水源の民が神を降ろす儀式に使用したというロッド。
神聖な力を得て託宣を賜う。
目次
概要
- MH4Gより登場した、ダイミョウザザミの素材から作られる操虫棍。
さすまたのような切っ先にカニのハサミを模した印弾発射口、
そして鮮やかなダイミョウザザミ色が特徴的。- パープルキャスター以降は、水源の奥地に隠れ住む術士が用いたというロッドとされている。
性能
MH4G
- 最終強化先であるハーミットシザーズの性能は、
- 他の多くのザザミ武器同様、守り重視の無属性武器となっている。
ガードの出来ない操虫棍としては防御ボーナスは嬉しいところ。防御+50という数値は全操虫棍中トップである。
ハーミットシザーズに黒角竜の重殻を使用することから完成はG★2待ちとなるが
その手前のパープルキャスターまではダイミョウザザミ通常種・亜種の素材と
上位モノブロス素材だけで強化可能なのが魅力。
が、実はイベクエを活用すればG★1で最終強化まで到達出来たりする。
- そもそも操虫棍は手数武器なので属性ダメージの割合は必然的に高くなる。
その中で属性を一切持たないというのは非常に痛く、物理火力自体も前述の通り平凡。
最終的にはこれより攻撃力の高い属性武器に取って代わられる運命となる。- この操虫棍が輝くのはG級攻略段階であろう。
G級に上がるとモンスターが手強くなってくるため
彼らの猛攻撃に耐えるためにまずはG級で作れる装備を作ることになるが、
序盤から出てくるモンスターの装備は防御力もスキルもイマイチな物ばかり。
その中でも早く作成でき、防御力やスキルの拡張性を大きくサポートしてくれる。
火力は全体的に見ると確かに貧弱だがG1~G2段階で見れば及第点。
影こそ薄いものの、G級攻略においては心強い相棒となり得るだろう。 - ただしG級からの直接生産はできず、上位から地道に強化しないといけない。
しかも上位ザザミは村かイベクエのみ出るという点には注意。
- この操虫棍が輝くのはG級攻略段階であろう。
- 性能は決して悪くないが、いまひとつ影が薄い…ように思われる。
原因は色々考えられるが、大きい要因としては- 上位ザザミ素材から作成するのだが、肝心の上位ダイミョウザザミが出るクエストが少なく、
オンラインでさっさと進めるハンターには噛み合わない……というか忘れられている。 - G★1初期から順調に強化でき相手を選ばない爆破棍、
G★2で作成する操虫棍に高い物理攻撃力が自慢の一品があり、そちらの方が人気が高い。
せめてザザミらしく水属性さえ付いていれば人気は高かったかも…
「あれ、そんなものあったの?」と言うことも珍しくない。
防具の強化が追いつかないことの多いG★1初期~G★2にかけて有り難い防御ボーナスが得られるだけに、
もっと注目を浴びても良さそうなのだが……。 - 上位ザザミ素材から作成するのだが、肝心の上位ダイミョウザザミが出るクエストが少なく、
- 殴り性能以外は高性能という点から、猟虫攻撃のみ縛りをするのであれば最適解の一本である。
無論ネタの範疇を出ない運用だが、攻撃力を盛った猟虫を上手く扱えば、
スタンを取りまくりつつG級モンスターを数分で狩猟してしまうことも可能なので、
暇な猟虫好きはやってみてもいいかもしれない。
- 一応、ガチな使い道もある。それは九天を巡る王のサブタゲツアー。
詳しい内容はリンク先に譲るが、サブタゲ達成の為にリオレウスに1~2回は乗る必要がある。
ただでさえ毒や火といった苛烈な攻撃を持ち合わせたリオレウスに採取装備の低防御力装備で挑まなければならず
事故死の危険性がつきまとうが、かといって採取装備のためだけに鎧玉をつぎ込むのもとても勿体ない。
そこでこの武器の出番である。素材がダイミョウザザミで、レア9で防御力が+50されスロ3。
言い換えると、
『簡単に作れて、極限強化のコストが安く、極限強化防御の効果を施すと防御が110も上がるスロ3』武器
ということになる。
匠がなくても白が30あるので、1回乗り後の背中狙いで破壊できてしまうこともしばしば。- 天帝の方が属性の分もちろんいいが、作製難度やレア10のため貴重な大極竜玉を3つも使わなくてもいけない
ことを考えると、この用途に関してならこの武器が最適任だろう。
極限状態のモンスターに粘る方が金稼ぎや天空山で剛鎧玉採掘に励むより楽か?といえば疑問だが…。
- 天帝の方が属性の分もちろんいいが、作製難度やレア10のため貴重な大極竜玉を3つも使わなくてもいけない
MHX
- 最終形はクラブキャスター。その性能は……
- まずまずの攻撃力200
- やっぱり変わらず無属性
- ザザミ武器おなじみの防御+25
- 斬れ味がやや難の短い青、匠で一応白も出る
- 亜種素材を使わなかったが故かスロット2
- 猟虫は前作と変わらず打撃属性
が、その割には微妙に悩ましい性能となってしまっている。
少なくとも攻撃面ではもっと優秀な無属性棍は山ほどある。
- では自慢の防御面は…というと、こちらもライバルがいる。
- こちらは強化の度少しずつ防御が上がって最終で+25だが、向こうは派生していきなり+30。
更なる派生で+40まで防御ボーナスがつく。 - そもそもこちらにもセルタス素材を使う=それらを集められる頃には向こうを作れる。
- ただし、ベルセクトハルパー、カーニバルハルパー共にスロット無しなので、
防御力とスロット2の拡張性を両方活かして差別化を…と思いきや、
今度はスロット2にほぼ一緒の防御+23を備えたコレが立ちはだかる。
- こちらは強化の度少しずつ防御が上がって最終で+25だが、向こうは派生していきなり+30。
MHXX
- 限界突破による強化先が登場。
LV8に到達すると新たに「アサルタンキャスター」の銘を得る。性能は、- まずまずの攻撃力320
- 少しだけ上昇した防御力+30
- 斬れ味は素で長めの白、匠で短めの紫
- やはり亜種素材を使わなかったが故かスロット2
- 攻撃面で上が居るのは仕方ないとして、自慢だった防御力が伸び悩んでしまったのは痛い。
セルタス棍もそれぞれ相応に強化されており、激重棍グランビールタという同値の防御力を備えた棍も新登場。
そして何よりラスボス武器「真名メトイエル」が防御力+60という他の追従を許さない強敵として立ちはだかる。
メトイエルは攻撃力330にスロット3で、
更にアサルタンが匠+2で出る紫ゲージを素で持っておりこちらが勝てる要素がほとんどない。
一応作製可能になる時期はこちらが早いが、
天廻龍素材を使用するためラスボスに挑む直前か後か程度の差でしかない。
こちらに出番があるとすれば、ラスボスと戦いたいが防御力がちょっと不安…と言った場合ぐらいだろうか。
気休め程度の防御力よりは火力を優先したほうがいいかもしれない
MHR:S
- MHW系、無印Riseと不在だったダイミョウザザミだが、MRトップバッターとして復活したことで本武器も復活。
一発生産の他、ボーンロッド系列のソリッドハイグレイブからの派生強化にも対応している。
- ザザミのレア素材とヤツカダキ亜種素材でシェルキャスター改に強化され、
傀異化した血で最終強化にしておなじみクラブキャスターとなる。
MR20と最速からは少し遅れるが、それでも最終強化としては十分早い部類である。
その性能は……- MR最終標準より若干高い攻撃力330
- それなりに効く水属性27
- 会心率は0%
- ザザミ武器おなじみの防御+30
- 斬れ味が素白50、匠は全て紫
- 高くて嬉しい猟虫レベル15
- 蟹は量より質!通常スロット4×1
- これも広くて嬉しい百竜スロットLv3
匠1ですぐ紫が出てくるため、剛刃研磨などとの併用すれば低Lvの匠でいいため負担が軽く、
また斬れ味白もそれなりにあるので業物運用でも実戦に堪え得る。
というかMHXXの二つ名武器を除くとついに水属性を手に入れるという快挙を成し遂げた。- また、Lv4スロットの便利さもさることながら、属性値がそこそこある為
属痛竜珠が嵌められるLv3の百竜スロットを素で持つのも利点。
- ライバルは水跳ドロスブルーム改とすがのねの長夜華山薙改。
前者は斬れ味と引き換えに水属性棍で最高の属性値を、後者は攻撃力10と百竜スロットのLv2化を代償として
属性値31・素紫20・会心率15%を得ており、いずれもクラブキャスターより攻撃的に仕上がっている。
対抗するなら紫を出して剛刃で維持することになるが、ドロスブルーム改に匠を積む余力があると結局差は縮まらない。
せっかく防御+30に不安の少ない長さの素白があるので、あえて安定性重視で差別化するのも手ではある。
- Ver.14から傀異錬成のスロットを拡張していくと攻撃力、属性値、斬れ味に恩恵が付与されることになった。
そして斬れ味が伸びる強化がシェルキャスターには大きく、匠Lv1から紫が出る武器のため
紫斬れ味が最大20素の斬れ味に飛び出してくる。
剛刃研磨など短い斬れ味を維持できるスキルと併用することで匠を完全に切っても紫運用ができるため、
有るのと無いのとでは運用が変わってしまう。
シェルキャスターを使うのであれば積極的に傀異スロットは拡張したいところ。
ウィルガキャスター
概要
- MHXでは二つ名持ちモンスターの矛砕ダイミョウザザミの素材で作成可能な操虫棍が追加。
シェルキャスターの色違いで、少し黒ずんだような見た目となっている。
そして何と言っても、こちらは待望の水属性を得ている。なぜ最初からそうしなかった
性能
MHX
- LV10の最終強化「黒甲ウィルガスロワー」の性能は
- 控えめの攻撃力190
- 会心率10%
- あまり高いとは言えない水属性20
- まぁまぁの青、斬れ味+2で短めの白
- 通常種武器より低い防御+10
- 猟虫は通常種武器と同じく打撃属性
- 二つ名武器なのでスロットなし
- 待望の水属性が付いたが、よりにもよって今作の水属性操虫棍は超が付くほどの激戦区である。
ざっと挙げてみると- 全体的な性能が高めの優等生のすがのねの長薙の巴
- 瞬間火力トップのロアル・ロ・ブルーム
- 水属性が付いた鈍器サンドヘルアンカー
- 水属性はおまけ程度だが、こちらより高い防御力ボーナスを持つベルセクトハルパーとその派生系カーニバルハルパー
地味とよく言われるが属性値トップ、意外と良性能な如意棒【石猿】
二つ名武器ゆえ強化も面倒な黒甲ウィルガスロワーはなかなか選び辛い。
とは言え扱いにくい性能というわけでもないので、
これらにはない二つ名武器特有の狩技ゲージが溜まりやすいという特性を生かした戦略や立ち回りをしたい。
MHXX
- 限界突破でLV15まで強化すると「ウィルギガンスロワー」となる。その性能は、
- 高めの攻撃力340
- 会心率10%
- 低めの水属性26
- 斬れ味は超ロングの青ゲージ、匠で白40と紫10
- 防御+20
- 二つ名武器なのでスロットなし
どうしたことか上位までの微妙な攻撃力が一変し、物理性能がかなり強化され、
物理重視の水属性操虫棍としてはトップに躍り出ることになった。
…のだが、紫ゲージは上記の通りたったの10。
この長さでは業物臨戦を以ってしてもなかなか厳しいものがある。
二つ名武器であることが幸いし、臨戦が溜まり次第即発動すれば維持は不可能ではないが、
少しでも油断すれば即座に白ゲージに落ちてしまう。
ブレイヴスタイルで猟虫飛ばしを絡めたコンボを使えば多少の余裕は生まれるため、
この武器を使うならば是非とも活用したいところ。
赤エキス取得で斬れ味が回復する猟虫がいるのでこれもオススメ。- ちなみに、白ゲージに落ちると二つ名タマミツネのたくなわの千尋儚命薙の紫ゲージに
火力で負けてしまうことになる。
使い勝手の良さを重視するならあちらに軍配が上がるが、
最高火力のロマンを追い求めるならギガンスロワーの出番である。
余談
- 最終強化名に付く「ハーミット」とは素材元であるダイミョウザザミのモデルの一つであろうヤドカリが英語で
「hermit crab」(ハーミットクラブ)と呼ばれることが由来か。
単体での意味は「隠者」や「世捨て人」など。要するに世間から隠れて生きる者を指す言葉である。
だからってここまで地味にならんでもいいのに