車種別の基本、応用テクニック

Last-modified: 2024-03-17 (日) 12:12:25

目次


新米戦車長諸君!ここでは私、陸戦の教官が戦車戦における基本テクニックを伝授しよう。…だがまだまともにプレイできない状況なので隣の体力制のゲームから基本的な立ち回り方を持ってきた、ゲームは違えど基本は同じはずである
…書いてある内容が間違っている?直しておいてくれ、あとこれは応用編に置くべきだと思ったなら応用編にコピペをしておいてくれ

基本編

まず戦車には駆逐戦車や巡航戦車、中戦車に重戦車、軽戦車などたくさん種類がある。まぁ基本的なところは車種別特徴から学んでいるだろう。
そして次にIかIIのどこかで書かれていることかもしれないが基本的で重要なことを言っておく。
開幕そうそう敵味方の出発点のを挟んだマップ中間付近、主戦場エリアを超えないことだ。もし超えてしまってその先に敵が複数体いたら敵の集中砲火を食らって即搭乗員が全滅してしまうだろう。そのようなことになると無駄に味方のチケットが減るか足を引っ張ることになる、このようなことはあってはならないし極力避けるべきである。
そして基本編ではもう一つ教えよう、それは何かって?偏差撃ちである、縦の偏差をつけるのは着弾箇所が見えるようになっているゲームモードがあるため比較的簡単であろう、問題は横の偏差だ、ただただ動いている的に砲を撃っただけでは当たらない。この場所に砲を撃ったら当たるというところを予測して撃たなければ行けないのだ。そのためには実践あるのみである

車種について

軽戦車「初動占領から裏取りまで、高速の走者」

軽戦車は非常に高い機動力を持つが、火力、装甲は基本的に周りの戦車に比べて貧弱。持ち前の機動力を生かし戦線の後方に回り込み、側面を攻撃したり敵を撹乱することが主な任務。うまく側面を突くことができれば、正面から撃破することの難しい車輛を簡単に撃破し、チームを勝利に導くことができるだろう。

火力
★★☆☆☆
初期こそ周りも軽戦車ばかりなので火力不足にはあまり陥らないだろうが、ランクIIを超えると急激に攻撃が通用しづらくなる。PT-76M24は威力こそあるものの貫徹力が低く、必然的に側面や背面からの攻撃をせざるを得なくなる。ランクIV~VになるとAPDSやHEATFSの普及により、大幅に貫徹力が増すが、小柄な車体が仇となって大型の砲を積めず、他の車種と比較して砲威力が低くなっている。

装甲
★★☆☆☆
基本的に無きに等しい。ソ連の低ランク軽戦車は辛うじて周りからの攻撃を防げるが、米独は基本貫徹を許してしまう。高ランクともなれば周りの砲火力のインフレも相まって全く頼りになりなくなる。
ある程度口径が大きな対空車両にも貫通される場合もあり、それらの車両への油断は大敵。また、航空機からの攻撃にも注意が必要。
小柄な車体や、最高の持ち味である機動力を生かして敵の射線を回避するような立ち回りを心がけるとよい。
機動力
★★★★★
機動力は軽戦車の最強の武器だ。低ランクこそあまり映えることはないが高ランクになると高出力エンジンのおかげで70km/h近い速度を出すことが可能になり、孤立した重戦車なら一切の反撃を与えずに撃破できる。ただし中戦車(MBT)の機動力も増しているので過信は禁物。
一般的な戦中の戦車なら側面に回り込むなどして撃破することができる。マップごとに敵がよく通る場所を把握し、試合開始直後にその速度でいち早くそのポジション付近に到達して敵の側面を攻撃しよう。
市街地での戦闘では、物陰に隠れつつ、敵の側面に奇襲を仕掛けよう。

中戦車「走防攻とバランスのとれた主力」

中戦車は戦線の要だ。軽戦車と重戦車の中間的な性能を持ち、オールラウンドに戦うことができる。しかしそれ故に特化した性能を持つ戦車に負けやすく、それらと戦うにはその戦車の弱点を突く必要がある(軽戦車なら装甲、重戦車なら機動力)。それを踏まえて戦えば、あらゆる戦車に対応できる万能戦車と化すだろう。

火力
★★★☆☆
ランクII~IIIは75mm砲や76.2mm砲といった中口径砲を搭載している。この時はまだ搭載スペースに余裕があり、同ランク帯の重戦車と同じ砲を搭載しており、正面からでも十分に攻撃が通用するが、ランクIVになると重戦車の大型、大口径化についていけず重戦車より一回り威力、貫徹力の低い砲(例としてTigerII(H)は71口径8.8cm砲を搭載しているが同ランクのPz.Kpfw V Ausf.Fはほぼ同口径ながらも威力の低い70口径7.5cm砲を搭載している。またソ連車も重戦車のIS-2が122mm砲を搭載する中、通常ツリーでは85mm砲を積んだ中戦車しかいない。)しか搭載できない。持ち前の機動力を生かして側面攻撃を心がけるといいだろう。ランクVになると100mm級砲を搭載できるようになる。また高貫徹力のHEATFSや、格下に有効なHESH,APCBCといった砲弾も揃い、敵を選ばずに戦闘を行うことができる。それでもランクVの重戦車は120mm級砲を積んでおり、口径では劣るが、装填速度が重戦車に比べ1/2~1/3と非常に速いので手数で攻める戦いができる。格上の重戦車で正面からの戦いであっても、弱点をつくことができれば十分に戦えるはずだ。

装甲
★★★☆☆
装甲は重戦車程ではないが、全ランクを通してそこそこの装甲があり、格下、同格の弾なら十分に弾くことができる。しかし機動力を重視しているので重戦車とは違い背面・側面が非常に脆弱です。高い旋回性能を生かして敵に対し適切な角度を取ることが重要になる。
ソ連の代表的な戦車であるT-34シリーズは、傾斜装甲を多く採用しており、ある程度敵の砲弾を弾くことも可能。しかし当然ながら弱点を突かれると容易に撃破されるのでそれほど信用できるものではない。

機動力
★★★★
軽戦車程ではないにしても、高い機動力を誇る。高い機動力を生かし、軽戦車よりも高い火力を敵の側面に浴びせられるのが中戦車の一番の強み。
戦闘開始後に敵の側面が見える位置に移動し、狙撃するといった戦い方も可能。

重戦車「正面戦闘の要」

重戦車は戦線において盾役と攻撃役の二つを演じることになる。大出力エンジンを搭載しているおかげで大柄な車体に非常に厚い装甲を持つことができ、車体が大きい(=車内スペースが広い)ため大きな火砲を積むことができる。これにより重戦車は高い火力と装甲を保持しており、一見最強のように思える。しかし重戦車にも欠点はある。機動力が極めて低いことだ。中には中戦車に追随できる速力を持つ(代わりに装甲は薄めであることが多い)重戦車もいるが、大抵は遅く、旋回速度も低い。それ故に軽戦車の奇襲に対応しづらく、自分の装甲を容易く撃破できる格上や駆逐戦車の攻撃を回避することも難しい。爆撃の餌食になることも少なくない。非常に強力な戦力となる重戦車ですが、彼らの前では繊細な立ち回りを要求されることになるだろう。

火力
★★★★
中戦車よりもはるかに強力な攻撃力を持っている。同格以下はもちろん、格上も慎重に狙えば撃破可能。しかし、攻撃力を持ったかわり、装填速度や砲塔旋回速度は中戦車などに比べかなり遅いため、一撃必殺が求められる。中には装填速度がある程度早い車両も存在するが、平均的には遅め。側面などを攻撃することができれば、ひとたまりもないだろう。ランクがあがると敵戦車の総合的な装甲も厚くなるため、過信は禁物。いかなる強力な砲を搭載していても、弱点を正確に攻撃することを忘れないように。

装甲
★★★★★
重戦車の最大の強みともいえる装甲は、中戦車などとは圧倒的に差をつける装甲を多くの車両が備えている。正面はほとんど抜かれる心配はないだろう。だが、ティーガー1などは装甲はあっても、垂直装甲であるため貫徹力のある車両には貫通されてしまう。そこで活用されるのが後述の昼飯の角度だ。多くの重戦車はこのテクニックを利用することでかなり砲弾を弾くことができる。前線でどっしりと構え、敵の戦車を圧倒しよう。だが、油断は禁物。正面からでも格上や正確に弱点を攻撃されるなどで撃破されてしまう。また、側面や背面は当然ながら弱点。側面や裏どりに注意して戦おう。

機動力
★★☆☆☆

駆逐戦車「戦車を屠る狙撃手」

対戦車自走砲・駆逐戦車・突撃砲等、本来は国や兵科によって色々な呼称や役割が与えられているが、本ゲーム内ではまとめて駆逐戦車として分類され、戦車ハンターの役割が割り振られている。強力な砲を搭載している代わりに、旋回砲塔がない、装甲が薄い、機動力が低い等の弱点がある。前線に出すぎると弱点を突かれてあっさりやられてしまう。そのため、後方からの狙撃や待ち伏せ・奇襲・拠点防衛戦闘が基本的な戦術となる。通常の戦車よりも立ち回りが難しいが、使いこなすことができれば無敵の戦車キラーとして活躍することもできるだろう。
ここでは便宜上、機動力が高く装甲が薄めのものを軽駆逐戦車、装甲が厚く機動力が低いものを重駆逐戦車、どちらとも言いづらいものを対戦車自走砲としている。

火力
★★★★★

装甲
☆☆☆☆~★★★★★

機動力
☆☆☆☆~★★★★★

対戦車自走砲「必殺の一撃」

対戦車自走砲は攻撃に全てを振った戦車だ。周りに比べて最も火力の高い砲を持ち、あらゆる敵を撃破することができる。然し装甲は無きに等しく、機関砲弾すら通してしまうほど薄い。機動力も決して高いとはいえない。小柄な車体であることも合わさって待ち伏せが基本戦術となるだろう。最初は待ち伏せがうまくいかないかもしれないが、使いこなすことができれば敵に一切の反撃を許さずに撃破することができるだろう。独ソの対戦車自走砲は、高ランクになると軽駆逐戦車に置き換えられる。
火力
★★★★★
装甲
☆☆☆☆
機動力
★★☆☆☆

軽駆逐戦車「高火力を素早く、必要な場所へ」

軽駆逐戦車は中戦車と対戦車自走砲の中間的な性能を持つ。中戦車に劣らない機動力を持ちながら、対戦車自走砲とほぼ同等の火力を持つ。ただし大抵の軽駆逐戦車は、砲塔を持たない為、機動力は陣地転換ぐらいにしか使うことができない。中戦車のように扱うには、敵の出る方向を予測しなければならず、扱いが難しいものの使いこなせれば中戦車の上位互換として、高い戦果を期待することができるだろう。
火力
★★★★
装甲
★★★☆☆
機動力
★★★☆☆

重駆逐戦車「重戦車をも上回る高火力、装甲」

重駆逐戦車は正面戦闘に全てを振った戦車と言える。巨大な車体に搭載された砲は、あらゆる戦車を粉砕することができ、分厚い正面装甲は、あらゆる敵の攻撃を受け付けない。防衛戦ともなれば、敵は相当な犠牲を払わない限りこの戦車を撃破することはできないだろう。しかしその巨体ゆえに、機動力は重戦車以上に劣悪。砲塔旋回も持たないこの戦車は、中戦車ですら接近されれば苦戦を強いられるだろう。また、その火力故に、あらゆる敵に攻撃されることになる。位置取りさえ間違えなければ、敵に最も恐れられる戦車となるはずだ。
火力
★★★★★
装甲
★★★★★
機動力
☆☆☆☆

自走式対空砲「機甲部隊を空から守る防空の要」

自走式対空砲はこれまでの車輛とは異なる特殊な車輛である。この車輛が攻撃するのは戦車ではなく航空機だ。故に対戦車能力は低く、軽戦車や対戦車自走砲ぐらいしか攻撃が通用しないが、この車輛の持つ対空火力は敵爆撃機に対して大きな脅威になる。対戦車能力こそ低いものの、敵爆撃機を撃墜し続けることで味方戦車を爆撃から守り、チームを勝利に導くことができるだろう。
また、貫通力が低いとは言え通常の戦車砲とは比べ物にならない速度での発射が可能なため、装甲の薄い軽戦車や対戦車自走砲、自走式対空砲を相手取る時には凄まじい制圧力を持つ。
火力
★★☆☆☆☆
装甲
☆☆☆☆
機動力
★★★☆☆

応用編

基本は理解出来ただろうか?ここからはその応用となる。
基本がまだ理解出来ていないならばもう一度よく見直してくれたまえ。

共通編

ここでのテクニックは大体の車両で共通となる。
対空砲火を行う自走式対空砲はこの限りでは無いが、他の車種にも勿論乗るだろう。つまり、見ておいて損は無いだろう。

できるだけ被弾面積を減らす

被弾面積が大きければそれだけダメージが入りやすいということ。障害物に隠れるなどしてできるだけ敵に見せる部分を減らそう。

勝てない敵は逃げるが勝ち

どうしても抜けない・分が悪い敵は戦わないのも手。味方に任せて逃げるが勝ち。
可能なら履帯を抜いて逃げれば、敵を立ち往生させる事もできる。

ショットトラップ

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装甲の避弾径始によって跳ね返された跳弾が、装甲の薄い車体上面に滑り込むように命中して被害を与える現象。
パンターDの砲塔防盾の様に、砲塔の装甲の一部が、車体に向かって下向きになっている戦車等で起きる可能性がある。
装甲を抜くことができない場合はこれを狙ってみてもよいだろう。

 

パンターD型の防盾はかまぼこ型となっており、当たった砲弾が下方に跳弾して薄い車体天板を貫徹するという事態が発生した。この問題は1944年9月から量産されたパンターG型ではショットトラップを防ぐ為に防盾下部に張り出しが設けられるようになった。

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厳密にはショットトラップと違うが、車体に近い砲塔の基部や防盾下部、砲塔上部のコマンダーキューポラやペリスコープの様な直撃させてもダメージにならない構造物、履帯の上に張り出しているスポンソンの直下等を狙って榴弾を打ち込み、車体上面や砲塔上面やスポンソン底部等の装甲が脆弱な部分へ爆風を直撃させて甚大な被害を与える事も出来る。

弾薬のお話

このゲームでは他のFPSなどと違い、砲弾などの弾に多様な種類がある。どれを選べばいいのだろうと迷ってしまうこともあるだろう。そんな戦車長のために解説していく。

AP系列(準備中)

・徹甲弾(AP)
 この砲弾はほかのゲームなどでもよく見るため知っている戦車長も多いのではないだろうか。
 AP弾は中心に硬く重い金属の弾芯と軽い金属の弾体を持っており、敵の装甲を貫き破壊するための砲弾である。
 
・徹甲榴弾(APHE)
 HEと付いているが別に砲弾が爆ぜる訳では無い。徹甲弾に少量の炸薬が入っている砲弾で、ただのAPよりも加害しやすい。
 そのためこの砲弾は口径によるが比較的敵をワンパンしやすい。 

・硬芯徹甲弾(APCR)
 この砲弾はタングステン合金や鋼鉄などの重金属でできた弾芯と軽金属の弾体で構成されていて、弾速が速い。
 タングステンや鋼鉄などと一見強そうに見えるかもしれないが加害がゴミなのでAPHEなどの炸薬入りの弾を使用できるならそっちを使うほうが望ましい。
 なお、75mm砲などでAPHEなどの炸薬入り砲弾ともう一枠を埋めよとした時に後述するHEなどとAPCRが使用可能ならAPCRをお守りに数発積むとよいだろう。

・被帽付徹甲弾(APC)
 APの先端に跳弾を防ぐ為の軟鋼の被帽を付けたもので、跳弾・標準化に対して有利となっているが、被帽の形状により空気抵抗が多く貫徹力の減衰が大きい。
 

重戦車編

昼飯の角度

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ドイツ戦車によく見られる装甲が垂直に切り立った戦車の車体を、敵に対して1時(もしくは11時)の角度に向けることで対弾性を高めるテクニック(避弾経始)。ティーガーIを例に出すと、正面から受けると102mmしかない装甲でも、斜めに構えることで140mmにもなる。角度がつくことで跳弾の効果も期待できるのでその防御効果は見かけ以上と言える。。当然、傾ければ傾けるほど実質装甲厚は高まるが、その分装甲の薄い側面を晒すことになるので傾け過ぎには注意しよう。余談だが、昼飯の角度とはティーガーIの教本に書かれていたテクニックである。

昼飯の由来

車体進行方向を12時と見立てた場合の理想的な敵対方向が昼食時刻に近いため「昼飯の角度」と称するようになった。

角度と実質装甲厚の関係

角度(°)010203040506070
装甲厚(倍)11.021.061.151.311.5622.92

100mm装甲なら真正面から10度傾けて約102mm、40度で約131mm、60度で200mm分の装甲になる。

  • 昼飯の角度は戦車に合わせて
    一方でM6A1、IS-2やIS-3などの曲面や楔型の装甲配置の戦車で昼飯角度を取ると、傾斜が減り抜かれやすい部分が増えてしまう。昼飯や豚飯は戦車に合わせて使おう。IS-3の例(赤線の部分が実質装甲値(傾斜を含めた装甲値)だが、昼飯角度から撃たれた場合の数値は正面から撃たれた場合より小さくなっている)

豚飯の角度

angle2.jpg
こちらは昼飯と地形を活かしたテクニック。
遮蔽物で前面と前面下部を隠し、側面の垂直に近い角度で跳弾を狙う。
こちらは昼飯に比べて前面が隠れているので、車体下部という戦車最大の弱点を隠せる。更に側面の約半分を占める履帯に命中させてダメージを吸収させる効果も期待できる。
壁から少し離れ、なおかつ前面が隠れた状態で敵に砲身を向けられるようにポジションを取り、
リロード時は前進して側面も隠れられるようにするとさらに効果が高い。
昼飯とは逆に履帯外側に砲身を合わせると上手な豚飯ができるだろう。
重戦車(あるいは固い他の戦車)で豚飯を行えば、弾けない弾などない。昼飯よりも圧倒的に有効かつ実用的な戦術なので、是非ともマスターしよう。いや、しなければならない!
ちなみに車体後部に砲塔のある車両は特にこのテクニックを使いやすい。

地形や障害物を使ったハルダウン

有効な戦車:ある程度の俯角がとれる全ての車両で有効
      特に砲塔が頑丈な戦車でやると強力
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坂や稜線、戦車の残骸等を使い、装甲の薄い車体を隠し、硬い砲塔だけ出して砲撃する。砲塔が硬く俯角の取れる戦車での活用が最も適する。砲塔が柔らかい中戦車でも、被弾面積を減らせるという利点がある。さらに傾斜装甲を採用している1部の戦車は稜線により車体が傾き正面装甲の傾斜が増すため通常より跳弾する可能性が上がる。

ただし、薄い部分のキューポラや副砲塔等の弱点がある車両は、こまめに動いて敵に狙わせない動きが必要。

それぞれの車両の俯角の取れ具合で、ハルダウンできる場所が異なるので、その戦車にあったポジションを探してみよう。

  • ハルダウンしてる戦車への対処法
    • "砲身を壊す"
      敵戦車の砲身を撃って壊し、使用不可にしたのち、突撃、接近して弱点を攻撃する。ただし、砲身に確実に命中させるスキルが必要であるほか、他の敵がこちらを狙っていないことが前提条件である。
    • 下に落ちる弾道を利用して見えてない場所に砲弾を撃ち込む
      迂回したり、砲撃支援で燻り出したり、砲身やキューポラ等の見えている場所を正確に狙う以外の対処法として、ほんの少しだけ照準を下へずらして見えてない車体を狙う方法がある。
      遠距離の砲撃や、III号戦車やIV号戦車、KV-2、M60A2の152mm砲の様な短砲身砲やHEAT弾や榴弾等の擲射弾道(砲弾の低落量が大きい弾道)の砲弾ほどやりやすい。条件が良ければ、高初速の低伸弾道の砲弾を撃ち込む事も出来る。

逆豚飯

基本テクニック「豚飯」の、車体を前後逆にしたもので、つまり背面を障害物に隠す、変則の豚飯である。
この技術は「砲塔が前寄りの車両」やIS-3シリーズを始めとした「正面が楔型装甲の戦車」において有効である。

まず「砲塔が前寄りの車両」の場合、通常の豚飯だと、撃つ際にかなり後ろまで下がる必要があり、攻撃のチャンスを逃しやすい。また、正面が見えてしまいそこを撃たれる可能性もある。逆豚だと、移動距離が短く素早い射撃が可能である。

さらに「正面が楔型装甲の戦車」は、豚飯で斜めに顔を出すと正面装甲が相手に正対してしまい、避弾経始がとれない。特にIS-3シリーズは砲塔もかなり前寄りのため、逆豚飯は同型戦車で非常に有効なテクニックとなる。

参考動画

昼飯を豚飯に一時的に変える

いったん昼飯をする。ただし、このとき豚飯の角度を取る。そして、敵が撃つと思ったら即座に前進し、側面に当てさせる。これにより、遮蔽物の無い場所で豚飯と同じ効果を発揮でき、車両によっては履帯吸収も期待出来る。

これは特にタイマンの時などに使えるテクニックだ。
味方車両がいる段階では、敵も距離を詰めて来ることはなく、豚飯もできる。しかし、周りに味方がおらずタイマンになった場合には敵は詰めて来るので、当然豚飯は出来なくなる。また、そのような状況では敵も位置取りを変えるので、敵のいる方向に障害物が無い場合も想定される。
そのような場合にこの技術をマスターしていれば、相手に対して大きなアドバンテージを取ることができる。
ただし、これを行うには相手の車輌の装填時間を完全に把握している必要があるため、難易度は高い。

走り昼飯

速度の早い車輌に向いた技術。上記の昼飯から豚飯にするテクニックの応用。
敵に向かって前進する際、あえて装甲の薄い側面を貫通できる角度で傾ける。そして敵が撃ってくるタイミングで車輌の角度を跳弾できる角度に旋回させ、豚飯のように弾く。
敵に対して距離を詰める時などに使える。
他にも撃ってくるタイミングで停止したり後退するなどして、装甲の厚いところに当てさせて弾くというテクニックもある。
これも相手の装填時間を完全に把握している必要がある上、自分の側面がどの角度なら抜けて、どの角度なら抜かれないかも把握している必要があるので、難易度は高い。

NDKへの対処方法

重戦車にとっての大きなピンチとして、敵の快速車両、特に攻撃力の高い軽・中戦車からNDKを受ける事が挙げられる。

最も有効なNDK対策は、言うまでもなく、ひらけた場所で孤立しない事である。どんなに重装甲の車両にも側背面などに必ず弱点があり、また、そのような重装甲車両ほど速力や旋回性能に難がある。さらに大火力砲の場合は概して装填速度が遅く、孤立時にNDKを受ければ、必ず手数で圧倒される。多少足があっても機動性では絶対に軽・中戦車に敵わない。広い場所に進軍する時は特に、絶対に孤立しない事を心がけるべきである。

 

それでも自身の守る前戦が劣勢となった場合などに、NDKを受ける事がある。その際には、以下の方法を組み合わせる事で、危機を脱する可能性が高まる。

  • まずは、砲塔と車体両方を同時に旋回させ、相手に喰らい付く事である。特に砲塔に関しては、装填が終わるまでは自動照準だけに頼らず、手動旋回も加える事が望ましい。また、相手が逆回転に移る事もあるので、スナイパーモードを切り視野を広く保つ方が有利である。煙幕等を積んでいるならば躊躇なく使用すべきだ。
  • さらに、崖や建物等、敵車両が周回運動をしにくい場所に逃げ込み、味方の救援を待とう。そのような場所が無い時でも、出来るだけ起伏のある地形に逃げ込めば、敵は登り坂で周回速度が一時的に落ちるので、そのタイミングで落ち着いて一撃を加えよう。履帯も切れればなおよしである。
  • 最後の手段として、敵車両への密着がある。敵車両は密着されれば、周回運動が止まる。そこを狙って攻撃するとよいだろう。
     

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