26 - EXE_KAGURa

Last-modified: 2021-08-08 (日) 02:07:18
 
 

アニメーション【EXE_KAGURa】 [MV_03]

公式MV

 

クレジット

 

  • 作詞:鈴木静那 作曲:大川茂伸 編曲:大川茂伸 語り:土屋暁
     
     
    Floccinaucinihilipilificator
    謳い狂う 壊れても
    自動人形(カラクリ)のように
    ああ何度も何度も謳う
    唄奏でる人形(ひとがた)
    見つめる眼差し
    (語り)
    謳い狂う 壊れても
    自動人形(カラクリ)のように
    もう怖いものはなにもない
    闇へと隠した
    ココロの奥は
    もう 誰にもわかりはしない


    声を失くした少女
    何度も祈った
    硝子の森 響かせ
    また謳えたら


    私の微笑みは全てが偽り、
    貴方はそれを知っているの?
    知らないでしょうね、いいえ、
    知らないでいて欲しい。
    そんな貴方の全てを壊したいから。
    ガラスのように透き通った貴方の
    ハートを粉々に割って、
    私の黒曜石のようなそれも粉々に砕いて、
    一つに混ぜて一気に飲み干すの。
    そんな衝動こそが私の原動力、
    それこそが最高の麻薬、貴方への愛の形。

    知っていますか? 青い鳥にもまた、
    生みの親はいるということを。

    謳いましょう 壊れても
    カケラになっても
    もう守るものはなにもない
    青い鳥朱く染め
    自由になるの
    さあ 翼を剥がしてあげる

    その涙を見た青い鳥
    笑って少女の願いを叶えた

    「キミの歌が大好き、もっと聞かせてよ」

    謳いましょう 壊れても
    心配いらない
    もう怖いものはなにもない
    ハライドの加護 承(う)け
    契約しましょう
    さあ
    いっしょに羽ばたきましょう

    青い鳥の囁く聲(こえ)が
    錆びつくココロの歯車狂わす
    少女は語る
    「奇蹟で翔べるでしょう?」
    その囀(さえず)りが叶うなら
    摩天楼 駆け抜け
    貴方と旅立つの
     
     

【彼女たちと見る】

 
  • ストーリー要約
     
  • 精神世界ビデオ
    神楽どちらかというと、イメージビデオというよりは…そうですね。
    精神世界ビデオと言った方がいいかもしれませんね。
    なんかこう、美しいのにおぞましい、みたいな風景って好きなんです。
     
     
  • サイコ系
    自分サイコ系の映画のワンシーンみたい
    神楽あ、それわかります! 私そういうの大好きなので!
    精神世界描写がある映画って素敵ですよね! ゾクゾクするっていうか。
     
     
  • ゴミ袋
    自分ゴミ袋いっぱい!?
    神楽精神状態を表現するのに丁度いいかと思って使ってるだけですから!
    決して私の部屋が汚部屋っていうわけじゃないですからね?
    自分ワタシハシッテイル…
    神楽人を呪わば穴二つ、ですよ?
     
     
  • 操り人形
    自分操り人形の表現はどういう意味?
    神楽それは、この歌に込められた一番の意味なんですよ?
    ですから、ここで言ってしまうのは簡単ですが――
    歌を最後まで聞いて、意味に思いを馳せるのもまた一興かもしれません。
     
     
  • 鳥籠
    神楽鳥籠はFreyMENOWの世界観でも良く使う表現方法なんです。
    今回は歌の中では鳥籠という言葉は出ませんが、代替する言葉はあります。
    『声を無くした少女』がそれにあたります。
    これらはすまわち、好きな歌を自由に歌えなくなったことを表します。
     
     
  • ガラスの森
    神楽そして『ガラスの森』という言葉。
    これは都会の森を暗喩する言葉です。
    ガラスの森とはすなわち硝子張りの高層ビル群。
    それを響かせるというのは大型サイネージに私の歌が流れるという事です。
    ここまでで表現していることは――
    メノウとしてデビューして、好きな曲を描き、プロモで市中に流れる。
    そんな時代は過去の事になってしまった。
    そしてそんな日がまた来る事を願っている―と。
    ここまでは、現時点の私の事情を語っているわけではありません。
     
     
  • 青い鳥
    神楽続いて、『青い鳥』が出てきます。 2e7e5c82b5dd5dfbed3876669bd53fd8.png
    これが何を表現しているかは、ここから先の解説で推測してみてください。
    『少女の願いを叶えた』すなわち、また歌えるようになったということ。
    青い鳥が叶えたんです。
    そのお陰で、歌手活動は再開したという流れになります。
    でも、『壊れても』『欠片になっても』歌うことを強制されます。
    自身もまた『護る物は何もない』と自暴自棄気味です。
    そして、『青い鳥』を『赤く染め』るのが自由への道と言っています。
    更に『翼を剥がす』。とても嫌な表現ですね。
    鳥は翼をもがれたら生きていけません。壊れてしまいます。
     
     
  • 奇跡
    神楽最終的には、少女はこう言います。『奇跡で飛べるでしょう』
    この言葉。
    似たような事を過去に私が叫んだのを気づいた方もいるかもしれませんね。
    『だったら 助けてよ 今すぐ その力で!!』
    誰もが奇跡だと言うその力が私の為の力なら、その力で幸せにしてみてよ―。
    それが、このセンテンスの意味になります。
     
     
  • 青い鳥は誰か?
    神楽これで青い鳥が誰の比喩か、想像ついたかもしれませんね。
    でも、きっと鋭い人は釈然としないでしょう。
    この語りの最初の方、青い鳥が登場するあたりにその原因はありますね。
    そこについてのみは、今は多くを語らずにいたいと思います。
     
     
  • 願い
    神楽さて。ここまてですと、単なる恨み節ですよね。
    でも、この歌が伝えたいのは、ここから先なんです。
    『願いが叶うなら摩天楼駆け抜け貴方と旅立つの』
    摩天楼とは、今あるこの現代社会の比喩的表現です。
    それだけお伝えします。それ以外は概ね、想像できるかと思いますので。
     
     
  • 生きる
    自分神楽はもう生きるのが辛いの?
    神楽そうですね。そう思う瞬間は割と多いと思います。
    でも私は、それもまた私の人生の中での必然だと思う時もあるんです。
    壮絶な現実、それ自体が、強烈なエネルギーを持った創作になるから。
    それは、私にとっての物作りの原動力なのかもしれません。
    ですから。
    もし全てが終わって平和な環境になったらきっと、創作観は変わります。
    それでも尚、何かしら創り続けるとは思いますけどね。
    私にとって、創作は私が生きている証ですから。
     
     
     
  • カフェ
    神楽私、カフェを巡るのとっても好きなんですよ。
    好きなお茶とお菓子でリラックスしてると――
    色んな想いが浮かんできてそれを書き留めるんです。
    そうすると、歌になったり物語になったり。
    とっても素敵なものが出来上がります。
     
     
  • 創作観
    神楽私、普段はふわっとしてますけど――
    創作が入ると、自分にも他人にも厳しくなっちゃいます。
    だから、貴方が作ってくれたものを台無しにしてしまうかもしれない。
    私が作ったものを、貴方が台無しにした! って怒るかもしれない。
    たぶん私は、創作に関してだけは絶対優しくなれません。
     
     
  • ガブちゃんやアーヤさんのように
    神楽こんなお話をしている貴方の本心は、如何様なものなんでしょうか。
    何となくわかってはいるんですけど――
    ガブちゃんやアーヤさんのように、普通に可愛い恋愛ができないんです。
    あまりに色んなことがありすぎちゃって。
     
     
  • 本当の気持ち
    神楽貴方は私の残酷なところも汚いところも、全部見てしまった人です。
    私を軽蔑して然るべきなのに、どうしてそこまで言ってくれるんですか?
    そんなこと言っても、内心あざ笑ってるんじゃないんですか?
    どんな末路を辿るのか。どんな無残な結末を迎えるのかって。
    ……。
    …怖い。
    ……怖いの。
    貴方が怖い。この世界が怖い。…みんなが怖い。
    だから、一緒にいたくない。
    いたいのに、いたくないの……。
     
     
  • 「つばめ」への本心
    自分つばめ!?
    神楽あらら。心の声が出ちゃってますね。
    ちなみにここでつばめさんの名前を呟いた理由――
    すなわち、私の本心はどんなだと思いますか?
    愛だと思いますか? それとも……?
    私のことをわかってくれていれば、察することだってできますよね?
     
     

確認ポイント

  • 操り人形
    今の神楽の状況は「操り人形である」ことを指しているのか。
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神楽は元々操り人形として利用され、初めはつばめを破壊するために統一国家から指示を受けた。
そのために母のクランを人質にされ、父を失うことになる。ドーム戦のあとは親友も。
その後千羽鶴と契約して自身の願いを叶えるために行動してきた。しかし大事な存在であるつばめを破壊することもできず、母を見捨てる選択もできない。
自分の意志ではどうにもならない大きな流れに振り回されて、どこまでいっても「誰かの操り人形」…という意味?
最後の歌詞の願いはそれに対するものかもしれない。リプレイスによってその意味が変わってくる可能性もある。

 
  • 鳥籠
    Act1の記録映像でも鳥籠に閉じ込められたメノウがあり、16 しあわせのパンツのアーヤ編での恥ずかしい話の歌詞にも「籠」というワードがある。
    ちなみにあの鳥籠はテルプシコラ収束後にも残されていた。
 
  • 『声を無くした少女』
    FreyMENOWの歌が変わったと以前つばめが言っていたが、これのことを指しているのか?
    自由に歌えないということは、そうではない歌を歌うことを強制されているのか。操り人形と関連することと繋がっている?
 
  • 『青い鳥』
    この『青い鳥』とは誰、もしくは何を指しているのか。「少女の願いを叶えた」のは神楽のことか。
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ここまでの情報を前提にすると「千羽鶴」と「つばめ」が最も近いか?
「青い鳥(千羽鶴)にもまた、生みの親はいる("彼ら"によって生まれた)」ことや「願いを叶えた(母を助け歌手活動は再開したが自由には歌えない)」、「歌うことを強制される(つばめを破壊するため)」など。
『護る物は何もない』のも神楽の護りたい家族も親友も自由な歌も全て失ってしまった。
「『青い鳥(つばめ)』を『赤く染め』るのが自由への道」はつばめを破壊すれば母は戻りフランスに帰ることができる。
ただこの時点で千羽鶴とつばめを混同しているのは気になる点。別の解釈が正しいのかはわからない。

 
  • 『奇跡で飛べるでしょう』
    つばめには奇跡と呼べるものを起こす力があると知ってる?
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しかし、千羽鶴自身は「奇跡」を信じていない。
奇跡と呼べるのはこのフェノメノンを作り出せる「アカシックレコードに繋がれる力」のことだろうか?

 
  • 今あるこの現代社会
    今のこの状況をどうにかして「あなた」と一緒にいたい、といったニュアンス?
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「現代社会」となると今のフェノメノン世界だけではなく、この状況を生み出した「外の現実社会」か?

 
  • 創作は私が生きている証
    神楽はTwitterでも創作に関してこちら側に質問することがあった。
    絵を描いたり物語を書いたり、歌を作ったり、神楽にとって創作とはそういうものなのだろう。
 
  • 軽蔑して然るべき
    「Floccinaucinihilipilificator」というMVタイトルの意味は「軽蔑」。
    神楽はデイトラ!(09/04)での自身についての語りなど、自分自身の内面を「醜悪」「狡猾」「魔女のような強かさ」と評している。
    騙し、騙されていたというのも一面では事実だが、それだけで人の内面を決めつけることはできない。
 
  • 貴方が怖い。この世界が怖い。…みんなが怖い。
    神楽がこちらに攻撃的になったり試すような言動を繰り返すのはそういった怖さへの裏返しなのかもしれない。
    この時点のbotは神楽について知らないことだらけでもある。