MHFの長期イベントクエスト『爆炎の希少鉱石』にて作成可能な親方印武器で、
武具工房の技術を結集し、超硬度の希少鉱石を精製して作り上げたランス。
回転する矛先が獲物の傷をひたすらに抉り、迸る炎が全てを焼き尽くしてしまう。
目次
概要・性能
- 「イグニストーン」と呼ばれる希少鉱石を大量に使用して生産可能な槍であり、
ドリルのような形状をした金属製の火属性ランス。
抜刀するとドリルが勢いよく回転しだすというギミックを持つ。
イグニスピラル⇒イグニスピラル改⇒フラムスピラル⇒フランヴィーテ⇒ナールフォラーズと強化。
ナールフォラーズはフォワード.1より追加された。
- その性能であるが、長期イベントの名に恥じず、極めて特徴的。
- 攻撃力437と、上位武器としのぎを削るかのような数値。
- ランスとしては前代未聞となる火属性1400。
- 斬れ味レベル+1で白ゲージを獲得。
- 地味ながら便利なスロット1。
- 親方印武器の特殊能力により、抜刀/納刀が1.2倍速となることで
機動力が低く、動きが遅いというランスの弱点をカバー。
まさしく"ランス版炎妃剣【渇愛】"と呼んで差し支えないほどの爆発的性能を誇り、
火属性に弱いモンスターを文字通り瞬く間に沈めてしまう。
属性攻撃強化や火属性攻撃強化【大】も発動すればさらなる高火力を叩きだせる。
リーチ中だが、その弱点をかき消してしまうほどの威力を併せ持ち、
加えて、なぜか剛種武器のランスはMHF-G3まで火属性のものが存在していなかったため、
その点でのアドバンテージは非常に大きいものであった。
- なお、属性値4桁というランスは、G級に昇格する前はこの系統しか存在しない。
G級では遂に他にもデフォルト属性値4桁の武器が登場したが、
「1400」という数値は依然としてトップであり、入手可能なランクを考えればありえない火力である。
入手難易度
- しかし、この武器は長期イベントクエストで作成可能な武器である。
そこらへんのイベントクエストなどではなく、
"長期"にわたる時間をかけて作成を目指すランスゆえ、入手難易度も驚異的。
- なお、公式サイトに掲載されているこの武器のストーリーは以下の通り。
- ~白い服のギルド員より~
ギルドからの新しい依頼……というより、調合屋のあるじの
研究のお手伝いです。それでは、内容を説明しますね。ギルドの採掘師が、ある場所で採掘中に小さな水場を見つけたそうです。
その水を調合屋のあるじに調べてもらったところ、
ある調合に使えることが判明したと言っていました。さらに詳しく話を聞くと、その水は2種類あり、火薬岩と調合することで、
「イグニストーン」という希少な鉱石ができるそうです。
でも「イグニストーン」の生成には、「琥珀の稀水」と「翡翠の稀水」が
大量に必要とのこと。ギルドの採掘師が分けてくれると言っていましたが、
『タダではやらん。採掘しているとたまに手に入る「さびた塊」など、
5種類の塊と稀水を交換してやる』
だそうです。今回も特に期限はありませんので、狩りの合間に集めて、
いつでも依頼を受注してください。
- 早合点しがちだが、ナールフォラーズというランスそのものにさびた塊を使用するわけではない。
生産難易度
- まず、イグニスピラル生産に、冒頭で述べた「イグニストーン」を大量に使用する。
大量ってどの程度かというと、99個である。
既に一度に要求できる最大数をカンストしているが、このイグニストーンの入手がまず困難。
イグニストーンは専用の納品クエスト『爆炎の希少鉱石【完結編】』の報酬で入手可能だが、
【完結編】とある通り、このクエストよりも前にすることがある。
まず、『爆炎の希少鉱石【完結編】』のクリア条件(マストオーダー形式)は- 琥珀の稀水99個の納品
- 翡翠の稀水99個の納品
- 火薬岩1個の納品
- …が、その琥珀の稀水と翡翠の稀水も専用の納品クエストでのみ入手可能。
【完結編】の前段階、『爆炎の希少鉱石【前編】』及び『爆炎の希少鉱石【後編】』が立ちはだかる。
まず、琥珀の稀水を入手可能な『爆炎の希少鉱石【前編】』のマストオーダーは- さびた塊1個の納品
- さびた小さな塊1個の納品
- さびた大きな塊1個の納品
- さびた板状の塊1個の納品
- さびた棒状の塊1個の納品
そして、【前編】及び【後編】では稀水はクエストクリア1回ごとに1個ずつしかもらえない
(厳密には基本報酬が"稀水1個:1%、アイテムなし:99%"のため、
極稀にではあるが追加で1個出る場合もある)。
つまり、基本的には『爆炎の希少鉱石【前編】』『爆炎の希少鉱石【後編】』を各99回ずつクリアせなばならない。
ということは、必要となるさびた塊の要求数も、- さびた塊99個
- さびた小さな塊99個
- さびた大きな塊99個
- さびた板状の塊99個
- さびた棒状の塊99個
(前述した通り、必ず各99個になるわけではないが、
かといって1個追加で出たから楽になるかというと、絶対数が多い故に大して変化はない)。- そして、集めちゃったら楽だな、などと思った読者もいるだろうが、
クエスト受注⇒クエスト出発⇒アイテム納品⇒クエストクリア⇒クエスト受注…
を、最大198回繰り返すのである。
MHF未プレイであっても「今から素材ツアーを合計198回クリアしろ」
と言われればその面倒臭さが理解できるだろう。
(厳密には【完結編】があるため199回になるが、ぶっちゃけ200回と考えれば分かりやすい)。
この作業が嫌ならば、普段からコツコツクリアしておくことも重要である。
その場合、一度始めたら途中で放り出してもアイテムは戻ってこないということもお忘れなきよう。
- 「PTでやれば手間を軽減できるのでは?」と思うかもしれないが、これらは全て一人専用クエストである。
単純作業をひたすら求めるイベントで、さすがにこんな初歩的な抜け道を運営が見逃すはずがないし、
寄生などといったトラブルが発生する可能性も普通に考えられるので、当然と言えば当然だろう。
- ただ、ここまでいろいろ述べてきたがこれは生産段階の話。
強化難易度
- 無事、イグニスピラルを生産できた暁には、是非とも強化を行いたいが、またしても苦行の道。
- イグニスピラル改への強化に紅溶岩竜のヒレ5枚、雌火竜の上鱗10枚、
フラムスピラルへの強化に銀火竜の上鱗10枚、棘茶竜の頭殻5個、
フランヴィーテへの強化に発火袋10個、魚竜種の濃血10個を要求されることが問題なのではない。
各強化を施す際、上に挙げた素材のほか、獄炎石も大量に要求される。
その数、20個⇒30個⇒40個の合計90個。
MHFにおいて、獄炎石は上位・凄腕共に火山採掘で各ポイント4%、
クエスト報酬では主にヴォルガノス亜種やアカムトルムで入手が可能。
このようにややレアな傾向にある素材のわりに様々な武器に要求されるため、
獄炎石を90個もストックしているというハンターはなかなかいない。
獄炎石ならイグニストーンより全然マシだわ、
などと調子に乗っているとなかなか集まらなくて痛い目を見ることも。
もっとも秘伝防具や天嵐・覇種防具作成、及びHC武器のためにアカムトルムに通っていれば
いつの間にか100個以上貯まってることも少なくないが、
HR500以前ではなかなかアカムトルムに用は出ない
(現在では他に様々な金策用クエストが充実しているため、ATM機能*1も廃れ始めている)。
モンスターの極油をニャカ壺に5クエスト間漬け込むと3個手に入るので、納品の合間にどうぞ。
- 極めつけは、お待ちかねのナールフォラーズへの強化。
「ナールストーン」というアイテムを1個要求される。
なんだ、1個だけか。…と思ったら大間違いで、このアイテムも当然専用の納品クエストの報酬。
その名も『爆炎の希少鉱石【番外編】』で、マストオーダーは- 琥珀の稀水33個の納品
- 翡翠の稀水33個の納品
火薬岩納品はしなくてもいい?やったね!
そう、爆炎の希少鉱石【前編】【後編】はまだ終わってはいないのである。
いちいち書くのが面倒なのでどれだけのさびた塊が必要となるかは推して知るべし。
- これを突破できたあなたはもうナールフォラーズ所持者の一人。
存分にこの爆炎ランスを楽しんでほしい。
- なお、公式サイトでは、述べた以上の内容が表形式で載っている。
文章では分かりづらいという方はそちらも参照。
ナールイウサール
- …と、ナールフォラーズ完成でめでたしめでたしなどと喜んだのもつかの間。
HC武器のさらなる派生先「ナールイウサール」が追加された。
要求素材に関してだが、要求されるのが、
剛種クエストにおけるアナザーターゲットの秘伝報酬「武具職人魂【幸】」3個や、
リオスのレア素材である火竜の延髄を4個使用することはやっぱり問題ではなくて、
ナールイウサールへの強化素材の最上段にナールストーン1個が輝いている。
二度あることは三度ある。爆炎の希少鉱石【前編】【後編】、三たび。
- ナールイウサールの性能は攻撃力・属性値・スロット数をナールフォラーズから据え置きにし、
親方印武器からHC武器へと特殊能力の内容が変更されただけである
(レア度も低くはなっているため、レア度制限クエストで役立つかもしれないが)。
斬れ味ゲージが紫となっても、属性値の補正は物理ほど大きくないため、
機動性の高い親方印を捨ててまでHC武器にする必要があるかどうかは個人の判断による。
のもあるし、要求素材(ry
関連項目
クエスト/長期イベントクエスト
アイテム/さびた塊
武器/渦巻ク紅蓮ノ矛楯 - MH3Gにて登場した、同じく火属性偏重ランス