機体カテゴリについて

Last-modified: 2017-12-25 (月) 17:54:45

この世界に存在する機体のカテゴリです。

【ヒュペリオン】

人間界において、遥かな古代に勃発した魔界との戦争時に魔界側が擁する「シュヴァリエ」に対抗して生み出された大型機動兵器。
「メギン」と呼ばれる動力で動く永久機関を持ち、メギン機関が作り出す「メギン粒子」と呼ばれる粒子の発する熱エネルギーで機体各所に張り巡らせたメギン回路を起動し、駆動する。メギン粒子は攻撃兵器や防御兵器にも用いることが可能で、機体の動作やメギン粒子を用いた兵器を使用することでメギンを消費していく。メギンが尽きたヒュペリオンは行動不能となるが、空気中、水中など、酸素の如く存在する魔法物質「マナ」を取り込むことで、メギンに転換して自然回復させることが可能。

 

ヒュペリオンは下記の二種類が存在する。
①発掘された機体(特にアーリーヒュペリオンと言う)
②発掘された機体のギミックやフレーム構造を元に一から設計した機体(量産型ヒュペリオン)

 

②のような一から設計した機体は「量産機」と呼ばれ、ワンオフの機体もあれば、大量生産される機体も存在しており、軍事、商業、工業、農業、運輸、医療等、様々な分野で広く用いられている。
量産機は一般的に擬似メギン機関を搭載している。これは、未だ人類がメギン機関の全貌は解析できていない為である。高品質の擬似メギン機関はオリジナルのメギン機関に匹敵する程の出力を発揮可能にはなっているが、大型で重量も重く、更に永久機関ではないので、自然回復はできず、マナを結晶体として固体化した「メギン結晶」を用意して回復する必要がある。
量産型ヒュペリオンはアーリーヒュペリオンと同じメギンで駆動するので、メギン機関と擬似メギン機関には互換性があり、メギン機関をどこかで手に入れれば量産機に搭載するのも不可能ではない。

 

【シュヴァリエ】

魔界に住む魔人が搭乗している大型機動兵器。「クラティア」と呼ばれる動力で動く永久機関を持つ。
「マナ」と同じく、空気中や水中、地中など様々な場所に循環している魔法物質「セオレム」を「クラティア」に変換できる。
操者自身の姿をその身に投影し、操者の肉体や魔力の強さをそのまま機体に伝えることができるのが特徴で、「オーバーウェルム」と呼ばれる変身能力を持つ魔人の力を最大限引き出すことが可能となっているが、これは、ヒュペリオンが「搭乗兵器」として生み出されたのに対して、シュヴァリエは、魔人の纏う「鎧」として生み出された為である。コックピットも操者の容姿に合わせて変容するが、シュヴェリエによって「力の許容量」や「増幅できる魔力」に限界があり、機体によっては、強大過ぎる力を完全に発揮しきる投影が行えない場合もある。
クラティアと魔力を消費することで、知性を持たない魔物と意思を疎通し、操ることも可能。
太古の昔、魔界より人間界に侵攻し、瞬く間に全世界の大半を手中に収めたが、その後、人類が反撃の切り札として創り出したヒュペリオンと壮絶な戦いを繰り広げることになる。
やがて、とある出来事により、「世界の修正力」が働き、人間界からセオレムが激減してしまう。
これにより、人間界でのエネルギー効率で勝るヒュペリオンを擁する団結した人類の粘り強い抵抗を受け続けた結果、補給が続かず、戦力の大半を失って敗走することになった。
魔界への道は強固な封印術により封じられ、以後魔界と人間界は交わる機会はなかった。しかし、永い時を経て態勢を立て直した魔人達は、弱まった封印の隙間より少しずつ人間界にその姿を現し始めている。
クラティア機関はメギン機関を入手し、研究した魔人によりマナをクラティアへ変換してエネルギーの回復を行うこともできる新型も存在するが非常に希少でまだ量産態勢に入れていない。
古くから魔物は魔界と親交があり、高度な知能を持つ魔物はアビスホールを開いて、契約した魔人よりクラティア機関を入手し、シュヴァリエを組み上げる者も存在する。