・黄金兜の大巨人
依頼者:
ラージュモン(Ragemont)
/ ラテーヌ高原・禁断の口
依頼内容:
アビセア-ラテーヌで抵抗を続ける
人類が勝機を掴むために
「巨大な体躯と黄金の兜のギガース」を
倒してほしい。
- ラテーヌ高原の禁断の口を調べる。
??? : あっ、その石!
ひょっとして、きみが……
??? : ええと……?
……[Your Name]、だっけ?
はい
……。
Ragemont : ……すまない。
相手の名前を覚えるのは苦手なんだ。
気を悪くしたら謝るよ。
Ragemont : ぼくの名は
ラージュモン(Ragemont)……
Ragemont : うっ、いてて……!
Ragemont : ん、ああ、
あんまり大丈夫じゃないけど、平気さ。
Ragemont : そういえば、きみらには
デメリットがないんだったな、羨ましいね。
Ragemont : あ、聞いてない?
Ragemont : アビセアからこちらに
来る時、どういう理屈か、力の大半を
削ぎ落とされちゃうんだよ……。
傷にはならないけど、この痛みは堪らないね。
Ragemont : 逆にきみら。
こちら側からアビセアに行ける者には
まったく逆の効果が現れる。
ほんと、羨ましい限りだよ……。
Ragemont : でも、その力が
アビセアンに対抗できる希望でもあるんだ。
Ragemont : ああ、ごめん。
1人で話してばかりはまずいな。
何か聞きたいことはある?
知ってることなら、何でも話すよ。
デメリットとは
逆の効果とは
聞くことはない
Ragemont : 最初にも言ったけど
ぼくらはアビセアから来る際に
その力の大半を削がれてしまうんだ。
Ragemont : そうだな。
わかりやすく言うと常に衰弱状態……
と言えばいいだろうか。
それに伴って、激しい痛みに襲われる。
Ragemont : ひどい船酔いだね。
それでも、ぼくらはこちらへ来る必要がある。
痛みなんてのは、死ぬことに比べたら
まだ耐えられるってもんさ……。
Ragemont : そう、世界を飛べるのは
限られた者だけでね……それがぼくらだ。
理由なんてわからないさ。
きみの場合だって、そうだろう?
Ragemont : 端的に言えば、メリットだ。
ぼくらのように力の大半を削がれることもない。
Ragemont : それだけじゃない。
きみらはアビセアに行くことで
なんらかの能力が芽生える。
Ragemont : それがどういったものかは
個人差があるみたいだけどね。
それは、アビセアンに対抗でき得る力であり
ぼくらの希望でもあるんだ!
Ragemont : そっか。
Ragemont : ああ、そうだ。
トラバーサー石*1。
Ragemont : この禁断の口は、
この世界と同じ「ラテーヌ高原」に
繋がっているよ。
まあ、すべてが同じとは言えないけどね。
Ragemont : ああ……。
赤くない空ってのは心が安らぐな。
Ragemont : おっと、ごめんよ。
つい感傷に浸ってしまった……。
Ragemont : アビセアのラテーヌは
もう、こんな穏やか場所じゃないんだ。
Ragemont : ……でもね、
あるアビセアンを倒すことができれば
抵抗を続けるぼくらにも勝機が掴めるかもしれない。
Ragemont : そいつは
巨大な体躯と黄金の兜の凶悪なギガース。
Ragemont : ……明確化されたものじゃない。
そもそも、なにをもって正解とすればいいのか
いまのアビセアではわからないんだ。
だが、ぼくらはまだこうして生きている……!
Ragemont : そのためにも
きみら、こちらの世界の人たちの力が必要だ。
アビセアンを倒すために!!
Ragemont : まずは体を慣らしたほうがいいね。
よく言うだろ、郷に入れば郷に従えってね。
Ragemont : それにきみは1人じゃない。
同じような素質を持った人たちがいるんだ。
一緒に戦って、これ以上頼もしいものはないね。
Ragemont : そろそろ戻らないと……
Ragemont : それじゃ、気をつけて。
生きてまた会おう……! - ギガース族NM「Briareus」を討伐後、ラテーヌ高原へエリアチェンジ。
???は、[Your Name]をじっと見つめた。
??? : お前が[Your Name]か……?
Knotty Oak : 俺の名は
ノッティオーク(Knotty Oak)。
Knotty Oak : あいつは来ない。
ラージュモンは、戦死した。
Knotty Oak : 俺を庇って……。
だから、あいつの意志は俺が継いだ。
Knotty Oak : [Your Name]。
アビセアンを倒した異世界の戦士よ。
ありがとう。
Knotty Oak : ……これを。
Knotty Oak : ○○ジェイド*2。
異世界人の力と相性がいいらしい。
きっと役に立つ。
Knotty Oak : あいつが願ってた
世界へは近づけたか、いまはまだわからない。
だが、きっかけというのは些細なもの。
Knotty Oak : ……俺はそう思う。
Knotty Oak : …………。
Knotty Oak : 喋るのは苦手だ。
Knotty Oak : こちらは平穏だな。
あの世界もいつか失ったこの光景を
取り戻せるだろうか……。