一定条件を満たすことで得られるハンターとしての名乗り。
目次
概要
- 原型としては無印から存在している要素。
ハンターランクごとに、ステータスに「ランク名」として呼び名が表示される。
最近でもハンターランクやギルドポイントを上げることで称号が得られる点に名残が見られる。- なお、無印やMHGはHR1~HR30までのハンターランク全てに固有の呼び名があり、
上限のHR30に達すると「モンスターハンター」の名乗りが認められる。
以降の作品でも、称号として何らかの形で名乗ることが可能である。
特に、HR上限解放がある作品では「モンスター」の解放条件がHR999に設定されており、
「モンスターハンター」の名乗りは高位のハンターのみに許されるというのもまた無印からの伝統である。
- なお、無印やMHGはHR1~HR30までのハンターランク全てに固有の呼び名があり、
- 現在の単語を2つ(間に接続詞を入れられることも)まで組み合わせるスタイルになったのはMHP2から。
ハンターランクだけでなく様々な条件によって称号に使える単語が獲得できるようになり、
ギルドカードの頭に表示される単語として好きな称号に編集する事が出来る。
- ゲーム開始時は「初心者」(3G以降は、「かけだしハンター」)と表示されているが、
ゲームを進めていくにつれ様々な称号を入手でき、組み合わせられる単語のバリエーションも増える。
入手条件も様々で、特定のモンスターの狩猟数や武具入手数、
さらにはクエスト中に特定の行動をする事で入手できる称号もあり、その数は膨大である。- 作品によってはシリーズ経験の有無を聞かれることもあり、
経験有りと答えると「経験者」がセットされている。
- 作品によってはシリーズ経験の有無を聞かれることもあり、
- 重要な点として、称号入手の条件はシリーズ(作品)ごとに異なっている。
例としてMH4(G)では「HR6になる」ことで「エース」を含む称号群が手に入るが、
MHXでの「エース」の入手条件は「HR4になる」ことである。
しかし入手条件が一定のHR到達同士のこの例はまだまだ可愛いほう。
「ブリザード」の場合はMHP2Gではモンスター狩猟の系統(ウカムルバス20頭討伐)なのに対して、
MHXではクエストクリア回数の系統(雪山のクエスト昼夜合計20回)といったように、
入手条件がまるで違うものも存在する。
このため、入手したい称号がある場合、事前に情報収集を行うことを強くお勧めする。- また、作品によっては称号そのものが存在しないこともある。
前シリーズではあった称号が今作では削除されていた…なんてことになると
称号獲得のための努力が水泡に帰するため、そういった意味でも情報収集は非常に重要。
- また、作品によっては称号そのものが存在しないこともある。
入手条件
- メジャーな入手条件は上述の通り「ハンターランク(HR)を上げる」ことだが、もちろんそればかりではない。
「特定ランク(村★1など)のクエストを全てクリア」
「特定フィールドでのクエストを20回クリア」
「闘技大会のクエストをすべてクリア」
「クエストのクリア回数が1000回を超える」といった王道のものから、
「秘境エリアから5回クエスト開始」
「オトモを○○匹以上雇用」
「ガノトトスを釣り上げた」といったネタ臭いものまで様々である。- もちろんシリーズによって存在する称号としない称号があるので、
上に挙げたものでも作品次第ではオミットされている場合もある。
ただ、「特定ランククエスト全クリ」「闘技場全クリ」といったやり込みへのご褒美的な称号は
ほぼ全ての作品で共通して登場している。
- もちろんシリーズによって存在する称号としない称号があるので、
- 4シリーズが顕著だが、近年では全体的にストーリー要素が増したこともあり、
「仲間達とドンドルマを守った(MH4G)」「ディノバルドを狩猟してベルナ村を救った(MHX)」など、
ストーリー上の主要なクエストをクリアすることで入手できる称号も登場している。
MH4Gで入手できる称号はそれとな~くそのイベントに関係した単語がチョイスされており
(「シナト」や「極限状態」、「師匠」など)、達成感を味わえる。- 条件の関係で、これらはストーリー(村クエ)をクリアしたことの証左ともなる。
まあ、わざわざ村クエクリアをアピールする意図で称号を設定するプレイヤーはあまりいないだろうが…。
- 条件の関係で、これらはストーリー(村クエ)をクリアしたことの証左ともなる。
- MHP2Gでは「パーフェクト」という称号の入手難易度が凄まじかったため、取得すら不可能とされていた。
具体的には「ギルドカードの2ページ目の勲章を1つも取得せずに1ページ目の勲章を揃える」というもので、
「上位村クエをクリアしすぎたらアウト」
「高レア度の防具を作りすぎたらアウト」
「激昂したラージャンのG級クエストをクリアしたらアウト」
「特定のフィールドに行き過ぎたらアウト」
「オトモアイルーを育成しすぎたらアウト」
「ギルドポイントが100万を超えたらアウト」…
等、ちょっとうっかりしたら取得不可能になってしまうのだ。
こんな難易度なので、当初はMHP2からの引継限定の称号と言われていたり、
条件が分かった後も、しばらくはイベントクエストのダウンロードが必須とされていた。
現在はイベクエ無しで取得できる事が分かっており、動画やSNSでもちょくちょく獲得報告が上がっている。- MHP2なら取得不可能になることが無いため、一旦そちらでパーフェクトを取得し、
引き継ぎを行うことで安全にP2Gでも獲得することができる。
ただし、上位では奴の最大金冠がとにかく出にくいので、取得時間ならMHP2Gの方が短いだろう。
- MHP2なら取得不可能になることが無いため、一旦そちらでパーフェクトを取得し、
モンスター狩猟数に関する称号
- 初期から一貫して登場しているのが、「特定大型モンスターの討伐数に応じて貰える称号」である。
基本的には同じ種類のモンスターを20体、30体、40体、50体狩猟するごとに入手可能
(例:リオレウス20体狩猟で「リオレウス」、30体で「大空」、40体で「プリンス」、50体で「王者」が貰える)で、
通常種、亜種、希少種は別種としてカウントされ、称号も完全に違うものが手に入る。
超大型モンスターや古龍種、二つ名個体などは討伐必要数が少なく、10体~30体で全ての称号が入手可能。
なお、特殊個体に関しては亜種などと異なり個別の称号はない*1。- MH4Gでは、ブラキディオス、ゴア・マガラ、クシャルダオラ、ミラボレアスのみ
50(30)体に加えて更に10体狩猟することで、それより更に上の称号を獲得可能になっている。
ブラキディオスは「覚醒」、ゴア・マガラは「進化」、クシャルダオラは「ハイブリット」、
そしてミラボレアスは「新生」の称号がそれぞれ手に入る。
- これらの称号については、MHP3以降は作品ごとに変わることなく、
入手条件、称号の内容ともに同じものが受け継がれている。
- MH4Gでは、ブラキディオス、ゴア・マガラ、クシャルダオラ、ミラボレアスのみ
- 得られる称号はモンスターの特徴やイメージを具現化したものが多く、
公式側のそのモンスターに対する印象を把握できる一つの指標にもなっている。
ラギアクルスの「王」、イビルジョーの「暴君」のように正しくといったもののほか、
ドスランポスが「親分」、ドスジャギィが「首領」、ドスマッカォが「ギャング」に設定されていたりと、
そのモンスターへのイメージをより具体的に捉え直す助けになるものも多い。
といっても真面目なものばかりではなく、中にはイャンクックの「先生」やゲネル・セルタスの「恐妻」、
ブラキディオスの「リーゼント」など、あからさまにネタに走ったものもある。- 作品ごとに変わることはないのは上述した通りだが、作品を跨ぐ都合上、関係がちぐはぐになっていたり、
MHP3以降とそれ以前の作品で(後述)、違うモンスターに同じ称号が用いられてしまっていることもある。
前者はガムートの称号「超ド級」とゴグマジオスの称号「ド級」が、
後者はMHP2(G)における祖龍の称号にしてMH3におけるアルバトリオンの称号である「龍帝」が好例。
- 作品ごとに変わることはないのは上述した通りだが、作品を跨ぐ都合上、関係がちぐはぐになっていたり、
- 討伐数および種類、貰える称号についてはシリーズ間でかなりの差異があり、
MHP3以降の作品については、現在(MHX)に至るまでMHP3の設定が基盤となっている。
それ以前のシリーズでは、獲得できる称号がまるで違っていたり、
MHP2(G)、MH3では討伐必要数の上限が100体(古龍、超大型モンスターは50体)となっている、
亜種や希少種を狩猟が同一モンスターとして計算される(亜種・希少種の称号はない)など、異なる仕様も数多い。
とりわけMHP2G以前の作品の入手条件や称号の内容などについては、
その作品の攻略本やwikiを見るなりして確認しておこう。
- この関係の称号を入手するためには、基本的には複数体モンスターを討伐することが必須だが、
中には1度討伐するだけで入手できるという特殊な称号も存在している。
MHPにおける「龍騎士」の称号がそれであり、これは怒れる邪龍の討伐を成し遂げることが条件である。- また、類似した例ではMHWorldの「光の戦士」がある。
これは「極ベヒーモス討滅戦」という特定のイベントクエストクリアが条件。
当該クエストを一度でもクリアすれば使用できるが、普通のベヒーモスをいくら倒しても解放されることはない。
- また、類似した例ではMHWorldの「光の戦士」がある。
- MHSTでは討伐必要数がかなり少なめで、15体分までとなっている。
また、小型モンスターの討伐数に関わる称号も存在する。なぜか火薬岩の討伐数(?)のものもある。
余談
- 称号の組み合わせは自由であるため、いわゆる「ネタ称号」を名乗るハンターは後を絶たない。
有名どころは「上手」「に」「焼けマスター」を組み合わせた「上手に焼けマスター」であろうか。
MHP2Gではとある髪型と組み合わせ、「機械仕掛けの歌姫」とした人がいるとかいないとか。
他にも「ストライダー飛竜」「マッスルボマー」「ハンター×ハンター」「ハーミットパープル」
「ウルトラマン」「ネオソフト」「乱れ雪月花」などなど、探せばいくらでも面白い称号を作ることが可能。
ネタ称号のためだけに特定モンスターを乱獲するプレイヤーも少なくはない。- 旧作に収録されているワードだけで未来のネタを生み出すことも可能で、
例を挙げるとMH4Gで「モンハンさんブレイク」を名乗ることができる。 - MHP3ではデフォルトで名乗れる称号のひとつに「まんじゅう」があったため、
まんじゅうを織り込んだネタ称号が猛威を振るった。
他にも、MHP3、MH3Gにおいてはナルガクルガ30頭を討伐した称号に「夜襲」というものがある。
これをあんな称号やこんな称号と組み合わせると簡単に紳士的ギルドカードを作成できるとかできないとか。
デフォルトでお嬢様があるもんだからそれはもう…
- 旧作に収録されているワードだけで未来のネタを生み出すことも可能で、
- 近年の作品では、ダウンロードコンテンツの特典としても称号が得られることが多い。
傾向としては、過去作品の拠点(「ココット」「ジャンボ」など)
雑誌を象徴する単語(「電撃」「ジャンプ」「マガジン」など)
コラボに関わる単語(「バキ」「ユニバーサル」「ケロロ」など)
などが多い。特に3Gのジョジョの奇妙な冒険とのコラボにおいては、
「断る」「無駄」「世界一ィ!」など、原作の名台詞に関わる称号がDL可能。- 言うまでもなく、接続詞には「だが」が使えるようになっている。
これまでの作品には無かったので、このコラボのためにわざわざ増やしたのだろう。
- 言うまでもなく、接続詞には「だが」が使えるようになっている。
- 小ネタだが、MHP3でセーブデータを作る時に、MHP2Gのデータから引継ぎを行うと、
ゲーム開始時の称号が「初心者」ではなく「経験者」になっている。
- 無論、ハンターランク上限までカンストさせたガチガチのG級装備や上位最終装備の猛者が
初心者(経験者)やかけだしハンターの称号を名乗っている事例も中には存在する。
この場合は、おおよそ称号システムに興味が無いから放置しているか、
そもそも称号が編集できることを知らないといった理由であろう。
MHF
- ベースとなったMH2時代の称号を引き継いでいるほか、多数MHF独自の称号も存在する。
なお、MHF独自の称号が登場したのは、サービス開始から4年が経過した2011年のフォワード.2からで、
それまでに実装されたMHFオリジナルモンスターにも一定数狩猟達成称号が追加された。
MHFの場合はギルドカードが無いため、ステータス画面に設定することになる。
また、それ以外にもキャラクターの頭上にキャラ名と並べて表示することが可能。
通り名称号という特殊称号も用意されている。- なおMH2時代の称号を引き継いではいるものの、
「村長候補」や「酒豪」など、
システムがMHFで採用されなかったため取得不可能な称号も存在する。 - コラボレーション関係の称号は長い間追加されてこなかったが、
「彼岸島」とのコラボの際に、初めて専用称号が追加された。
「丸太は持ったな!」「イクラが大好物なんだよ」「シャケが大好物なんだよ」の3つである。
また、それ以降のコラボでも専用称号が追加されている。
- なおMH2時代の称号を引き継いではいるものの、
- 称号については基本的に他シリーズ同様、モンスターの複数討伐で入手できるが、
中には上述したMHPの紅龍などと同様、1度討伐(クエストクリア)するだけで入手できる称号も存在する。
これらはいずれも遭遇困難、または該当ランクでの狩猟が困難なモンスターの討伐で得られるもので、
それらを制した証といった扱いの称号と言える。
該当する称号は以下の通り。- 「衝動」「王牙」「昂臨」、
「黒覇」「弩覇」「呑覇」「冥覇」「炎覇」「双覇」、
「不敵」「二律背反」「画竜点睛」「極氷」、
「暴激を極めし者」「瞬呑」「月下を極めし者」「瞬妖」「君臨せし者」、
「疾迅を極めし者」「均衡を極めし者」「驚異を極めし者」「爆煙を極めし者」「紅輝を極めし者」、
★4辿異種モンスターの称号。
「○覇」は元気のみなもと無使用、「瞬呑」「瞬妖」は5分未満での討伐という追加条件がある。
辿異種モンスターの称号に関しては、GR800から挑戦可能な★4クエストを一度でもクリアすることで、
そのクエスト名と同名の称号(たとえば辿異種ヒプノックなら「夢歌の嘴」)が取得できる。 - 「衝動」「王牙」「昂臨」、
- MHFではアップデートによりコンテンツが追加されていく一方、
削除されてしまうコンテンツもまた存在し、
当然それに関わる称号は削除以降は取得不可能となってしまう。
その代表例が「スナイパー」(ただし下記の通り別の手段で入手可能とはなった)。
これはシーズン10アップデートまで存在していた、
「射的のミニゲーム」で高得点を取ることで名乗ることができたのだが、
フォワード.1アップデートで射的屋が削除され取得不可となってしまったのである。
逆に言えばこの称号は、2011年以前にキャラクターを作っていた紛れもない証であった。
ただ、射的ゲーム自体がメインコンテンツに一切絡まないものであったため、
2011年以前からのハンターでもこの称号を持っている人は極めて少なく、激レアな称号となっていた。
その後、G1アップデート前に何らかの形での復活が示唆されてから約4年後、
11周辺記念として実装されたメゼポルタフェスタのウルキーパチンコにおいて、
Sランク獲得で入手可能となっている。
MHXR
- MHXRでも登場しているが、MHPの頃と同じ予め完成された称号の中から1つを選ぶシステムとなっている。
デフォルトでは「探検家」の称号が設定されている。
- 称号には文字のほか枠や背景が存在し、
特定のイベントクエストが絡まない称号には取得難度別に色が設定されている。
色は下から銅、銀、金。デフォルトの「探検家」は銅に属している。
他シリーズのような「モンスターを○頭狩猟する」ことが条件の称号はないが、
「その武器種を○回使う」といった条件の称号が存在する。- このタイプの内、金枠にあたる称号は500回使用とかなり多く感じるが、
MHXRは基本的にクエストにそこまで時間が掛からないため、
気付いたら入手できている場合が多い。
- このタイプの内、金枠にあたる称号は500回使用とかなり多く感じるが、
- イベントクエスト限定の称号は、
イベントポイントを集めたりチャレンジクエストをクリアすると入手できる。
背景はそれ限定のものが使用されている場合がほとんどであり、これらをセットすると目立つ。
称号名はコラボであればコラボ元に登場する単語が使われている場合が多い。 - 不定期に配信される超高難度クエストをクリアすると、
「○○を制す者」(○○はクエスト名の一部)という称号を入手できる。
このタイプの称号はクエストが非常に難しく、クリアにはかなりのPSを要求されるため、
野良ではPSの担保としてこのタイプの称号を指定している部屋が立てられていることもある。
関連項目
システム/勲章 - こちらも大きなやりこみ要素だが、勲章コンプすら1つの称号の条件に過ぎない。
モンハン用語/パーフェクト - 称号のひとつ。
ゲーム用語/ダウンロードコンテンツ