ブロッブ、或いはブロブは、B級SF映画では定番の粘液の塊のような姿の怪物。他のファンタジー作品でショゴス、スライムなどと呼称される怪物と同系統の存在。
WAシリーズでもその伝統に則り、不定形のゲル状の体を持つ魔獣として登場している。
何気にシリーズ皆勤賞。
1st
アーデルハイドの地下水路に出現。緑色の体の中に核が浮いているようなアメーバといった姿。
これといって特殊な攻撃手段は持たず、体の一部を触手状にして攻撃してくるのみ。
火属性が弱点なので、フレイムで簡単に撃退できる。
マジックキャロットが75%という高確率で盗めるが、初めてアーデルハイド地下道に潜る時点では盗む手段が無いのでほぼ無意味。
2nd
レイライン観測施設に出現。体色が赤になった。
2nd以降、生意気にも物理攻撃に対する高い耐性を備えるようになり、2ndではほとんどの物理攻撃が効かない?という面倒なエネミー。
- バイアネットやヘヴィアームも効果が無いが、後者についてはロックオンプラスかブーストアタックを併用した場合に限りダメージが与えられる。
- シルエットアームも無効化するが、逆に何度も繰り返せるのでファランクスやビートイングラムの習得に利用出来る。
弱点は地・火属性。ウンディーネ用にフレイムを編集していたなら、こいつにも流用できるのでオススメ。
病気化させられることがあるので、対策を忘れずに。
3rd
錯綜する迷図に出現。本作~5thまでは紫色の体色となった。
2nd同様に物理攻撃が一切効かないが、代わりに全ての属性攻撃が弱点となっている。
戦闘1回あたりの出現数が割と多めなので、最序盤のMTC&ジェム稼ぎにはうってつけ。
4th
荷車無き街道と巡礼地キュレーンに出没する一般エネミー。
軟体特性によって物理ダメージを9割軽減、物理攻撃を受けると60%の確率で分裂増殖するなど、特性はFのものとほぼ同じ。
全属性弱点ではなくなったが火属性に弱いのは相変わらずなので、火レイポイントからのブラストやマテリアルで一掃しよう。火レイポイントが無い場合でも、火属性ブラスト・マテリアルで倒したときに手に入るジェムで攻撃すればOK。
荷車無き街道では最初に強制戦闘となるが、これを倒してもモンスター図鑑は埋まらない。
ランダムエンカウントで倒す必要がある。
- 荷車無き街道のランダムエンカウントでは非常に出現確率が低いか、出現しないのかもしれない。
5時間ほど粘っても出なかったがキュレーンに移ったところあっさり出たため報告。
5th
往きて行き交いし路に出現。軟体特性で物理ダメージが効きにくいのは相変わらず。
火属性攻撃をぶつければ問答無用で即死するが、魔力攻撃は与えるダメージが2倍になるため、魔力さえ十分なら火属性でなくても簡単に倒せるだろう。既に習得しているならオーバーソーサリーを使うのもアリ。
水属性だけは無効化されてしまうので、ブラストを使う場合は水レイポイント以外のHEXから使うようにしよう。
上述通り火属性であれば物理攻撃だろうと即死するため、火レイポイントからクラッシュを撃っても撃退可能。
F
ティムニー?周辺のアウトフィールド(砂漠地帯除く)に出現。
2ndや3rdのように物理攻撃無効ではなくなったが、それでも軟体特性によってほとんどの物理ダメージを9割カットしてしまう上に、物理攻撃を受けると一定確率で「ぷるるん」と分裂してしまうため、倒す場合は魔力攻撃で。
3rd同様全属性が弱点なので、FPを溜める手間を惜しまないならマテリアルで倒し、欲しい属性のジェムを殖やすのも手。
XF
序盤のストーリークエスト?で戦う機会があるほか、フリーバトルでもちょくちょく出現する。
物理攻撃のダメージを大幅軽減、受けた物理攻撃がクリティカルヒットだと「ぷるるん」と分裂増殖してくれやがるのは過去作と同じ。
火属性の魔力攻撃に弱いのも相変わらずだが、浅瀬や沼など水地形にいる間はそれすらもほとんどダメージを与えられない。
Act.1-5ではラブライナ先生のDERをちゃんと聞いて、陸に引きずり出してから焼いてやろう。まああからさまな仕掛けが設置してあるから容易に想像できるけど
余談だがポリアーシャ?では「羊羹虫」というローカル呼称で呼ばれている。
確かにゲル状の体は羊羹ぽいと言えばそうだが、羊羹のように食べて美味しいとは到底思えない。