徹甲虫アルセルタス、及び重甲虫ゲネル・セルタスの素材で作られたハンマー。
従来のハンマーに機械式のブースト機構を組み込んで規格外の破壊力を得た。
目次
概要
- 誰もが待っていたドリルハンマー。タメるとドリルが回転するギミック付き。
さらに後部にはロケットが搭載されており、殴る際にロケットがたなびき、
強化することで小さなドリルが多数追加されるまさに男の夢とロマンが詰まったデザインである。
PVにも登場しており、これまでにない斬新なギミックはファンの間で大きな話題となった。
性能
MH4
- 一番初めのアクセルハンマーはそこそこ簡単に作れる割に
緑ゲージと高めの攻撃力を持ち、攻略用としてはなかなか強力。
会心率はマイナスだが、ほぼ気にならないだろう。
ただ、一発生産しようとすると集めるのが面倒な徹甲虫の角が4本いるので、
多少コストはかかるが、ウォーハンマーからの強化がオススメ。
- 強化するとブーステッドハンマー、ニトロブートハンマー(ここまで下位)、フルスロットルメイス、
そして穿鎚オーバークロックになる。
ニトロブートハンマーからは会心率0%に強化され、スロットと水属性、それに防御力を得る。
ちなみに外見、名前、ギミックから火属性もしくは雷属性を連想させるので、勘違いした者も多いだろう。
この武器自体の属性は水属性なので間違えないように注意。
MH4G
- G級ではG級通常種素材を使用し穿孔鎚ブレイクセンスを経たのち
亜種素材を用いた最終強化、超硬穿鎚ヴォルダミルが存在する。
- 攻撃力と属性が順当に強化され、匠で短いながらも紫が出る。
しかし、やはり今作でも豪鎚【櫛名田】の強化形、豪破鎚【倭撫子】が立ちはだかる。
豪破鎚【倭撫子】に勝てるのは2個あるスロットのみで、
会心込みの期待値、属性値、斬れ味においてかなり遅れをとっている。
さらにセルタス武器の特徴である防御力UP効果もこちらの32に対して45と上回られており、
この武器は豪破鎚【倭撫子】ができるまでの繋ぎの立場に甘んずることになる。
MHX
- 上位モンスターとしてセルタス種が続投し、当武器も引き続き登場。
武器強化のシステムが変更されたことにより、
従来通りに徹甲虫武器のアクセルハンマーから重甲虫武器のニトロブートハンマーに派生する一方で
アクセルハンマーのまま強化を続けることも可能になった。 - ニトロブートハンマーの最終強化、穿鎚オーバークロックの性能は
- 攻撃力190
- 水属性27
- 防御力+15
- 斬れ味は素で青50、匠2で白20
- 空きスロット2個
性能はMH4の頃に準拠しているが、攻撃力の上昇や匠で斬れ味白が出るようになるなど強化はされている。
しかし、MHXは水ハンマーが多く存在しており、選択肢が乏しかったMH4のようにはいかない。 - 防御力アップを除けばほぼ上位互換の性能を持つ水鎚ヴォジャノーイ
- バランスの良い火力と匠2発動時の斬れ味白の長さが魅力のおきつなみ撓鎚の華石
- 高めの攻撃力と及第点の属性値を両立したガノブレイカー
- 高めの攻撃力と防御力アップを両立したフラグハマーMK2
穿鎚オーバークロックの個性は防御力アップと空きスロット2個の両立だが、
火力の低さと釣り合うほどの要素とは言いづらく、選択肢としては挙がることはあまり無いだろう。 - 最終強化の素材には金獅子の怒髪2個、重甲エキス2個と中々えげつない要求をかましてくる。
作る際はBOXの状態と合わせて熟考すべきである。 - 一方、アクセルハンマーの最終強化であるブーステッドハンマーだが、今までとは何もかもが違う。
攻撃力230、会心率-5%、水属性12と超物理寄りの火力。
斬れ味は素では青が10しかないが、匠2で実用圏内の白30が現れる。
これは、元祖超物理寄り水ハンマーの強化版である天嵐ノ鏡【旺陽】にほんの僅か劣る程度の火力。
匠2発動時の斬れ味白の長さはブーステッドハンマーが勝るため、扱いやすさはこちらが上。
このように、旧作での扱いでは想像できないほど訳のわからない超強化が施されている。 - 属性値が低いため、他の水ハンマーとは単純比較ができない。
ライバルとなる武器は前述の天嵐ノ鏡【旺陽】に加えて無属性ハンマーのグランドスパイクが挙がる。
あちらも旧作での扱いからは想像もつかない超強化により、最強クラスの火力を得たハンマーである。
斬れ味白の期待値は極僅差であちらが勝るが、相手次第では僅かな属性値でこれを覆せるかもしれない。 - かなり強力な物理向けハンマーなのだが、レア素材は全く使わない。
徹甲虫素材と虫系素材や他モンスターの素材少しで作れてしまう。
製作難度の低さ、HR解放後でも通用する破壊力、ロマン溢れる外観と色々とクオリティの高い武器に変貌した。 - 普段は妻に良いように扱われているアルセルタスだが、
武器になった後とはいえ下克上を果たしたといえるのではないか。
強化途中で妻の素材を使うのは内緒
MHXX
- ブーステッドハンマーもちゃんと続投し、アブガトーゾハンマーという
正直読みにくい銘を手に入れた。
その性能は- 物理寄りの属性ハンマーでは平均的な攻撃力330
- 僅かに攻撃力を引き下げる会心率-5%
- 水属性ハンマー最低の水属性15
- 素の青こそ50に伸びたが白は出ず、匠+2で出るゲージは白50
- 限界突破直後に現れたスロット1
あちらも斬れ味が今一つだが水帥ロンペレッジェの完全下位互換になってしまった。- 一応完成時期だけは水帥ロンペレッジェよりも早いG★4だが、
同時期により斬れ味と属性値に優れたスーパーフラグハマーが完成してしまうので、やはり立場は厳しい。
- 一方の穿鎚オーバークロックは4G同様の銘である穿孔鎚ブレイクセンスに強化されるが…
- 属性ハンマーでは平均的な攻撃力310
- それなり程度の水属性33
- 素で白20、匠+2で紫20と悪くない斬れ味
- おまけの防御+20
- 据え置きのスロット2
こちらはこちらでおきつなみ撓山光明鎚に勝てる部分が
おまけ程度の防御ボーナスと、ドリルのロマンを除けば一つもないのが辛い。- トドメとばかりに完成時期はミツネ槌と同様のHR解放後。
物理寄りでは前出のスーパーフラグハマーが、属性寄りではローレライがHR解放前に完成するのも痛い。
余談
- 「フルスロットル」と「オーバークロック」はいずれも出力を限界前後まで高める行為の名称。
前者は自動車やバイクのようなエンジンを持つものに使われ、要するにアクセル全開のこと。
勿論、ドリルでもやろうと思えば問題なくできる。
一方、後者を行うのは主にコンピューター等の精密機器であり、
簡単に言えば「CPUに標準以上の電力をつぎ込んで、
熱で壊れそうになるところを強力な冷却装置で冷やし続けることで強引に性能を引き上げる」という技術。
普通はドリルのような工具には使わない名称ではあるが、細かいことは抜きにして
単純に「限界突破」くらいの意味で採用したのだと思われる。
他のゲームなどでも、普段より高いパフォーマンスを発揮する強化状態的なシステムに
「オーバークロック」と名付けているパターンはしばしば見られる。
- 「ドリルな見た目で水属性」ということに違和感を覚えるハンターも多いが、
現実世界では硬い地盤をドリルで掘る際、ポンプで循環水を噴出しながら掘削するのが一般的である。
水を使うのは掘削で出た土の除去やドリルの冷却などが目的であり、
無水のまま掘り続けるとドリルの切れ味の低下や寿命劣化、穴の崩壊などが引き起こされてしまう。
関係ないように見えて、実はドリルに水属性が付くのは意外にも現実的なのである。
関連項目
モンスター/アルセルタス
モンスター/ゲネル・セルタス
モンスター/アルセルタス亜種
モンスター/ゲネル・セルタス亜種
武器/セルタス武器