モンスター/クイーンランゴスタ

Last-modified: 2024-03-15 (金) 15:14:41
種族
甲虫種(殻虫目 針尾亜目 ランゴスタ科)
別名
女王虫(じょおうちゅう)
英語表記
Vespoid Queen
登場作品
MHP2G, アイルー村
狩猟地
密林, 旧密林

目次

特徴・生態

かねてからその存在が噂されていた、群れの女王として君臨する巨大な雌のランゴスタ
冠のような形に変形した胸部の甲殻と肥大化した腹部が特徴。
ハンターズギルドからは《女王虫》とも呼ばれ、一般のランゴスタとは明確に区別される。
密林や樹海の巨木の中に巣を作り、年間を通して巣の中で産卵を繰り返している。
そのため滅多に姿を現す事が無く、ハンターズギルドでもその存在の確認が遅れていた。
産卵のエネルギーを確保するため、餌集め担当のランゴスタからは
常に栄養価の高い餌を優先的に与えられる。
その影響により通常のランゴスタの約三倍の体躯を誇り、
武装したハンターを体当たりで吹っ飛ばすほどのパワーを持つ。
近年になって目撃例が増えており、複数のクイーンランゴスタが確認されたケースもある事から、
規模の大きくなりすぎた群れは分蜂すると考えられている。
上記の通り滅多に姿を見せる事は無いが、群れの個体が短時間で大量に失われていると判断した場合、
群れとテリトリーの防衛のために、護衛のランゴスタを引き連れて自ら戦闘に赴く事もある。
この護衛のランゴスタは「親衛隊」と呼ばれ、群れの中でも力の強い一部の個体でのみ編成される。
女王は肉体的にも能力的にも通常のランゴスタとは比べ物にならない程強く、
産卵管が特殊変異した毒針からは麻痺毒だけでなく腐食性の強い液体を噴出する事もある。
この液体をまともに浴びてしまうと、一時的とは言えどれほど強固な防具でも瞬く間に強度を失ってしまう。
また、羽音でランゴスタを操る事ができ、腐食液で守りの弱くなった外敵に対して
親衛隊に一斉攻撃を仕掛けさせるという頭脳的な戦法も取る。

概要

  • 腹が巨大化したランゴスタの女王。「女王虫」と呼ばれ、通常のランゴスタと差別化されている。
    親衛隊と呼ばれる無数のランゴスタに警護されているが、群れに危機が訪れると自ら出撃する。
    • クイーンランゴスタには独自の出現条件が設けられており、
      具体的にはランゴスタを30匹討伐すると出現する
      短時間で30匹も数を減らされたのでは、さすがに悠長にしているわけにもいかないのだろう。
      なお、一部クエストでは開始時点で出現する場合もある。
    • 密林ではエリア6を根城とし、他のエリアで20匹倒すと
      ランゴスタがエリア6に無限湧きするようになる。目安にするとよい。
  • 羽音でランゴスタを操っており、女王周辺のランゴスタは普段以上に攻撃的。
    外殻の一部が変化しており、物理攻撃でも砕けない程度の硬さは持っている。
    相当大きく突進でハンターを吹っ飛ばすパワーを持つが、移動速度はそこまで速くなくあまり強くない。
    が、腹部から噴出する黄色いガスのような物(酸性の液体らしい)を食らってしまうと防御力が半減する。
    そこへランゴスタが大量に襲いかかってくるとウザイ事この上ない。
  • クイーンとあって初見の人は見た目に期待するかもしれないが、
    実際はでかいランゴスタにモーションが加わっているだけなので
    心臓が弱い方、蟲が嫌いな方には生理的に受け付けないだろう。
    さらに女王蜂らしく腹部が肥大しており、普通のランゴスタと比べて質感が無駄にリアルで余計に気持ち悪い。
    どうせランゴスタが一回り大きくなっただけだろ」とか思って画像検索してみると
    大きさとキモさに度肝を抜かれた人も多いはず。
    検索サジェスト最上位に『気持ち悪い』が来る程である
    さらに討伐後もピクピク動いているため精神衛生上非常に宜しくない
    そのおぞましさは、生理的な理由でクレームが付いたアクラが可愛く見える程。
    実際、「狩りに生きる」でクイーンに遭遇した調査員は想像を絶する気持ち悪さに悲鳴を上げていた。
    武器からわかるように翅は女王の名に恥じない美しさである…本体はともかく。
    • また、腐食ガスにしろ体当たりにしろ当たり判定が妙に広く、
      ティガレックスにもナルガクルガにもやられないのに、
      こいつには何故か負けてしまうハンターが意外と多い。
      やはりクイーンランゴスタなので油断してしまうのだろうか?
      油断したところを護衛にプスりとされ事故に陥ることも珍しくない。
      • 体当たりに至っては、羽の幅と同じ大きさの壁が地面から生えていて、それをぶつけられるイメージ。
        しかもこの体当たり、予備動作ほぼ無しである。
      • 動きが独特で、常にハンターを狙ってくる大型モンスターの動きに慣れていると捉えにくい。
        じっくり見極めたい所だが、あいにく全モンスター中でも1、2を争うじっくり見たくない外見をしている…
      • 大型モンスターのセオリーである振り向き狙いをすると体当たりを喰らってダウン、
        次の攻撃が腐食ガスの場合はガードできない武器だと起き攻めになり回避不能になる。
        腐食ガスと攻撃司令の8の字動作時以外はガンナーでも手を出すとBC送りにされやすい。
        ランゴスタの的確なフォローにより回避不能になる場合も多々あるが。
  • この通りトリッキー過ぎる戦闘能力のクイーンランゴスタなのだが、弱点がないワケではない。
    というか、弱点がはっきりし過ぎているのでそこを突くと何のこともなく倒せる。中型モンスター故の宿命か。
    一部の玄人ハンターからは「ゲームバランスの悪いモンスター」とも揶揄されているとか
    • 閃光玉を使うと周囲のランゴスタ共々気絶させることができる。
      効果時間は長くはないものの、完全に無防備のまま地面に落ちて動かなくなるので一方的にガンガン攻撃できる。
    • 物理肉質そのものは非常に柔らかい。
      属性も雷と龍以外は良く通り、特に火は非常によく通る。
      特に近接武器は火属性武器で行けば苦戦することは少なくなるだろう。
    • ガンナーの場合、散弾の乱れ撃ちであっさり倒せる。親衛隊共々撃墜してやろう。
      さらに火炎弾の速射に対応したライトボウガンならば早期討伐が実現するだろう。
      一方で弓は、閃光玉や毒けむり玉抜きでは親衛隊にちょっかいを出されることが多く、
      貫通・拡散矢でまとめてなぎ払おうにも縦長のクイーンには非効率的。相性はかなり悪いと言える。
    • 状態異常の耐性値も低く、かかる毎の耐性値の上昇もない。
      だが毒は他のモンスターと同程度しか効かず、通常のランゴスタに対するような劇的な効果はなく、
      毒けむり玉も効果が薄い。
      とはいえ親衛隊のランゴスタをボトボト落とせるので、邪魔に感じるようなら撒いておくと良い。
      • ただ、クイーンランゴスタの毒への耐性値は初期状態だと100となっているので、
        毒けむり玉を連続して10個ほど投げつければ一応毒には出来る。かなり面倒で難しいが。
      麻痺は耐性値こそ低いものの効果時間は短く、睡眠は周囲の無限沸きランゴスタにすぐ解除されてしまうだろう。

MHP2以前

  • 素材としての「女王虫の尻尾」そのものは無印から存在する。
    ただし、説明文によればランゴスタクィーンの尻尾となっている。*1
    親衛隊が運んでいるものとされているが、ランゴスタ関係のクエスト報酬限定の素材である。
    山菜ジイさんから交換でもらえる場合もある。卵塊を持っているとは…。
    したがってエビの小殻に対するキングロブスタ同様、
    ランゴスタクィーンはゲーム上の裏設定を彩る一存在であったといえる。
    • ちなみにランゴスタの個体サイズは大小2タイプ存在するが、
      どちらにおいても剥ぎ取りでは入手できず落し物をするわけでもないことから、
      親衛隊も設定上の存在であるといえる。
  • MHP2のイベントクエスト「雲霞の如く」では、一定数のランゴスタを討伐すると、
    大タイプの個体よりもさらに巨大なランゴスタが出現する。
    なんとこの個体からは女王虫の尻尾を剥ぎ取ることができる。
    MHP2Gにおけるクイーンランゴスタが出現する仕様や
    上位版クイーンランゴスタと同様の剥ぎ取り素材が設けられていたことから
    これがクイーンランゴスタの前身となるランゴスタクィーンであったという見方が強い。
    • ちなみにMHP2Gにおいてもクイーンランゴスタの周りを飛び回る大タイプのランゴスタは
      モンスターリストによれば「配下のランゴスタ」であり、親衛隊の記述は尻尾の説明文のみに見られる。
      取り巻きのランゴスタが親衛隊という見方がほぼ正しいのであろうが、
      尻尾を落し物とするわけでもないので、結局尻尾を運ぶ親衛隊の実態はゲーム上では確認できない。
      クイーンの復活の際には、精鋭のイズチのように特殊な外観の親衛隊が現れることに期待である。

その後の作品

  • MHXでランゴスタとカンタロスが復活の快挙を為したが、女王のコイツはハブられたままだった。
    大雷光虫共々、メインシリーズの甲虫種では数少ないリストラ組である。
    彼女と大雷光虫がいれば(派生作品を除いた)甲虫種はコンプリートだったのだが…。
    • しかしとうとうMHXXで大雷光虫が復活してしまった。
      まあ、もし復活していれば更にリアルな気持ち悪いデザインとなっていたであろうし、流石に致し方ないか…。
  • MHWorld及びMHW:Iにも参戦してほしいという声もあったようだが、当然残念ながら参戦は叶わなかった。
    新大陸にもランゴスタはいるので作中に登場しないだけで生息はしていると思われる。
    相変わらずだけは参戦している。
    • まあ、あんな高画質で復活してもより気持ち悪くなるのが目に見えるので、復活しなくてよかったのかもしれない。
      それでも復活してほしいと願うゲテモノ好きなハンターも少なくないが。
  • MHR:Sでは子分のランゴスタが、密林やカンタロス共々復活を果たした。
    発売前PVでクイーンランゴスタの素材が必要であった女王笛ランゴスタが映り、
    僅かながら復活を期待されていたがやはり未参戦。
    笛については子分の素材だけで生産できるようで、ますます女王の存在感が薄れてしまっている。
    参戦できればライゼクスとの縄張り争いが見られたかもしれない
  • MHFにもクイーンランゴスタは登場していない。
    こちらではの見た目に対して苦情が寄せられたり、
    初期デザインは蜘蛛の姿であったが上記の件を考慮して猿に変更されたモンスターもいるので、
    やはり虫型のモンスターは出しづらいという事情もあるのだろう。
    しかしTwitterにて行われた「今後、登場を期待するモンスター」のアンケートにて、
    あのジンオウガ亜種やベリオロス亜種、ネタ的な意味で人気の高いドスギアノスを退け、
    クイーンランゴスタが見事1位に輝いた
    本当に彼女を登場させるとなると、HGEなどの関係でより一層気持ち悪くなって登場することが考えられるが…
    • ちなみにG10.1で次なる遷悠種として登場が決定したのは2位のジンオウガ亜種であった。
      だがアンケートの結果を受けての実装とは考えにくい*2ため、
      クイーンランゴスタ登場の望みが絶たれたとは言えない状態ではある。
    • そのMHFも2019年12月18日をもってサービス終了。
      良くも悪くも姿を見せる事はついぞ無かった。
      最後の最後を飾る様なネタとしての登場もやっぱり無かった。
  • アイルー村と同じくアニメ調のグラフィックの作品であるMHSTでは今度こそと一部で期待されていたが、
    やはり残念ながら未登場となってしまっている。子分はちゃんといるのだが…。
    同作ではオトモンとしてモンスターと共に冒険し、一緒に戦える作品であるため、
    もし登場できていたら見た目はさておきかなり面白いオトモンとして活躍できていたかもしれない。
  • 続くMHST2でも相変わらず未登場。
    しかし代わりと言っては何だが、子分のランゴスタが超絶強化された上での続投を飾っている。
    • なお、MHST2発売直後の公式放送で、
      「MHST系列作品にはいずれ、本家シリーズのモンスターは全部登場させたい」…との発言が出ている。
      ここで言う「本家シリーズのモンスター」には当然MHP2G初登場のクイーンランゴスタも含まれるはずのため、
      少なくとも公式は、彼女を今後MHSTシリーズに登場させる気があるのは間違いないだろう。たぶん…

ぽかぽかアイルー村

  • アイルー村ではせっかくの再登場を果たしたものの、
    ぽかぽかポイントを狙う強欲なアイルー達にひたすら袋叩きにされる哀れな存在になってしまった。
  • 何故そのような悲惨な目に遭っているのかと言うと、
    クイーンランゴスタの登場するエリアに「メラメラナッツ」という
    PP稼ぎアイテムが無限採取出来るポイントがあるため。
    クイーンランゴスタを撃退してしまうと次に来るまで採集出来なくなるというシステムになっている上、
    また暴れ回るクイーンランゴスタが採取の邪魔になるという事もあり、
    クイーンランゴスタをタコ殴りにして気絶させてはその間に採集をし、
    目を覚ましたら再び殴って気絶させて採取…のループとなるからである。
    アイルー村では本編とは違い、大型モンスターは気絶することはあれど、死ぬことは絶対にない
    いや、死ねないと言うべきか。どちらにせよクイーンランゴスタにとって無間地獄状態なのは間違いない。
    • しかも肝心のクイーンランゴスタがやたらと弱く、
      アイルー達の仲良し度が高いとクイーンランゴスタの攻撃をまったく受け付けなくなってしまうので、
      一方的に殴り倒される事になる
  • またクイーンランゴスタから剥ぎ取れる女王虫の尻尾は、
    何故かやたらと高値で売れるので、それもついでに狙われている。
    ドスファンゴと同時期に現れる序盤のボスの素材でありながら、
    火竜の鱗や轟竜の爪、海竜の鱗よりも取引価格が高いという謎のアイテムである。
    まぁ本編で地味なボスであったので何だかんだで脚光を浴びるのはいい事なのかもしれないが、
    だからといって殴られ続ける事になるとは、彼女は夢にも思わなかったであろう。
  • ちなみに本来想定されている攻略法としては空中にいて通常の攻撃が届かないクイーンランゴスタに
    メラメラナッツを投げつけてダメージを与えるというものである。
    しかしこの方法は非常に効率が悪く、更に針攻撃の際には普通に降りてくるので
    こちらの攻撃も届いてしまう上に、普通に殴った方が手っ取り早く倒せてしまう。
    よってメラメラナッツを投げつけて攻撃をする人は皆無である。
    メラメラナッツが無限に採集出来るのは、上記の通り攻撃に使うから。
    採集に上限があると攻撃出来なくなってしまうので何度でも採れるようにしてあげようという
    制作側の気遣いであるが、見事に悪用された結果と言えるであろう。
  • ぽかぽかアイルー村DXの発売により何かしら対策をされる……と思いきや以前と変わらぬまま再登場。
    手に入る木の実がメラメラナッツではなく価値の低い木の実に変更されるだとか、
    クイーンランゴスタとの戦闘中にはナッツが拾えなくなる等といった変更はまったく無かった。
    よって相変わらず資金源として袋叩きにされるのであった、合掌。

余談

  • 気持ちの悪い本体の見た目に反して、素材から作られる武器は見た目的にはなかなかの逸品。
    攻撃力は控えめだが斬れ味に特化し、防御力を上げる効果を持つものも多い。
    一部の武器は属性を持つ。しかし何故か麻痺ではなく攻撃属性である。
  • 長いことシリーズ通して唯一の、甲虫種のボスモンスターという立場にあった。
    同じように種族唯一のボスモンスターにはキングチャチャブーがいる。
    キングとクイーンだけにもしかしたら対にでもなっているのかもしれない。
    そして、MH3では仲良く揃ってリストラされてしまった。やはり対なのだろうか。
    まあMH3では「原点回帰」というコンセプト上、彼女らに限らず大多数のモンスターがリストラを食らったのだが。
    • だが、MH4では新しい甲虫種ボスモンスターとなる徹甲虫アルセルタス
      そして甲虫種初の大型ボスモンスター重甲虫ゲネル・セルタスが登場。
      とうとう「唯一の甲虫種のボスモンスター」というアイデンティティーさえ奪われてしまった。
      逆に考えるんだ ぼっちだった甲虫種ボスに仲間が増えたと
      さらに、MHXXにて初の甲虫種のラスボスが登場した。
      よかったな!また新しい仲間が増えて!
      • ちなみに、アルセルタスとゲネル・セルタス、
        そして鋏角種ではあるが同じく虫型のネルスキュラは、
        クイーンランゴスタとは違って外見面での評判は上々である。
  • 前述したとおり、クイーンはランゴスタの群れの危機を感じると出張るという設定であり、
    実際のゲームにおいてもほとんどのクエストでランゴスタを一定数倒さないとクイーンは出現しない。
    発売当時は依頼文中の「クイーンが見つからない。ランゴスタを狩れば出てくるはずなのに……」
    くらいしかヒントが無かった。
    例外は旧密林素材ツアーくらいで、このクエストでは最初から旧密林の奥地で待ち構えている。
    • 似たような例として、モンスターハンターポータブル
      集会所星6に控える「ランゴスタ掃討戦!」というクエストがあった。
      こちらの成功条件は、名前の通りランゴスタをたくさん狩ればいいというお得そうなクエストである。
      しかし実際にフィールドを探すと、ランゴスタが全く見当たらない代わりにゲリョスが徘徊している。
      なんとこちらは真逆なことにゲリョスを狩らなければランゴスタが出現しない。
      • 甲虫種は毒に弱いため、
        辺り一帯に毒を撒き散らすゲリョスがいる間は外に出るべきではないと考えたのかもしれない。
        この状況だとランゴスタを掃討する必要もなさそうだが、
        ゲリョスはゲリョスで毒を撒き散らして植物などを枯らしてしまうこともあるので、
        いずれにせよ放っておく訳にはいかないのだろう。
  • ハンター大全のアイデアスケッチコーナーには、当時の構想段階と思われるいくつかの飛竜と共に
    昆虫のような外見の飛竜というかワイバーン骨格そのままな巨大昆虫のイラストがあり、
    「虫系の大型モンスター」のアイデアはかなり初期から存在していたようだ。
    飛竜と同じシルエットながら体のパーツは蜂で、蝶のように色鮮やかな翅を持つデザインはなかなか興味深いが、
    実装されていたらクイーンランゴスタよりさらにキモさの面でインパクトのあるモンスターだっただろう。
    • なお虫の要素がある大型飛竜というコンセプトでは電の反逆者へと引き継がれている。
      ランゴスタをボトボト落としまくってるのは何とも皮肉であるが。
  • 現状唯一のメインシリーズ出演作であるMHP2Gでは狩猟してもサイズが記録されないが、
    ハンター大全などでは設定上の大きさが公開されており、
    その全長は約693cm、全高は約414cmとされている。基本的にキリンよりは大きい。
    MHP2G当時のモンスターサイズ早見表の中ではトレニャーを担ぎ上げたまま飛行しており、
    そのサイズ感がより分かりやすくなっている。
    • 現実世界の動物に当てはめるなら、大型のクロコダイルホオジロザメの大型個体と同等かそれ以上のサイズ感。
      そんな巨大昆虫が無数の配下を従え、不規則な動きで空を飛び回りながら迫ってくると考えると、
      並の大型飛竜と対面するよりよほど悍ましい恐ろしいかもしれない……。
      B級モンスターパニック映画が一作品作れそうである。
  • シリーズ20周年を記念し大々的に行われたモンスター総選挙にもしっかりエントリー。
    おなじくネタ枠のキングチャチャブーと同様、どこまで高順位に食らいつけるか注目されていたが…。
    結果はなんと88位全229種のモンスターの中から上位50%以上の順位に入る異常事態となった。
    しかも甲虫種で見るとあのアトラル・カに次いで2位という快挙を見せている。
    流石にネタ枠モンスターの筆頭として、最大限の意地を見せた形と言えるだろう。
    甲虫種の不人気枠である某不幸虫は最下位になっちゃってるのに…。
    なお、キングチャチャブーは惜しくも111位にランクイン、クイーンランゴスタにまさかの敗退である。

素材

女王虫の冠殻
クイーンランゴスタの胸部の甲殻。通常のランゴスタとは異なる形状をしている。
甲殻の位置は胸部なのだが、真正面から見ると頭頂部の辺りにあるように見え、
その形状からあたかも冠を付けているかのように見える。
クイーンランゴスタ特有の素材であるため、通常のランゴスタの甲殻よりも高値で取引されている。
強力な武器の素材として使われる事もある。
なお、素材として使用されるのはG級個体のもののみ。
女王虫の尻尾
クイーンランゴスタの尻尾と呼ばれる器官。しかし飛竜や牙獣の持つような尻尾ではない*3
その正体はランゴスタの卵の塊(卵のう)である。いわば、卵巣に相当する部分だと思われる。
親衛隊と呼ばれる特殊なランゴスタがこれを運んでいる姿が以前から目撃されており、
クイーンランゴスタが狩猟対象として認められるより前から素材として認知され、取引されていた。

関連項目

モンスター/ランゴスタ - 手下
武器/虫武器 - 女王虫素材を用いた武器のリンクあり。
モンスター/アルセルタス - 本種と同じく、甲虫種のボスモンスターを務める。
モンスター/ゲネル・セルタス - 同上。更にこちらは甲虫種初の大型モンスターである。
モンスター/アトラル・カ - 同上。なんとこちらは甲虫種初のラスボスである。


*1 ーンと小文字になるのはMHPのトレジャーの「クィーンサボテン」同様である。MHP2Gでは説明文でもクイーンランゴスタの尻尾と改められた。
*2 アンケートは2016年6月末実施、ジンオウガ亜種実装は同年8月3日であり、アンケートの結果を受けたとするとこの1ヶ月弱という短い期間でジンオウガ亜種の開発を済ませたことになるが、全く別のインタビューでは「1か月でモンスターは作れません」という発言が実際にあるため、アンケート結果を受けてということはまずないと言ってよい。
*3 英語版の方がより正確でVespoid Abdomen、つまりランゴスタの腹部と表記されている。一方で、飛竜の尻尾などはTailである。