「指揮官!ワタシのパスタおいしいですか?少しゆですぎてしまったかもと思いましたが男性ですからきっと大丈夫ですよね!?」
その太陽のようなカル姉の笑顔に押し負けて、すべて平らげてしまった指揮官は完全にダウンしていた。
「ハァ…バカなんですか指揮官は。姉さんの作る量をまともに食べたらお腹を壊して当然ですよ。おいしいのは間違いないんですけどね」
水差しと胃腸薬をもってきたカノ妹が指揮官に厳しい言葉をぶつける。
「全く…仕方のない指揮官ですね。枕元に座りますけど私の膝を枕にしないでくださいね?しないでって言ったじゃないですか…もう…それにしても、姉さんのパスタは無理しても食べるんだから私がパスタを作っても食べきってくれるんですよね?作りませんけど。嘘。どっちが嘘かは…自分で考えたらいいんじゃないですか?」
見上げたカノ妹の表情は心なしか柔らかく見えた気がする。