モンスター/傀異克服バルファルク

Last-modified: 2024-04-23 (火) 07:01:33
種族
古龍種(古龍目 天彗龍亜目 バルファルク科)
別名
天彗龍(てんすいりゅう)、天彗龍極*1、赫耀克*2
英語表記
Risen Crimson Glow Valstrax
危険度
MHR:S:★10
登場作品
MHR:S
狩猟地
大社跡, 寒冷群島, 砂原, 水没林, 溶岩洞, 密林, 城塞高地, 獄泉郷,

目次

生態・特徴

主に調査拠点エルガドの周辺地域にて発生している≪傀異化≫と呼ばれる現象により
通常個体をも超える異端な力を手に入れた奇しき赫耀のバルファルクの特殊な個体。
そもそも、≪傀異化≫とは新種の寄生生物『噛生虫キュリア』に寄生されたモンスターが、
キュリアから送られた過剰なエネルギーと毒素により暴走する、という恐るべき現象である。
しかし、ハンターズギルドの調査により一部の強力な生物、主に古龍種はキュリアによる暴走を抑え込み、
逆にキュリアの力を完全に我が物として「共生関係」へと変化させる事が可能であると判明した。
ギルドはこの現象をハンターにとっての更なる脅威と捉え、≪傀異克服≫と新たに呼称する様になった。
キュリアによる暴走を克服したことで既存の個体を凌駕する力を手に入れ、体表には不気味な模様が現れている。
通常種の時点で既に極まっていた圧倒的な俊敏性は莫大な龍気エネルギーによりさらに強化され、
幾重にも連なる攻撃とそれに付随して繰り出される龍気爆発は苛烈を極める。
また、怒りが頂点に達し「傀氣脈動状態」と呼ばれる形態に移行すると、
角や翼、尻尾の先端を中心に橙色の眩い光を放つ様になる他、身に纏う龍気も更に増加し、
攻撃は輪をかけて苛烈・俊敏に変化する。
ほとんどの攻撃が歴戦のハンターをも数発、場合によってはたったの一撃で沈めてしまうほどの威力を持つため、
僅かな油断や一瞬の判断ミスでも命取りとなるだろう。
あらゆる攻撃行動に注意を要する傀異克服バルファルクだが、
中でも警戒すべきは力を溜めるかのように狙いを定め、槍翼で広範囲を薙ぎ払った上で全力の突きを放つ大技
マスターランクの素材で鍛えた防具を纏ったハンターに対しても致命傷を負わせるほどの威力を誇り、
さらに翔蟲を使った緊急回避を許さず次の攻撃で確実に止めを刺さんとする驚異の技である。
加えて、バルファルク種を象徴する攻撃である高高度からの突撃にあたっては一瞬で通常種以上の高空へ飛び上がるうえ、
高高度からの龍気弾による爆撃で混乱したところを狙って突撃するようになり、脅威度は更に跳ね上がっている。
この様に、本個体は通常の奇しき赫耀のバルファルクとは一線を画す実力を誇る強力な個体である事と、
傀異克服古龍の未知数の危険性から、本種の狩猟に臨む為には極めて厳しい条件が課されており、
最たる危険度を持つモンスターの一つとして扱われている。
また、より強力な攻撃行動を見せる個体も確認されており、
該当個体の討伐はより信頼の篤いハンターに限って依頼されている。
そもそも奇しき赫耀のバルファルクの時点で既に最上級の危険生物として認知されていた事もあってか、
本種は傀異克服古龍の中でも傀異克服シャガルマガラと並んで特に危険度が高い種類と目されており、
中にはカムラの里およびエルガド周辺で確認された数々の危険生物を凌駕する規格外の脅威と見る者すらも存在する。
なお、本個体から剥ぎ取れる素材はキュリアの影響故か変異を起こしている物も存在し、
この素材を用いる事で、今までの奇しき赫耀のバルファルクの物とは異なる力を持つ武具を作成できる。
先述したように圧倒的な戦闘能力を持つこのバルファルクから素材を得る事は困難を極めるであろうが、
その装備は苦労に見合う唯一無二の性能を持った武具として、エルガドで注目を集めている。

概要

  • MHR:Sの大型アップデート第4弾となるVer.14.0で登場した奇しき赫耀のバルファルクの特殊な個体。
    爵銀龍メル・ゼナの従える飛行生物、噛生虫キュリアに寄生され、
    彼らの持つエネルギーと毒素により暴走しかけるも、古龍種としての並外れた生命力により、
    暴走を抑えてキュリアとの共生関係を築き、その力を我が物としてしまった奇しき赫耀のバルファルクである。
  • モンスターの特殊な強化状態の中で更に強化された状態で言えば、
    MH4Gの極限状態や、MHW(:I)の歴戦王等が挙げられるが、
    傀異克服古龍はハンターノートにおいて通常種とは別種として扱われている。
    もちろん狩猟数やサイズも別カウントになる他、なんと操竜すら通常種とは異なる独自のものになっている。
    このため極限状態や歴戦王などと同じ「強化個体」でありながらも、
    他の傀異化個体とは違って今作における特殊個体に近い扱いになっており、
    内部的には「別のモンスター」という処理が為されているようだ。
    この事から、モンスターリスト内の扱いにおいては、
    今までの二つ名MHW:I以降の特殊個体、及びヌシなどに近い扱いと言える。
    • そもそもの話として、大元である奇しき赫耀のバルファルク自体がバルファルクの特殊個体であり、
      設定としては「自身の龍気に自我を蝕まれて暴走状態に陥った個体」である。*3
      基本的に通常種を凌ぐ力を有している特殊個体であっても、
      一般モンスターの特殊個体であればキュリアの脅威を退けられず、傀異化モンスターになってしまうのが通例である。
      しかし同じ特殊個体でありながら、奇しき赫耀のバルファルクはキュリアの脅威を退け、
      逆に共生関係を築きあげて傀異克服個体に昇華した
      この事実はそれまで確認された傀異克服古龍や次に登場した傀異克服シャガルマガラと同様、
      古龍種という種が如何に強大な存在なのかを裏付ける事象であるようにも見えるだろう。
  • 傀異克服の名を冠した事で、「傀異克服奇しき赫耀のバルファルク」となり、ぶっちぎりで最長のモンスター名となった。*4
    流石に名前が長すぎることから「傀異克服バルファルク」と短縮されているが、
    クエストには「傀異克服奇しき赫耀のバルファルク1体の討伐」と記載されている。
    • 過去作の類似した強化形態に復活した事例がないことから可能性は低いが、
      次回作以降に(通常の)バルファルクの傀異克服個体が出現した場合は、
      そちらこそ紛れもない「傀異克服バルファルク」として扱われるようになるかもしれない。
  • 受注可能になる条件は、傀異克服テオ・テスカトルのクエストが解放されるMR140を超えた、MR160
    報酬金も単体クエストとしては破格の10万z越えと、その危険度が戦闘前から現れている。
    そもそも基準としては最高値である危険度★10だった奇しき赫耀のバルファルクが
    傀異克服という形で更なる力と危険性を手に入れたため、百竜ノ淵源ナルハタタヒメ同様
    最早「規格外」の領域に踏み込んでいると言える。

MHR:S

  • Ver.14.0で初登場。イヴェルカーナと共に追加された。
    第2弾及び第3弾アップデートで強化個体の枠が傀異克服古龍であったため、
    第4弾アップデートではシャガルマガラか奇しき赫耀のバルファルクのどちらかが来ると予想されていた。
  • クエストはMR160に到達するとM★6に「傀異克服:バルファルク(赫耀)」というクエストが追加される。
  • 傀異克服バルファルクと戦闘していると突然力を貯めるようなモーションをしたかと思えば
    その場で小規模な爆発を起こし、傀氣脈動状態へと移行する。
    当然ダメージ判定もあるが、幸い傀異バーストよりかなり範囲と威力は小さい。
    傀氣脈動状態となっている間は攻撃の手を極力緩めずダメージを与え続けて、
    解放された力を抑え込みたいところ…だが、この状態に至ったバルファルクの攻撃は輪をかけて苛烈。
    動きこそ大きくは変わらないものの、本来あった技毎の後隙をキャンセルし、
    個々の技をコンボのように繰り出してくるようになり、怒涛という言葉が相応しい猛攻を仕掛けてくる。
    幸い最後に選んだ攻撃後の隙は残っているため、この僅かな隙を逃さない立ち回りを求められる。
    • 傀異克服バルファルクの傀氣脈動状態は龍気解放状態と連動しているようで、
      傀氣脈動状態になる前に必ず龍気収束を行い、龍気解放状態になってから傀氣脈動状態へと移行する。
      阻止も可能であるが、通常個体の後半のようにダウン復帰後再び龍気収束を試みる。
    • 傀異鈍化同様攻撃を続けることで傀氣脈動状態を解除し、大ダウンを取ることもできる。
      もちろん、時間が経てば再び傀氣脈動状態に移行するうえに、体力が低くなると
      ほぼ常に傀氣脈動状態と言っても過言ではないほど移行の速度が上がる。
      なお、傀氣脈動状態が解除されると龍気解放状態も同時に解除される。
  • 通常個体の時点で凶悪な高さだった部位耐久値については据え置きのため、
    全破壊討伐は破壊王Lv3を付けていても絶望的な難しさを誇る。
    ただでさえ攻撃が激しく一撃が重いため、攻撃を避けてからわざわざ破壊できる部位を狙うのも一苦労。
    目についた部位に適当に攻撃を当てていき、全ての部位に満遍なくダメージを与えている程度だと、
    せいぜい頭1段階と尻尾切断くらい、運が悪いと一部位も破壊できず倒れてしまうことも珍しくない。
    • 傀異調査クエストの個体になると部位耐久補正がおぞましいほどの高さとなり、
      最強個体を引いても破壊王Lv2以上が無ければ全破壊討伐は不可能。*5
      高レベルギルドクエストや獰猛化モンスター、超特殊許可クエストすら鼻で笑うレベルで怯まない。
一方で傀氣脈動を解除すると龍気解放状態も解除されることから、
通常個体と違って体力が少なくなっても胸吸引を行うようになったため、
後半はずっと龍気解放状態というわけではなくなり、胸破壊を狙えるチャンスが増えたという一面も。
  • 傀異克服古龍は通常種と肉質等の仕様が同じ*6であるという都合上、
    本来の肉質の硬さと怒り時に属性が通用しなくなる仕様はそのままに、
    元から高かった攻撃力が傀異克服によりさらに大幅に上昇していて、当然体力も上昇している
    そのうえ頭や尻尾は動き回るためチャンス時にしか狙えず翼は龍気解放状態しか旨味がなく*7
    定期的に攻められるのがもっとも肉質の渋い前後の両脚*8であり、かつもともとスピーディなモンスターでもある
    バルファルクが傀異克服したことによってより素早くなっており極めて隙が少ない。
    とどめに多くのハンターがMR開放後は傀異化モンスターに殺到していてバルファルクとの戦闘経験が少ない
    もしくは慣れていないハンターが非常に多く、新モーションにも対応できず次々にハンターが乙る事態が多発する事となった。
    その結果与えるダメージが常に小さくなりがちで非常に時間がかかる上に
    一つ一つの攻撃の回避は些細なミスすら許されないため、
    さまざまな仕様が噛み合った当モンスターはモンスターハンターライズ:サンブレイク屈指の強敵と呼ばれるようになった
    • Lv271以上の強化個体では、元々見られたジェット突進や滞空の頻度増加による遅延や、
      お手→槍翼突き刺しからの槍翼アッパーの2択に加えて
      槍翼突き後にステップを挟んだ場合に再度槍翼突きからのランダム派生による運要素、
      彗星前の龍気弾のパターン増加による対処の難易度増加、
      攻撃後の龍気設置を行うモーションの増加及び範囲拡大など、
      運が絡むプレイヤー不利な強化が多く見られる。
  • Ver.15では傀異討究クエストにも登場。クエストランクはEX★9となっている。
    前述の通り本作最強クラスのモンスター故に討伐・周回難度も比類無きレベルで高いが、
    同じEXランク&傀異化素材の傀異克服シャガルマガラも別ベクトルで恐るべき難敵に仕上がっており、
    どちらで傀異化素材を回収するかはプレイヤーの好みが大きく分かれるだろう。
    しかし塔の秘境でのアマツヘビィによる高速周回方法が確立されており、傀異錬金術素材集めとして乱獲している人もいる。
    • なお戦略上のポイントとして、闘技場では「強化彗星」を使用しないことが挙げられる。
      対処に慣れている場合は(最初の使用タイミングがほぼ確定に近い事もあって)
      後隙の大きいこれを使わないことはデメリットになりうるが、慣れていない場合は脅威の一つを封じられるので、
      闘技場フィールドのクエストを探してみるとよいかもしれない。
      単純に強化彗星中はこちらが手出しできない遅延行為となるので
      周回する際はこれを封じておけば効率が上がるという考え方もある。
    • また複数クエストにした場合、バルファルクは「龍以外」が弱点のため
      様々なモンスターを取り巻きにさせられるのもメリットとなる。
      その気になれば、各々のハンター好みの周回クエストを見いだせるだろう。
      つまり周回の対象として乱獲されやすいとも言える。
      そしてヤツもまた、取り巻き候補として白羽の矢が立てられる。

主な攻撃方法

  • この傀異克服バルファルクもキュリアの力の賜物故か、
    通常の個体より莫大な龍気を有しており、更に苛烈な攻撃を繰り出してくる。
  • 特別討究クエスト、傀異クエストでは依頼書のアイコンにオーラが描かれた強化個体が登場する。
    強化個体は専用行動、専用派生を持ち、行動パターンが強力になっている。
    技名は現時点において全て仮称であるが、下記に傀異克服した事により追加・強化された技を記す。
    • 傀異討究クエストの場合は、Lv271以上になると強化個体になる。
      レベル調節で270以下にすれば通常の傀異克服バルファルクに戻る為、
      強化個体と戦いたくない場合は調整するとといいだろう。*9
槍翼アッパー
バルファルクの主力技であった、槍翼を上から突き刺してくる攻撃の派生形で
槍翼を思い切り振り上げて爆発を起こす攻撃が追加されている。
突き刺しとは攻撃タイミングも軌道も異なるため、ハンターに難しい択を仕掛けてくる。
  • この際、バルファルクからチャージするような音がするがまるで機械がオーバーヒートするような音となっており、
    バルファルクが相当な無理をしているようにも聞こえる。
    バルファルク、それも特殊個体の並外れた筋肉や靭帯の伸縮を以ってしても、
    やはり槍翼をほぼ180度曲げるこの技は限界に近いということだろうか。
    繰り出し方もお手からの翼爪突き刺しの1回目の後、または翼爪突き刺しを挟まずに繰り出すパターンがある。
  • 強化個体は翼爪突き刺し2回の後放つパターンもある
槍翼半円薙ぎ払い
少し体を退いて構えてから槍翼で半円をなぎ払う。
龍気解放状態なら軌道上で爆発が発生する。
槍翼突き・薙ぎ払い
強化個体は槍翼突き2連打や薙ぎ払いの後の威嚇が削除されている他、
槍翼突きを単発で放った際、狙ったハンターを軸に90度回り込んだ後、
側面から槍翼突き2連打や槍翼突き⇒槍翼薙ぎ払いを繰り出す派生が追加されている。
回り込みはかなり速いが、通常の槍翼突きと同じく少し溜めが入るので向き直すことは可能。
しかし最初の槍翼突きを横方向に動いて回避した場合、運が悪いと回り込み後の
バルファルクの真正面に立つ形になってしまい、すぐに回避し直さないと刺されてしまう。
薙ぎ払いは軌道上に爆発が発生するようになる。
滞空翼槍突き刺し・降下翼槍叩きつけ
1撃目の突き刺しに当たった時のダメージリアクションが
ぶっ飛びに強化されている。
また、1撃目の後キャンセルして地上に降り、
翼なぎ払いなどの各種攻撃に派生するパターンも追加されている。
傀氣脈動状態では降下翼槍叩きつけの爆発が叩きつけた瞬間正面3方向に広がるものになり、
従来のように単に横や後ろに逃げても回避することは困難になっている。
  • 強化個体は降下翼槍叩きつけの爆発が十字方向に広がる様に強化される。
    また、突き刺しを2撃目まで行った後降下翼槍叩きつけに派生するパターンが追加される。
    その他、1撃目の突き刺しの後地上に降りずに
    そのまま2撃目の突き刺しか降下翼槍叩きつけに派生する頻度が高くなっているようである。
ジェット突進
強化個体は突進の後隙が非常に短くなっており、
即座に2回目の突進やホバリングからの空中突進を行う。
ジャンプ龍気なぎ払い
強化個体は横一直線に爆発を発生させるようになっている。
この爆発はハンターとバルファルクの間の壁を作るような形で起こるため、
攻撃後に迂闊に距離を詰めようとすると爆発に被弾する恐れがある。
また、傀氣脈動状態ではこの攻撃の後に間髪入れずにジェット突進→ホバリングからの空中突進を高確率で行う。
尚、この爆発は龍気解放状態でなくても発生する。
溜め槍翼薙ぎ払い・溜め槍翼突き
傀氣脈動状態で解禁される大技。
赫い光が溢れんばかりの龍気を片翼に集中させて力を溜めた後、
もう片翼からジェットを放ちつつ凄まじい範囲をなぎ払いながら前進
さらにもう一度溜め、槍の如き翼で獲物を串刺しにする渾身の突きを放つ。
回転、突き共に防御力800前後の剣士でもヒトダマドリの採取を怠っていれば容易に即死させ得る脅威的な威力であり、
更に翔蟲受け身不可のため極めて危険。回転攻撃をかわした後も油断せずに回避したい。
溜め突きはガード強化がないとガードできない上、あったとしてもレベルが低いと甚大な削りダメージを負う。
ガードランスで退かずに攻めるなら最低でもガード強化Lv2、できればLv3が欲しいところ。
ただし弱点として、判定が槍翼に強く寄っている影響ゆえに、
密着することで溜め突きが当たらなくなる
そのため、回転攻撃をハイパーアーマーなどでいなして本体に素早く近づくことができれば、
余裕を持って反撃を入れられる。
他にも、少し高い位置にいれば当たること無くやり過ごせる。
すぐに飛ぶことが出来る操虫棍はこの恩恵を感じやすいか。
また、派手な見た目に反して怯みやダウンで妨害する事ができる。
この技を対処する為にオニクグツを温存しておくのも一つの手。
  • 強化個体は溜め槍翼突きが通常の突きと同じ左右2連発になる。
    タイミングを合わせて回避したと思ったら返しの2発目が刺さり乙、ガード強化がLv2止まりだと10割削られるなど
    屈指の危険度を誇るので、傀異クエストでは余裕を持った回避を心がけるかガード強化Lv3を確保しておきたい。
    一方で、溜め突きが2連続になるということは隙を晒す時間も延びるということなので、
    密着さえできれば逆にこちらの大技を叩き込むチャンスとなる。
強化龍閃
一見何も強化が無いように見える龍閃だが、
軸合わせを行ってもう一度振り下ろす2発目は傀氣脈動状態である場合、爆発が発生するようになっている
勿論、最初の龍閃にも爆発は従来通り発生するため、
一度避けて二度目の龍閃を避けても爆発に巻き込まれる危険性があり危険度が更に増している。
  • ガードした場合の削りも当然発生するため、ガ―ド性能5のランスでも4連続削りでかなり持っていかれる。
    煽衛まで搭載すれば余裕を持って受けられるが、マルチで巻き添えにされた時は発動しないことに注意。
  • 強化個体は軸合わせが強力になり、より正確にハンターを狙ってくる。
強化彗星
彗星と同じくダメージ判定と龍風圧と共に遥か天空へ離陸するのは同じだが、
「襲撃」というダイアログが表示されても傀異克服バルファルクは空中を旋回しない
異変を感じたのも束の間、なんと遥か上空から20発ほどの龍気弾を流星群の如く地面に放ち、超広範囲を爆破する
簡単に言うと、登場ムービーで大社跡を阿鼻叫喚に陥らせたアレがそのまま攻撃になったと言えばわかりやすいだろうか。
そして散布した龍気が爆発した直後、エリアの旋回を省略して降下前の方向転換の部分のみを行なって急降下
龍気爆発で混乱しているハンターの元へ突っ込みトドメを刺すかのように襲撃する。
弾丸に被弾して翔蟲受け身→回避を忘れて彗星に巻き込まれる、といった事が起こりやすいため、注意が必要。
また弾丸を緊急回避で抜けた場合、起き上がってすぐ二度目の緊急回避の準備をしないと彗星に間に合わない。
さらに龍気弾発射でタイミングがズレるので、単純に緊急回避が早過ぎて起き上がりに直撃することも。
また、龍気弾の被弾リアクションは受け身を取ってすぐ起き上がってしまうタイプの吹き飛びであるため、
わざと被弾し、起き上がりタイミングを調節して無敵時間でやり過ごすといった対処はできない。
その一方、龍気弾が降ることさえわかっていれば、急降下までに時間がかかる分だけ対処の猶予もあるので、
洞窟エリアへ逃亡したりモドリ玉で退避してから立て直すのも手ではある。
  • 傀氣脈動状態への初回移行時、自由に行動が出来る状態になると高確率で強化彗星を繰り出す。
    このため、MR個体で多かった「彗星を使われないまま討伐完了」となることは稀。
    どんな形であれ対処は体得しておこう。
  • 落ち着いて龍気弾の着弾位置を見れば、実はかなりバラけている上に
    広めの安全地帯が高確率で作られるようになっており、回避はさほど難しくない。
    カメラを地面に向けるとわかりやすいが、実はこの攻撃はターゲットを中心とした◎状に着弾している*10
    そのため、バルファルクが飛び上がるモーションに入ったら他のハンターから離れ、そのまま動かずに待ち、
    龍気弾の発射音がしてから二、三歩移動するだけで簡単に避けられる。
    あとは通常の襲撃と同様の対処を取るだけなので、追加された技の中では避けやすい部類に入るだろう。
    また、誤差程度の違いゆえにわかりにくいが、通常の奇しき赫耀のバルファルクと異なり、
    本命の彗星部分のスピードが若干遅くなっており*11
    突っ込んでくるバルファルクの姿を目視できる程度になっている。
    龍気弾をやりすごしたのを確認してから再度バルファルクを見上げても回避は間に合う。
    • 龍気弾は標的となったハンターを追尾しており、着弾位置はバルファルクの位置や襲撃地点とは無関係。
      たとえサブエリアへ逃げ込もうともターゲットめがけて降り注ぎ、着弾位置に爆発を引き起こすが、
      実は上空で発生してから地面に着弾するまでのエフェクトには当たり判定がない
      本命はあくまでも着弾後に発生する龍気爆発なので、空中に気を取られず地表を確認しよう。
  • ただし、上述した通り闘技場ではこの技を使用しない。
    M★6のクエスト(砂原)やEX★9のクエスト(大社跡)は当然フィールドが固定であるため関係ないが、
    傀異討究クエストであれば状況に応じて一考の余地はあるだろう。
  • 先んじて公開されたスペシャルプログラムにてお披露目された本個体であるが、上記の槍翼アッパーや強化龍閃を
    使用した映像はあれど、バルファルクの代名詞とも言えるこの強化彗星についての映像は一切公開されていなかった。
    その為、いつもの襲撃だと高をくくっていた多くのハンターは見慣れぬ龍気弾に度肝を抜かれることとなった。
    一切公開されていなかったことから、何かを察していたハンターもいたとか
  • 超高高度に留まり宙に瞬く星と化した姿は、かつてMHXXのフィールドで見られた、
    灼けた甲殻が落ちているエリアに輝く赤色の彗星と酷似している。
    MHXXのプレイヤーならば既視感を覚えたかもしれない。
  • 強化個体は龍気弾がターゲットを中心とした十字状または扇状に着弾するパターンが追加される。
    また、龍気弾の着弾から爆発までの間隔が短くなる。

    爆発が早くなった事で非強化個体と同じタイミングで回避しようとすると被弾してしまいがちだが、
    龍気弾を緊急回避でやりすごしても彗星に対しても緊急回避が間に合うようになっている。
  • その他、強化個体では従来の一部の技に龍気の地雷が設置されたり、
    龍気弾着弾が爆発から地雷設置になっているなど、細かな変更点も存在する。

操竜

  • 基本的には非傀異個体の操竜に準じるが、一部の技が変化・強化されている。
    傀異克服により火力は高まったが、本質的にコンボファイターである点は変わらないことに注意。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は単発の噛みつき攻撃。
      相変わらず攻撃時に溜めが入るが、そこそこ出は速く連続攻撃の起点になる。
      傀異克服でもやはり威力が低いが、弱攻撃なのでそのまま強攻撃に派生できる。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は2連翼脚突き刺し。
      射程が長く2HIT時の威力もそこそこ高いので、間合いを取って起点にできる。
      発生こそ噛みつきより遅いが、傀異克服後も操竜ではおそらく一番無難な技。
      攻撃後はすぐに強攻撃に派生できるので、間合いに応じて各種強攻撃に派生したい。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は引っかき→槍翼アッパー。
      非傀異の地面突き刺しと違い、アッパーはジェット突進以上の高火力技に変貌している。
      引っかきは噛み突きと同程度に出が早いので単発でも差し込めるが、アッパーの出がかりに少し溜めが入るため、
      怯まない状態の相手に引っかきを当てるとアッパーまでに割り込まれることがある点に注意。
    • 強攻撃2(→+A)はホバリング翼脚突き刺し⇒降下翼脚叩きつけ。
      レバーを入れた方向に飛ぶため、若干だが回避しながらの攻撃ができる。
      各個の威力はやや抑えめだが、それでも突き刺しと叩きつけの両方が当たればアッパー単体と同等。
      ただし空中から突き刺すためか、技後の隙がデカい。回避キャンセルでカバーしたいところ。
      • 龍気解放状態で乗った場合、このホバリングが龍閃×2に変化する。
        翼脚展開モーションがあるため発生は遅いが、龍閃1発ごとにアッパー並のダメージが入る上、
        1発目と2発目の間に龍気爆発も起きるためトータルでの火力は最高レベル。
        さらに戦闘時と同様、傀氣脈動状態ならば2回目の龍閃の後にも龍気爆発が起きる。
        攻撃後に翼脚収納モーションが入る都合上、ホバリングと同じく技後の隙がかなりデカイので、
        2発目の発射を確認したら回避キャンセルするのが吉。
    • 強攻撃3(↓+A)はジェット突進。
      始動時に長い溜めが入るが、非傀異と同じく射程に優れている。
      アッパーの登場で威力的にはトップでなくなったものの、
      近距離コンボに割り込んでくる相手には依然としてメインウェポンになる。
      龍気解放状態で乗っても出せるようになったので、ジェット突進で轢き逃げしながら距離を取り、
      回避キャンセルから龍閃をぶっ放すという連携が可能になっている。
      • 専用派生で強攻撃入力すると、少し歩いてから再びジェット突進を繰り出す。
        威力・移動距離どちらも1回目のジェット突進より弱めだが、
        往復で当てれば火力は引っかき⇒アッパーより若干上。
        ただしジェット突進で距離を取っていた場合、間合いを詰めてしまうことになるので、
        派生させるかは状況を見て判断した方が良い。
    • 操竜大技(X+A)はホバリング翼脚突き刺し⇒溜め槍翼薙ぎ払い⇒溜め槍翼突きのコンボ。
      残念ながら強化彗星ではないものの、新技が惜しげもなく投入されている。
      さすがにモンスター相手に一撃即死とまではいかないが、溜め槍翼突きの威力は本種の操竜技の中でも単発最大。
      また溜め槍翼薙ぎ払いは戦闘時と同じく大移動するため、途轍もなく攻撃範囲が広い。
      ハンターが降りるタイミングは溜め槍翼薙ぎ払いの溜めが完了した時点。
      • なお溜め槍翼薙ぎ払い⇒溜め槍翼突きは戦闘時だと傀氣脈動状態限定の大技だが、
        操竜大技として使う時はどの状態であっても問題なく使える。
        通常時よりも龍気活性・傀氣脈動の方が若干威力は増すが、立ち回り上は気にしないで良い。

武具

  • 本種から入手できる素材には、キュリアの影響により変質した物も存在し、
    これらの素材からは『赫耀・暦シリーズ』と呼ばれる新たな防具が生産できる。

余談

  • モンスターハンターシリーズ20周年を記念して行われた「モンスター総選挙」では33位にランクイン。
    通常種の方は第4位、傀異克服前の特殊個体が20位と票が割れてもおかしくない中、
    この上位に食い込んだ事はバルファルクという種の根強い人気を表していると言えるだろう。
    • 傀異克服古龍としてはシャガルマガラを抑えて堂々のトップ。
      強化彗星や全体的な強さのインパクトもさることながら、装備に付与された固有スキルの人気、
      属性武器の躍進著しいサンブレイク環境において龍以外の全属性が活躍できる懐の深さもこの順位に繋がったか。

素材

  • 下記の専用素材を除いた他の素材は全て通常の奇しき赫耀のバルファルクから入手可能なものと同じだが、
    報酬の排出率は若干異なる。
天彗龍極の破傀玉
傀異克服せし奇しき赫耀を討伐した証。古龍素材に秘められた新たな力を解放する鍵となる。
尚、当アイテムは傀異克服バルファルクの唯一の固有素材ではあるものの、
剥ぎ取りや落し物、ぶんどりでは入手できず、クエスト報酬での入手となる。

関連項目

モンスター/バルファルク - 通常個体。本種は下記の特殊個体の傀異克服古龍となる。
モンスター/奇しき赫耀のバルファルク
システム/傀異化
防具/バルクシリーズ - 赫耀・暦シリーズについても解説。
BGM/バルファルク戦闘BGM


*1 専用素材の名称より
*2 交易船で交換できる掛軸より
*3 そのため、本種は特殊個体の特殊個体という極めて異例のモンスターとなる。
*4 一応、モンスターリスト外ではあるが、MHFの「剛種錆びたクシャルダオラ特異個体」は16文字で並ぶ。
*5 破壊王Lv2発動でギリギリ全破壊に必要なダメージが最強個体の総体力を下回る。本当にギリギリの値だが。
*6 傀異克服クシャルダオラを除く
*7 傀気脈動状態の時は解放状態になるので打点が高い武器で物理攻めをするなら、翼が狙い目になるとも言えるか。
*8 ただし、前脚は怒り時であろうが傀気脈動状態であろうが属性は龍以外25通る。部位破壊対象でもあるので血氣(覚醒)とも好相性。
*9 強化個体・通常個体共にクリア報酬は大きく変わらない為、通常個体のバルファルクと戦いたいのであれば、報酬が変化するLv251に設定するのがお勧め。
*10 中央のターゲットに一発、間隔をあけて周囲に着弾
*11 他のプレイヤーが狙われている状況を遠目から、尚且つ高所から観察していないと分かりにくいのだが、実は傀異克服バルファルクは通常の奇しき赫耀のバルファルクが繰り出す彗星よりも遥かに高い位置から突っ込んでくるため、急降下から地面に激突するまでの距離が長くなった事で相対的に遅く見えている。