登場人物/編纂者

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:12:45

MHWorldにて初登場した役職。「へんさんしゃ」と読む。
新大陸古龍調査団において非常に大事な役職であり、
主人公の相棒である編纂者は旧作におけるギルドガールに相当する受付嬢となる。
英語版では「Handler」で動物の調教師を示す語だが「助言者・支援者」も指すのでそちらの意味合いだろう。

目次

概要

  • MHWorldに登場する受付嬢などの肩書。
    未知なる新大陸の調査活動で得た膨大な情報をまとめ上げる情報統括のエキスパートである。
    新大陸古龍調査団では所属ハンター1名につき専属の編纂者が1名付くバディ制を採用しており、
    調査活動の際に発生した不測の事態に際し、現場で判断を行える体制を整えている。
    • このバディ制は第1期調査団メンバーである女性「フィールドマスター」が取り入れたもの。
      彼女が情報の集約・編纂の重要性を説いたことで、第5期調査団に至るまで導入されている。
      フィールドマスターはMHWorld開始時点で存命であり、現在はハンター兼編纂者となっている。
      なお、このバディ制が取り入れられたのは第4期調査団の頃からである様子。
  • 新大陸古龍調査団はギルドによって結成された下部組織とでも呼ぶべき集団だが、
    MHWorldは旧作とは異なりギルドにとって未知の土地である新大陸が舞台である関係で、
    旧作のような「第三者の依頼をギルドが斡旋してハンターに紹介する」といったことはまずなく、
    大部分は調査団関係者からの任務や依頼をこなしていく形になる。
    このため、各ハンターへの伝達や補佐を担当する人材として編纂者が活躍する。
    また、任務クエストなどを遂行している最中に想定外の事態が発生することもある。
    そのような場合は編纂者が現場で対応し、新たな目標を緊急設定することがある。
    • 集会所などにも受付嬢は登場するが、こちらも編纂者であると思われる。
  • MHWorld時点では「編纂者」は慢性的に人材不足である様子が窺える。
    編纂者には様々な知識、現場での判断力などといった才能が求められるだけでなく、
    新大陸への困難な航海を経て、命の保証がないフィールド上での調査に同行しなければならない。
    それだけの才能があるなら他に安全な就職先があるため、周囲の反発なども強くなってしまうのかもしれない。
    • アステラ内には編纂者になった経緯を語ってくれるNPCが何人か滞在しているが、
      「人数が少ないから今なら手柄を得られると誘われて」「家族の反対を押し切って」
      といった調子でさまざまな内情があることが窺い知れる。
      本人も家族も納得して新大陸へと向かったMHWorld主人公の相棒は珍しい部類なのかもしれない。

主な編纂者

受付嬢(MHWorld)

  • MHWorld主人公とバディを組む編纂者。主人公を「相棒!」と元気よく呼んでくる。
    明朗快活かつ食いしん坊な性格で、信条は「迷ったら、食ってみろ!とのこと*1
    変わり者ではあるが利発で窮地でも機転が利き、頼りになる仲間である。
    彼女は主人公と二人一組で行動し、クエスト中や探索中もフィールドに同行してくれる
    このため、探索でフィールドに居てもBCの受付嬢からクエストを選択してそのまま向かうことが可能。
    また、BCで行う食事・かまど焼きは彼女が料理を行ってくれる(後述)。
    • ゲーム内では受付嬢としての役割はもちろん、一部機能についてガイドを行ってくれる
      特に試遊版やβテスト版では武器操作やスリンガーの使用方法など、
      ほぼあらゆる要素に関して解説(要素によっては音声台詞付き)を行ってくれていた。
      製品版では調査班リーダーがある程度解説を行うようだが、受付嬢がガイドする場面もある。
    • 設定上ではMHWorldでハンターが持参するマップへの記帳は彼女が行っている。
      フィールド内のエリアを踏破する度にそのエリアがマップへと記載されていくが、
      これやマップ上のオブジェクト表示などはほぼ彼女が行っているとのこと。
      彼女の働き抜きでは軽い調査ですらまともに行えないであろうことは容易に想像できる。
    • 彼女のセリフには「好きなものですか?それはもちろん、ドキドキノコ!!」というものがある。
      仮にキノコ大好きを発動せずに「迷ったら、食ってみろ!」を実践するのであればかなりの剛の者である。
    • また、同じく彼女の台詞の中に
      シビレガスガエルを両手で持ち上げると、なんだか、楽しい気分に、なるんです」というのがある。
      何かの拍子にシビレガスを吐き出されでもしようものなら楽しいどころではなくなるのだが、
      その事にスリルを感じて楽しい気分になっているのだとすれば、やはりかなりの剛の者である*2
    • ハンターがキャンプに到着した時やテントから出てきたときなど、
      たまに支給品BOXをのぞき込んでいる様子が見受けられる。BOXの整理なども仕事なのだろう。
  • 黄色を基調とした服装で、頭には度数を調節できるターレットレンズのようなものを付けている。
    脚装備はブレイブ防具のものと酷似しており、MHWorldらしくリアルなディテールが施されたデザインとなっている。
    胸元には薄い色合いの羽根を付けている。羽ペンだろうか?
    肩から掛けたベルトに付ける形で大きな本を携帯しているが、
    この本にはクエスト情報などが書き込まれているようで、クエストを選択する際に開示される。
    • 彼女の左腕にはスリンガーがあるが、これは開発曰く彼女自身のお手製であるらしい。
      なぜか先端部分に鳥(ハト)の頭のようなユーモラスな模様が描かれた特別仕様。
    • プレイヤーキャラを女性にしていれば、ストーリー最終盤クエストである
      新大陸の白き風、及び導きの青い星のクリア報酬である
      調査団チケットと勇気の証Gを代表とした素材で作成するシーカーシリーズでなりきり可能。
  • 調査拠点アステラでは3Fの食事場エリアに滞在していることが多い様子。
    クエスト準備に必要な物が粗方揃っており、クエスト前に食事をできる好立地ではある。
    ……肝心の受付嬢はというと食事場の向かい側で肉や果物を食べ続けているという
    単に食欲を満たすために入り浸っているようにしか見えないのであるが……。
    • 開発陣曰く彼女は「食べるのが大好き」であり、モリモリ食べるらしい。
      活発で動き回る分、エネルギーも大量に消費しているイメージとのこと。
    • 食べるのが好きなだけでなく、上述通りハンターに手料理を作ってくれる
      ただし対価は取る。もしかするとそのお金で拠点でご飯を食べているのかもしれない…。
      BCでお金などを支払って料理を頼むと彼女が料理を作る演出が入るが、
      提供されるソレは非常に食欲をそそる見た目であり、
      効果も拠点のものと変わらない様子。おいそこ見た目も変わらないとか言うな。
      このため、人の手で作った料理だが発動するスキルには「ネコの~」とついている。
      彼女への料理の注文はBCに設置されている椅子とテーブルのある場所で行える。
      • なお、MHW:Iでは導きの地でおびき出しを行うと、受付嬢がおびき出しの準備をするのだが、
        頼んだ瞬間いきなり、鼻歌を歌いながら準備する受付嬢の顔のドアップが表示される。
        これに関してはスキップボタンをどんなに連打していようと表示されてしまうため、
        初回では驚くこと間違いなしである。
      • ちなみに、ハンターが彼女の料理を食べている最中、彼女はじっとハンターを見つめている。
        もしかして自分も食べたいハンターの感想を聞きたがっているのかもしれない。
        食事によるスキル発動結果に応じてリアクションを取ってくれる。
    • また、拠点・BC問わず「かまど焼き」は彼女が担当している。
      食事場などでは料理の他にかまど焼きを選択でき、1クエストの間アイテムを焼いて貰える。
      焼き上がったアイテムは携帯食料などに変化し、それらを後で受け取れる。
      なお、かまど焼きの依頼には調査ポイントと焼くアイテムが必要となる。
    • なお、肉焼きを行うと彼女から様々なアドバイスが得られたが、
      これを初回成功させるとあの「上手に焼けましたー」を言ってくれる小ネタがある。
    • アイスボーンのストーリー中、一時的に編纂者が離脱するのだが、その際あまり冗談を言わなそうな
      総司令やソードマスターから、「三代目食いしん坊はどうした」「食いしん坊三代目はいずこ」と言われている。
      これは後述するように総司令と彼女の祖父が仲間だったこともあり殊更気安いからこそ出た言葉であろうが。
    • 蒸気機関管理所で蒸気力が黄色、橙を経て赤いゲージのMAXに至ると、
      アイルー達がじゃんじゃん燃料である龍脈炭を投げ入れて
      最後には蒸気機関が爆発してしまうというムービーが挿入されるのだが、
      彼女もアイルー達に交じって龍脈炭を放り込んでいるのかと思いきや、放り込んでるのはなんとイモ*3
      蒸気機関が爆発したのち、爆発の衝撃から逃れられたのか一人元気に焼きイモを取り出してほおばっている。
      …実際問題、燃え盛る炉の中に裸の芋なんて入れたらすぐに炎上して炭化してしまいそうなものだが。
    • その他、「新大陸食べ物編纂大計画」をこっそり進めていたり、植生研究所に
      食べられる実やキノコの栽培を頼んでいたり*4と食べ物のエピソードには事欠かない。
  • 新大陸にはギルドの推薦、および彼女自身の強い希望もあって渡航した。
    アステラに到着する直前の船内でMHWorld主人公と初めて挨拶を交わし、自己紹介しようとするが、
    直後に乗船が古龍渡り中のゾラ・マグダラオスに乗り上げるトラブルが発生し、
    主人公共々船からはじき出されてしまう窮地に陥る。
    以降も様々なトラブルに見舞われつつ、主人公と共に行動していくようだ。
    • 彼女が相棒と呼んでくる経緯は序盤で聞けるが、急いで進めると聞き逃しやすい。
      ハンターと編纂者は元々ギルドが定めた組み合わせで、出港前に他組は顔合わせが済んでいたが、
      主人公は遅参したため間に合わず、船上で初対面という形になった。
      彼女が元々定められた相棒だとは気付かないままトラブルを越えアステラまで辿り着いており*5
      総司令などはこのことに運命的なことを感じていた様子。
    • 彼女が編纂者として新大陸を志したのは、彼女の家族の影響が大きい。
      彼女の祖父はかつて第1期調査団のハンターとして総司令などと共に新大陸へと渡っており、
      当時の話や「五匹の竜の話」といった調査団関連の話を聞かされながら育ったとのこと。
      「調査団に入り、新大陸中の食べ物の味に特化した事典を作りたい」という彼女の発言に対し、
      「ついでに古龍の謎も解いてこい!」と快く送り出したといった話も聞くことができる。
      • なおこの祖父についてだが、調査団のソードマスター、通称先生によると、
        食べることが好きな豪胆な男だったらしい。
        彼女の食への執着はこの祖父の血による物か教育による物か。
  • 行動力があるが、やや突っ走ったり興味が先行するきらいがある。
    そのせいで危険な目に遭う事も少なくなく、主人公はともかくプレイヤーからはツッコまれる事も多い。
    • 新大陸について早々ジャグラスの群れやドスジャグラス、アンジャナフに襲われ、
      大峡谷を越えた先でレイギエナに落とされ瘴気の谷でもハンターから離れた瞬間にオドガロンに…。
      彼女自身が無鉄砲なのか、それとも編纂者はこれ程ハードな仕事なのか。
      • 補足すると、編纂者も言うなれば一種の学者であり、
        またこうした自然に携わる学問に身を置く者にとっては、実地調査は基本中の基本である。
        まして、この世界の技術水準や、調査団の限りのある資源・人員では、
        確実な安全の確保などは無理難題に等しい為、危険な目に遭いやすいのは当然ではある。
    • 受付嬢は喋らない主人公の代わりに喋ったりする役目に宛てがわれてるフシがあるので、
      危険な目に遭ったり突っ込んで行ったりするのも、
      ハンターの代わりにピンチの演出をする役目を負わされているのだろう。
      まさか彼女に限らず編纂者全体が、スリンガー程度の武装しかないのに
      ハンターと大型モンスターの戦闘の巻き添えを食ったりしている訳はないし。
      しかしNPC「ノリの良い4期団」によれば
      『どんな時でもハンターが側にいてくれるおかげで編纂に集中出来る』とのことで、
      よほど差し迫った危険がない限りは基本的に同道している模様。
      新大陸での狩猟は基本的に全て「調査」の為である事から、当然といえば当然か。
      • 受付嬢が相棒であるハンターをどう思っているのかはあまり描かれないが、
        『ウィッチャー3 ワイルドハント』とのコラボクエストでは、ゲラルトにハンターの事を聞かれた彼女は
        相棒をこの上ないほどにべた褒めする
        彼女の日頃の感謝の気持ち、そしてハンターに全幅の信頼を寄せていることがうかがえる。
    • 特別任務「食物連鎖の波に乗れ!」では「古代樹の森は調査班以外立ち入り禁止」「編纂者もキャンプ待機」と
      言われていたが、何とフィールドに出て「新大陸食べ物編纂大計画」のために食材探しをしていた。
      挙句襲い掛かったドスジャグラスの背に、
      そしてそのドスジャグラスに襲い掛かったイビルジョーの背に乗ってしまう。
      ハンターは受付嬢の腕の力が尽きる前にイビルジョーを転倒させて、
      彼女がイビルジョーから安全に離れられるように仕向けなければならない*6
      • ただ、この件に関しては上述の無鉄砲さとはまた違う事情がある。
        イビルジョーの狩りのために厳戒態勢を敷いたのは上述の通りだが、今回それを主導していた三爺が
        受付嬢にだけイビルジョーの狩猟である事を伝え忘れていた事が、
        キャンプから姿を消した彼女を追う途中で判明する*7
        三爺が伝え忘れていた、との事なので今回は三爺→受付嬢→ハンターという流れではなく、
        三爺から受付嬢とハンターに別々に話を通していた可能性が高い。
        そしてそんな厳戒態勢だとは知らぬ彼女は通常の狩猟のつもりで食材調達に行った、という事らしい。
      • ちなみに、イビルジョーの背に乗った状態のセリフからするに、
        どうやら彼女はただしがみついているわけではなく背中で攻撃しているようだ。
        やはり剛の者であったか
        流石にハンターのように転倒させる事は出来ないのでこちらでちゃんと転倒させてあげよう。
      • まぁ、個性的な人物や集団が多いMH世界の中で、「天才と変人と問題児の集まり」と称される集団である。
    • ちなみに、総司令が「何にもへこたれない、タフな編纂者を寄越して欲しい」と言った所、
      ギルドが彼女を推薦したようだ。
      総司令のもう一つの注文「できれば、命への敬意を知る者を」という部分は
      調査団の目的「古龍渡り」を解明するのに一番必要な要素で、それは彼女自身しっかり備わっていた模様。
      • ゾラ・マグダラオス関連の(いわゆる下位)最終クエスト受注時のセリフに
        「私たちは彼(ゾラ・マグダラオス)と共に新大陸に着いた。
        だから彼も5期団みたいなもの。見送ってあげましょう」
        といった内容のものがある。
        また、そのクエスト後のムービーでは、作戦成功にその場の誰もが喜びの声を上げる中、
        ただひとり粛々と、外海へ向かうゾラ・マグダラオスの最期の姿へ
        陸珊瑚の台地で拾った植物の種と思しきものを手向けている。
        まさに彼女が持つ「命への敬意」が垣間見える一幕だろう。
      • イビルジョーのフリークエスト「あなたも私も食物連鎖」の依頼文では
        「イビルジョーが存在している以上、きっと食物連鎖は彼の存在を容認しているだろう」
        という旨の発言をしている。
        初登場以来、生態系の破壊者や食物連鎖の異端児として扱われてきたイビルジョーに対して
        客観的に肯定する発言をしたのは恐らく彼女が初めてではないだろうか。
  • なお、本作の有料DLCの中には旧作に登場した受付嬢の着せ替え衣装が含まれており、
    その第1弾として、MH4(G)の受付嬢・ソフィアになりきれる、
    その名も「旅団の看板娘」が配信されることが判明している。
    「相棒なら、できるできる!」と言いたくなるそうだ。
    ドスヘラクレスを追いかけて思い人とバッタリ…なんてことにならないことを祈ろう。
    • MHW:Iでは「ココット村の受付嬢」が追加。
      これに着せ替えることで、無印の受付嬢・ベッキーになりきれる。
  • MHW:Iにて新たな衣装も追加されているのだが、バイオハザードRE:2との
    コラボによりなんとタイラントのなりきり衣装が追加される。
    しかもそれが服装だけではなく顔まで完全にタイラントのものに変わる気合いの入れよう。
    あまりにもシュールな光景な為一見の価値ありである。
  • 受付嬢の日本語版CVは小市眞琴氏が担当している。
  • 過去に開催されたモンハン酒場にて迷ったら、食ってみろ!なるメニューが存在した。
    残念ながらドキドキノコではなくタコ焼きだったが、6個あるうちの一つが激辛というロシアンルーレットで、
    編纂者等受付嬢に扮した店員さんが運んできてくれる。
    当たった人は悪運が発動したときのように悶え、トイレに駆け込む羽目になる
ネガティブな話注意
  • 実は一部のプレイヤーからの評判がすこぶる悪い。
    理由としてはいくつか挙げられるが、「モンスターに無鉄砲に突っ込んでそれをプレイヤーが尻拭いする」*8
    という場面が度々見られる点、それについての謝罪や感謝するシーンが乏しい点、
    それでいて「私達の成果」と自分も貢献したかのように振る舞う点が挙げられる。
    • 特に槍玉に挙げられやすいのがストーリー上におけるオドガロンイヴェルカーナの初遭遇時。
      危険なフィールドに居るのに警戒を怠って危険なモンスターと鉢合わせるハメになった上、
      その対処をしたフィールドマスターを再び自分で探しに行こうとするという
      危機管理に欠けた行動をとった前者、
      古龍と戦っている場にわざわざ降りてきて、それを庇った主人公が負傷するという事態になった
      後者は特に批判されやすい*9
  • 食いしん坊な受付嬢とイビルジョーを掛けた「受付ジョー」「ウケツケジョー」はほぼ蔑称であり、
    嫌うプレイヤーは専らこの呼び名、もしくはそこから略して単純に「ジョー」「ウツケ」などと呼んでいる。
    過去作にも変わった受付嬢はいたが、今回はフィールド上で同行したり、ストーリーに深く関わっているが故に、
    不幸にも個性がことごとく悪い方向へ向いている。
  • ただ、これらの悪評については単純にムービー等での行動のみを切り取ってみた評価、
    言わば負の側面に着目し過ぎた節のある評価でもあることには留意したい。
    実際、ゲーム中で他の調査団メンバーや受付嬢本人から聞ける話の内容を考慮すれば、
    編纂者としての仕事で調査団の任務に十分貢献している
    (それも踏まえて、「私達の成果」というのは紛れもない事実である)。
    それにもかかわらずマイナスのイメージが広く定着するまでに至ってしまったのは、
    ストーリー上特に目立つシーンでもあるムービー演出においての行動が迂闊である一方で、
    本業である編纂作業などについては、聞くのは任意である各種NPCの会話などでしか窺えないこと、
    それ故に彼女の仕事の成果についてがメインシナリオで分かりにくいことなども原因だろう。
    • クエスト中はサラッと流されるが、ブラントドスやアン・イシュワルダ戦におけるアドバイスなど、
      巧みな知識や洞察力でハンターの狩猟(ゲームプレイ)そのものに助力している部分も勿論存在する。
      アイスボーンにおいてはフィールドマスターの背を押し、
      淵源の孤島と大いなる存在の発見にまで至ったのも彼女なしでは難しかっただろう。
      こうして彼女の"プラスの部分"に着目してストーリーを振り返ると、
      これ以外にも要所要所でしっかり活躍していることが分かる。
    • 謝罪や感謝が少ないのも、当然ゲーム内で描かれる事だけが全てではない。
      クエスト間の移動などゲーム中に描かれないシーンは山ほどあり、
      プレイヤーの目に映らない所でそういったやり取りがされている可能性は十分考えられる。
      とはいえゲーム中のムービーにも、軽くでも謝れそうな間があるのも事実なのだが…。
    • 軍隊などの特殊部隊では現場で戦闘員が戦いに集中できるように
      情報支援オペレーターを付けるというのはよくある話で、
      ゲームでもプレイヤーが操作する戦士を情報オペレーター(なぜか美少女が多い)が支援する構成は多い。
      そしてその手のオペレーターが現実のそれ同様の仕事をするとゲームにならないので
      オペレーターは萌え対象賑やかし程度の活躍しか行わず、
      実際にはプレイヤーがほとんどの判断をしながら戦うゲームが大半で
      メタ的な話になるが今作の編纂者もその域から大きく外れているとは言いがたい。
  • 当然ながらネット上などで悪評が多いからと言って、
    それを受付嬢に対して好印象を抱いているプレイヤーに押し付け、一方的に否定・批判したりするような行為は
    とても褒められるものではない。これは編纂者だけでなくキャラクターや作品全体に言えることである。
    このような行為はトラブルの素になりかねないため厳に慎みたい。

勝気な推薦組

  • 第5期調査団"推薦組"の女性編纂者。「陽気な推薦組」のパートナーを務める。
    緑色の衣装を身に纏い、不敵な表情で相手を眺めてくる女性。
    NPC名通り気が強いが聡明で、さまざまな学術書を読破し多方面に知識が広い。
    • 編纂者を自ら志すものの、姉以外の家族からは猛反発を受けたという話が聞ける。
      • ゲーム中の会話や狩王決定戦での世界観解説などで
        「かなり良いところのお嬢さま」であることが示唆されている。
        しかし、劇中では家柄をひけらかしたり高圧的な態度を見せる様子はなく、
        聡明で芯がある女性として描かれている。
  • MHWorld主人公は彼女とそのパートナーに航海の途中で話しかけられる。
    その直後にキャラクターメイクへと移行する導入の役割を果たす。
    その後、突如として現れたゾラ・マグダラオスとの遭遇によって、
    彼女らの乗る巨大船はマグダラオスに持ち上げられ海へと落ちていったが、巨大船は無事アステラに到着していた。
    アステラに到着後彼女らは、マグダラオスとの遭遇によってケガを負った5期団員の手当てをしていたようだ。
    • その後は二等マイハウスで主人公たちと相部屋になる。
      一等マイハウス以上は個室になり、またマイハウスの外にも出現しないため
      特定のイベント以外では二等マイハウスにいちいち戻さないと会えなくないので
      話しかける機会が減ってしまうが…。
      • 上位のマイハウスにしても特典は無い(飼育できる環境生物が増えるだけ)ので、
        一通り観賞した後はあえて相部屋に戻して「組織の一員」っぽさを楽しむのもアリ。
    • ちなみに、週替わりのイベントクエストにおいて歴戦個体狩猟の依頼文は彼女が担当している。
    • アイスボーンでは陽気な推薦組と共にセリエナに移る為、二等マイハウスには居なくなる。
  • 主人公のパートナーに負けず劣らずの勇敢さも見せている。
    ゾラ・マグダラオス捕獲作戦ではなんと彼女がマグダラオスの外殻上に降り立ち
    支援物資として、いにしえの秘薬を渡してくれる。
    マグマを噴出する超巨大古龍の背中に普段通りの軽装でやってくる光景は危なっかしいが頼もしくもある。
  • 第4弾大型アップデートでは物語に大きく関わってくる。
    陽気な推薦組とともに謎の環境生物を発見することから始まり、そこで見つけた謎の獣人族「モーグリ」を保護。
    モーグリが見える人間が彼女と主人公、主人公のオトモ、竜人族のハンターしかいなかったため、
    モーグリの言葉をオトモと勝気な推薦組が翻訳しながら、
    異世界に来訪した凶暴な魔獣に立ち向かうことになる。
  • アイスボーンでは一時期相棒の編纂者がとある理由で主人公と離れて行動することになる。
    その際代理で彼女が主人公の編纂者として狩猟に同行してくれる。
    相棒の編纂者が帰還した後主人公に「あなたは私では手に負えないことが分かった」と語る。
    • 蒸気機関管理所やキャンプでの料理など、編纂者が現れる部分も丁寧に差し変わっている。
      渡りの凍て地で料理をふるまった際は主人公の反応を見てホッとしたような様子を見せる。
      あまり料理に自信がないのかもしれない。あるいは主人公は受付嬢のせいで舌が肥えていると思われているのか。
      料理が大成功すると拳をぐっと握りながら放たれるドスのきいた気合の入った「うしっ」などは必聴。
      代理終了後は、出番がないかと思いきや、蒸気機関管理所の演出では彼女が出てくる場合がある。
  • ちなみに、MHW:Iのストーリークリア後、相棒の編纂者の完全な趣味「新大陸食べ物編纂大計画」を手伝うこと、
    それどころか手伝うなんて生ぬるい、共同著者として名前を残せるくらい熱心に取り組むことを主人公に伝える。
    彼女たちの間にいったい何が……?
    なお、このことは相棒の編纂者は「ドキドキノコの誓い」と呼んでいる。
  • パートナーである陽気な推薦組(筆頭ルーキー)はVer.15.00アップデートのミラボレアス戦の際に
    エイデン」という名が明かされたが、勝気な推薦組の方の名前は不明のままであった。
    だが、映画モンスターハンターにおける勝気な推薦組にあたるキャラクターには「リア」という名前がついており、
    アニメ映画「モンスターハンター:レジェンド・オブ・ザ・ギルド」でも同じくリアという名前で登場するため、
    彼女の名前については「リア」で確定していると考えられる。
  • 日本語版CVは、ゲーム本編とアニメ映画では川崎芽衣子氏が担当している。
    実写映画におけるキャストはNanda Costa氏、吹き替えは小若和郁那氏が担当。

フィールドマスター

  • 第1期調査団メンバーで、現在も新大陸に残っている数少ない人物の一人。
    彼女が"編纂"の重要性を説いたことで、調査団ではハンターと編纂者のバディ制が取り入れられた。
    彼女自身は"ハンター兼編纂者"という存在であり、彼女は単身で調査を行える。
    自然科学全般に強く、MHWorld時点では「瘴気の谷」を単独で調査している。
    また、PVでは巨大な陸珊瑚の上に居る姿も確認されている。
    長年の調査の末、謎の多い新大陸の生態に関して彼女なりの見解を見つけたようだが……?
  • たくさんのポーチが付いた緑色のノースリーブの服を着用し、腕には1期団の布を巻いている。
    服自体は軽装に見える一方、有害な瘴気を避けるためかマスク・ゴーグルを着用している。
    マスク、ゴーグルを着用すると顔の大部分が覆われ、その表情を窺うことはできない。
    スリンガーは、両手持ちの大きなものを使っている。
  • MHWorldのPV第5弾で初めて紹介され、受付嬢からは「おばさま」と呼ばれていた。
    PVではオドガロン相手にスリンガーで応戦する勇敢かつ死亡フラグ立ちまくりな姿を見ることができる。
  • プレイヤー達とは初めて陸珊瑚へ赴き、レイギエナに落とされた二人を
    救助する形で出会うが、プレイヤー達は気絶していたので彼女の事を知らない。
    その後、瘴気の谷を訪れた二人の前に再び現れ、改めて自己紹介を行なった。
    そして瘴気の谷の最下層に調査に来た時、オドガロンに襲撃されて狼狽える二人を助けるために現れ、
    スリンガーでこやし弾を発射し足止めしつつ囮になって二人を逃した。
    非常に不安になる顛末だが、オドガロン狩猟後にベースキャンプを訪れ無事再会、
    主人公に「隠れてやり過ごすつもりだったけど助かった」と感謝の言葉を述べる。
    単独で惨爪竜の追跡を振り切ったあたり、流石は第1期調査団の先輩といった所だろう。
    • 彼女のスリンガーは腕に装着するタイプではなく独立した銃状のものであり、別の場面では氷壁を削るツルハシ代わりにも使っている。
      狩猟よりも探索に適した機能を詰め込んだ多機能装備といったところだろう。
  • 研究基地からアステラに戻ったマカ錬金研究員から、
    「(レイギエナに襲われ墜落した)研究基地を発見した1期団の方が、
    その後ずっと一人で瘴気の谷を調べている」と言う話を聞くことができる。
    明言はされていないが、フィールドマスターのことと考えて間違いないだろう。
  • 彼女が長年に渡って瘴気の谷を単独調査してきた直接の目的は「古龍渡りの解明」であるが、
    その行動原理の根底には「生命の成り立ちを探りたい」「生命の移ろいをこの目で見たい」
    という彼女の強い想いが存在している。
    その問いの答えを探る生き様は、二期団の親方をして「眩しすぎる」と言わしめる程に直向きであり、
    受付嬢も自身とも通じるその生き様を尊敬し、調査団の先輩達の中でもフィールドマスターを特別慕っている。
    彼女から古龍渡りの真相を聞かされ、その後の「生命が降るよ」という台詞に、
    感慨深さを感じたプレイヤーは少なくないだろう。
    登場シーンこそ比較的少ないものの、ストーリーの主要テーマをプレイヤーへ提示する
    という役割を持った重要なキャラクターであると言える。
  • MHW:Iでは、彼女の目的の一つが彼女の師匠の捜索であったことが明かされる。
    その師匠とは、調査団が組まれ一期団が新大陸に渡るよりも、
    遥かに以前に単独で新大陸を目指した冒険家であり、
    渡りの凍て地で発見された彼の船の残骸に残されていたメモがストーリーの鍵となった。
    MHの常でフィールドマスターがその名を直接言及することはなく、
    「あの人」や、モノローグ的に「あなた」としか呼ばないものの、
    船に刻まれた一つ星をトレードマークとしているようで
    大団長らによるとその冒険家は「一つ星の男」と呼ばれているようだ。
    渡りの凍て地にいた古代竜人も(恐らくは久々に見た人類である)主人公とその相棒を
    一つ星の仲間?」と驚いていた。
    フィールドマスターは恐らく彼はまだ生きていると推測しており、気長に再会の日を待つつもりのようだ。
    ピンチになって主人公に救出されたり、待ち焦がれたり、最後についてきたりとヒロイン力一番高いのでは…
  • アップデート第4弾でアルバトリオンが出現した際にはかの龍に関する
    書物が燃やされたことについて言及し、調査団で誰にも口出しされないような編纂書を作ろうと語った。
    クエストクリア後も「『知らない』から生まれる不幸を少しでも減らせるかしら」と話しており、
    新大陸で40年もの間調査を続けている1期団の1人としての、
    正しい情報を残そうとする決意の固さが感じられる。
    師匠ともその内会えるだろうと言っており、まだまだ引退する気はないようである

余談

  • MHWorldの拠点には闘技場などの受付を担当する受付嬢が滞在している。
    彼女たちについては編纂者なのか、それとも別の役職なのかは定かではない。
  • TGS2017ではMHWorld受付嬢のコスプレをしたリアル受付嬢が出演していたが、
    再現度もさることながら元気な表情が好評だったようだ。
    また、TGSステージではその衣装に触れる形で受付嬢のある程度の人物像に触れられていた。
    • ちなみにこのリアル受付嬢の方はMHXXの時にリアルミルシィとしても登場していた。

関連項目

世界観/新大陸古龍調査団
登場人物/ギルドガールズ - 多くの受付嬢の役職はこちらである。


*1 クエスト中にも「迷ったら食べてみるのが一番」と発言するシーンがある。
当然だが、何だか分からないような野草や魚などを食すのは非常に危険なので絶対にしてはいけない、最悪死に至る可能性がある

*2 シビレガスガエルのガスが陶酔を引き起こす笑気ガス(亜酸化窒素)に近いものなのかもしれないが、それはそれでちょっとガスが漏れているということになるのでどっちみち危険な状況である
*3 見た目は現実のサツマイモ
*4 正確には「食べられる実やキノコしか頼まない
*5 ちなみに彼女の方は船内で陽気な推薦組達との会話が耳に入っており、主人公が自分の相手だと気付いたようだ
*6 その時三爺が「手段を問わない」と言っているように、システム上のダウンだけでなく尻尾切断時の転倒モーションでも成功となる
*7 発言中ではイビルジョーの存在を伝えていない事だけが明言されているが、一番重要なそれを伝えていない状態でキャンプ待機厳守などの情報は伝えていたとは考えづらいので、ほぼ全ての情報を聞いていない可能性がある
*8 いくつかのムービーでは、主人公が制止しているにもかかわらず飛び出すシーンもある
*9 ただしこの時点でのイヴェルカーナは未知の古龍であり、どのような攻撃をしてくるか予想できなかったという面もある