・神のみ座と御使い
依頼者:
エシャンタール(Esha'ntarl)
/ 神々の間
依頼内容:
神のみ座である
神都アル・タユへと至る道……。
それは「カトゥラエ族」に
なにか関係があるかもしれない。
その数は、「6」体。
アビセアへ赴き、すべて打ち倒せ!
- ヨアヒムに話しかける。
あんたに言伝がある。
例のあの人がまた会いたいそうだ。
Joachim : 場所と時間は前回と同じ
ロ・メーヴの奥、神々の間だ。
遠い所すまないが、よろしく頼む。
Joachim : 日の沈みかけから
明け方までの間、こちらの世界に来てるらしい。
その時間だけは忘れないでくれ。
Joachim : 確かに伝えたぞ。
Joachim : ん、なんだ?
俺がなにも聞かないのが気になるって顔だな。
Joachim : あの人からは聞いたよ。
ああっ、話を全部って意味じゃない。
「生半可な覚悟じゃ教えられない」って
前置きに、その、少し尻込みしちまってな……。
Joachim : あの人が覚悟したことに
俺はまだ答えが出せないでいるのさ。
だから、あんたにも聞けないんだ。
Joachim : 俺はあの世界に戻れない。
だが、その世界の真実ってやつを
知ろうって覚悟ができてなかった……。
Joachim : あの人は言ったよ。
「無理にとは言わねえ、世の中には
知らなくてもいいことなんてごまんとある」
……ってね。
Joachim : 少し時間がほしいんだ。
だから、あんたは気にしないでくれ。
こいつは俺の心の問題なんでな。
助け求めてる身なのに、こんなですまない……。
Joachim : 行ってくれ。
場所は、神々の間だ。 - 夜間に神々の間へ入る。
Esha'ntarl : 遠いところを、
お呼び立てして申し訳ありません。
Esha'ntarl : [Your Name]、
あなたは、アビセアの世界が
現在どういう状態かわかるでしょうか?
あやふや
わからない
Gilgamesh : おう、そのことなら
最初に会った時にちょろっと話したぜ。
Gilgamesh : いろんなもんが
同時に存在してる状態だってな。
なんか間違ってるかね?
Esha'ntarl : いいえ。
大まかにいえば、そのとおりです。
アビセアンの大襲撃以前、次元の異なる
世界はいくつも存在していました。
Esha'ntarl : それは一部の者たちには
周知の事実であり、私自身も把握していました。
ですが、隣り合うだけでそれらが
干渉することは稀、ほぼ無害なものです。
Esha'ntarl : そのバラバラだったものが
1つに重なる。これもまた男神の影響による
世界規模の事象の1つです。
Esha'ntarl : その事象がもたらした奇跡。
人には悲劇でしかありませんが……
それが、新たなる生命の創生。
Esha'ntarl : 大襲撃以前に存在しなかった
異形のモンスター、アビセアンの正体です。
Esha'ntarl : 神々の世界への相転移は
人が地上にいる限り、発生しません。
その人を狩るため、神により遣わされた存在
といってもよいでしょうね……。
Gilgamesh : ひでえ話だぜ……。
Esha'ntarl : 神の分身である
人にとっては、神の代行者である
アビセアンの手にかかり死ぬ、ということは
むしろ救済なのかもしれません。
Gilgamesh : そんな勝手な話があるかよ!
分身だっていっても、俺らはひとりひとりが
頭で考えて、地べた這って生きてんだ。
Gilgamesh : 元が1つだからってよ、
殺されるなんて割に合わねえだろうよ!?
Esha'ntarl : そうです。
人には生きようとする意志がある。
神が望んだ死、虚ろなる闇を
心に抱きつつも、相反する想いを秘めている。
Esha'ntarl : ですから
私たちは戦わねばならない。
神と……!
Esha'ntarl : それが、[Your Name]。
アビセアのあなたたちが選んだ道です。
Esha'ntarl : 遥か高次元に存在した
神都アル・タユ、そこが最後の戦いの地。
「神のみ座」……。
Gilgamesh : 場所がわかってんなら
話がはえーじゃねえか。で、そいつはどこだ?
全部が1つになったってんならよ
アビセアのどこかにあるってことだよな。
Esha'ntarl : 残念ながら、わかりません。
いくつか点在した転移地はあの日を境に
消えてしまいましたから……。
Gilgamesh : は、消えた?
おい、消えたってどういうことだ?
Esha'ntarl : シュ・メーヨ海の入口は
再構成により発生した大地震により
消失しました。いえ、残ってるかもしれませんが
辿りつくことはまず不可能でしょう……。
Gilgamesh : 海路か……。
いまじゃ潮流もでたらめだしな。
海図もなしに嵐の海に飛び込むようなもんだ。
第一無事な船舶なんざ、存在しねぇ。
Esha'ntarl : そうです。
Esha'ntarl : そして、
ラテーヌ高原のホラの岩。
コンシュタット高地のデムの岩。
タロンギ大峡谷のメアの岩、この3つ。
Gilgamesh : あれか……。
確かに、ラテーヌにあったどでけえ
白亜の遺跡が忽然と消えちまってたな……。
まるで最初からなかったみてえによ。
Esha'ntarl : はい。
地上から消えたホラ、デム、メアの岩は
母なる石へと至る道でした。
5つに砕けた石もまた1つに戻ろうとしてる。
Esha'ntarl : 本来の在るべき姿へ。
Gilgamesh : わかんねえな。
その石となんか関係があんのか?
Esha'ntarl : 消えたのは事実。
そこから考えれば、5つの石を繋いでいた
クリスタルラインの中心部……
Esha'ntarl : 「クフィム島」に
なにかあるかもしれません。
Esha'ntarl : ですが、島内へ通じる
地下洞窟へはジュノのビッグブリッジが
落ち、近づくことはできません。
Esha'ntarl : それに……
Gilgamesh : それに、なんだ?
Esha'ntarl : 神都アル・タユは
地上には存在していないのかもしれません。
Gilgamesh : あん?
言ってる意味がわかんねえんだが?
Esha'ntarl : 男神である、
世界の終わりに来る者が
すでに地上へ降り立っていたとしたら
人は完全に消滅していたでしょう。
Esha'ntarl : ギルガメッシュ、
あなたが言ったように、彼らが
なにかしたがため、世界は1つに重なりはしたものの
何らかの問題が生じてるのです。
Esha'ntarl : 地上ではない。
ですが、大きく変化したものが、1つ。
私たちはそれを忘れています……。
Gilgamesh : 忘れてる?
いったいなんだよ、そりゃ?
Esha'ntarl : 「月」。
Gilgamesh : あ……。
Esha'ntarl : 地上でなければ、可能性は空。
それも遥か遠く、星空に瞬くあの月です。
意識して見なければ気づきませんが
以前よりも、その大きさが変化しています。
Esha'ntarl : 推測の域ですが
神都アル・タユは月に落ちた。
そう考えられます。
Gilgamesh : ええと、推測とはいえだ。
一応、当たりは付いたわけだが……
その、なんだ。どうやっていくんだ……?
Esha'ntarl : 禁断の口。
Gilgamesh : 俺らが使ってるやつか。
Esha'ntarl : [Your Name]たちの世界と
私たちの世界、アビセアを繋ぐ門。
神の都アル・タユとの
対となるものがあるかもしれません……。
Gilgamesh : こっちにいる奴らの
報告じゃ、石化しちまってるのが
いくつか点在してるってのは聞いてるぜ。
ピクリとも反応しねえってよ。
Esha'ntarl : いえ、恐らくそれらは無関係。
巧妙に隠されている可能性があります。
妨害とでもいえばいいでしょうか。
Gilgamesh : 妨害とは穏やかじゃねえな。
そう言い切れるなにかがあるってのか、嬢ちゃん?
Esha'ntarl : 生命の創生の話に戻りますが
大襲撃以後に確認されたアビセアンの中で
異様とも思えるものが存在します。
「カトゥラエ族」と呼ばれる人型のアビセアン。
Esha'ntarl : リミュル、クリオニッド、
ミュレクス、アメーバン……
Esha'ntarl : 不定形な生物が多い中、
あそこまで人に酷似したものは、他に存在しません。
それが複数の個体確認されている。
Esha'ntarl : 神の分身である人。
なにか、繋がりがあるのではないかと。
少々無理なこじつけかもしれません。
ですが……
Gilgamesh : やってみる価値はある、か。
Gilgamesh : そういや、報告じゃ
あいつと対峙したとき「奇異な感情に
支配されそうになった」とか聞いたことがある。
……なにか秘密がありそうだな。
Gilgamesh : だがよ……。
Esha'ntarl : [Your Name]。
無理を承知でお願いします。
カトゥラエ族を打ち倒してください。
Esha'ntarl : 結果、得られるものがあるかは
正直私にもわかりません。
ですが、いずれは脅威として立ち向かわねば
ならないアビセアンでもあります。
Esha'ntarl : どうか、あなたの力を……。
Esha'ntarl : ありがとう。
恩に着ます、[Your Name]。
Gilgamesh : へ、そうこなくっちゃな。
世界が違っても、おまえらはおまえらだよ。
ブレがねぇ、ほんと頼りになるぜ。
Esha'ntarl : 確認されている
カトゥラエ族の数は、「6」。
一定の周期で行動してる以外は
多くが謎に包まれているアビセアンです……。
Esha'ntarl : どうかお気をつけて。
Gilgamesh : 頼んだぜ。
俺らは、禁断の口を探してみる。
どこかに見落としがあるかもしれねえからな。
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