○○最高や!○○なんて最初からいらんかったんや!

Last-modified: 2023-10-03 (火) 21:45:51
  • 本命B選手の獲得に失敗しA選手を獲得したとき
  • スランプに陥ったB選手に代わってA選手が活躍したとき
  • 新規入団したA選手と同ポジションのB選手を比べるとき

などのケースで「やっぱりA最高や!Bなんか最初からいらんかったんや!」と強がるネタを用いて書き込む場合に使われる。


概要

2006年ドラフトにて「尾張のプリンス・超高校級スラッガー」と謳われた堂上直倫(愛工大名電高)が中日ドラゴンズ・阪神タイガース・読売ジャイアンツの3球団競合になり、阪神が抽選を外して野原将志(長崎日大高)を外れ1巡目で指名した時に立ったスレタイが由来。

また、タイロン・ウッズ(元横浜→中日)争奪戦で中日に敗れ、代わりにアンディ・シーツ(元広島→阪神)を獲得した時の、阪神公式BBSでのファンの反応が由来とする説もある。


その後

最高と言われた野原は、プロ生活7年で15試合出場にとどまり戦力外となる。
一方、いらなかったと言われた堂上は、期待されていた打力は一部の年を除きイマイチであった*1。しかしながら売りの堅実な守備力で、現役を引退する2023年まで中日にとって守備固めとしていらなくはない選手として在籍し続けた。


余談

同年ドラフトは高校生と大学生・社会人を分けて行われており*2、特に高校生は「ハンカチ世代」とも呼ばれ田中将大(駒大苫小牧高、楽天1巡目*3)を目玉とする豊作年であった。
高校生では後にメジャーリーガーとなる田中と前田健太(PL学園高、広島1巡目)、2012年パ・リーグMVPの吉川光夫(広陵高、日本ハム外れ1巡目)、野手では堂上・野原の他、2000本安打を達成した坂本勇人(光星学院高、巨人外れ1巡目)をはじめ、福田秀平(多摩大附聖ヶ丘高、ソフトバンク外れ1巡目)、梶谷隆幸(開星高、横浜3巡目)、會澤翼(水戸短大付属高、広島3巡目)、福田永将(横浜高・中日3巡目)などがいる。
大学・社会人でも浅尾拓也(日本福祉大、中日3巡目)、岸孝之(東北学院大、西武希望獲得枠)、森福允彦(シダックス、ソフトバンク4巡目)、長谷川勇也(専修大、同5巡目)、角中勝也(四国IL高知、ロッテ6巡目)を指名するなど、各チームが戦力補強に成功している。

 

ちなみに阪神は野原に加えて小嶋達也(大阪ガス、希望枠)*4上園啓史(武蔵大、3巡目)らを指名。上園が1年目に8勝を挙げて新人王を獲得するが以降に目立った活躍を見せられず楽天に放出された。小嶋や清水誉(関西学院大、4巡目)が辛うじて一軍実績を残した程度で全体的に見ると外れドラフトと言わざるを得ない。これについては、俗にいう「黒田ドラフト」の成功率の低さと育成能力の低さが原因との声がある。

ちなみに「○○なんて最初からいらんかったんや!」は他球団のスレでも使われることも多い。ドラフトや外国人補強のみならず、若手選手の出番を減らしてしまうようなFA選手から撤退した時にも使われる。


関連項目


*1 2016年に初めて規定打席に到達するも、2017年以降は京田陽太にレギュラーを奪われた。また2019年には規定打席未到達ながら自己最多の12本塁打をマークしている。
*2 2005年から2007年まで。
*3 横浜、オリックス、日本ハムとの4球団競合。
*4 石川・遊学館高校時代は活躍したがすでに壊れていたとされる。大阪ガスでもプロ入り前年の日本選手権でわずかに投げただけだったにも関わらず阪神が小嶋を指名したのは高校時代から密約があったからと言われている。