【かまいたち】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 03:19:49

概要

DQ4などに登場するモンスター。ナンバリングでは今のところ【海図を広げて】が流れる作品に登場している。
色違いに【うずしおキング】【レッドサイクロン】がいる。
 
竜巻の中に人をおちょくった顔のたらこ唇が、ジュウシマツ住職みたいな人を小馬鹿にしたポーズで収まっているというなかなかにシュールかつインパクトのある外見をしている。
デザインの元ネタは、アメリカのアニメ『ルーニー・テューンズ』に登場するタスマニアンデビルだろうか。何でも食べる大食漢で、竜巻のような姿になって周囲の全てを食い尽くす、印象に残るキャラクターである。
奇抜なデザインにしてもそうだが、何より【柴田亜美】による「あっと驚くため五郎」のネタ(4巻P118)が強烈に頭に残っているという人が多かろう。
モンスターズでの説明によると、足を高速で回転させて竜巻を発生させているらしい。
竜巻のせいで下半身がどうなっているのかは長らく不明だったが、DQ9で実態が明らかになった。
イラストでは4本指だが、近年の作品では例によって5本に修正されている。。 
 
なお「かまいたち」とは強風によって皮膚が裂けるといった自然現象のことであり、そこから転じて「手が鎌になった、あるいは手に鎌を持ったイタチの魔物(妖怪)」とされている。
が、先述の通りドラクエシリーズのかまいたちにはイタチ要素なんか欠片もない。
ついでにいえば強風によって皮膚が裂けるという現象も具体的な証拠をもって確認されたことがない(巻き上げられた小石や木の葉が原因である可能性はある)ので、妖怪以前にこの時点で既に立派な都市伝説である。
 
英語名は作品によってころころ変わっており、「Razor wind」「Cyclown」「Wind beast」などがある。
Cyclownはcyclone(サイクロン)とclown(ピエロ)の合成語だろう。
 
特技の【かまいたち(特技)】については、当該項目を参照。
 
DQ7の最序盤に訪れる【謎の遺跡】内のイベントでは遺跡の緑の柱を覗いて見える壁画でかまいたち系統の魔物が見られるが、DQ7ではこの系統は登場しない。
そもそもこの壁画に描かれている【フレイム】系統(赤の柱)、【マーマン】系統(青の柱)、【ゴーレム】系統(黄色の柱)、かまいたち系統の内、DQ7に登場するのはゴーレム系統だけだったりする。

DQ4

【さえずりの塔】【エンドール】周辺(2章のみ)、【コナンベリー】周辺に出現する。
素早さが40と周囲の敵と比べて倍近くあるのが特徴。上位種のうずしおキングは42なのでかなり素早い。
その反面攻撃力は低め。バギを2回唱えることができるMPを持つ。
一応、使用確率は最低に設定されているが、集団で出現することが多いため、唱えられる可能性は高い。
バギの使い手でかつ見た目的にもバギ系に強そうだが、実はバギ系耐性はそこまで高くなく、何故かメラとギラ系に強い。
身にまとう風で吹き消すからだろうか。
上位種もメラ系、ギラ系に強いので使わないように。
【ヒャド系】は確実に効くので、【ヒャダルコ】でさっさと倒してしまおう。
覚えていないのならブライは防御しておいた方がいいだろう。リメイク版なら、【ラリホー】で眠らせるといい。
 
集団で登場し、ほぼ確実に先手を取られるために鬱陶しい。
回復前にやられないよう、移動中にしっかりとHP回復を済ませておくべし。
5章ではラリホーで眠らせ、打撃と【イオ】で戦おう。
この手のモンスターと長期戦をするのは危険である。
というかこいつに会うまでにイオを覚えていないと長丁場のコナンベリー~【大灯台】がキツい。
落とすアイテムは【ブーメラン】(リメイク版は【クロスボウ】)。
 
【格闘場】では、【リリパット】【はえおとこ】【とさかへび】と対戦、オッズは一番低い本命だが勝率はそれほど高くない。まあ3倍前後なので特に文句を言うほどのことでもないが。
はえおとこがマホトーンで他の3匹の魔法を潰そうとしてくるが、この中ではかまいたちは魔法の使用率が低いため、例え封じられても無駄行動になる頻度は低めなのが救い。
素早さが高いのも本命の理由の一つか。

DQ9

久々の本編出演。【アユルダーマ島】に生息している。【エレメント系】
戦闘中はもちろんフィールド移動中も独特の笑みとポーズを崩さないナイスガイ。
テンションをためる様になった他、【かまいたち】を使う。
すばやさ78と相変わらず素早いが、ダメージへの耐性はバギ系半減のみとなり、DQ4で強かった炎系に弱い。
「かまいたち」を使う「かまいたち」のくせに「かまいたち」に弱い。
回避率が相変わらず高く、先制攻撃は食らうのにこちらの攻撃は全然当たらない嫌な敵。
また、フィールドでこちらを感知するとしつこく追いかけてくるくせに、こちらが強くなるとメタル系のようにある程度逃げた後シンボルが消滅する嫌な敵。
あくまで「嫌な敵」でありやっぱり強くはない。
ドロップアイテムは通常枠が【みがきずな】、レア枠が【はやてのリング】
この時期に手に入れば嬉しい品。
ちなみにマヒ状態にした場合、なんと竜巻ごと停止するという離れ業をやってのける(テリワン3D以降でも同様)。竜巻は乗り物のようなものだろうか?
なので下半身が見られるのは倒した瞬間のみ。よく見ると細く短い足が付いている。

DQ10オンライン

【ドルボードプリズム】の一種に、竜巻部分を模した【かまいたちプリズム】が登場。

DQ11

異変前は内海と【バンデルフォン地方】【名もなき地】【バクラバ石群】北、【デルカダール神殿】北、【ホムラの里】北西。3DS版限定)、異変後は【ユグノア地方】に登場。
いつもどおり【かまいたち】【バギ】を使う。
ドロップするアイテムは、通常枠が【みがきずな】でレア枠が【はやてのリング】
 
【討伐モンスターリスト】には下半身の秘密を竜巻で隠していると記述があるが、PS4版とDQ11Sの3Dモードでは倒した際に竜巻が消えて下半身が露になる。本作では足がない。(ちなみに3DS版3Dモードでは自らの竜巻に飲み込まれるように消滅するので下半身の形状は不明)

邪ver

過ぎ去りし時を求めた後の【バンデルフォン地方】に出現。【バギクロス】に強化されている。

DQM1・DQM2

両生類めいた顔の癖に、かま「いたち」という名前のお陰で獣系。
1では【格闘場左のとびら】【格闘場右のとびら】に出現するが、2ではシナリオ中に訪れる異世界には出現しない。
配合では獣系×物質系の基本配合で誕生する。
それ以外にも【キラースコップ】or【ビーバーン】×【キラーシックル】、もしくは【キャットフライ】×鳥系の組み合わせでも誕生する。
 
今度こそバギ系に強い(獣系で最強のバギ耐性)が、それ以外は他の獣系と大差ない。
実は晩成型であり、レベル40台辺りで全能力がかなりの伸びを見せるのだが、そこまでレベルを上げる人が居ないのでまず気付かないだろう。
覚える特技は【バギ】【ヒャド】【しんくうぎり】。かまいたちは何故か自力では習得できない。
ゾンビ系を血統にして配合すると【ウインドマージ】が誕生する。なんとなくイメージは分かる。
また、【おおイグアナ】を血統にすると【ソードドラゴン】が誕生する。

キャラバンハート

風の部分が重視されてエレメント系。重さは2。
ローレシア地方に出現する最序盤のエレメント系だが、それだけにランクは最低のD。やはりバギには強い。
バギとヒャドは相変わらずだが、しんくうぎりの代わりに念願のかまいたちを手に入れた。
ローレシアに出現する個体も、かまいたちを使ってくるので注意。
【ギズモ】にこいつの心を二つ使うと【くものだいおう】に転身できる。
くものだいおうはランクの割にやたら強いので、心ドロップを粘る価値はある。
転生士の能力で転生させると、ランク1の【踊り子】(子供・女)になる。
こんなひょうきんな見た目のモンスターが、女性に転生するとかこれ如何に。

テリワン3D

自然現象だからかエレメント系の名残からか、自然系Eランクとして登場。【さそいのとびら】に登場する。
イメージ通りバギ系のコツを持っている。ドルマブレイクも持っておりバギとドルマの複合属性であるかまいたちと相性がいい……が、どうせなら【トルネード】にしてやろう。密かに【ゆうきの旋風】もバギ・ドルマだが、こいつごときにはもったいないのでかまいたちトルネードと洒落込もう。
 
風つながりだからかウインドマージとは性能に共通点が多いが、あちらはゾンビ系。

イルルカ

配合では作れず、【夢見るタマゴ】からの孵化か【錬金カギ】の世界でしか入手できないので、一転して入手困難な種族になった。
しかし【引越しアプリ】では連れて来られるので、前作を持っているなら捕まえてさっさと送りつけてしまおう。
 
【新生配合】でバギブレイクを習得。さらにバギ系特技を使いこなせるように。
所持スキルが「バギ&ギラ」なので、バギ系が有効打となる。
【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【ときどきピオラ】を習得。
上位種の【うずしおキング】も今作から参戦。こいつに【キラーウェーブ】を混ぜれば作れる。
また、モンスターズでは初めての共演となる。

ジョーカー3プロ

【神獣界】には4枠にまで巨大化した個体が東の街道に存在し、暴風を起こして道を塞いでいる。
1~2枠のモンスターだと勢いよく上空まで巻き上げられてしまうが、3枠以上だと触れてエンカウント可能。
この個体は中ボス扱いとなっており、ライブラリを開閉してもシンボルが消えず、戦闘になると逃走もスカウトも出来ない。それなのに、倒しても何度でも復活する。
スカウトするならその4枠の個体がいる横の高台にいる1枠の個体をスカウトしよう。
 
一般配合で作ることができる。
特性は【ノーマルボディ】【みかわしアップ】【れんぞく】
+25で【風系のコツ】、+50で【闇ブレイク】、+100で【風ブレイク】
メガボディ化で【AI1~3回行動】、ギガボディ化で【ときどきピオラ】、超ギガボディ化で【暴走列車】を習得。
合体特技は【宇宙のきせき】、合体特性は【つねに逆風】
スキルは【風の使い手】

DQM3

自然系のFランク。
野生では【流神殿の魔界・初級】【鉄鋼砦の魔界・初級】のいずれも春に出現。
ドロップアイテムは【やくそう】、レアドロップは【ふしぎなきのみ】
自然系と悪魔系の系統配合で生まれる。
 
特性は【風のコツ】【いきなりピオラ】(Lv20)、【風ブレイク大】(Lv40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】【わるあがき】【全体攻撃】(Lv60)。
所持スキルは【風の心】
 
【メタッピー】との配合で【ガチャコッコ】【びっくりサタン】との配合で【サタンフーラー】【ガメゴン】との配合で【うずしおキング】が生まれる。

トレジャーズ

お宝として【かまいたちの像】が登場。

モンパレ

ぶっしつ系のDランクとして登場。
【バギマ】を初期特技に持つ。
見た目通りに海上や空中の島から、陸地、密林にまで生息域を広げた。
倒れた時は9と同様に下半身が見えるが、9とは違って足は人間と似たような形である。また、尻尾が生えていることも確認できる。

ライバルズ

第9弾カードパック「再会と誓いのロトゼタシア」にて実装。共通ユニットのノーマル。

2/2/2
召喚時:前列にいる他の全てのユニットに1ダメージ

本作は「召喚しながら敵ユニットを減らす」という動きが強い為、その条件を満たすこのカードもポテンシャルだけは中々のものを持つ。
「ブラストアロー」の安全地帯である前列上段下段にHPが低いモンスターを置きがちな【僧侶】と、「煉獄魔斬」等の後列ダメージが増加する要素が多い【魔剣士】に主に採用された。
味方にも1ダメージを与えてしまうが、その行為そのものはデメリットとは限らずコンボにも使える。
ただしコスト2のカードとしては2ダメージ以上を与えられないと物足りない性能であった為、使い手を選ぶユニットであった。

トルネコ一家の冒険記

トルネコシリーズには登場しないモンスターだが、その能力を買われてか、漫画版に登場。
【シルバーデビル】が送り込んだ刺客の一人。
スライムくんのオナラを自慢の風で跳ね返すが、トルネコのダジャレアタックにより倒される。

蒼天のソウラ

2巻でソウラ【ゴブル砂漠東】に吹く風にエクステンション・ラインを込めて生成したモンスター。
命のやり取りを楽しむ【かげろう】を無力化させる為の【ギブ】のアイディアで生成された。
もちろん、かまいたち如きに遅れをとるかげろうではなかったが、ソウラの「パンツ見えちまうぞっ!!!」という指摘でスカートを押さえた為に風に巻き取られてしまう。
生成されたかまいたち達は【<荒野の快男児>JB】【正拳突き】の余波だけで全て霧散してしまい、高レベル【冒険者】の引き立て役となった。