部隊概要
師団の前身は開戦直前の1939年8月に編成された第2波師団の第78歩兵師団で
1942年12月のルジェフの戦いで師団は壊滅、再編されることとなった
再編される時に師団は突撃師団に指定され、専用の突撃砲大隊に自走式の装甲猟兵大隊、
さらに追加の重迫撃砲大隊とロケット砲大隊、重高射砲大隊が配属された
バグラチオン作戦時はミンスク-モスクワ街道と要衝オルシャの防備に当たったが、
ミンスク東部の包囲網で壊滅、生き残りの殆どは捕虜となり僅か数人だけが脱出に成功した
その後、師団は1944年7月に再建され、最終的に国民突撃師団となった
指揮官の画像は柏葉付騎士鉄十字章受章者で1943年から師団長を務め、包囲網で捕虜となったハンス・トラウト中将
編成
解説
初期から使用可能なドイツの歩兵師団
東部戦線で最も装備の整った歩兵師団の1つで、専用の突撃砲大隊やロケット砲大隊
重迫撃砲大隊に高射砲大隊が配備されるなど、極めて強力な対戦車に砲兵・対空火力に
降下猟兵師団に次ぐ優れた歩兵戦力を持つ歩兵戦に最適化された師団だが
偵察を支える軽歩兵大隊が欠けていたり、緊急の火消しに使える航空戦力が少なめなど
小回りの利くユニットが少ない点に注意が必要
- 偵察
偵察枠は3と狭く、さらに偵察歩兵も少数の2人、4人偵察しか使えない
鹵獲T-26偵察戦車は師団唯一の装甲系偵察車両だが、火力・装甲・速度・数ともに微妙なので
採用の価値があるか難しい所である
しかし、偵察なしでは戦うことができないので必要最低限は入れておこう - 歩兵
歩兵枠は10あるがコスト1が3枠しかなくやや歩兵が入れづらいのが難点
しかし、質・数・種類いずれにおいても高水準で纏まっており
擲弾兵に代わる狙撃兵と突撃狙撃兵、それに工兵と突撃工兵、補充兵に加えて
懲罰部隊と随伴擲弾兵、随伴工兵が使用可能で
歩兵に変わる狙撃兵は装甲擲弾兵に準ずる火力で人数もそれ以上と遠距離戦闘を得意とし
MP44を多数装備する突撃狙撃兵と随伴擲弾兵・工兵は森林戦闘の中心となる
300m~100m射程での射撃戦でその真価を発揮するだろう - 戦車
戦車枠は3つでIII号突撃砲G型のみが使用可能とかなり貧弱だが
対戦車枠のユニットと組み合わせることで強力かつバランスの良い火力を入手可能 - 支援
8枠とかなり広い枠を持ち、MG42重機関銃や150㎜重歩兵砲といった標準的な
ドイツ歩兵師団系の支援枠を持つ - 対戦車
本師団最大の強みで10枠と圧倒的な広さを持ち、PAK 40 75㎜対戦車砲が3枚に自走式のマーダーが2枚と
さらに強力なPAK 43/41 88㎜重対戦車砲が1枚に自走式のナースホルンが3枚も使用可能で
歩兵師団でありながら2000m射程での対戦車戦闘を得意とする
牽引式の対戦車砲はHE弾に弱く、マーダーやナースホルン等の対戦車自走砲は装甲が薄いので
配置と運用に工夫が必要になるが、IS-2やシャーマンジャンボにも対抗できる火力は枢軸歩兵師団屈指だろう - 対空
枠は6つとまあまあ広めで、内容も装甲師団並みの強力な火力が揃っており、20㎜と37㎜の牽引対空砲に
20㎜×4連装の自走対空砲(非装甲)、それに88㎜牽引高射砲が使用可能と強力の一言
投射火力に秀でる37㎜牽引対空砲と射程に勝る88㎜牽引高射砲を組み合わせた防空網は
歩兵の天敵となる大型爆弾やナパーム弾を搭載した敵機を近づけないだろう - 砲兵
砲兵は6枠とまあまあ広く、標準的な軽・重迫撃砲に大小の牽引砲と
それに加えて150㎜牽引ロケット砲と210㎜盤外砲が使用可能
突撃師団らしく歩兵支援に適した面制圧火力と、対砲兵戦に適した遠距離火力の
両方ともに充実しているので好きな物を選ぶといいだろう - 航空
枠は5つと少な目な上に、偵察機4枚と1t爆弾を2つ搭載したJu188重爆を除いて目ぼしいものに欠ける
1t爆弾を2つ搭載したJu188重爆は非常に強力で、対戦車火力が届かない位置の敵戦車を狙いたいが
数が少ないので慎重に運用しよう