イギリス RankVII 自走式対空砲 Falcon
概要
イベント【BURNING DAWN】にて実装されたオファー限定車両。
2024/4/4~4/11まで行われたシーズンセールにて鍵と共に販売されたチーフテン小隊の自走式対空砲。
小柄な車体とニ連装の30ミリ砲が特徴的。
車両情報(v1.5.3)
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 80.0 |
俯角/仰角(°) | -10/85 |
リロード速度(秒) | 50.0 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 二軸 / 75 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 12 / 12 / 10 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 10 / 10 / 10 |
重量(t) | 15.9 |
エンジン出力(hp) | 406 |
2,500rpm | |
最高速度(km/h) | 52 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 89 |
乗員数(人) | 3 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 30 mm HSS 831L cannon | 2 | 620 |
弾薬*1
名称 | ベルト名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
30 mm HSS 831L | 既定 | SAP-I/HEI-T* | - | - | - | 60 | 53 | 43 | 33 | 28 | 19 |
30mm x 170mm HE-I-T | HEI-T*/HEI*/HEI*/SAP-I | - | - | - | 53 | 50 | 39 | 29 | 21 | 16 | |
30mm x 170mm APHE-I | SAP-I/SAP-I/SAP-I/HEI-T* | - | - | - | 53 | 50 | 39 | 29 | 21 | 16 | |
30mm x 170mm APDS-T | APDS/SAP-I/SAP-I/HEI-T* | - | - | - | 110 | 101 | 95 | 69 | 52 | 41 |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
車体 | 外部装甲 | 正面上部の一部に15mmの履帯装甲 |
側面に4mmの構造用鋼 | ||
内部 | 動力部と操縦手の間に 5mmの均質圧延鋼装甲 | |
主砲 | 二軸スタビライザー | 移動中の砲の垂直と水平方向への揺れを軽減 |
小隊ツリー
前車両 | ストライカー |
---|---|
次車両 | - |
解説
特徴
30mm機関砲を搭載した対空車両。優れた対空戦闘能力と対地戦闘能力を誇る。
【火力】
トゥルム Ⅲと同じ30mm機関砲を2門搭載。連射能力が高く、動きの素早い戦闘機などにも大変当てやすい。また、弾薬は全てを途中でリロードを挟まずに撃ち続ける事が出来るため、肝心なところでリロードを挟んで敵機を落とせないなんてことはない。対戦車戦闘にも有効なベルトを持っており、接近戦で有効弾を望める。30mmの威力は素晴らしく、ひと薙ぎで飛行機を解体することもある。
ただし、弾薬搭載数は若干心もとない。620発もあれば十分だと思うかもしれないが、発射レートが高いため気前よく撃ちまくっているとすぐ弾切れになって走り回る虫になる。特に弾薬消費が激しい対空戦闘においては確実に当たる距離まで引きつけ、短いバースト射撃をするよう心がけよう。弾切れになったら占領拠点に行って補給しよう。
本車両特有の強みとしてAPDS弾が使用可能な点が挙げられる。これは10mで110mmもの高貫徹力を誇り、日独のような装甲を犠牲にしているMBTや、各国のIFVは正面からでも破壊することが出来るようになり、また側面からならAP弾では抜けなかったT-54らのような装甲の施されている車両も悠々破壊できるようになる。スタビライザーや後述の良好な足回りもあり上のランクに連れて行くIFVとして十二分に耐えうるだけの性能があると言えよう。
【防御】
無いものと考えよう。防げても7.62mm程度であるため、ブローニングで撃破される事も珍しくない。被弾しても生き残ることができるのは車体前方を貫通された時や、履帯に掠っただけといった、相手のミスによるものくらいである。ただ、軽装甲車両全般に言えることだが、可貫通により無事で済むこともあり、相手の装填の隙をつくことで反撃できる。実際、筆者がT-54で車体を狙った際は、側面から撃ったため、被害が限定的であり反撃で砲身を割られて撃破された。
【機動性】
基本的に良好で不自由なく動けるが、最高速度は少し物足りない。実質的に出せるのは30km/h弱である。またエンジンが非力なのか、履帯が細いためか、坂道や悪路には弱い。対空砲としては十分な機動性があるが、地上目標に接近戦を仕掛ける時なんかは意外な鈍さに苦労することもあるだろう。ちなみに、軽車両なのでマップ上での表示が写りにくく、開戦初期の裏どりに重宝する。
【総評】
攻撃力と投影面積の低さは優れているが、弾薬の少なさによる継戦能力の低さ、紙ペラ装甲なのに微妙な機動力と言った具合に、物足りなさを感じる性能を持つ。
史実
FV433 アボット105mm自走砲の第二世代シャーシを流用し1970年に試作された実用試作車の自走対空砲、主兵装に海軍・陸軍・空軍で同時期に広く採用されていたイスパノ・スイザHSS 831L 30mm砲を2門採用し、機甲部隊に随伴可能な近接防空車両として期待されたが、FV433のシャーシでは十分な弾薬が搭載できない、電子装備のスペースも確保できないといった問題を抱え正式採用とはならなかった。同世代の自走対空砲が軒並み光学照準に加えレーダー照準システムを採用したが本車両では光学照準のみのであり、命中精度に関しては70年代の対空車両としてはお世辞にも良いとは言えなかっただろう。尚、同世代の対空自走砲としては、アメリカのM163、ソビエトのZSU-23-4、西ドイツのゲパルトなどがある。
小ネタ
本車の資料は大変少なく、Gaijinもモデリングをするのは大変だった模様。ボービントン戦車博物館に援助を求めたらしい。
ゲームでは再現されていないが、本来この車両の射撃システムは対地攻撃用のセミオートと対空射撃用の15~20発ほどのバースト射撃モードが用意されていた。照準器も対地用と対空用を別途に装備し、対空照準器は光学式ではあるが簡単に言えばカメラのオートフォーカスの原理を応用したもので、電子装備を介し射手の照準をアシストする機能を有していた。 また、この対空システムはレーダーオプションの装着を考慮しており必要に応じて索敵レーダーを装備出来た(搭載可能レーダーの詳細は不明)。 なお、この対空システムは英国が誇る安心と信頼のヴィッカースと機関砲の名門エリコンの英国子会社製で後に開発された車両にも応用された(恐らくチーフテンセイバー)。 また、車体はアボットと完全互換だったためアボット用のオプションパーツをほぼ全て取り付けることが出来た。
外部リンク
コメント
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- 車体が小さくてマップに表示されにくいみたいで、DCAより裏取りからの連続撃破が狙いやすい(やられた側は大体即抜けするから一度成功するとほぼ勝ち確)。しかも前回と前々回のイベント車両がどっちも紙装甲多めだったのもあって今の環境だと活躍しやすくなってるっていうね。 -- 2024-10-06 (日) 19:32:02
- T-44-100の砲弾を砲塔後部にぶち込んで砲手がオレンジ表示で終了。どうかしてる。 -- 2024-10-06 (日) 19:32:13
- 普通に強車輌だね。 -- 2024-10-06 (日) 19:32:22