A 3/5
Last-modified: 2023-07-22 (土) 21:38:36

ゲーム内説明
- 鉄道会社のJura-SimplonとGotthardが旅客輸送用に採用した初の高速機関車です。
概要
- ヨーロッパ車両群で初めて100km/hの大台に到達した蒸気機関車。同時に登場する100km/h対応の客車である六輪トラック?を引いて、100km/hの旅客運転を開始するのが理想です。
- ・・・しかし現実は厳しいです。実際に編成を組み立てようとすると、六輪トラックを1両追加しただけでパワーの表記は「良い」に下がり、6両で「平凡」になってしまいます。ゲーム内では、100km/h程度であれば「平凡」でもそこそこの距離で到達できますが、さすがに10両もつなげると加速の鈍さが際立ちます。現実的には、機関車1両で引くのであれば、6~8両程度が良いでしょう。この程度でも、十分な利益をたたき出してくれます。
史実
[添付]
- スイスのジュラ・シンプロン鉄道が発注した、ホワイト式:4-6-0の蒸気機関車です。鉄道国有化により1903年にスイス連邦鉄道(SBB)となった後も引き続き発注され、1902年から1909年にかけて109両が納入されました。SBBによる車両番号は、701-809となります。
また、本機関車をベースにした試験用機関車が6両製作され*1、そのうち本機関車と仕様が近しい2両が最終的に本機関車の系列に加わりました*2。そのため、本機関車の総製造数は111両となります。
- SBBには複数のA 3/5が存在していますので、車両番号をつけて区別しますと、本機関車のベースになったのはゴッタルド鉄道の急行列車用にSLMが設計・製造した蒸気機関車A 3/5 901-930です。A 3/5 701-809はこれを発展させる形で設計されました。特に駆動輪の直径拡大によって最高速度を向上させており、これが結果的にスイス製蒸気機関車の代表ともいうべき長い活躍の原因になりました。
一方で、蒸気機関の技術の進歩により、1900年代中盤にはA 3/5 701-809で採用されている飽和式ボイラーが時代遅れになりつつあり、技術革新に備えて前述のとおりSBBは3種類6両の試験用蒸気機関車を発注しました。この中で過熱式のものが最終的に採用され、マイナーチェンジ版としてA 3/5 701-809から切り替えられる形で製造されることになりました*3。
A 3/5 701-809も、1913年から10年ほどかけて68両に過熱器が取り付けられ、過熱式ボイラーに変更されています。
- A 3/5 701-809は1964年まで運用されました。長い活躍期間もあり、スイス最大の蒸気機関車「C 5/6 エレファント」とともに、スイスを代表する蒸気機関車として著名です。
しかしながら、動態保存2両、静態保存2両の計4両が残るC 5/6と異なり、A 3/5 701-809は1両の動態保存車両が残るのみとなっています。
- 動態保存されている車両はA 3/5 705です。ただし、ボイラーは739、車台は778の部品に交換されています。ゲーム中の車両にも[705]の文字があるため、この車両を3Dモデル化したものが使用されていると思われます。
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