国境警備隊

Last-modified: 2024-04-01 (月) 23:32:05
収録拡張コストカード種別効果
ルネサンス2アクション+1アクション
あなたのデッキの上から2枚のカードを公開する。そのうち1枚をあなたの手札に加え、残りを捨て札にする。両方ともアクションカードの場合、ランタンまたは角笛を取る。

角笛

収録拡張カード種別効果
ルネサンスアーティファクト各ターンに1度、あなたが場から国境警備隊1枚を捨て札にするとき、あなたのデッキの上に置いてもよい。

ランタン

収録拡張カード種別効果(※日本語訳はDominion Onlineより)
ルネサンスアーティファクトあなたの使用する国境警備隊は3枚カードを公開し、2枚を捨て札にするようになる。その3枚がすべてアクションカードの場合のみ、角笛を得てもよい。
 2019年のルール変更とエラッタについて
このカードは2019年のルール変更とエラッタカードテキストから効果が変更されており、2021年現在の(日本語版の)カードテキストと効果が異なります。
Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは変更後のルールで処理が行われています。
実際のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため変更前と変更後のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。
(ルール変更前の情報については余談を参照してください。)


概要

デッキトップ2枚から選んだ1枚を手札に加えるアクションカード。
手札が増えないためキャントリップに近い動きとも言えるが、2枚から選べる分だけ良質なカードを引き込みやすい。
デッキの回転速度が上がる分強力なことが多いが、2枚とも有用なカードであった場合には一方が捨て札に落ちるという欠点もある。
何度も使用したいが高額なカードがある場合や、手札に特定の組み合わせを揃えたいに特に役立つ。ただし、このカード単体では何も出力しない点には気を付けよう。

また、公開した2枚が共にアクションカードであった場合、ランタンと角笛のいずれかを得ることができる。
どちらも国境警備隊を強化する効果だが、条件達成の難易度はデッキ次第となる。アクションカード比率が高いコンボデッキであれば、そこまで難しくない。

利用法

  • 「引ききってはいないがデッキを一周させる」のが得意。荒れ場圧縮しづらい場、植民地場などカードの強弱の分散が激しい状況に適している。
  • コストの安さを活かして複数積み、特定のカードを探しに行く使用法が考えられる。
    • 取捨選択しながら手札を揃える点は倉庫系に近いが、手札枚数が減らないのが特徴であり、何枚でも採用できる。
    • 序盤なら主に圧縮カード、特に守銭奴のサポートに適している。
  • 角笛があれば毎ターン使用できるので、共謀者豊穣の角笛といった場のカードを数える効果と相性がいい。
  • 国境警備隊で次の国境警備隊を探して次々使用できるため、鍛錬の+1コイントークンを置く対象として非常に適している。
  • ランタンがあれば公開カードが増えるだけサーチ能力が上がる。しかし同時に、先述した「選ばなかったカードは捨て札にしなければならない」というデメリットめいた側面も大きくなる。

詳細なルール

  • 公開した2枚が共にアクションカードである場合、ランタンか角笛のどちらかを得なければならない。他プレイヤーがすでに得ていた場合は、自分が新たな保有者になる。
  • 捨て札・デッキのカードが合計1枚しかない場合、そのカードを手札に加える。合計0枚ならば何も起こらない。
    • ランタンを持っている場合に捨て札・デッキのカードの合計が2枚以下の場合、可能ならばそのうち1枚を手札に加え、残りを捨て札にする*1
  • 国境警備隊を相続しても角笛で屋敷をデッキの上に置くことはできない。角笛は名前が「国境警備隊」のカードのみを参照する。
  • 国境警備隊を相続した屋敷はランタンの恩恵を受ける。
    • ランタンは所有者の使用した国境警備隊の使用時効果を変更する。相続した屋敷によって「屋敷トークンの乗った国境警備隊」が使用され、その使用時効果が変更されるため*2
  • 同じ根拠から、自身のカードではない国境警備隊を使用してもランタンの恩恵を受けることができない。例を以下に挙げる。
    • ネクロマンサーで廃棄置き場の国境警備隊を使用したとき。
    • 玉座の間はみだし者を選び、1回目の使用でサプライや廃棄置き場に移動した後、2回目の使用で国境警備隊にしたとき。
  • 2019年のルール変更とエラッタにより、自身のカードではない国境警備隊を使用した場合でもランタンの恩恵を受けることができるようになったので注意。例を以下に挙げる。
    • ネクロマンサーで廃棄置き場の国境警備隊を使用した場合でも、ランタンの恩恵を受ける。
    • はみだし者などの命令カードでサプライの国境警備隊を使用した場合でも、ランタンの恩恵を受ける。
    • ハツカネズミの習性で脇に置いた国境警備隊を使用した場合でも、ランタンの恩恵を受ける。
  • ランタンの効果は【書換処理】である。(詳細は「効果の上書き」と「効果の書き換え」に関する2023年版裁定も参照のこと)
    • 例えば、ランタン所持時に使用した国境警備隊が、女魔術師のアタック効果を受けた場合、ランタンの処理は女魔術師アタック効果で上書きされ、効果がキャントリップになる。
    • 例えば、ランタン所持時に【無謀な国境警備隊】を使用する場合は、「ランタンによる書き換え効果」も「無謀なによる『カードの指示に2回従う』の効果」もどちらも適応されるので、【ランタン化無謀な国境警備隊】として『「(+1アクションを得た後)山札3枚公開、1枚手札に加え、残りを捨て札にする』を2度実行する」と処理される。

コメント

  • アクションカードだけ公開すればアーティファクト取れるから山札と捨て札の合計をアクションカード1枚にして使用すれば取れると思ってたけど、2枚公開しなきゃいけないのか。ランタンを得た後も1枚や2枚だと角笛取れないんですね。ところで例えばランタンを得ている状態でアクションカード3枚公開したときに「ランタンを得ようとして失敗する(角笛を得ない)」という選択は可能なんでしょうか? -- 2023-05-15 (月) 18:46:41
  • 可能です。 -- 2023-05-15 (月) 19:08:34
  • ありがとうございます。というかよく見たら角笛は強制効果じゃないから得ておいて損は無いですね。 -- 2023-05-15 (月) 19:13:48
  • 公開したカードのうちどれを手札に加えたかは公開情報ですか(ランタンを得ている場合に影響)? -- 2024-01-19 (金) 19:02:16
  • 選んだ時点では公開情報です。手札に入った後は非公開情報です。 -- 2024-01-20 (土) 00:37:20



*1 ランタンのテキスト通りの指示に従うと可能な限り2枚を捨て札にするように捉えてしまいかねないが、実際には元の国境警備隊と同様、手札に加える1枚が優先であり他を捨てる処理である。
*2 Renaissance発売直後http://forum.dominionstrategy.com/index.php?topic=19198.msg776502#msg776502でなされた議論に拠る。したがって、Lanternは一定状態のカードに対し能力置換効果を及ぼすもので、はみだし者、相続、大君主に続く4例目を提供する。なお、2019年1月現在、ドミニオンオンラインでは恩恵を受けることができない。2019年のルール変更とエラッタにより、相続の効果が変わったのでこの問題はより明確に解決された。