武器/天具・法輪の斧

Last-modified: 2023-11-26 (日) 16:45:06

天狗獣の蒼く鮮やかな毛並み
映える剣斧。中心の法輪
使い手の自在な動きを助ける。
(天具・法輪の斧)

尊者の力を借りた天狗の武器。
法輪は螺旋を呼び、あらゆる
障害を取り去ると言われる。
(大天具・輪斧グンダリ/清浄具・輪斧グンダリ)

滅私の境地に至った者が天より
賜ったとされる斧。魂の穢れを
浄化する力を持つという。
(清浄王・グンダリ之天斧)

目次

概要

  • MHRiseにて登場したビシュテンゴの素材から作られるスラッシュアックス。
    「テング」を「天具」と当て字したオシャレなネーミングであるビシュテンゴ武器の一振り。
  • シリーズ共通として仏教用具をモチーフとしている特徴があり、法輪型の斧刃が取り付けられている。
    斧モードで構えると法輪の裏にある翡翠色の刃が出てくる仕組みになっており、
    どことなく仏像の光背も彷彿とさせる。
    斧刃がせり出しているのは左側だけで、右側は小さい法輪が付いているだけである。

性能

MHRise

  • 初期段階は「天具・法輪の斧I」。カムラノ鉄剣斧IIIから強化できるが、生産も可能。
    ビシュテンゴ自体がそこまで危険度の高いモンスターではないので、作成はストーリー進行中でも比較的容易。
    強いていえば爪の入手が少し面倒なので、相手をする際は腕部の部位破壊を積極的に狙っていくと作りやすい。
    最終強化にはヤツカダキの素材が必要になる。
  • 最終強化である大天具・輪斧グンダリの特徴は
    • 標準の攻撃力200
    • 斬れ味は素で青、匠1からは白
    • 会心率は0%
    • スロットはレベル3が1つ
    • 滅龍ビン(属性値25)
    といった感じ。
  • 性能を一言で言えば「優等生」。
    属性値無しの攻撃力200・会心率0%は今作のスラアクの中では標準的な数値。
    一方、匠1によって白ゲージが出るのは中々の利点で、
    他にこの特徴を持つスラアクは幻視のバロールと斬れ味変更した百竜剣斧だけである。
    継戦能力の向上と火力強化を同時に行えるので是非とも斬れ味を補強して使いたいところ。
    スロット3によってある程度の拡張性を持てるのも優秀。
    • Ver.2.0からは匠珠がLv3装飾品として実装されたため、武器スロットだけで匠Lv1を発動可能になり、
      実質的に素白武器として扱うことができる。
  • そして、最大の特徴は滅龍ビン。
    スロ3という特徴と併せ、MHWorldのパワースマッシャーを思い出したスラアク使いも多いだろう。
    流石にMHRiseには無属性強化がなく、古龍ひしめく環境なわけでもないので往年のパワスマほどの万能性はないが、
    今作においても覚醒最速の立ち位置は譲っていないため使い勝手の良さには相変わらず光るものがある。
  • 百竜強化は、攻撃力強化II、装着ビン強化、鉄蟲糸技強化。
    とりあえずで選ぶなら役割をより強化できる装着ビン強化を選ぶのが無難か。
    鉄蟲糸技強化も飛翔竜剣メインの戦法で輝くのでオススメ。
  • 比較対象となるのはやはり、今作で大きく躍進した毒ビンを備え、素で斬れ味白を持つ闇夜剣斧【弦月】
    今作における毒ビンは滅龍ビンと並んでゲージの増加速度が最速であり、
    会心率を考慮した攻撃期待値は素の状態でもほぼ変わらないため、
    高速覚醒が可能な汎用スラアクとして選ぶ場合はどうしてもあちらに目が行きがちである。
    差別化を考えるならやはり滅龍ビンの龍属性攻撃力を活かしていきたいところ。
    ラスボスは龍属性が効くのでこちらに分がある。
  • ちなみに、発売時点でパワースマッシャーが最強にして唯一の滅龍ビンであったMHWorldと異なり、
    今作ではもう1つ、剣斧の折形【桜吹雪】が存在する。
    安定した性能をもつこちらと異なり、低い攻撃力、極端な斬れ味、ユニークな百竜強化を備えたピーキーな一振りである。

MHR:S

清浄王・グンダリ之天斧

  • サンブレイクへのアップデートに伴い、MRの強化先が追加。
    最終強化の清浄王・グンダリ之天斧
    • 攻撃力330
    • 素白で匠1から紫
    • 滅龍ビン(属性値32)
    • スロットLv3だが百竜装飾品スロットLv1
  • 滅龍ビンの剣斧としては最も高い属性値なのだが、
    龍属性で殴ることを考えると化け物が立ちはだかる。
    傀異錬成で属性値を上げられない以上、龍属性の強撃ビンにすら最終的な属性値が劣るので、
    龍属性は添えるだけ、ぐらいに考えた方がいい。
  • 攻撃力と斬れ味は剣斧全体で見れば優等生な部類。
    特にスロットLv3があるので、匠珠をはめ込めば素紫を得られるのは相変わらずな強みではある。
    紫を使った後の白は50と割と優良なので、剛刃研磨の効果が切れても斬れ味が青に落ちることはないだろう。
  • 覚醒速度については、属性充填カウンターの影響で覚醒の速さという滅龍ビンの強みが相対的に薄れてはいる。
    ただ、マルチプレイや咆哮しないモンスターであればカウンターの頻度が下がらざるを得ないため、
    そういう相手なら覚醒の速さは十分メリットになっている。
    百竜スロットLv1という剣斧では重大な欠点についても、滅龍ビンに関しては火力面の影響が薄く、
    スラッシュゲージの管理が出来るならLv2にして各種特効を放り込む方が強くなる。
    カウンターにあまり依存しなくていいという点で、スラッシュチャージャーを仕込む従来スタイルもアリだろう。
  • ただ、滅龍ビンならではの(やや後ろ向きながら)戦略の自由度を引き出そうとすると、
    本武器よりも高い期待値を持ち素紫20、百竜スロットをデフォでLv2持つ叛伐斧アルダバランがかなり手ごわい。
    正直勝っているのはLv3スロットしかなく、匠珠を突っ込む運用では微妙。
    防具やお守りでLv3スロットを温存して別のスキルを引き出すといった運用に賭けるしかないところ。
  • Ver.15では傀異スロット拡張のボーナスと、
    新たに追加されたスキルである天衣無崩のLv3の効果が武器と噛み合っており中々相性がいい。
    • 滅龍ビン同士で比較すると、
      素紫40もあるアルダバランでは斬れ味消費無効は便利ではあるが少々持て余し気味であり、
      逆に剣斧ノ折形は傀異スロットの拡張のみでは紫ゲージが出てこない。
      それに対しこちらは拡張のボーナスだけで紫20に到達する。
      少々短いこの紫ゲージでも白に落ちる前に天衣無崩を発動できるのであれば、
      アルダバランとの斬れ味の差はないも同然、会心の差もスタミナ無限の渾身で補うことができる。
      武器に付いているLv3のスロットも匠に使わなくても済むため嬉しいところ。
      当然だが、天衣無崩は吹き飛ばされると効果が消えてしまう。被弾には気をつけよう。
      • 発動中に非常に長いハイパーアーマーを付与する金剛連斧は天衣無崩と相性が良いと言えるだろう。
        奇しくも上記のアルダバランで考案されている刃鱗磨き+ワイヤーステップとは対極の構成である。
        もっとも、被弾自体を減らすワイヤーステップも好相性だが
    • 武器の傀異錬成では百竜装飾品のスロットをLv2にしつつ余った枠を全て攻撃に振り綺麗に使い切ることができる。
      今まではスロットを1段階拡張すると、それをする必要のない武器とで攻撃力の差が10あったのだが、
      今回攻撃力強化の錬成が新たに追加されなかったことでその差が5に縮んでいるのが追い風になっている。
    • ビンの属性値に関してはVer.15でも特に強化されなかったが、龍属性に特化したところで強属性ビンがあるため、
      こちらは龍属性を持つ武器でありながらも錬成のボーナスで無属性武器として得られた高い攻撃力を更に伸ばすべきだろう。
      相性の良いスキルとしてはやはり連撃になる。
      滅龍ビンの中では最も高いがそれでも32と控えめな龍属性を、レベルによるが固定値で8~15加算し、
      更に種族特効と相性の良い攻撃力も上げてくれる。
      スラアクの手数なら連撃の2段階目が発動するのもあっという間、
      その上滅龍ビンなら最速で高出力になれるので特に使いやすい。
  • 総じて、取り回しの良さで人気だったRise時代から一転し、サンブレイク配信当時はどうにも微妙なポジションに
    なってしまったものの、度重なるアップデートのおかげで独自のポジションを獲得することに成功した1本となった。
    ただ、本領を発揮するには傀異スロット拡張を最後まで行う必要があるため、
    やはり傀異研究レベルを上げなければならないのは避けられない。
    準備期間は長いが、何とも言えない状況だった過去バージョンに比べるとかなり躍進出来る環境にはなったため、
    実際に担ぐと中々良い力を発揮してくれる。

緋天具・輪斧グンダリ

浮世を渡る修行者の武器。法輪
は救済により力を蓄え、真なる
悪と相対す時真価を発揮する
(緋天具・輪斧グンダリ)

語り継がれる大天具の剣斧。
悪しき者に恐れられた爆炎
弱き者を照らすでもあった
(緋天之斧・六仙グンダリ)

  • 大天具・輪斧グンダリからビシュテンゴ亜種の武器に派生することもできる。
    こちらは最終強化で緋天之斧・六仙グンダリとなり、
    • 攻撃力340
    • 素白50、匠3から紫
    • 爆破属性38
    • 強属性ビン
    • スロットは没収、百竜装飾品スロットはLv2
    と、通常種よりは百竜スロット分マシな仕上がり。
  • しかし、同じ爆破強属性ビンであるテスカ・デル・バルテには、10だけ勝っている攻撃力以外の全てで負けてしまっている。
    一応あちらより完成は早いが、攻略用でももっと使える武器はいくらでもある。
    ついでに言えば、本作では爆破属性のダメージ自体が微妙。*1
    強撃ビンならそこそこ有力なポジションになっていた可能性はなくもないのだが。

余談

  • 最終強化の武器名の「グンダリ」の由来はおそらく、密教の明王の1人「軍荼利明王」だろう。
    • 軍荼利明王は五大明王の一尊に数えられ、一面八臂の姿をしているとされている。
      2本の腕で三鈷印を結び、他の腕は斧など武器を持ち、
      顔は3つ目で逸話にある蛇を体にまとった姿で象形するそうだ。

関連項目

モンスター/ビシュテンゴ
モンスター/ビシュテンゴ亜種
武器/テンゴ武器
武器/パワースマッシャー - 本武器の先輩とも言える剣斧。


*1 爆破の力不足については、アップデートで状態異常確定蓄積蓄積時攻撃強化が追加されたことで補われた。