地域(魔界)について/共和制都市国家『エルピス』

Last-modified: 2017-10-14 (土) 11:13:56

【共和制都市国家『エルピス』】

(wikiへの反映は後になるので、最新情報は、新規エリア登録のNo.15を参照。)

 

元老院のある共和制の国家ではあるが、百年前(魔界側での時間の流れでの百年)の人間界との戦争後、最高議長の交代が行われている。
その後、現在に至るまで最高議長が軍事に関しても最高権限を持っており、民主主義を掲げつつも、その実体は権威主義、軍国主義が蔓延っている。

 

エルピスは名目上、共和国国家であり最高議長である国家元首がいる。
この国家元首は元老院より選挙で選出されているが、元々人間界侵攻に反対派だったこと、人間界侵攻失敗の責任を元老院に非難された事により、当時の最高議長は失脚している。
現在は、元老院から新たに選出された武闘派の最高議長『オセ』がエルピスの国家元首になっている。
(元老院は人間界侵攻失敗後の数年により汚職と官僚主義が増長しており、現在は手の施しようが無いほど腐敗している)

 

魔王アスラのいるカイーナの統治領下にある都市国家で、表面的には平和が保たれているように見えるが、国家元首とその傀儡が人間界侵攻や魔王アスラの失脚を目論んでおり、情報収集や、新兵器開発など水面下で着々と計画が進んでいる。

 

■行政
元老院の議会により国の政治は動かされている。しかし、議員による収賄が横行し、自身の利益を優先している者が多く民衆の不満が高まっている。
また、人間界侵攻時の戦争の影響により、別の国との交易路は完全には回復しておらず、やや他国に対し排他的なところがあり、経済的にも疲弊を始めている。

 

■産業
グリモアユニットである『アスラシャドゥ』のベースユニットの製作、『アビスナイト』のプログラミングをアルヴム騎士団で行い、自立起動型のシュヴァリエ『アルゴル』や『ヴァルヴァトス』に積み込んで魔王アスラに収めて収益を得ている。

 

■地区・施設

  • 元老院摩天閣
    元老院地区にある共和国『エルピス』の行政組織であり、百数名程の元老院議員と、選挙によって選び出された最高議長により政治的な議会などが行われている施設で、会議場が設置されており、また議員達の執務室なども同じ敷地内に設置されている。
     
  • アルヴム聖堂
    魔界でも選りすぐりの情報保管庫のある公文書館。
    武器術、体術、魔術などを磨くための鍛錬室及び試合会場。
    騎士専用シュヴァリエのメンテナンスルーム。
    騎士見習い用量産型シュヴァリエ保管庫。
    など、エルピスにある施設でも最大の広さを誇る。
     
  • 工場
    量産型シュヴァリエ、及び自立型機体に仕上げるためのグリモアユニットの生産を行っている。
    街の端にあり、少数ながら人間界から送られてきたデータを元に独自のヒュペリオンの試作やメギン機関、擬似メギン機関の解析、開発も行っている。
     
  • 住宅地区
    一般的な住宅地区がほとんどながら、一部貴族用の高級住宅地区が設けられている。
    粗末なものは長屋やアパートのようなものから、贅沢なものになるとマンションなどになり、部屋を買う、または借りるのが一般的。
    家としての形で住んでいるの者のほとんどが貴族で、専用の居住となっている。
     
  • 宿屋
    高層のビルディング風の建物で土地の少なさを高さで補っている。
    食事も出来る酒場などの代わりに地下に小さなBARや喫茶店が備えられていることがほとんど。
     
  • 広場
    地域柄つねに気温が高く、蒸し暑い為、街にある食堂や酒場はほとんどが風通しの良い作りになっており、オープンな作りになっている。
    食事は人間界に比べれば大味で、また気温の高さから生で食べる習慣がなく、料理は火を通したものが一般的。
    酒も独自のアルコール度数の高い『魔龍舌蘭』と呼ばれる植物から精製した酒が流通しているものの、気温のせいで気化し易い為、瓶からグラスに酒を注ぐ習慣が薄く、基本ラッパ飲みである。
     

【騎士団『アルヴム』】
魔界の南に位置する地、炎の魔王アスラが治めるカイーナの統治領の一地方都市国家である『エルピス』に存在する騎士団で、21の騎士がおり、おおまかに攻撃部隊、守備部隊、特殊部隊の三つの部隊に分かれており、さらに細分化した部隊のリーダーが21の騎士となっている。
現在、百年前(魔界側での時間の流れでの百年)の人間界との戦争、及び一部の騎士の謀反などにより騎士、兵士の数が激減しており、部隊のほとんどがグリモアユニット搭載シュヴァリエによる無人機となっている。

 

21の騎士も現在では死亡、粛清などによりその数は片手で数えるほどしかなく、現在では騎士見習いの魔人と元老院議員の一部(主に権力と資金の無い若い議員)がアルヴム聖堂で働いている。
最高権限を持つ騎士団長通称『グランドマスター』によって、時折勅命が下る事があり、また、騎士団長不在の場合は、騎士達の会議により今後の方針などを話し合う場合もある。

 

『グランドマスター』の実体は国家元首である『オセ』その人であり、現在カイーナを統治している『魔王アスラ』を引き摺り下ろすため、軍備強化に力を入れている。

 

※備考
魔人種族PCの出身地などに設定するのは構いませんが、キャラ設定の一部に関わってくるため、キャラの職業として騎士団『アルヴム』の所属することは作成者であるギゲンPLのPC以外NGとさせていただきます。
基本的に人間界侵攻計画や魔王アスラの失脚計画、グランドマスターの正体などは国のトップに位置するNPCの魔人のみが知っているものとします。
魔王アスラのいるカイーナの首都の街ではありません。
設定は途中で変わる可能性があります。