5. SS-Panzer Wiking

Last-modified: 2021-08-12 (木) 16:07:13
 
師団説明

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編成可能量

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解説

2019年10月18日発売のDLC「Death on the Vistula」にて追加された師団。
第三次ハリコフ戦やチェルカッシー包囲戦など、東部戦線の名だたる激戦に参加した装甲師団。
ドイツ装甲師団の割には戦車枠が少なく、反面歩兵が充実しているバランスの良い師団。
【偵察】
枠が少なく3枠しかない上にコストも安くはない。基本的な偵察歩兵と偵察パンターからなり、ドイツ装甲師団としては珍しく偵察枠に装輪装甲車を持たない。砲兵の偵察兵も上手く活用したいところだ。
【歩兵】
枠は機甲デッキではあるが多い。歩兵枠は強力な装甲擲弾兵(Pz.Grenadier)と森林等での至近戦に強い工兵(Pionier)で構成され、特筆するようなカードはない。STURMPIONEIRが2枠使えるため森林では有効に使いたいところだ。少々レートが落ちるものの、5ポイント安く購入できるPz.Grenadier(MG-34)は数を確保したい場合に有効。歩兵における5ポイントの差は案外大きく、強力なSd.kfz251とも組み合わせやすい。
【戦車】
戦車はⅣ号戦車、Ⅲ、Ⅳ号突撃砲、D、A型パンターが揃っており、展開が速く扱いやすい鹵獲T-34/85(Panzer T-34/85)も使用可能だが、射程が1750なので重戦車との打ち合いは避けるべきだろう。全体の枠数は決して多くないが、中盤以降は強力なパンターA型で固められるためIS-2を除いた連合軍戦車に対し優位に戦えるだろう。指揮官枠もⅣ号突撃砲、パンターAが二枠あるため困ることは無い。また指揮官でエースのパンターがいるのが面白いところだろうか。
ティーガー以外の一般的なドイツ戦車がほぼ使えるため、バランスよくデッキを組むことが可能だろう。
【支援】
支援枠は強力なグリレ自走砲(Grille)やMG-42等があるが、歩兵砲はない。
二線級歩兵部隊がいないにもかかわらず、なぜか野戦憲兵がピックアップされているのも特徴。
部隊長は装甲車、Ⅳ号、V号が使える。
特筆すべきものは無いので最小限でいいだろう。
【対戦車】
枠は少なくなくコストも高くは無いが、入れるカードに乏しい。パンツァーシュレック持ちの歩兵部隊、少数のPAKと対戦車自走砲からなる。PAK40が一カードしかないので少し物足りない。
Ⅳ号駆逐戦車(JagdpanzerⅣ)は正面装甲は130mmあるので非常に強力なので、こちらを採用し戦車枠を抑えるのも一考。
また、鹵獲したSU-76は対戦車枠で貴重な無線持ちである。
【対空】
枠はやや狭めでコストも決して安くはなく、88mmがないため見劣りするだろう。基本的に37ミリFlak43対空機関砲とSd.kfz7/1自走対空機関砲で戦うことになる。Sd.kfz7/1が二枠あるので、それを前線の進退に合わせて移動させるのがよいだろう。
【砲兵】
砲兵枠は迫撃砲、自走迫撃砲、中口径野砲、自走砲(Wespe105mm、Hummel150mm)、自走ロケットなどを選択できる。82ミリロケットながら長い射撃時間と莫大な投射量を誇るパンツァーヴェルファー(Maultier Vielfachwerfer)は盤外射撃を持たないこの師団における貴重な面制圧要員であり、大規模な歩兵突撃を効率よく阻止できる数少ない手段であるため投入を検討しよう。
盤外砲兵がなく、150mmクラスの砲はHummelのみなので慎重に運用しよう。
【航空機】
コストは高めで選択肢こそ少ないものの質は十分。中でもFw-190D-9はこの師団のみで使え(2021/7現在)、P-51やLa-7などの強力な連合軍戦闘機と対等に戦える貴重な高速戦闘機である。このほか、対戦車攻撃機として80mmSAPロケットを12発装備したFw-190F-8が2カード使えるため、咄嗟の装甲目標に対応しやすい。制空権が十分に確保できている状況ならば1トン爆弾を搭載したHe111も強力な一撃になりうる。

総括すると、戦車師団を名乗りながらそれなりに有力な歩兵戦力と戦車、必要十分な砲兵、航空戦力を併せ持つバランスの良い師団。
ある程度ならば相手、戦場を選ばずにオールマイティーに戦うことができる。
反面器用貧乏に陥りやすく、総ユニット数は決して多くないため無駄死にを繰り返すとあっという間に息切れを起こす。
丁寧なユニット運用と諸兵科連合運用の練習にはもってこいの師団と言えよう。