・神竜
依頼者:
プリッシュ(Prishe)
/ アビセア-天象の鎖
依頼内容:
男神との戦いで
唯一生き残った少女、プリッシュ。
彼女は語る、先に待ち受けるモノの姿を……
「人の畏怖する象徴の塊。
その名は『神竜』」と。
いま、アビセアの未来を賭けた
最後の戦いが始まろうとしている!?
- アビセア-天象の鎖へ入るとイベント。
Prishe : おまえ、無事だったのか!!
プ、プリッシュ……?
お、女の子……?
Prishe : なに、すっとぼけてんだ。
頭のほう大丈夫か、おまえ?
俺だよ、プリッシュ(Prishe)だよ!
Prishe : ……って、
なんだ、違う……誰だ、おまえ……?
Prishe : そうか、アビセアは
そんなことになっちまってたのか。
Prishe : で、おまえは
別の世界からきた、[Your Name]ね。
いやまあ、来るほうも来るほうだけどよ。
どんな奇跡だって話だ……。
Prishe : それもこれも
全部、俺たちのせいなんだな……。
Prishe : まいったな。
無事だってのは嬉しいけど
ミルドリオン様に合わす顔がねえや。
Prishe : そう、俺たちは負けた。
男神プロマシアにな……。
Prishe : こっちのおまえも……
そして、みんな、飲み込まれちまった。
俺はなにも、なにもできなかった。
ただ、見てるだけしか……。
Prishe : ……チクショウ。
こんな体のせいで、俺だけッ……!
プリッシュ、しっかりしろ!
黙って前へ歩み出る
Prishe : ……!
なんだよ、あっちのおまえも同じこと
俺に言うんだな……。
Prishe : わりぃな。
お陰で、ちょっとだけ活入ったぜ。
Prishe : ……お、おい。
おまえ、その先に行こうってのか?
Prishe : 恐いもの知らずは
どっちのおまえも同じってことかよ。
……いまの俺、すごくかっこ悪いじゃんか。
別の世界っつっても
おまえは変わらず、おまえなんだな。
Prishe : それにおまえからは
すげえ力が、ビシビシ伝わってきやがるぜ。
そいつが、異世界人の力ってやつか?
Prishe : 俺なんかいたら、足手まといだな。
Prishe : なあ、任せていいか?
この世界のこと、アビセアをよ……。
任せろ!
ニヤリとする
Prishe : へへ、頼もしい返事だな。
[Your Name]はPrisheに、にやりとして見せた。
Prishe : はは、ニヤケ面も一緒だな。
Prishe : いいか、[Your Name]。
Prishe : おまえはこっちの人間じゃねえ。
神様を前にしたって多少はマシだろう。
なにもなきゃ、あんなのの目の前に立っただけで
人は終っちまうからな。
Prishe : それに、この先にいる
あいつは、セルテウスを飲み込んで
男神なんていう、
カワイイ容姿じゃなくなっちまってる。
Prishe : ありゃ、
人が畏怖する象徴の塊みたいなもんだ……。
Prishe : 「神竜」。
Prishe : ……とでもいったほうが
しっくりくるかもな。
ちょびっとばかし、デケーと感じるかもしんねえけど
あいつの姿に気圧されるなよ。
Prishe : なあに、
おまえなら、ぜってー大丈夫だ!
Prishe : さあ、覚悟きめろよ?
ここであっちのおまえも負けちまったら、
この世界は本当に終っちまうかもしれねえんだ。 - 神竜討伐後、プリッシュに話しかける。
Prishe : 思ってたとおりだ。
神様を倒したって、時間が戻るわけじゃねえ。
いなくなっちまった人はそのままだ。
淡い期待はあったんだけど、世の中甘くねえな……。
Prishe : ってことはだ。
アビセアもすぐには戻らない。
いや、永いこと、このままかもしれねえな。
Prishe : ……魂が還るべき
クリスタルも見事にばらばらになっちまってる。
空に見える赤いリング、母なる石だよ。
Prishe : ……気づいてたか?
Prishe : 男神は消えた。
女神様の声も、ずっと前から聞こえねえや。
でも、きっと悲しんでるな……。
Prishe : だがよ、人は生きてる。
話、聞いたんだろ? 人は男神の分身ってさ。
その人が生きてる限り、神様も生きてんだ。
この世界から失われたわけじゃねえ。
Prishe : この世界、アビセアはよ。
俺たちが戦いに負けたあの日に
こうなる未来に突き進んじまったんだ。
Prishe : 完全には元に戻らねえかもしれねえけど……
せっかくもらった無限の命、
俺はこの世界の行く末をここで見守ってくつもりだ。
Prishe : ここは、見晴らしもいいしな~。
Prishe : 変な顔でこっち見んなよ。
俺には、あのへんてこな口は使えねえんだ。
おまけに魔法も呪符も効果なし。
Prishe : ここが、月だってんなら
あれがアビセアだろ、距離もあんのかねえ?
いやあ、しかし月と一緒で見事なまんまるだな~。
そんでもって、すげえキレイだ。
Prishe : そう思わねえか、なあ?
……って、なんだ、言ってなかったっけ?
Prishe : そうじゃなきゃ、
ずっとこんなとこにいねえよ。
あれだぞ、ミルドリオン様に報告すんのが怖いとか
そういうわけじゃないからな?
Prishe : それに、みんなと……、
こっちのおまえと一緒に戦った場所でもあるしな。
俺までいなくなったら、みんな、寂しがるだろ?
Prishe : ……だからさ。
Prishe : 地上のほうも
しばらくは大変かもしれねえな。
行って手助けできねえのは、正直辛いんだ。
……でもよ、おまえがいる。
Prishe : 頼んだぜ、英雄!
Prishe : ミルドリオン様には
よろしく伝えておいてもらえるか?
プリッシュは無事です、元気だってな!
Prishe : あとよ。
Prishe : ごめんなさい。
……って、伝えといてもらえるかな。
いやな仕事押し付けちまうけど、許してくれ。
Prishe : じゃあな、ありがとうよ、
あっちの[Your Name]!!
住む世界が違っても、おまえには最後まで
助けてもらってばかりだな。へへへ。
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