部隊概要
1940年10月に第19歩兵師団から一部部隊を移管されて編成された師団、第19歩兵師団の方は
11月に第19装甲師団となったので両者は兄弟師団ともいえる
バルバロッサ作戦を初陣としてミンスク、スモレンスク、モスクワ、クルスクと東部戦線の重要な戦闘に参加し
バグラチオン作戦当時は中央軍集団唯一の装甲師団としてボブルィスク付近に展開
ロコソフスキー大将率いる第1白ロシア軍集団の猛攻を迎え撃ったが衆寡敵せず
第9軍主力とともにボブルィスク周辺で包囲された
しかし、同師団の残存部隊は装甲部隊を先頭に包囲網を突破、死闘の末脱出に成功した
指揮官の画像は柏葉付騎士鉄十字章受章者で1943年5月から師団長を務めたモルティマー・フォン・ケッセル中将
編成
解説
初期から使用できるドイツの装甲師団
装甲師団でありながら戦車枠が少なめなのは第1大隊(パンター装備)が欠けているからで(第2大隊しかいない)
足りない重装備を鹵獲兵器で補うために、多数のソ連製兵器を装備しているのが特徴である
また質・量ともに優れた歩兵と対戦車、対空、砲兵枠を持ち、ドイツ系装甲師団の特色こそ薄いが
様々な攻撃手段に満ち溢れ、慣れてきたプレイヤーなら本デッキの能力を存分に発揮できるだろう
- 偵察
偵察枠は3と狭い上に、特殊なカードはない
偵察歩兵は2人、4人偵察が使用可能で、高速の装輪式偵察装甲輸送車がある
偵察戦車に偵察III号M型があり、戦車としての性能はやや弱いが、APCR弾を持ち近距離戦に強く
また戦車部隊に随伴できる貴重な装甲偵察車両なので大事に使おう - 歩兵
枠は8あるが8枠目はコストが重く実用性に欠ける
標準的な装甲擲弾兵と工兵、突撃工兵と補充兵に加え、DP28装備の装甲擲弾兵とSVT装備の工兵に
突撃部隊と東方部隊が使用可能で、装甲師団でありながらコストの安い歩兵が多いのが特徴である
戦車枠が少ないデッキなので正面戦力に不足がないようにしっかり歩兵を入れておきたい - 戦車
戦車枠は6と少なめで、III号戦車L型とIV号戦車G型とH型に鹵獲T-34/76とIS-2が使える
枠自体のコストは低いが、枠が狭いので枚数不足にならないように注意する必要があるだろう
III号戦車L型はAPCR弾を装備しているため、歩兵支援以外にも近距離戦で上手く使用すれば
格上の戦車を破壊できる可能性を秘めている - 支援
支援枠は8と広く、標準的なドイツ装甲師団系の支援枠に加え砲塔が回る突撃砲のIV号戦車F1型と
III号戦車N型が使用可能
戦車枠の鹵獲IS-2は弾数が少ないので可能ならばAフェーズに補給車を入れた方がいいだろう - 対戦車
7枠と広い上に、ソ連製の鹵獲対戦車砲が2種2枚にPAK 40 75㎜対戦車砲が3枚と
自走式のRSOが1枚にマーダーが2枚あり、さらに強力なPAK 43/41 88㎜重対戦車砲が1枚と
軽対戦車砲から重対戦車砲まで全て揃っている
ソ連製の76,2㎜ FK 288(r)対戦車砲は無線を装備している上に間接砲撃ができるので
使いようによっては軽榴弾砲として使用可能(輸送車には補給車もある)
戦車を支援できるように十分な量を組み込んでおこう - 対空
対空も優秀で20㎜牽引対空砲&自走砲から88㎜牽引高射砲まで全て取り揃えている
20㎜牽引対空砲は輸送車に20㎜自走対空砲(装甲あり)があるため、デッキ圧縮をすることができる
枠も7枠と広いので防空網の構築で不足することはないだろう
また、2000m射程の対戦車兵器が足りない時は88㎜牽引高射砲を対地攻撃に投入することも考えよう - 砲兵
砲兵も優秀で8枠の広い枠に標準的な軽・重迫撃砲と自走迫撃砲、大小の牽引砲と自走砲に加え
280㎜自走ロケット砲と220㎜の盤外砲と実に多種多様なものが揃っている
特に強力な打撃力を持つ自走ロケット砲のWURFRAHMEN 40は数少ないAフェーズから使える
大口径ロケット砲であるので、ぜひ使っていこう(無論、補給車は必須だが)
盤外砲も220㎜なので回数こそ少ないがかなり強力な砲撃を要請できる
これらの強力な砲兵火力を活かして敵の重戦車や対空砲を排除しよう - 航空
枠は6つとまあまあ広く、Me 410とBf 109 G-2系にJu 87系が使用可能で
耐久力が低めな代わりに安くて強力な爆撃ができる機体が揃っている
Bf 109 G-2の戦闘爆撃機型3種はいずれも火力・数共に優秀で戦闘機の代わりも務めてくれる
Ju 87は通常爆弾型は目標上空で急降下爆撃をするので対空砲の被弾時間が多く
敵の対空火力が少ない場所でしか使えない点に注意しよう
また、対戦車クラスター弾搭載型は貴重な対戦車火力になるので大事に扱いたい
Me410は対空火力と速度・耐久に秀でる機体ではあるが、格闘戦が苦手で汎用性に乏しい点に注意