クエスト/モスはモスでもモスのモス

Last-modified: 2024-03-23 (土) 08:14:05

MHWorldで元日限定配信されたクエスト。

作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金成功条件失敗条件制限時間受注・参加条件
MHWorld★6討伐クエスト闘技場54000zモス5頭の討伐9回力尽きる
制限時間終了
50分HR11以上

概要

小さな配膳アイルー
大団長と料理長がモスを捕まえて闘技場に放したニャ。
あのでっかい二人は何も言わなかったけど、ボクには何だか変わったモスに見えるのニャ。
ハンターさん、一度見てみてニャ。
  • MHWorldにて2019年の元日限定で配信されたクエスト。
    例年ではかくもめでたきキリンかな申楽跳梁のように十二支にちなんだ物になっており、
    今年は亥年にちなんでドスファンゴが追加されるのでは?等々、様々な予測が立てられていたが、
    いざ配信当日になってみるとまず目に映るのはモスの文字。
    • 旧ナンバリング作品でもロケットホーミング生肉の皆さんと比して陰が薄かったモス。
      MHWorldにおけるモスは輪をかけて無害な存在であり、悪くいえば存在感が薄い。
      特に、本作からのハンターにとって彼らは「稀にゴワゴワクイナが乗っている豚」くらいの印象だろう。
      ところがクエスト詳細をよく読むと、失敗条件は9回力尽きるとなっており*1
      たかが小型モンスター5匹相手に、なにやら不穏な雰囲気が漂ってはいるのだが……
    • 一方派生作品であるMHFではモスが数々の惨状に関わっており
      それらを知っている者なら確実に嫌な予感がするのだが、その実態はというと…

実態

  • ある者は期待感を、またある者は不安感を覚えつつも闘技場に入ったハンターがまず見た物は
    ドスファンゴほどのサイズのモスが何匹もいるという光景。
    外見は変なオーラを纏っているでもなく、ただ大きいだけのモス。
    とりあえず攻撃してみるとビクともしない、それどころか威嚇して突進の準備に入る
    だがモスは所詮モスと、初見で攻撃の手を緩めなかったハンターが気付いた時には大抵ネコタクで運ばれている
  • このモスは体力が大幅に強化されているばかりか、
    なんと突進に被弾すると即死する仕様になっている。
    たとえ後に追加されたマスターランクの古龍防具やフル強化したEXドラゴン一式
    各種スキルにアイテムを駆使して防御力3000以上を確保した
    体力200のEXシールドウィーバーシリーズであっても免れる事はできない。
    小型モンスターなので緊急回避はできないし、吹き飛ばされるわけでも無いので転身の装衣をも無力化する。
    一方、回避の装衣および回避性能スキルは有効なのでフレーム回避を狙うことは不可能ではない。
    • 別のモスの大技と違って極端にダメージが大きい攻撃という仕様なので一応根性は有効である他、
      ドラゴン装備などに精霊の加護Lv.5を併せればいくらか余力を残して耐えることは可能。
      だが確定で気絶するので耐えたとしても追撃でキャンプ送りにされる事も多いため、
      使うなら気絶無効とセットで運用したい。
    • ガードはガード強化を発動させないと不可能な上、ガード性能をLv5まで積み、
      ガチガチに固めたランスですら体力の半分を削られるためガード主体の戦いはできない。
    • おまけにこのモスたちはやたらと好戦的であり、ハンターを視界に捉えると敵対してくる。
      そんな即死突進魔が数匹同時に配置されているのだから、そのプレッシャーは中々のものがある。
      幸いそれぞれの体力は極端に多い訳ではないので、早めに数を減らしておきたいところ。
    闘技場内のモス4体を見事討伐するとあと1頭足りない事に気付くだろう。
    そして残った亡骸が消滅してから少し経過すると、更に大型モンスター並に巨大化したベヒーモスが闘技場の門から参上する。
    流石にBCに居たりはしないので安心しよう。
    この個体もやはりこちらを敵と認識するやいなや突進の準備に入るのだが、
    なんとこの超巨大モス、突進中でもこちらを追尾してくるという
    貧弱なモスもビックリの攻撃性能を有しているのである。
    かなり曲がってくるので、真横に回避すれば避けられると高を括っていると
    直後に曲がってきたモスに背後からド突かれて痛い目を見る。
    • その代わりなのか突進終了時には確定で転ぶようなモーションをする為、大きな隙を晒す。
      この瞬間に攻撃すると良いだろう。
      このモーションは旧作での転倒モーションとは異なり、滑らかに横倒しになってから復帰する。
  • 一見すると難易度が高く感じられるが、
    どれだけ巨大で理不尽な攻撃力を有していようともやはりモスはモス。
    状態異常への耐性が悲しいほどに低いのである。
    打撃武器や強打の装衣、徹甲弾などでスタンを狙えば特に苦労もしないだろう。
    麻痺や睡眠は一度切れても即再発動するほどなので、一方的にハメる事も可能。
    その戦法を使うなら化合の装衣が役に立つことだろう。
    スリンガー閃光弾を使用するのも良いが、閃光中でも突進を行うので注意。
    • ちなみに、落ちている石ころをスリンガーとして当てるとモスは確定で怯む。
      またはじけクルミを撃ち込めば吹き飛ばして転倒させられるので、
      突進を中断させつつ更に隙を作ることも出来る。
      とはいえ、スリンガーのみで倒しきるにはソロですら体力が高すぎるので、
      抜刀状態でスリンガーを使える片手剣だとしても、使い道は薄い。
      マルチならまだ使い所はあるかもしれないが、素直に閃光弾を使うのが良いだろう。
  • 状態異常耐性は悲しいほど低いが、属性に対しては驚くほど上昇しており属性肉質は龍以外10、龍は0。
    あの皇金の盾斧・氷の最大強化した超高出力属性解放斬りの爆発ですら、
    1ビンのダメージを62にまで落としてしまう。
  • こうしたメゼポルタ並みの洗礼を無事クリアすると苔皮やキノコといったモス由来のアイテムの他、
    フェイクチケットと大量の鎧玉、たまに金のたまごも手に入る。
    中には重鎧玉も含まれており、報酬金及び鎧玉集めとしては優秀。
    • 報酬金も54,000zと一般的なイベントクエストに比べてやたらと高いが、
      公式Twitterでは「巨大なモスの猛攻をかいくぐり、みごと満額のお年玉(報酬金)を手に入れよう!」
      と紹介されている事から、1日限りのお年玉として用意されているようだ。
      巨大モスの動きに慣れたプレイヤーの中には、より良い満額の報酬金を狙おうとして
      フルドレス一式・ギエナ混合を着込んでクエストに臨む者も多く見られた。
      奴に気付かれてしまえば無意味だが。
  • ちなみに今回のモス達も、あんな巨体にもかかわらず相変わらず1回しか剥ぎ取れない。
    今までのイベントクエストの特大サイズ、ミニサイズのモンスター達も同じ仕様だったので
    当然と言えば当然ではあるが、若干腑に落ちないものである。
    • それにしても、一体こんなでっかいモスを大団長達はどこからそもそもどうやってここに連れ込んだのだろうか。
      このクエストは元日に配信されたクエストなので、
      正月の初夢を見てるぐらいの感覚で受け入れた方がいいのだろう。
      エイプリルフールクエストを知る一部の人からすれば悪夢でしかないのだが。

余談

  • 年末に放送されたカプコンTVにおいて、「1月1日限定のイベントクエストがある」と予告されたのが本クエストである。
    が、配信当日までイベントクエストの告知欄には「??????」というタイトルでしか書かれておらず、
    ターゲットも不明で、難易度と参加可能HRしか記載されていなかった。
    期間や予告の特異性、告知する辻本P、徳田Dのニヤニヤ顔から、ネタクエストなのは丸分かりだったが。
    • このため、MHWorldのイベントクエストの中では配信期間が最も短いクエストであった。
      また、MHW:Iまでに開催されたアステラ祭でも、イベントクエストの中では唯一再配信がなされていなかった。
      • 2019年末から開催されている万福・煌めきの宴に合わせ、
        本来は元日限定の当クエストも祭りの期間・年を跨いで再配信されていた。
        ちなみに2020年1月1日からは子年にちなんでか、パオウルムー亜種の特別なクエストが配信された。
        そちらは元日限定ではなく、6日間配信となっていた。
    • なお、Steam版では元日配信はされなかった*2
      モンスター解禁系のクエストは遅れることが多いものの、季節系のイベントはPS4/One版と同時配信されるのが通例。
      発売時期の差から現段階でこのクエストの報酬は優秀すぎるという判断とみられる。
      代わりに新年祝いのアイテムパックが配信されており、1月1日~1月3日の間に受け取ることが出来る。
      後に発売から1年を記念し、2019年8月8日~9日の二日間限定で本クエストがSteam版でも配信された。
      PS4版で内容がバレたからなのか、今回はクエスト名や画像もしっかり予告されている。
    • 長らく再配信の機会の少ないレアなクエストと化していた本クエストだが、
      Ver.15.10におけるイベントクエスト常時解放に伴い、3度目の元日目前にしてこのクエストも常設されることとなった
      かつての夢のようなクエストを再び体感しに行ったり、
      新規キャラにおいて攻略途中の資金・鎧玉確保に利用するのもいいだろう。
  • 「元日限定」というナンバリング作品では珍しい配信期間となっているが、
    実は12年前の元日、亥年だった2007年1月1日限定で配信されたイベントクエストが前例として存在している。
    • クエスト目標は亥年らしく「闘技場にてドスファンゴ1頭を狩猟する」というもの。
      しかしてその実態はラオシャンロン並に巨大化したドスファンゴが配置されているという遊び心のあるもので、
      後年に多数登場したモンスター超巨大化の先駆けとも言えるクエストであった。
      ただのドスファンゴではなく、ドス級のドスドスファンゴ
      この超巨大ドスファンゴは、その後MHFのイベントクエストなどで何度か登場することになる。
    • 「正月限定のクエスト」というのはオンライン前提のMHFなど派生作品でよく見られるものだが、
      ナンバリング作品ではイベントクエストをダウンロードする方式が主流となっており、
      "元日当日だけ"ピンポイントで配信される作品は珍しかった*3
      丁度十二支が一巡してから配信されたこともあり、
      当時の元日を知るMH2プレイヤーには感慨深いものがあるようだ。
  • 亥年の企画として配信されたこのクエストであるが、
    「(現状ブルファンゴがいないとはいえ)モスはイノシシじゃなくてブタだろ」と思う人もいるかもしれない。
    だが実は、世界の十二支でイノシシ年があるのは日本だけで、
    日本以外の国および干支発祥の中国ではブタ年となっている*4
    その為、ブルファンゴではなくモスが登場するというのは、十二支の本来の姿から見ればむしろ正しい形であったりする。
  • 今作でモスが攻撃してくるのはこのクエストのみであり、
    最後に登場する巨大モスは突進後に転倒して大きな隙を晒す。
    特定クエストにおけるモンスターの極大化・極小化は多数の前例があるが、
    それらに併せて完全新規モーションが追加されるのはナンバリング作品では珍しいケースとなる。
  • また、このクエストはMHWorld登場の超強化クエストということから、
    このクエストの巨大なモス達は「リミックス歴戦王モス」などと一部のハンターに評される事も有るようだ。
    あれ?前にもこんなことあったような?
  • このクエストで流れるBGMは「名もなき狩人の矜持」。
    発売直前のPVで流れて以来ゲーム内で使用された場面が狩王決定戦の決勝戦のみであったこのBGMは、
    メインテーマと英雄の証のアレンジという豪華な曲だが、まさかのネタクエストに抜擢となってしまった。
    クエストクリアBGMもメインテーマアレンジ(一部古龍クエストクリア時のもの)が使用されている。

関連項目

モンスター/モス
アクション/突進
クエスト/最高に貧弱なモス - 性質こそ違えど、即死級の攻撃力を誇るモスが登場したMHFのクエスト。
モンスター/ドスファンゴ - 12年前の亥年元日のみ配信されたクエストの主役。
クエスト/ねむれよいこもわるいこも - 2020年元日から配信された、後継的金策クエスト。


*1 MHWorldにおいて同条件で失敗となるクエストは、闘技場の他にはベヒーモスの初出現クエストがある
*2 Ver.15.10以前
*3 類似作品にMH3が該当するが、元日から配信開始されたクエストはあれど元日限定のものは存在しない
*4 これは干支が導入された時代の日本には養豚の文化が無く、家畜のブタがいなかったので野生のイノシシを代わりに当てた為とされる