武器/破岩槍ブラキディオス

Last-modified: 2024-02-21 (水) 10:30:15

MH3Gで初登場した、ブラキディオスの素材を使ったランス。
その名のとおり砕竜ブラキディオスの頭殻を模したような槍となっている。

目次

概要・性能

MH3G

  • ディオスティンガーからディオスティンガー改爆砕の豪槍破岩槍ブラキディオスの順に派生。
    攻撃力598、爆破属性(属性値370)と純粋に強力。
    斬れ味は発動で紫20+白50と若干紫が弱いが、白までの長さは十分なラインである。
    水中でのランスは使い勝手がいいということもあり、採用率はかなり高い。
  • 公式で「爆破属性サイコー!」などと言われている同作において、
    他のブラキ武器同様この武器も向かうところ敵無し…かと思われた。
    …しかし、思わぬ強敵が現れる。「零点」こと「レイジングテンペスト」である。結局爆破ゲーだったよ…
    覚醒と匠を発動させると、攻撃力・属性値・紫ゲージの長さ(30)・スロット数、
    以上の全ての能力において破岩槍ブラキディオスを上回る。
    会心率こそ-20%という数値だが、その圧倒的な性能の前にはもはや意味をなさない。
    かくして、3Gのメインモンスターの名を冠した破岩槍は性能面でことごとく敗北、
    ブラキ槍一強の夢は露と消えたのであった。
    • ただ、零点がブラキディオスに勝るには上記のスキルが必須であり、
      ガード性能ガード強化体術等、付けるべきスキルの多いランスにとっては重い負担である。
      また、零点は紫ゲージこそ30あるものの、白がたったの20と継戦能力に難があり、
      砥石を使用するためにブラキディオスより頻繁に攻撃を中断しなければならなくなる。
      そういった意味で、使い勝手の良さという点ではブラキディオスに軍配が上がる。
      瞬発力とパワーの零点、持続力と汎用性の破岩槍といったところか。
      また、-20%という会心率は決して無視出来るものではなく、実質的な攻撃力の差は意外と小さい。
      零点の武器倍率換算での期待値は266、一方破岩槍ブラキディオスの武器倍率は260である。
      自分のプレイスタイルや狩猟対象によって、担ぐ武器を選ぼう。
  • 破岩槍ブラキディオス自体は他のランスと比べても強力過ぎるほどの性能を持っており、
    生まれてくる作品が違ったなら間違いなく最高峰のランスとなっただろう。
    とはいえG級からでないと覚醒は使えない点を考慮すればハンマー同様、
    上位から爆破を扱えるこちらの方が使用期間は長くなるかもしれない。
    また、零点の作成はかなりハードルが高い上に
    ランサーにとってテーブル固定のバグは零点の運用に大きく影響を及ぼすため、
    ガード重視のランサーはこちらを採用していることも少なくない。

MH4

  • 上位どまりなので爆砕の豪槍が最終強化となる。
    そこそこ高い攻撃力と、まずまずの爆破属性を持ち、
    他のブラキ武器が没収された匠での白ゲージを持つ。
    しかし白ゲージの長さが短い上、総合能力で勝るテオ=ロアが存在する為
    やはり厳しい立ち位置を強いられている。
    • ただし、作成難易度としては宝玉を使わない分楽なほうである。
      なぞの粘菌を大量に必要とするが…
  • さらにまずいことに、のちに配信されたイベントクエストで紅龍ミラボレアスのランス、
    黒滅龍槍まさかの爆破属性を引っ提げて復活してしまった。
    攻撃力は低めだがこちらはテオ=ロアすら凌ぐ驚異の爆破属性値450を誇る上に、
    短いながらも匠で紫ゲージまで出現してしまうという強敵である。
    斬れ味ゲージの関係で匠と業物または砥石使用高速化が必須な関係上、
    いくら3スロット有りと言えども、スキル自由度を考えるとややテオ=ロアと比べて扱いにくいが、
    爆砕の豪槍との比較では、やはりこちらの方が勝っている要素が多い。
    攻撃力だけなら爆砕の豪槍の方が上なものの、黒滅龍槍には紫ゲージがある関係上、実際はそこまで差もない。
  • 単純な性能比較では、どうやってもライバルたちに打ち勝つのは難しい。
    作成時期の早さや作成難易度が比較的低い点を活かし、つなぎとして見るのが無難だろう。

MH4G

  • 4で大きな弱体化を受け、ミラバルカンやテオ・テスカトルのランスの台頭により鳴りを潜めていたが、
    4Gにて特殊個体の素材を使ったさらなる進化先、砕光の噴槍が登場。

MHX

  • 今作でも続投。ワイルドボーランスLV3からディオスティンガーに派生できる。
    今作はブラキ槍の最終強化が二つあり、ディオスティンガーLV3以降で爆砕の豪槍に派生するかどうか選べるようになる。
    • まずディオスティンガーのまま強化するとたどり着くのが爆槍デイジスティング
      そこそこの攻撃力210にそれなりの爆破属性20、斬れ味も素で微妙な青、匠+2でようやく白。
      全体的に「まあ悪くはない」程度に収まっているので汎用性はそこそこ高いが、
      他の近接ブラキ武器に比べると斬れ味が悪いのが残念ポイントか。
    • そして、獰猛化個体の素材を投入するとおなじみ破岩槍ブラキディオスになる。
      こちらは属性値が高く、スロットも1つ空き、素の青ゲージもデイジスティングより少し長い。
      ただし攻撃力は低めの190止まりで、匠で出る白ゲージも微妙な感じ。
    総じて燼滅刃武器の燼滅槍グラナトに勝てる部分がなく、完成次第お役御免になりがち。
    ただ下位から使い続ける分にはバランスが良いので、つなぎとしては十分以上の活躍はできるか。

MHXX

  • 限界突破によりそれぞれ更なる強化先が新たに登場。
    爆槍デイジスティングはLV7で「爆槍エクスデイジ」に、
    破岩槍ブラキディオスはLV6で「砕巌槍ブラキディオス」に
    それぞれ究極強化できる。
    またブラキディオスの特殊個体、猛り爆ぜるブラキディオスの再登場に伴い、砕光の噴槍も復活。
    こちらはLV2(最終強化)で砕光のイラプディオスに、そしてLV3(究極強化)で「砕光噴凄槍ツァブラク」となる。
    それぞれの性能は以下の通り。
     
    武器名攻撃力爆破属性スロット斬れ味匠+2
    爆槍エクスデイジ34022---青60白30紫10
    砕巌槍ブラキディオス32034○--白50紫40
    砕光噴凄槍ツァブラク29040○○-白30紫30
     
  • 爆槍エクスデイジは物理火力こそ爆破ランスでは最強なのだが、肝心の紫ゲージが非常に短いのが難点。
    白に落ちたら最後、後述するブラキディオスと大して変わらないレベルまで期待値が落ちてしまう。
    剛刃研磨によるフォローは必須と言っても過言ではないだろう。
  • 砕巌槍ブラキディオスは物理と属性のバランスが良く、とても優秀。
    ここにきてやっと名を冠するに値する性能を持った。
    長めの紫ゲージにスロットもしっかり一つ持っている為、非常に取り回しがしやすい。
    爆破ランスが欲しいのであれば、まずはこれと言っても良い性能を手に入れた。
    • 一方前作で痛い目を見させられた燼滅刃の真滅槍グラノヴァは、攻撃力300爆破30会心率5%スロ0。
      なんと(少ない会心率以外で)ブラキディオスが逆転する事となった。
      あちらは匠要らずの紫ゲージ30をもっているが、白ブラキディオス≒紫グラノヴァなので
      白で弾かれない相手ならスキル面でブラキディオスが有利。
      そのため狩技や紫ゲージを重視するのならグラノヴァ、
      それ以外ならブラキディオスと使い分けるのが良いだろう。
  • 砕光噴凄槍ツァブラクは属性とスロットこそ伸びているのだが、それ以外の性能が全体的に劣化してしまっている。
    しかもその属性も大して高くは無く、属性特化運用にも物理運用にも不向き。
    色々と中途半端な設定が重なった結果、使い所が無い一本と化してしまった。
    • これでライバルがいないのであればまだ使い道はあったのだが、今作の爆破ランスは精鋭揃い。
      こちらを上回る攻撃力300爆破属性44素で白60を持つテオ=エクシスや、
      凄まじく高い爆破属性60に匠+2で紫50スロット3を持つ真・黒滅龍槍【残映】などの業物が揃っている。
      一応エクシスにはスロットと匠+2での紫ゲージで、残映には物理面では勝っているのだが、
      属性値や斬れ味を考えると実質的な火力はほぼ互角になってしまうのが痛い。

MHW:I

ディオスハルバード

  • マスターランクにて復活したブラキディオスを狩猟することで作成可能。
    ただ、ベリオロス以外の同時期に登場するメインモンスターの武器と同様に
    ブラキ武器も半数が続投できず、ランスはその続投できない側の武器に選ばれてしまった。
  • そういうことで、本作では戦斧型【骨】にブラキディオスの甲殻を
    貼り付けたデザインであるディオスハルバードが登場。
    ガンランス共々、槍の方はともかく盾の方はそのまま使えそうである
    同じ獣竜種であるボルボロスのランス、ボロスハルバードIから派生できる。
    最終強化はディオスハルバードIIで、砕竜素材の他に蒼火竜の剛翼が必要。
    性能は
    • 攻撃力575
    • 爆破属性480
    • 白40、紫は出ない
    • Lv1スロットが一つ
    • レア度10
  • ステータス面で目立つのはやはり爆破属性値の高さ。
    ディオスハルバードIの時点で他の最終強化した爆破ランスの数値を超えており、
    やるかどうかは別として赤龍ノ貫ク角にある程度状態異常強化を付与しなければ追いつくことはできない。
    また、砕竜の天殻も要求されないため作成難度も低いのもポイント*1
    • 後者においてこちらに対抗しうる爆破ランスは、ガマルスクリューIIとダークネスアグレッサII。
      ガマルスクリューは攻撃力552で属性値は270、
      一方で匠Lv3から紫が出てスロットもLv3とLv2が一つずつ。
      ダークネスアグレッサは素で紫50、Lv3スロット一つ持ちとなっているが、
      攻撃力は輪を掛けて低い529、属性も解放しなければ出ない上に上述の通りこちらより低い。
      両者ともにディオスハルバードより早く最終強化が可能でスロットと斬れ味が長所となっているが、
      こちらは繰り返しになるが状態異常値で対抗できるだろう。

砕光の噴槍

MH4G

  • 4で大きな弱体化を受け、ミラバルカンやテオ・テスカトルのランスの台頭により鳴りを潜めていたが、
    4Gにて特殊個体の素材を使ったさらなる進化先、砕光の噴槍が登場。
  • 具体的な性能について述べると、
    • 属性武器にしては高めの攻撃力644
    • 十分実用的な爆破属性400
    • 素の白ゲージは短いが、匠で紫ゲージ30出現
    • 3Gや4では空いていなかったスロットを2つ獲得
    と、上位段階から超強化を受けており、隙の無い物理重視ランスに仕上がっている。
  • ただし、その分作成難度が大きく跳ね上がっている。
    特殊個体のブラキディオスを倒さなければならず、その上砕竜の天殻と不滅の炉心殻も必要になる。
    剛鉄拳、撃滅拳それぞれ3つもかなりキツイ。
  • 他の武器種同様、やはりライバルが多い。
    • 高い属性値と長い白ゲージを併せ持つ、前作での強敵の進化形テオ=エクシス
    • テオ=エクシスをも超えた属性値と長大紫ゲージ、スロット3までも備えた真・黒滅龍槍
    • 覚醒必須だが圧倒的な物理攻撃力を誇るキティランスこと絶衝槍【虎獄】
    といったものが揃っている。虎獄は武器の方向性が全く違うため比較対象になり難く、
    テオ=エクシスは黒滅の下位互換となっている。
    スタンダードな爆破属性ランスを使いのであれば、最終的にブラキ槍とラース槍の二択となる。
    物理攻撃と属性のどちらを重視するかで使い分けよう。
  • 尚、3Gで熾烈なトップ争いを繰り広げたレイジングテンペストは今作では覚醒させても属性はつかず、
    純粋な無属性ランスとして別の道を歩んでおり、
    あちらはあちらで無属性ランスとして虎獄と凌ぎを削っていたりする。

MHXX

  • 通常種武器の項で他のブラキ槍と一緒に解説している。詳細はこちらから。

MHW:I

  • アップデートで猛り爆ぜるブラキディオスが実装されたことでこちらも復活。もちろん固有グラフィックとなっている。
  • 攻撃力690、爆破属性270、斬れ味は匠なしでも出る長めの白、さらにLv3スロとLv4スロが付いている。
    既に登場していた赤龍ノ貫ク角の牙城を崩すほどの性能ではないものの、
    ムフェト武器特有の作りにくさに対して、こちらはすぐに作ることができるのが最大の利点。
    性能もほぼ拮抗しているため、マスターランクのストーリークリア後ランスとして非常におすすめの一本である。
  • 後に真・黒龍槍が登場したことですべてのランスが過去と化したが、これもまた制作難易度の高い槍なので、
    それまでの繋ぎや何ならミラボレアスに挑むための武器としてはいまだに価値が高い一本だろう。

余談

  • 素材となるモンスター名をそのまま冠する武器は色々と存在するが、
    メインモンスターの名を冠する武器は炎剣リオレウス雷剣ラギアクルスに続きこれが3本目である。
    因みに開発段階ではブラキディオスはランスをモチーフにしたモンスターらしく、ランスが名前を冠するのもそれの影響だろうか。
    殴りに特化した砕竜の拳と突き出すランスはどこか似ており、今のブラキディオスのイメージにもぴったりである。
    • ちなみにモンスターの名前を冠する武器はなぜか大剣とランスに多い。古参武器組の特権か。
    • MHXでの説明文には、「これ以上の強化を重ねると世界は滅びるだろう。」と記されているが、
      MHXXでG級武器として限界突破、究極強化しても世界が滅びる事は無いので、安心して強化しよう。
      しかしどうやって滅びるというのだろうか…とんでもない爆発でも起こるのか?
  • MHX(X)に登場するデイジスティング系統の名前の由来はおそらく「デイジーカッター」。
    英語でヒナギクを指す「デイジー」の名から一見するとガーデニング用語にも見えるが、
    その正体はアメリカ軍の爆弾の一種を指す軍事スラングである。
    「BLU-82/B」や「MOAB」といった爆弾がこれに該当する。
    では「デイジーカッター」とはどういう事なのかというと、この爆弾は長い延長信管*2を持つことで
    地上から1m程度の高さで起爆し、地表を薙ぎ払うように爆発することから、
    「雑草刈り(Daisy Cutter)」と愛称が付けられた。
    ベトナム戦争ではジャングルを吹き飛ばして簡易へリポートの設営地を確保する目的で使われ、
    湾岸戦争では地雷原の処理に効果を発揮したようだ。
    ちなみにこの爆発を見た他国軍の兵士は「アメリカ軍が核爆弾を落とした」と誤認したのだとか。
    粘菌を地面にべっとりと塗りつけて辺り一面を爆破するブラキディオスにぴったりの名前だろう。
    • そして、MHRiseではこの爆弾が元ネタであろう武器銘を持つ後輩が出てきてしまった。
      どちらかと言うと本当に草刈機の刃に見えるためなのだろうが。
  • MH3Gにおける本武器とレイジングテンペストに関しては、
    スキルの付けやすさで言えば、真打を発動させたこの槍のほうが計算上は零点に勝るはず、
    という意見が根強くあり、ランススレなどでは論争が続いている。
    もっとも、いわゆるレイテンプレ「匠覚醒砥石ガ性2ガ強」は希少テーブルを除く
    全テーブルで実現可能な一方、
    「真打ガ性2砥石」は限られたテーブルに存在する神おまが前提になるのでかなりロマン装備である。
    Q. 業物零点と業物真打ブラキどっちがいいですか?

    A.

      物理面ではブラキ有利だしゲージ長でもブラキ有利だが零点でも業物を付ける事でゲージ面の
      不利を補えるしモンスターの爆破耐性や防御率等の関係からか零点の方が討伐早くなった
      との報告もあって一概には決められない。
      零点の方が爆破を前倒し出来て早期破壊に有利との観点もあるがそれはクエストやモンスター
      によって変わってくるのでやはり一概に言う事は出来ない。
      また装備を組む際にはテーブルによって両者の有利不利が変わってくると言う事実もあり
      零点装備をテンプレだけで組む場合ならともかく保有するお守りなどによってスキルを最適化
      した場合は必ずしも武器自体の数値が強さに直結しなくなるので両者の有利不利は容易に
      入れ替わる可能性がある。 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    \ また見た目と言うのも重要 |  うるさい黙れ   |で単純な強さの比較だけでは語/
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_______/ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                               ∨      (゚д゚ )
                              <⌒/ヽ-、__ノヽノ |
                            /<_/____/ < <
    

関連項目

モンスター/ブラキディオス
モンスター/猛り爆ぜるブラキディオス
武器/ブラキ武器
武器/レイジングテンペスト - 3G時代の目の上のたんこぶ


*1 ボロスハルバードIの作成には大量の鋭爪と竜玉もしくは大竜玉が必要になるが、他の武器を作ることになってもどのみち通る道である
*2 この延長信管そのものを「デイジーカッター」と呼ぶ場合もある