武器/独龍剣【藍鬼】

Last-modified: 2023-08-29 (火) 07:07:52

ラオシャンロン亜種の素材をベースに作成される片手剣。「どくりゅうけん【らんき】」と読む。
この武器の前では巨龍ですら親とはぐれた幼龍のように怯える、というのが名前の由来。

目次

性能

MHP

  • 独龍剣自体はMHPから存在する。
    蒼鬼を一発生産するか、双剣の双龍剣【極】から派生強化して入手する。
  • MHPでの性能は
    • 下位武器として見ても低めの攻撃力140
    • 圧倒的な龍属性650
    • 素で10、匠で60の当時としてはダントツの白ゲージ
    と、極めて尖った性能を持つ。
    全てのスペックが封龍剣【絶一門】を上回っているし、極めて高い物理補正のおかげで
    数値以上に物理ダメージも入れられる脅威のスペックなのだが、
    それ以上に物理が此方の2倍以上の336、属性値も此方に劣るが400に到達する真・黒龍剣や、
    同じく物理が2倍以上の308、属性値は若干上がって480にまで届く黒滅龍剣が余りに大きな壁。
    ここまでの物理差が付くと属性で勝ってもダメージ差は覆り難く、
    残念ながら最終的には倉庫で眠ることになる。
  • 作成難易度も低くはなく、強化で作るにしてもハード級のラオシャンロンとミラボレアスを倒し
    双龍剣【極】を作る必要がある。
    極から独龍剣への強化は蒼角と蒼背甲と堅竜骨を少しずつ要求されるだけだが、
    極に関しては黒龍の角を五本に老山龍の逆鱗まで要求されるのでなかなか骨が折れるだろう。
    生産で作るにしても今度は老山龍の紅玉と老山龍の蒼逆鱗という二大レア素材を要求される。
    どちらをとっても大変な苦労があるため、そもそも作らなかった人も多いかもしれない。

MH2

  • MH2での性能はまず青鬼が攻撃力266に龍属性10、
    そして蒼鬼が攻撃力294に龍属性10。なんと前作から属性値が640も下がったことになる。
    ……この属性値では龍属性ダメージなど微塵も期待できない。
    一応古龍の角壊せますよ以外の意味はないといっていい。
    せめて攻撃力が350とかまで上がるようなら黒滅龍剣などとも差別化出来ていたかもしれないが、
    例えばテオ・テスカトルの頭を叩く場合などは下位武器である絶一門にすら劣ったりしてしまう。

MHP2(G)

  • そんな七難八苦を潜り抜けながら、独龍剣はMHP2でも登場した。
    一発生産するか、双剣の双焔から派生して生産することになる。
  • まず生産段階である独龍剣【青鬼】の性能は
    • 攻撃力266。上位武器の平均的な数値である。
    • しかし肝心の龍属性値は驚愕の10
    上位終盤に入手できる武器として性能は悪くないが、龍属性武器としてみると何とも心もとない。
    というか、MH2と全く同じ性能である。
    これでは蒼鬼も期待できないか……と思われたが、蒼鬼は化けた。
    上位武器ながらも攻撃力182という低めの攻撃力だが、
    封龍剣【絶一門】に肉薄する龍属性500に加え、青鬼時代の長大な斬れ味は健在であった。
    更にスロット2まで持ちスキル拡張性も抜群。
    攻撃力を捨て龍属性に特化することで非常に優秀なバランスの武器になることに成功した。
    黒滅龍剣はMH2より攻撃力や属性が落ちているのもあり、肉質による使い分けが容易。
    属性偏重とはいえ、ここまでの数値なら龍弱点でさえあれば肉質が柔らかいリオレイアなどでもG級まで対応できる。
    • 初代のハルバードも似たような状態で、強化する程攻撃力は落ちるが使いやすくなる。
      そちらは攻撃力が高い代わりに斬れ味が橙止まりとお世辞にも良いとは言えない
      強化していくと黄色ゲージがだんだん伸びていく代わりに攻撃力が下がっていく。
  • このようにMHP2で大きく返り咲いた蒼鬼。
    MHP2GでG級が追加され、更にその性能を伸ばすかと思われた独龍剣【藍鬼】の性能は…
    • 攻撃力196と、蒼鬼よりわずかに伸びた。
    • 龍属性520と、これまた蒼鬼よりわずかに伸びた。
    • 素で白ゲージ、斬れ味レベル+1があれば紫ゲージまで出現する。緑ゲージが非常に長い。
    • 増加はなしのスロット2
    …お察しの通り、斬れ味以外のすべての点で蒼鬼との差が殆どない。
    実質的な攻撃力倍率の差は実質10相当。
    片手剣のモーション値と肉質を考慮すれば1ダメージ変わるかどうかであり、
    属性にしても差は2相当で、肉質を考慮するとやはり1ダメージ変わるかどうか。
    最早斬れ味以外は蒼鬼と殆ど同格と言ってしまっていいくらいの性能差である。
    一応紫ゲージの補正は昨今より大きいとはいえ、それだけで貴重な天鱗を費やすべきかどうかというと…。
  • 龍属性の片手剣としては、ミラバルカン素材で作成できる真・黒滅龍剣がある。
    そちらは攻撃力350・会心率-20%・龍属性340と藍鬼より物理寄り。
    属性値が藍鬼より低いが紫ゲージが長く最大火力は此方より維持しやすい。
    そして藍鬼の攻撃力があまりにも低いためか、総ダメージ的にもあちらのほうが強い。
    それどころか、真黒滅の下位互換とされる真・黒龍剣の白ゲージ>こちらの紫ゲージという残念っぷりである。
    相手がミラ系やグラビモスの場合は肉質の都合上藍鬼と真黒滅とでほぼ互角ではあるが、
    そもそも彼らのような極端な肉質相手でやっと互角なら全部真黒滅で済ませられてしまう訳で…。
    • 故に、老山龍の天鱗を使ってまで蒼鬼を藍鬼にするよりは
      いっそ蒼鬼のまま真黒滅までの繋ぎにしてしまっても支障はない。
      先述の通りそもそも蒼鬼自体G級でも龍弱点相手ならほぼ問題なく戦える性能を備えるし、
      何より蒼鬼は属性偏重なので、相手がミラバルカンならG級個体でも十分対応可能であるのも大きい。
      真黒滅が完成した暁には、特に思い入れがあったりコレクション目的がある訳でもなければ
      双龍剣【天地】にするかそのまま眠らせておくのが吉か。
  • G武器「封龍剣【絶一門】G」という攻撃力及び属性値が全く同じ武器が終盤生産可能になる。
    しかし藍鬼には装飾品スロットが2個あり、絶一Gにはスロットがない。
    また斬れ味の面でも、【藍鬼】のほうが白が長いため、こちらに軍配が上がる。
    しかし、封龍剣【絶一門】Gは作成難度が低めという大きな利がある上、
    属性値重視なら心眼さえあればそこまで斬れ味を気にしなくてもいいというのも痛い点である。
    • 一応制作時期としてはこちらの方が早く、ヤマツカミを倒した段階で理論上は製作可能。
      但しラオシャンロンの天鱗、更に蒼鬼を作っていなければ紅玉も必要になるため
      製作難易度ではあちらにやや分がある。
  • 他の片手剣と比較しても、やたらと刀身がでかく見える。
    パッと見、ちょっとした大剣並みの大きさがあるようにも思えてしまう。
    といってもMHP2Gでは同系統の武器間にリーチの差はない。あればうまいこと差別化出来たかもしれない。

MHF

  • MHFにも独龍剣は存在する。
    独龍剣【青鬼】から独龍剣【蒼鬼】に強化しても攻撃力は294・龍10とMH2から相変わらずだが、
    MHFではそこから我龍剣【蒼鬼】に強化すると話が変わる。
    一体何があったのか、攻撃力322・龍属性420まで性能が一気に跳ね上がる。
    さらに己龍剣【蒼鬼】へと成れば、攻撃力350・龍属性520まで上昇する。
    しかし己龍剣まで強化しようとすると老山龍の紅玉を11個も要する。
    一応「ディーリング.003」という老山龍の紅玉の救済クエストはあるが、
    入手に1万ゼニーかかるアイテム30個納品やら火薬岩を数個運搬など難易度は高い。
    • 火&睡眠属性SP武器の「カルドフレアSP」も存在し、こちらは赤色バージョン。
      斬られた傷口から火が吹き出るほどの業火を宿している。

余談

  • MHXXでラオシャンロンが復活を果たしたが、
    この武器は歴代ラオ武器の中では唯一再登場できなかった。
    シリーズ通して完全な亜種武器であり、
    通常種版のデザインが一切存在していないためやむを得ないところではあるが。
    一応ラオシャンロンと縁がある片手剣としては封龍宝剣がMHX時点で再登場している。

関連項目

モンスター/ラオシャンロン亜種
武器/ラオ武器