戦歴600年・千鬼ヶ原の戦い
「梵能寺の一件でお屋形様が没したとは信じがたいが……」(機巧武者ユキグレ?)
梵能寺の変の数日後、謀叛を起こした機巧部隊は、遠征から戻った
タイクーンによって捕らえられ、六天城の地下牢に幽閉された。(機巧将イチヤ・ジョー?)
梵能寺の変後、六天軍は機巧の国のタイクーンの指揮下に置かれた。
タイクーンの治世は安定し、機巧の国にはしばしの平穏が訪れた。(アシガルアーチャー?)
「機巧の狼藉者は、源氏八騎が始末いたす」(源氏八騎 八龍?)
源氏八騎は大戦国時代以前から存在する古豪の戦闘集団。
タイクーンは民に信望の厚い源氏八騎と協力して国を治めた。(源氏八騎 源太?)
戦歴598年、機巧の国の君主、タイクーン機能停止。
安定した政情は一変し、国は六天軍派と、源氏八騎派に二分した。(犀ボーグ?)
六天軍の権力をそのまま受け継いだ機巧の国の影響力は大きく、
機巧の国に端を発した権力争いは、他の五国にも波及した。
源氏八騎派と六天軍派、それぞれに支持を表明する武将が現れた。(角ペンギン?)
厳陀羅の仲裁もむなしく、六天軍派は戦を望んだ。(降魔明王?)
厳陀羅の武将たちが寺院城に結集され、明王会議が開かれた。
議題は機巧の国の分裂した二派のどちらを支持すべきか。(暁の寺院城アルン?)
妖戒衆の隠れ里が六天軍に襲撃され、逃げ遅れたものが捕えられた。(ギュウキ?)
妖戒衆の古老ドンぬらりひょんは、各地に潜む妖戒を隠れ里に召集した。(一反モメン?)
六天軍派の襲撃は、当然妖戒衆の怒りを買うこととなった。
捕らわれた妖戒奪還のため、妖戒衆は一致団結し戦に臨んだ。(大ダラボッチ?)
「黄泉より呼び出したる魂なぞ、所詮仮初めのものに過ぎない」(陰陽皇リクドウ?)
リクドウは、戦にそなえて幾万の雑兵を召喚するようなことはせず、
選りすぐりの二体の呪鬼、前鬼と後鬼だけを召喚した。(前鬼?)
「邪魔スル者……全テ薙ギ払ウ……」(後鬼?)
「お屋形様」は紫霊の国において黄泉に住まうと信じられている、
六絶神の一柱、欲望のデス・ガル・ヴァドスを重視していた。(天魔王ゴッド・ゼクス -零ノ型-?)
陰陽領は戦に備え、高位の夜族たちを招集し黄泉ヶ淵に向かわせた。
その地に残る古の祭殿で、強力な武力を誇る数多の呪鬼が召喚された。(ムシャデビル?)
「千鬼ヶ原と黄泉とをつなげるか……不可能ではないが……」(陰陽導師シド?)
戦の舞台となった千鬼ヶ原は、領主のいない荒れ果てた原野。(風魔ヤブサメ?)
千鬼ヶ原では、それぞれの国の対立する勢力同士が向かい合った。
つまり、厳陀羅は蒼牙隊との対決を迫られる形となった。(ワニアラシ?)
この戦で蒼牙隊を率いたのは獣頭の猛者、シロナガス。(海龍武将イッカク?)
蒼牙隊が戦の口火を切ろうとしたとき、
千鬼ヶ原の遥か上空の景色が歪み、燃える船体が現われた。(氷河武者ゴマフ?)
燃える船体から姿を現わしたゴッド・ゼクスの姿は、
梵能寺の変以前のものとは大きく変貌を遂げていた。(側近衆ジンベア?)
ゴッド・ゼクスは、六天連鎖の術に利用するため、
六国すべての武将が集うような大戦を待っていたのだろうか。(側近衆シバドッグ?)
上空に現われたゴッド・ゼクスは六天連鎖の儀を行い、
敵軍友軍問わず、すべてのスピリットの力を吸収し始めた。(甲殻武者ヒシガタ?)
六天連鎖によって千鬼ヶ原の戦場の空は淀み、
辺り一帯は異様な空間に包まれた。(オワリノセカイ?)
かつて炎武の国を束ねた稀代の猛将、戦国龍ソウルドラゴン。
大戦国時代末期、その奥義、連刃は受け継がれ、さらなる進化を遂げた。(ムシャレックス?)
ゴッド・ゼクスが姿を現わした時、バーニング・ソウルドラゴンの命により、
機巧の国に真っ先に伝令が飛ばされた。
六天城の地下牢から、デイブレイク・サードを解放するためだ。(機巧武者ズイウン?)
「六天連鎖に必要なのは、六国それぞれのスピリット。
贄となるスピリットが多いほどその力は強大になる。(機巧法師ヤテンコウ?)
「術を崩し、六天を討つべし」(天下武者デイブレイク・サード?)
バーニング・ソウルドラゴンは、機巧の国より戻った伝令から、
ゴッドゼクスの秘密を聞き、六天連鎖崩しの策を立てた。(弩弓竜スイハ?)
「まずは六天連鎖を破らねば、勝機はない」(法剣明王?)
「六天連鎖が破れるかどうかは六国それぞれの働きにかかっている」(暴武将ゴウジン?)
すべてはバーニング・ソウルドラゴンの一撃必殺による決着のため、
六天連鎖破りに賛同する各国の武将は協力しあった。(見張りキンカ?)
千鬼ヶ原の戦いは、いかに六天連鎖の呪縛を破るかの戦いであった。
六天連鎖を破る鍵は、ゴッド・ゼクスの軍勢を打ち倒すこと。
つまり、六国それぞれの戦いに運命は委ねられた。(機巧忍者シオマネキ?)
「時化の荒波に比べれば、云万の軍勢など容易いものだ」(七海大名シロナガス?)
厳陀羅のセンジュと、蒼牙隊のシロナガスの戦いは、
大地をえぐるほど激しく、豪快であった。(ノコギリウルフ?)
かつて天と共に永篠合戦を戦ったヤイバノカミは、
千鬼ヶ原の戦いにおいてもその盟約を裏切ることはなかった。(忠臣エゾウルフ?)
「おのれ、ヤイバノカミのやつ、待っておれ……、
こたびの戦で必ずや目にもの見せてくれよう!」(オトノサマ?)
この戦のために里から選ばれたのは、戦闘に長けた武闘派の異牙忍。(異牙中忍レオ・カムイ?)
あらゆる武具の扱いに長けた忍風の里きっての武闘派。(異牙忍頭首トウドウ?)
「どれだけ防備を固めようと、忍がつけ入る隙は必ず残っている」(大地の忍ダイビート?)
忍風とヤイバノカミ軍の衝突。戦力は拮抗しているけれど、
ヤイバノカミは武将としての年季が違う。
付け焼刃に忍風を雇ったオトノサマは、あっと言う間に討たれたそうだ。(異牙忍ワラビ?)
妖戒衆は他国の軍勢と連携を取り、ゴッド・ゼクスとの戦に協力した。
とはいってもやることは同じ。仲間を取りかえし、六天連鎖を崩すこと。(側近衆ワンコマ吽?)
「仲間を取り返せば、武竜のヤツが後はなんとかするじゃろて」(ドンぬらりひょん?)
意外なことに霊獣の将、アメホシノミコトが陰陽領の軍勢を封じ、
バーニング・ソウルドラゴンの進路を開いた。(紫煙鷲?)
「長きにわたった戦乱、今ここで終わらせる……!」(戦国龍皇バーニング・ソウルドラゴン?)
炎武の国は永篠合戦での雪辱を果たし、
ゴッド・ゼクスの野望を打ち砕いた。(炎武の紋?)
六国を救った英雄は、六国を見守る戦神へと昇華した。(戦国龍神テンカフブ?)