怪文書(AN-94)

Last-modified: 2020-08-01 (土) 01:30:30
AK-12

「ふん…新しい指揮官か?どこまで興味をそそられるか、ちょっと期待してみるわ」
「………」指揮官は彼女を見つめ続けている、何か言いたげな表情だ
「うん…?どうしたの指揮官、何を呆けているのかしら?ようやく私に会えたから感激してるのかしら」
「………」
「…何を黙っているの指揮官?まさか…私に不満が?」
「………AN-94、私が悪かった。だから正気に戻ってくれ、AK-12はこの基地にはいないんだ」
指揮官は優しい目をしながらAK-12の恰好をしたAN-94にそう語りかける
「…何を言ってるのかしら指揮官、私はAK-12よ?私は特別な人形…AK-12は特別な、人形…」
「もういい、いいんだ…AN-94…」
それは悲しい指揮官の、ありふれた話