「あのう…指揮官。なにも無理してまで全部食べ切らなくても…ってワタシが言えたことじゃないですよね…ごめんなさい」
カル姉が出してくれたパスタをおいしいおいしいと言って食べていたら嬉しくなったカル姉がまさかの『二杯目』を茹で始めてしまったからもう大変で、ただでさえ指揮官仕様と多めに作ってくれたものの二杯目…それを食べきってしまった今動くことはかなわずはちきれん場からのおなかをさすりながら横になる他なかった。
しかしそう悪いことばかりでもなく、何かできることはありませんか!?という彼女に膝枕を要求し、今に至る。
「それにしても、なんだかいますごくゆっくりしてる…って感じがしませんか?ワタシ、こういうのんびりとした時間を過ごすのが好きなんですよね。指揮官もそう思いませんか?だったら、たまには食べ過ぎるのも悪いことじゃありませんよね…なんて?ああすみません失言です。でもいつか、こんな風にのんびりとピクニックにでも行ってみたいものですね。その時は貴方が隣にいてくれるといいな、なんて」
カル姉の顔は少し赤く、柄にもなく照れているのかな、と思うと食べ過ぎたかいもあったのかもなと思った。少しだけだけど。