アビセアクエスト/メインシナリオ/神のみ座と御使い

Last-modified: 2011-01-06 (木) 10:25:24

・神のみ座と御使い

依頼者:
 エシャンタール(Esha'ntarl)
  / 神々の間
依頼内容:
 神のみ座である
 神都アル・タユへと至る道……。
 それは「カトゥラエ族」に
 なにか関係があるかもしれない。
 その数は、「6」体。
 アビセアへ赴き、すべて打ち倒せ!


  1. ヨアヒムに話しかける。
     
    Joachim : [Your Name]。
     あんたに言伝がある。
     例のあの人がまた会いたいそうだ。
    Joachim : 場所と時間は前回と同じ
     ロ・メーヴの奥、神々の間だ。
     遠い所すまないが、よろしく頼む。
    Joachim : 日の沈みかけから
     明け方までの間、こちらの世界に来てるらしい。
     その時間だけは忘れないでくれ。
    Joachim : 確かに伝えたぞ。
    Joachim : ん、なんだ?
     俺がなにも聞かないのが気になるって顔だな。
    Joachim : あの人からは聞いたよ。
     ああっ、話を全部って意味じゃない。
     「生半可な覚悟じゃ教えられない」って
     前置きに、その、少し尻込みしちまってな……。
    Joachim : あの人が覚悟したことに
     俺はまだ答えが出せないでいるのさ。
     だから、あんたにも聞けないんだ。
    Joachim : 俺はあの世界に戻れない。
     だが、その世界の真実ってやつを
     知ろうって覚悟ができてなかった……。
    Joachim : あの人は言ったよ。
     「無理にとは言わねえ、世の中には
     知らなくてもいいことなんてごまんとある」
     ……ってね。
    Joachim : 少し時間がほしいんだ。
     だから、あんたは気にしないでくれ。
     こいつは俺の心の問題なんでな。
     助け求めてる身なのに、こんなですまない……。
    Joachim : 行ってくれ。
     場所は、神々の間だ。
     
  2. 夜間に神々の間へ入る。
     
    Gilgamesh : よう、きたな。
    Esha'ntarl : 遠いところを、
     お呼び立てして申し訳ありません。
    Esha'ntarl : [Your Name]、
     あなたは、アビセアの世界が
     現在どういう状態かわかるでしょうか?
     
    どういう状態?
     あやふや
     わからない
     
    「あやふや」
    Gilgamesh : おう、そのことなら
     最初に会った時にちょろっと話したぜ。
    Gilgamesh : いろんなもんが
     同時に存在してる状態だってな。
     なんか間違ってるかね?
    Esha'ntarl : いいえ。
     大まかにいえば、そのとおりです。
     アビセアンの大襲撃以前、次元の異なる
     世界はいくつも存在していました。
    Esha'ntarl : それは一部の者たちには
     周知の事実であり、私自身も把握していました。
     ですが、隣り合うだけでそれらが
     干渉することは稀、ほぼ無害なものです。
    Esha'ntarl : そのバラバラだったものが
     1つに重なる。これもまた男神の影響による
     世界規模の事象の1つです。
    Esha'ntarl : その事象がもたらした奇跡。
     人には悲劇でしかありませんが……
     それが、新たなる生命の創生。
    Esha'ntarl : 大襲撃以前に存在しなかった
     異形のモンスター、アビセアンの正体です。
    Esha'ntarl : 神々の世界への相転移は
     人が地上にいる限り、発生しません。
     その人を狩るため、神により遣わされた存在
     といってもよいでしょうね……。
    Gilgamesh : ひでえ話だぜ……。
    Esha'ntarl : 神の分身である
     人にとっては、神の代行者である
     アビセアンの手にかかり死ぬ、ということは
     むしろ救済なのかもしれません。
    Gilgamesh : そんな勝手な話があるかよ!
     分身だっていっても、俺らはひとりひとりが
     頭で考えて、地べた這って生きてんだ。
    Gilgamesh : 元が1つだからってよ、
     殺されるなんて割に合わねえだろうよ!?
    Esha'ntarl : そうです。
     人には生きようとする意志がある。
     神が望んだ死、虚ろなる闇を
     心に抱きつつも、相反する想いを秘めている。
    Esha'ntarl : ですから
     私たちは戦わねばならない。
     神と……!
    Esha'ntarl : それが、[Your Name]。
     アビセアのあなたたちが選んだ道です。
    Esha'ntarl : 遥か高次元に存在した
     神都アル・タユ、そこが最後の戦いの地。
     「神のみ座」……。
    Gilgamesh : 場所がわかってんなら
     話がはえーじゃねえか。で、そいつはどこだ?
     全部が1つになったってんならよ
     アビセアのどこかにあるってことだよな。
    Esha'ntarl : 残念ながら、わかりません。
     いくつか点在した転移地はあの日を境に
     消えてしまいましたから……。
    Gilgamesh : は、消えた?
     おい、消えたってどういうことだ?
    Esha'ntarl : シュ・メーヨ海の入口は
     再構成により発生した大地震により
     消失しました。いえ、残ってるかもしれませんが
     辿りつくことはまず不可能でしょう……。
    Gilgamesh : 海路か……。
     いまじゃ潮流もでたらめだしな。
     海図もなしに嵐の海に飛び込むようなもんだ。
     第一無事な船舶なんざ、存在しねぇ。
    Esha'ntarl : そうです。
    Esha'ntarl : そして、
     ラテーヌ高原のホラの岩。
     コンシュタット高地のデムの岩。
     タロンギ大峡谷のメアの岩、この3つ。
    Gilgamesh : あれか……。
     確かに、ラテーヌにあったどでけえ
     白亜の遺跡が忽然と消えちまってたな……。
     まるで最初からなかったみてえによ。
    Esha'ntarl : はい。
     地上から消えたホラ、デム、メアの岩は
     母なる石へと至る道でした。
     5つに砕けた石もまた1つに戻ろうとしてる。
    Esha'ntarl : 本来の在るべき姿へ。
    Gilgamesh : わかんねえな。
     その石となんか関係があんのか?
    Esha'ntarl : 消えたのは事実。
     そこから考えれば、5つの石を繋いでいた
     クリスタルラインの中心部……
    Esha'ntarl : 「クフィム島」に
     なにかあるかもしれません。
    Esha'ntarl : ですが、島内へ通じる
     地下洞窟へはジュノのビッグブリッジが
     落ち、近づくことはできません。
    Esha'ntarl : それに……
    Gilgamesh : それに、なんだ?
    Esha'ntarl : 神都アル・タユは
     地上には存在していないのかもしれません。
    Gilgamesh : あん?
     言ってる意味がわかんねえんだが?
    Esha'ntarl : 男神である、
     世界の終わりに来る者が
     すでに地上へ降り立っていたとしたら
     人は完全に消滅していたでしょう。
    Esha'ntarl : ギルガメッシュ、
     あなたが言ったように、彼らが
     なにかしたがため、世界は1つに重なりはしたものの
     何らかの問題が生じてるのです。
    Esha'ntarl : 地上ではない。
     ですが、大きく変化したものが、1つ。
     私たちはそれを忘れています……。
    Gilgamesh : 忘れてる?
     いったいなんだよ、そりゃ?
    Esha'ntarl : 「月」。
    Gilgamesh : あ……。
    Esha'ntarl : 地上でなければ、可能性は空。
     それも遥か遠く、星空に瞬くあの月です。
     意識して見なければ気づきませんが
     以前よりも、その大きさが変化しています。
    Esha'ntarl : 推測の域ですが
     神都アル・タユは月に落ちた。
     そう考えられます。
    Gilgamesh : ええと、推測とはいえだ。
     一応、当たりは付いたわけだが……
     その、なんだ。どうやっていくんだ……?
    Esha'ntarl : 禁断の口。
    Gilgamesh : 俺らが使ってるやつか。
    Esha'ntarl : [Your Name]たちの世界と
     私たちの世界、アビセアを繋ぐ門。
     神の都アル・タユとの
     対となるものがあるかもしれません……。
    Gilgamesh : こっちにいる奴らの
     報告じゃ、石化しちまってるのが
     いくつか点在してるってのは聞いてるぜ。
     ピクリとも反応しねえってよ。
    Esha'ntarl : いえ、恐らくそれらは無関係。
     巧妙に隠されている可能性があります。
     妨害とでもいえばいいでしょうか。
    Gilgamesh : 妨害とは穏やかじゃねえな。
     そう言い切れるなにかがあるってのか、嬢ちゃん?
    Esha'ntarl : 生命の創生の話に戻りますが
     大襲撃以後に確認されたアビセアンの中で
     異様とも思えるものが存在します。
     「カトゥラエ族」と呼ばれる人型のアビセアン。
    Esha'ntarl : リミュル、クリオニッド、
     ミュレクス、アメーバン……
    Esha'ntarl : 不定形な生物が多い中、
     あそこまで人に酷似したものは、他に存在しません。
     それが複数の個体確認されている。
    Esha'ntarl : 神の分身である人。
     なにか、繋がりがあるのではないかと。
     少々無理なこじつけかもしれません。
     ですが……
    Gilgamesh : やってみる価値はある、か。
    Gilgamesh : そういや、報告じゃ
     あいつと対峙したとき「奇異な感情に
     支配されそうになった」とか聞いたことがある。
     ……なにか秘密がありそうだな。
    Gilgamesh : だがよ……。
    Esha'ntarl : [Your Name]。
     無理を承知でお願いします。
     カトゥラエ族を打ち倒してください。
    Esha'ntarl : 結果、得られるものがあるかは
     正直私にもわかりません。
     ですが、いずれは脅威として立ち向かわねば
     ならないアビセアンでもあります。
    Esha'ntarl : どうか、あなたの力を……。
    Esha'ntarl : ありがとう。
     恩に着ます、[Your Name]。
    Gilgamesh : へ、そうこなくっちゃな。
     世界が違っても、おまえらはおまえらだよ。
     ブレがねぇ、ほんと頼りになるぜ。
    Esha'ntarl : 確認されている
     カトゥラエ族の数は、「6」。
     一定の周期で行動してる以外は
     多くが謎に包まれているアビセアンです……。
    Esha'ntarl : どうかお気をつけて。
    Gilgamesh : 頼んだぜ。
     俺らは、禁断の口を探してみる。
     どこかに見落としがあるかもしれねえからな。

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