怪文書(MDR)

Last-modified: 2020-08-20 (木) 22:02:42
サウナにて

MDRはサウナに入っていた
入り口に人影があることに気づいた…
そそくさと素早い動きで入ってくる9A91
「ズドラーストヴィチェ…♥新人のMDRちゃん…?私は9A91よろしくね…♥」
すぐさまMDRのボディを視覚と触覚でチェックする9A91
「腕も足も細くて女の子らしいボディラインが素晴らしいですね…♥」
MDRも何かおかしいと気付き逃走を謀るもベテランの9A91に先回りされる
「ヒィッ」
「わたし…MDRちゃんと仲良くなりたいです…♥お互いについて教え合いましょう…♥」
MDRは自分の知らない性感帯をくまなく見つけられ喘ぎ声やイき声を9A91にくまなく披露する事になった
「これで私たちはお互いの秘密を共有しましたね…♥秘密の共有ってお友達みたいですよね…♥」
その後グリ裏掲示板は荒れた
MDRはその夜自分の涙と愛液で枕を濡らした

好きになるというコト

「くそっ……9Aの奴めえっ………っ……んっー!……」
あの夜ムッツリ9Aに私のアソコを弄られてから、私は変えられてしまった。 私のメモリに指揮官の姿が浮かぶ。無邪気に笑っている指揮官、私を見て怒る指揮官、眠たそうに目を擦る指揮官、指揮官、指揮官、指揮官、指揮官、指揮官っ……!何を考えても指揮官の姿が瞼から離れない。
引き締まった腕と足、Tシャツ越しに見える胸板…それに包まれたい、触りたい、触れたい、温もりを感じたい、触られたい……今まで気にもしなかった事が気になってしょうがない…。
あぁ駄目…わたしもう我慢出来ない…。
昨日あいつに……無理矢理触られたいアソコを触らないと落ち着けない……
そう思うと、私はそっと下着越しにアソコに手が伸びる。ふと、みたケータイには、まるで9Aのように瞳をしっとりと潤わせ、どこか悩ましい表情をした私の姿が移っていた。
「なんだ……私…指揮官の事好きで…こうなったの……?……ははっ……私ヒトの事…笑えないじゃん…」
その日、私は初めて他人を好きになった。

私のこと好きだよね?

「指揮官さぁ私のこと絶対好きだよねぇ?」
突然MDRが私に問いかけてくる
その目はニヤニヤと実に楽しそうな感情が現れていた
「だって私のこと何度も副官にしてるし、いつも私のこと見てるよね。この前も戦闘に出るときに『期待してる』って言っちゃったりしたし!部下をそういう目で見てもいいんすか?」
MDRのことは好きだし信頼しているよ
自身の嘘偽りのない気持ちをMDRに伝える
「…へっ?」
「…あ、あらら私のことそんな風にー…ふーん、そうなんだー…」
MDRは急にもじもじと口元をにやけながら顔を真っ赤に染めていく
その後急に口数を減らしたと思うと、チラチラとこちらの顔を見ている
MDRは結局その後も何も喋らず副官業務を終え、部屋に戻る
何時もなら日課の提示板に書き込みをするところだが、MDRは今日のことを思い出してはニヤけてを繰り返していた
その状態は数日続き、グリフィンタレコミ提示板ではMDRがニヤニヤしててキモという書き込みが散見されたという

一体感

「指揮官さぁー一体誰にその指輪あげるの?」
MDRがニヤニヤした顔で問いかけてくる。
大方私に相手を聞き出してその話を提示板のネタにでもするつもりなのだろう。
「も、もしかしてその相手って私だったりするかなー…?」
そう言ってMDRは少しもじもじと体をくねらせ始めた。
まぁたまにはMDRの悪乗りに合わせてみるものいいか、と思い基地に配属された当初から一緒に戦ってきた一〇〇式と誓約するつもりだと半ば冗談で言ってみた。
『『「えっ!?」』』
MDRが驚く声とは別に二つの声が部屋の外から重なって聞こえたように聞こえたが恐らく気のせいである。
「…いやぁーまさか指揮官が一〇〇式と誓約かんがえてたなんてねぇー!あ、そろそろ私部屋に戻るね、これ以上働いちゃったらグリフィンはブラックだって書き込みたくなっちゃうからねぇ」
少し早口気味にMDRはそういうと私の返事を聞かずに部屋を出ていった。
「はぁ…一〇〇式と指揮官が誓約かぁ…」
指揮官が一〇〇式と誓約するという話を聞いてしまったMDRは、一人トボトボと基地を当てもなく歩いていた。
MDRは冗談めいた喋り方で誤魔化していたが、ひそかに指揮官との誓約を夢見ていた人形の一人である。
「できれば私と誓約してほしかったけどなぁ…せめて指揮官が誓約しなかったらなぁ」
「「話は聞かせてもらったわ」」
そんなMDRの前に突如として2人の人形が現れた。UMP45とAK-12である。
「私も指揮官の誓約に思うところはあったのよ、私達で一緒に力を合わせない?」
「私達いつも争ってるけど、こんな時ぐらい力を合わせてもいいと思わない?」
「二人とも…!」
MDRは自身のうちから湧き上がる何かを感じていた。
言葉にするのなら一体感。今までにない何か熱い一体感。
風…吹いてきてる確実に、着実に、私たちのほうに。
「やるなら中途半端はやめなよ二人とも、とにかく最後までやるからね!」
今彼女たちはこの瞬間確かに一つであった。
そんな彼女たちがまず手始めにやったことは一〇〇式の誹謗中傷とクソコラを提示板に貼る作業であった。