 75㎜対戦車砲も1枚しかない
強力な重戦車が多いとはいえ安めの対戦車火力は大事に運用しよう
- 対空
20㎜牽引対空砲と37㎜対空戦車(装甲あり)と20㎜×4連装の自走対空砲(非装甲)しかない
枠も3枠と少ないので、貴重なティーガーII(H)を空から守るためには全て入れることも視野に入れよう
- 砲兵
砲兵は7枠と広めで、標準的な迫撃砲、自走迫撃砲、自走砲があるが、珍しく牽引砲が一切ない
代わりに150㎜と300㎜の牽引ロケット砲が使用可能で、瞬間的な火力の高さを活かそう
- 航空
枠は8つと広く、さらに大量のFw 190系が使えるのが特徴
ティーガーII(H)の上空に飛ばすことで敵機の襲撃を牽制できるFw 190 A-8
爆弾の威力が高い代わりに耐久の低いのFw 190 G-3と逆に耐久が良好で爆弾が弱いFw 190 F-8
さらに対戦車ロケット弾を搭載して駄目押しの一手となるFw 190 F-8と選り取り見取りである
また、重爆にHe 111 H-11もあるので対空、対歩兵、対戦車と足りない部分を補おう