武器/ナルガ武器

Last-modified: 2024-04-13 (土) 00:36:49

目次

概要

  • 近接武器は柄の部分等にナルガクルガの体毛を、刃の部分に刃翼を使用した物が多い。
  • 樹海にはナルガクルガの素材を生活や狩猟の道具としてきた先住民がいる。
    「夜の狩人」や「樹海の民」と呼ばれる彼らは、古くからナルガクルガと共存共栄関係を築いていたらしい。
    元々ナルガクルガの素材を用いた武器は、秘伝であった彼らの武器の情報が何らかの原因で流出し、
    それが近隣の別文化を持つ村に広がり、その情報が今度はギルドに渡ったため工房でも生産可能となった。
    同時にそれは樹海への注目を呼び、結果としてナルガクルガの正式な発見にも繋がったという。

通常種武器

  • 基本的に無属性で、高い会心率と鋭い斬れ味が持ち味。
    この高い会心率で火力を高めるという思想は、前作メインモンスターのティガ武器と対になっている。

MHP2G~MH4(G)

  • 多少の違いはあれど剣士武器で共通しているのは
    素の攻撃力こそ低いものの、デフォルトで1ランク上の斬れ味レベルを有している事と、
    とても会心率が高いという事。
    • 例えば上位ではデフォルトで白ゲージ(匠込みで紫も解禁)が、
      G級武器では最初から紫ゲージが出現している。
      但し、この紫は斬れ味レベルを素でMAXにする事で得ているので、匠の効果を受けなくなる。
    • こうした特性上、下位及びG級がある作品の上位では
      本来そのランク帯では出ないような斬れ味を発現するため、
      多少低い攻撃力であっても高い会心率と斬れ味補正が補いランク最強格となる場合が多い。
      それでいて上位までであればこれといったレア素材が必要ないという強みもある。
      しかし一方、G級になると周りの武器の斬れ味が追いついてしまう上天鱗も普通に要求されだすので
      優れた会心率や匠不要による差別化が出来ないと活躍が難しくなる場合が多い。
    ガンナーの武器は、貫通弾に特化した物が多く、同じく会心率が高い。
    特に、ヘビィボウガンは全ての登場作品で最強の貫通銃として揺るぎない地位を確立しており、
    しゃがみ撃ちを考慮しなければ貫通ヘビィはこれ一本でよいという状況。
    • ライトボウガンは貫通弾速射には元々対応していなかったのだが、
      MHP3以降対応するようになった。
      しかし、貫通弾速射は威力的に微妙なので…詳しくはリンク先参照。
  • 初出のMHP2Gでは長い紫ゲージを所持していたり会心率50%だったりと一部の武器は猛威を奮った。
    しかし、元の会心率がいくら高かろうと抜刀術他の競合相手により、大剣とハンマーの採用率がすこぶる悪い
    (弱いという訳ではなく、武器のコンセプトがミスマッチなのが理由である)。
  • テンプレ装備のカイザミを筆頭に、環境的にの発動が容易だったことも逆風の一因だろう。
    こちらは素で紫を持つとはいえその紫がやや短く、
    継戦力を求めようとするとどうしても業物、あるいは砥石使用高速化が必要になる。
    要するに、特に匠1つで紫40が現れる奴らに対して、「スキルを1つ削れる」という長所が機能しなくなるのである。
    共通して無属性ということで、手数が多く属性武器の評価が高くなりやすい片手剣と双剣の評価もイマイチ。
    無属性という括りで見ても、
    匠を発動させたイャンガルルガの武器が目の上のたんこぶとして常に立ち塞がってくるため、
    G級では作成時期が全く同じということも相まって肩身が狭い。
    なお、他のナルガ武器が紫ゲージ20程度であるのに対しランスとガンランスは紫ゲージ30を持ち、スキル無しだと
    無属性武器としては最も高い期待値を持っている(ガンランスは通常型なので、突きのみの場合)。
    • 初登場となった本作では、実はそこまで作り難い武器ではない。
      地道に強化していけば延髄は必要でも天鱗を使う必要はなく、
      天鱗を使って一発生産するにしても、
      天鱗が落し物・本体からの剥ぎ取り・単体クエストの基本報酬で入手出来るだけでなく、
      頭部の部位破壊で8%と比較的高い確率で入手できる。
      物欲センサーだけはどうしようもないが、レア素材の中ではまだ出易いほうである。
      むしろ、大量に要求される豪黒毛や剛刃翼に悩まされる場合の方が多いかもしれない。
  • MHP3では紫ゲージが存在しないのと会心率の調整により、目立つ事は少なくなった。
    しかし、匠スキルが重めのスキル環境であったため、武器によっては依然として強力である。
    • MHP2Gと異なり、本作ではどうやってもレア素材の骨髄と延髄から逃れられない。
      これで一気に作り辛く…とはならない。
      なぜならMHP3には骨髄や延髄が確定報酬のクエストや、
      レア素材の入手確率が高めな乱入クエストがあるため、
      レア素材に悩まされることはまずないと言えるからだ。
  • MH3Gでは覚醒を発動させるとまたは麻痺属性が付加されるようになった。
    属性値は総じて控えめだが、一般的な状態異常武器は武器自体の火力が低いものが大半であるため、
    うまく使いこなせば、高火力と状態異常によるサポートを両立させた貴重な武器となる。
    ただし、状態異常武器の宿命で、大剣やハンマーのような一撃勝負の武器はそれほど恩恵が受けられない。
  • また、MH3Gでは通常種武器のさらなる強化版として、一部の武器に「無明」と名の付く武器が登場している。
    ただ、どれも一線級とは言いがたい性能であること、
    おまけに片手剣とランスに至っては七星武器への通過点でしかないことから、
    とてつもなく影が薄かった。
    • これらは伝説の暗殺者が遺した四つの暗器とされている。
      余談だが、現実世界における暗器とは体に隠し持てるような小さな武器の総称である。
      片手剣はともかく、身の丈ほどもある大剣やランスは明らかにその定義から逸脱しているだろう。
      此方の暗器は「殺用の武」という意味合いの可能性もあるので、一概に誤りとは言えないが。
    • 武器銘の「○諦」とは、仏教における悟りの過程を示す「四諦」が元ネタである。
      人生が苦であることを悟る「苦諦」、あらゆる苦には原因があることを悟る「集諦」、
      苦を遠ざけた境地を悟る「滅諦」、その苦から解放されるための道を悟る「道諦」をあわせて四諦とする。
      この教説を方便によって伝える時は医者が病気を治す手順に喩えられることが多い。
      どの病であるか、その病は何が原因であるか、どのように病を治すべきか、そしてその過程の実践である。
      つまり、四諦は苦集滅道の順に追って理解する概念で、
      ナルガクルガの無明シリーズも順番は第一から第四まで元ネタに即していることにはなる。
    • また、「無明」はインド宗教においてとりわけ現象界に対する無知を意味する言葉だが、
      これには上記の四諦への無知も含まれている。
      もしくはナルガ武器の色が単純にるくいからかもしれない。
第一:無明大剣【苦諦】(むみょうたいけん【くたい】)/大剣
伝説の暗殺者が遺した四暗器の第一。月下にて振りかざされしとき、苦悲の血路が開かれる。
第二:無明槍【集諦】(むみょうそう【じったい】)/ランス
伝説の暗殺者が遺した四暗器の第二。苦懐を抱きし者を一閃を以て滅する。
第三:無明刃【道諦】(むみょうじん【どうたい】)/片手剣
伝説の暗殺者が遺した四暗器の第三。苦界に遣わされし深闇は今日も生き血をすすり煌く。
第四:無明剣斧【滅諦】(むみょうけんぷ【めったい】)/スラッシュアックス
伝説の暗殺者が遺した四暗器の第四。標的は迅撃の刹那、苦悶から真の解放を遂げる。
  • MH4では大剣と太刀のみ生産可能。
    ナルガクルガ自体の登場は叶わなかったが、竜人商人の元で交換可能な迅竜素材を使って生産可能。
    MH4Gでは更にG級通常種素材と希少種素材が追加され、
    大剣は無明武器に、太刀は希少種武器に派生可能となっている。
    • 下位素材とG級素材はそれぞれジンオウガのもの、希少種素材はG級ティガレックス希少種のものと交換になる。
      この中では、迅竜の骨髄(雷狼竜の逆鱗)を集めるのに苦労するかもしれない。
      詳細はジンオウガの記事に譲るが、MH4(G)では逆鱗が集めにくい環境となっているためである。
      他にも、最終強化にはやはり朧月の欠片(驚異の大爆心)が必要になってくるので、製作難易度は相変わらず高め。
    • この他MH4では片手剣・ハンマー・スラッシュアックスの通常種武器が、
      4Gではこれらに加えて狩猟笛の通常種武器とランス・弓の希少種武器が発掘武器として登場している。

MHX(X)

  • MHXでナルガクルガが復活したのに伴い、全武器が復活。
    更に、鎖鎌を思わせる形状の操虫棍・ヒドゥンサイスが追加された。
    全武器中でもトップクラスの会心率に、剣士武器は優れた斬れ味、
    そしてガンナー武器は貫通弾(矢)特化という相変わらずの性能。
    ライトはLV1貫通弾速射の反動が引き下げられたのが大きな追い風に。
    今作で新登場したスキル超会心との相性がよく、
    期待値の高さにおいて今までより高い評価を受けている。
    また、スタイルによる必須スキルの違いや上記の超会心に隼刃の髪飾りなどの新要素から、
    相性が悪かったとされる大剣・ハンマーでも活躍が見込める組み合せが出てくるようになり、
    総じてどの武器でも良好な性能という評価に収まった。
    • また、村最終を利用するとほとんどの武器がHR2の段階で上位性能に強化できる。
      モノによっては最終強化一歩手前まで届くが、変な疑いをかけられないように注意。
  • 本作は上位止まりのため天鱗も登場しないので、作成難度も下がった…と思いきや、
    今度はどの武器でもLV5への強化で要求される大竜結晶が新たなネックとなった。
    このアイテムは、HR60で登場する2体の裏ボスのクエストでしか手に入らない。
    2016年6月10日の「崩竜激震」配信を以って、2体ともイベントクエストで戦えるようにはなったが、
    いずれにせよラスボスを下しておかないと大竜結晶が手に入らないので、
    ナルガ武器も最終強化出来ない点に変わりは無い。
    なお大竜結晶は、アカムウカムのクエストで必ず1個は手に入る。
  • MHXXではG級対応した性能で相変わらずの低攻撃力、高会心、紫ゲージは短いといった性能で
    当初はそこまで注目されたわけではなかったが、
    紫ゲージの補正率が過去作と異なり少し低めと判明してからは状況が一変。
    白ゲージまで使い切るという形で評価するなら手数武器でもギリギリどうにかなる斬れ味と、
    会心関連のスキルに+αを盛りやすい環境もあって、
    スキル次第で下手な高攻撃力武器では追随出来ない威力を発揮できるようになった。
    かといって高会心系一強というわけではなく、同時に龍識船武器やガルルガ武器などのライバルも存在し、
    MHXの頃と同様に単に強いという形ではない、
    スキルの組み合わせが大事な武器として良好なポジションに存在している。
    • ガンナーの場合、前作から引き続き評価されるボウガンはもとより、
      弓も貫通矢のモーション値にようやく修正が入ったため、
      とても使いやすい貫通弓として復権することに成功した。
    • また、今作ではHR解放前に究極強化できる武器として、攻略用としての需要が増えている。
      同時期に作成できるラオシャンロンの防具と合わせてラスボスに挑むハンターも多い。
      本作のナルガライトあまりに人気すぎる事でG級獰猛化クエストが頻繁に貼られた為に、
      便乗そのまま参加して勢いで作った人も多いと思われる。
    • 究極強化後は全ての武器種に無明の名が付くようになり、
      無明武器は「通常種武器の最終強化形」という立ち位置に落ち着いた。
      ただ、説明文がほぼコピペ同じなのでどれが何番目なのかわからなくなってしまった。

MHW:I

  • MHW:Iではナルガクルガの再登場とともに復活……したのだが、
    低めの攻撃力は据え置きであるにもかかわらず、特徴であった会心率が大幅に引き下げられてしまった。
    鉱石武器から派生する。
    加えて一部の武器種では、人気だった元デザインではなく
    評判の良くないベース武器に素材貼り付け型になってしまったものもあり、
    無属性強化運用に期待されていた分、ガッカリしたハンターも多かっただろう。
    • 会心率に関しては本作の武器は全体的に抑え気味という事情もあるが、
      それでも会心率の高い武器は35%に達するものがある中、
      15~25%と突出して高くはない。
      まして今まで高会心推しではなかったモンスター武器でも10~20%の会心率があるものもある中では、
      決して高会心率が売りの武器とは言いにくい。
    • 一方、もう一つの伝統的な売りである斬れ味は、
      今までの通常種武器と同等の紫ゲージに加えて今回は更に匠で延長が可能となっている。
      素で紫ゲージを持つ武器は初期環境だと他にカンタロス武器くらいしか無かった上、
      匠で延長しても紫ゲージが出ない武器も多い為、
      相対的に見ても斬れ味の方は歴代最高と言える。
      • ではその紫ゲージで他の武器と差別化できているかと言われると、正直難しい。
        本作でも紫ゲージの補正率が低く、実際のところ攻撃力や会心率の低さを到底補えていないのである。
        ナルガ武器の紫ゲージと同等の火力をより長い白ゲージで出せる武器など、
        同じレア度10の属性武器の中にさえ存在している武器種があり
        ランスに至ってはまさかのクルルヤック武器食われ気味という始末である。
        というよりほとんどがプケプケ(亜種)かクルルヤックかツィツィヤック武器並の性能しかない。
        繋ぎとして考えればレア素材も要求されないこれらの方が優秀と言える。
        特に、クルルヤック武器は最終強化へのストッパーが当のナルガクルガ素材である為、
        ナルガクルガを狩猟した時点で運が良ければ即強化できる。
      • 高会心率+優れた斬れ味+無属性+攻撃力はやや控えめ、というポジションは
        オドガロンが既に居座ってしまっていたため、
        そこと差別化しようとしてワリを食った感は否めない。
        今回は攻撃したい部位のすぐ隣が白ゲージでも弾かれるという事も多い為、
        素で紫ゲージがある&延長で紫ゲージが長いという点はメリットではあるのだが、
        会心率を補うよりも攻撃力を補う方が手軽な手段が少ないMHWからの環境も向かい風になり、
        使っていくのもなかなか大変な武器となってしまった。
      • なお、そのガロン武器は最終的にナルガ武器を上回る高会心率と長大な白ゲージを持つが、
        代わりに匠で延長不可で紫ゲージも出ないという特徴で落ち着いている。
        会心率差が丁度紫ゲージの補正と同等のダメージ差になる為、
        物理ダメージはほぼ互角という状況。
        ……ナルガ武器が上記の有様でそれと同等という時点でお察しの通り、
        現状はどちらが優れているという以前に共倒れと言っていい状況である。
        そもそも本作は無属性武器自体が軒並み不遇な扱いを受けており、
        物理火力でも属性武器が上回っているというのはナルガ武器の比較対象に限った話ではないのだが。
  • 本作においては天鱗を天の竜人チケットと交換することが可能であり、
    ストーリーでも比較的早い段階から制作可能と作成難易度は劇的に低下している。
    しかし、過去作とは異なり性能も制作難易度の低さに追従してしまった節がある。
  • ……というのが初期バージョンでの評価だったのだが、
    Ver.11.01で若干事情が変わってきている。
    このアップデートではカスタム強化の枠上限が解放され、
    より強力に強化できるようになったのだが、
    それにより紫ゲージ+会心率+無属性強化という乗算要素に優れるナルガ武器は、
    攻撃力を重点的に上昇させる事でダメージが伸ばしやすくなっていたのである。
    • パーツ強化の上限も解放された汎用デザインの方が火力が伸ばしやすく、
      武器種によっては物理期待値ではトップ層に食い込むものも出てきている。

MHRise

  • MHRiseでもナルガクルガが続投、それに伴いこの武器群も続投した。
  • 性能傾向は概ねMHXX以前の上位までの作品を踏襲しており、
    攻撃倍率は180程度に素で20~30程度の白ゲージ、30%~40%程度の高い会心率を持つ、というのが特徴。
    ガンナーが貫通寄りの性能というのもこれまた共通。
    更に、今作では百竜強化により攻撃力を8、または会心率を6%伸ばすことが出来る他、
    殆どの武器種で操竜の達人を発動させることで操竜状態時の与ダメージを増やすことが出来る。
  • 発売当初の段階では多くの近接武器種で最強クラスとして扱われていた
    手数武器である太刀ですら最強の座を争うほどであり、操虫棍でもほぼ一強という扱いであった。
    というのも今作は匠の発動が非常に厳しい状態にあり、他のスキル制約も厳しい中
    採用武器種では唯一素で白ゲージを持ち、高会心ゆえに超会心を活かしやすく、
    オマケにスロットも汎用性の高いLv2~Lv3を1つ保有している、と
    何故か白ゲージが出ないガンランスを除いて他の武器と比べても頭一つ抜けた総合性能を持つためである。
    さらに言えば優秀な攻撃SP持ち装備が多く、高会心と相性が良いのも追い風だろう。
    ライトボウガンに関しても対ラスボスで凶悪な性能を持ち、
    マカ錬金周回用に早くも利用されているようだ。
    • このような高性能を持っておきながら、逆鱗も玉石も不要という製作難易度の低さも評価点。
      入手に難のある素材は骨髄と延髄のみで済むのだ。
  • Ver.2.0ではヒドゥン銘で止まっていた狩猟笛とガンランスが夜行武器へ強化可能となり、
    素青止まりであったガンランスも無事素白ゲージを獲得した。
    また、達人芸スキルが追加され、斬れ味の維持能力が大きく向上した。
    • 一方で匠が付与された防具や装飾品が追加され、
      匠でゲージ色が変わる武器もかなり使いやすくなった。
      素の白ゲージ+高会心ながら攻撃力が低かったヤツカダキ武器に強化先が追加され、
      一部武器ではナルガ武器に肉薄する物理火力に火属性まで付与されたような状況になっていたり、
      ティガ武器の強化先が素白ゲージとなり圧倒的な攻撃力差で会心差をひっくり返したり等、
      躍進したライバル達も登場してきており、
      物理重視の武器種であっても最強とはいかなくなっている。
  • Ver.3.00ではほぼ全ての武器に最終強化が追加されたが、属性武器の選択肢が増えた程度であり
    無属性武器はそれほど大きく環境が変わったわけではない。
    ナルガ武器に関しては、高会心と良い斬れ味によって、
    拡張性はそれほど高くないが従来の装備よりも火力を出しやすい点は変わらず。
    属性武器と相性が悪い龍気活性装備に合う事も注目されており、明確に立場を強めた武器群である。
  • 結論として多くの武器種では右も左もナルガ武器という状況は終焉を迎えたものの、
    素の会心率を生かした達人芸運用で斬れ味の維持が容易となったこともあり、安定性はむしろ向上。
    素で会心率100%という強大なライバルが現れてしまった片手剣以外は、今もなお高い人気を誇っている。
    • もし今作に無属性強化が登場していたら、
      たとえMHW:Iの効果であっても本当にナルガ武器一強となっていたのは想像に難くない。

MHR:S

  • ナルガクルガはMR3で登場するためそこで最初の強化が可能となり、
    更にMR5にてもう一段階、MR解放後に最終強化が可能となる。
    基本的な性質は過去作と同様で、攻撃力も大体MHXX辺りの水準に近い。
  • Riseで環境を一時席巻した本武器群だが、本作においては旗色が悪い。
    というのも、本作の属性武器は属性特化タイプでも攻撃力300を超えるものがざらに存在し、
    その属性値も60~80という尋常ではない高水域に達している。
    物理特化の物に至っては攻撃力330~350と、多くの武器が高水準にまとまっている環境において、
    MHXX時代と大差ない攻撃力に抑えられてしまっているナルガ武器が無条件で強いとは言えなくなってしまったのである。
    唯一、ヘビィボウガンだけは物理期待値は悪くなく、貫通ヘビィの競合相手こそいるものの、
    後述のアップデートの恩恵もあり他のナルガ武器に比べても突出して優秀になっている。
    • 太刀やスラッシュアックスに至ってはなんとMR武器ワースト1位の攻撃力である。
      他武器種も、最下位レースに名を連ねるぐらいの攻撃力しかない。
  • 会心率は片手剣以外は相変わらずトップクラスであり匠も不要、
    超会心を軸にした装備構成は相性が良い、と思いきや自由度の高い現スキル環境では少々苦しい。
    素の高会心率を持たずとも会心率100%を達成、且つ攻撃力も上げることが出来てしまう為、
    当武器種が持つ低攻撃力高会心は寧ろ伸びしろが減らされているのだ。
    また、高会心率を売りにした武器として見ると、本作で復活したマガラ武器と競合してしまっているのも気になるところ。
    特に、シャガルマガラの武器はこちらと殆ど変わらない攻撃力と会心率に加え、
    斬れ味でやや劣る代わりに平均以上の龍属性を備え、その斬れ味も匠等でフォロー可能と、
    どうにもこちらがやや分の悪い立場に置かれているのが否めない。
    なお、最終強化が可能なのはMR50とかなり遅いが、MR5強化との差は殆どないため繋ぎとしては使える。
    • アップデート第1弾で希少種が実装された現在は、繋ぎと言う観点で言えば
      最終強化を待たずに後述の希少種武器に派生させてもいい。
  • 百竜スロットが共通してLv1というのも非常に痛い。
    傀異錬成でLv2に引き上げる事は出来るが、消費する傀異錬成スロットは4。
    Ver.13時点では傀異錬成スロットの最大数は8である為、百竜スロット強化に充てると、
    ネックである攻撃力の低さをカバーしようとしても攻撃力強化Lv2(攻撃+10)までしか引き上げられないのである。
    • 攻撃力強化Lv2+百竜スロット強化と、攻撃力強化Lv4では期待値にそこまで開きは無い(前者がやや高い)ものの、
      1.05倍の補正を得られる各種特効をデフォで積めない百竜スロットLv1というのは大きい。
  • これはナルガ武器に限らず無属性武器全般に言えることだが、
    本作は物理一辺倒だったRiseでの反省からか属性武器の見直しが初期段階から見られ、
    その後も追加実装スキルの数々によって属性面への強化が立て続けに行われたことによって、
    最終的には過去にも例を見ない大属性時代とも言うべき環境が現出している。
    そういう意味でも逆風は極めて強い。
  • なお、本作でも最終強化で無明の名が付くようになるのだが、
    解説文がほぼ統一されていたMHXXのものとは異なり、新たなものが用意されている。
    これはMH3Gの時点であった4武器についても同様であり、
    はじめの部分は全武器共通で「古の凶手が生みだした暗器」となっている。

MHF

  • MHFでは、G10にてナルガクルガが遷悠種として登場したのに伴い、武器も遷悠武器として導入された。
    MHFオリジナル武器種のうちの一つである穿龍棍の「ヒドゥントンファー」、
    スラッシュアックスFの「ヒドゥンアックス」を含めた13武器種に存在する。
    もう一つのMHF限定武器種であるマグネットスパイクに関しては実装されなかった。
    最終強化すると、MH3Gに無明武器が登場した4種類は無明武器に、それ以外はMHP2Gでの最終強化時の銘になる。
  • 実装に先立って、2016年4月27日に公式サイトでその性能が公開され*1
    いずれもが低めの攻撃力+高い会心率に加え、凄まじい毒属性値を持つことが明らかとなった。
    毒属性を持つのは希少種と言うよりは、毒棘を使うMHFのナルガクルガに合わせたものだろう。
    また遷悠武器共通の特徴として、装備するだけで早食いスキルが自動発動する。

亜種武器

  • MHP3で登場したナルガクルガ亜種の武器群。
    通常種武器と比べると少々緑色が混じっている。
    亜種の武器は生産・強化初期は「ギリー△△」、強化終盤で「○風(武器種)【裏××】」(例:黒風→裏黒風*2)となる。
    登場当時の全武器種が揃っていた通常種武器とは違い、
    大剣、片手剣、狩猟笛、ランス、スラッシュアックス、ライトボウガンは当初は用意されなかった
    (この内、ライトボウガンはMH3Gで追加された)。
    • MHP3ではティガ武器の存在しないスラッシュアックスを除き、
      「ナルガ亜種の武器が存在する武器種」=「ティガ亜種の武器が存在しない武器種」だった。
      この点からもティガレックスとナルガクルガの関連性が見てとれる。
  • 通常種武器とは違い、攻撃力に特化したタイプで会心率が無くスロットが少ない。
    また、白ゲージはこちらのほうが少々長く、似たような性能なので使い分けができる。
    しかし、武器によっては分岐せずに一本道の事がある。
    • これと同じようなものでベリオロス亜種武器がある。
      こちらも氷属性が無属性になり、会心率が押さえ目になるほか、
      さらに攻撃力が上がり、剣士の場合デフォルトで白ゲージがつくようになる。
      弓については、矢タイプが貫通と連射と、傾向がはっきり分かれる。
      因みに、この2種の武器が混在しているカテゴリは弓(MH3Gでは双剣も)のみである。
      差別化を図っているのだろう。
      また、ナルガクルガの亜種武器は覚醒で麻痺属性を帯びるのに対し、
      ベリオロスの亜種武器は主に火属性を帯びる(ギガゲイルアズライトなどを除く)。
    • MHP3において、通常種武器と亜種武器の素の期待値はほぼ同程度だが、
      通常種武器は会心率が40%、亜種武器は0%となっている。
      このため見切り&弱点特効と組み合わせる場合、亜種武器のほうが高火力となる。
      白ゲージの長さもあり、少なくともタイムアタックでは後者の方が圧倒的に使われることが多い。
      ただし、スロット数は通常種武器のほうが多く、スキル自由度で一応の差別化はされている。
      火力面で亜種武器のライバルとなるのはドボル武器が挙げられる。
      数値はあちらの方が高いように見えるが、シルバーソルと組み合わせると期待値では同等以上となる。
      ただし、白ゲージはあちらのほうが概ね長くなっているため、クエストによって使い分けることになるという、
      ガチガチのライバル関係にある。
  • 圧倒的な白ゲージと高い龍属性を持つアルバ武器に存在を脅かされているものが多い。
    とはいえ、概ねどの武器種でも無属性最強格の地位を占めており、
    龍属性が全く通らないモンスター相手には最適解クラスとなることが多い。

希少種武器

七星
第一:七星大剣【巨門】(しちせいたいけん【きょもん】)/大剣
七星の第一の具現。隠牙は深闇を刻みつけ、万有を狂気の最果てへと誘う。
第二:七星槍【天枢】(しちせいそう【てんすう】)/ランス
七星の第二の具現。天枢の命を司りし青白の槍は全てを深闇へと連れゆく。
第三:七星剣【禄存】(しちせいけん【ろくぞん】)/片手剣
七星の第三の具現。研ぎ澄まされた絶影の煌明はしじまの中、命を刻む。
第四:七星刀【天権】(しちせいとう【てんけん】)/太刀
七星の第四の具現。その一閃を目に捉えた刹那、命の灯火は淡く消えゆく。
第五:七星剣斧【開陽】(しちせいけんぷ【かいよう】)/スラッシュアックス
七星の第五の具現。音も無く森閑の内に届く一筋の星光。訪れる静寂は絶世の句となる。
第六:七星銃槍【玉衝】(しちせいじゅうそう【ぎょっこう】)/ガンランス
七星の第六の具現。闇夜に光り、放たれる星の輝き。小さな命は儚く砕け散る。
第七:七星連刃【揺光】(しちせいれんじん【ようこう】)/双剣
七星の第七の具現。魂の揺光は二筋の閃光のもと露と消えゆく。
斗宿
第一:斗宿槌【天府】/ハンマー
斗宿の第一の具現。月光で満たされし槌は、僅か一振りで数多の星を産み出す。
第二:斗宿笛【天梁】/狩猟笛
斗宿の第二の具現。一息で戦場の空気を変え、希望の星光を人々の心に宿させる。
第三:斗宿盾斧【天機】/チャージアックス
斗宿の第三の具現。その光芒は宙を往く無数の流星を思わす。弧を描き、供物へと降り注ぐ。
第四:斗宿棍【天同】/操虫棍
斗宿の第四の具現。その姿は恒星と惑星のよう。空を飛ぶ友と煌めき続ける。
第五:斗宿銃【天相】/ライトボウガン
斗宿の第五の具現。寸分の狂いもなく、闇の合間から縫い付けるように星彩を放つ。
第六:斗宿重弩【七殺】/ヘビィボウガン
斗宿の第六の具現。深く溜め放たれる一つ星は、周辺一帯の空気をふるわす程の圧を纏う。
極星
極星弓【太一】(きょくせいきゅう【たいいつ】)/弓
極星の無二の具現。流星群の只中にいるように、地には星々が満ち、塵のみが残される。


  • MH3Gで初登場したナルガクルガ希少種の武器群。
    こちらは紺色の毛と美しい刃翼を使用しており、見た目が非常に美しい。

MH3G

  • ナルガクルガ希少種の大変貴重な素材を使う上、
    最終強化の希少種武器に至るにはどうやっても天鱗が必要(物によっては複数、ランスに至っては3枚)であり、
    そもそもクエストの受注可能時期がHR40(イベントクエストを使えばHR8)以降とかなり遅く、
    ナルガ希少種自体が非常に面倒なモンスターとしても知られるため作成難度はかなりのものがある。
    しかし、高性能、美麗、高難度と三拍子揃った存在故に、多くのハンターの憧れを集めている。
  • なお、ハンマー使いの方々には大変気の毒な話であるが、
    ナルガクルガ希少種の素材が必要な武器こそあれど、
    それをベースとした月白色のハンマーは存在しない
    もしかするとこれは、ハンマーが斬撃を一切繰り出せないからなのかもしれない。
    それにもかかわらず、しっかりと朧月の欠片は要求される。これはひどい。
  • MH3Gでは爆破武器が猛威を振るっている中で、それと肩を並べる位の強さを持っている事が多かった。
    • 第一に、デフォルトで紫ゲージを有している。
      匠を必要としないため、かなり自由にスキルを構成できる強みがある。
      また、その紫ゲージは大半のものが40~50とかなり長いのも特徴である。
    • 第二に、武器性能だけを見ても高い攻撃性能を有している。
      攻撃力こそ低めだが高い会心率がそれを補っている。
    • 第三に、覚醒の有無の差はあれど毒属性をやや低めな数値ではあるが有している。
      今作の毒はその仕様上、爆破属性に優るとも劣らない強さであるため、これも大きい。
  • とりわけ、開陽は七星武器の中はもちろん、スラッシュアックス内でも非常に高性能との評価を得ている。
    一方で、巨門などその武器種のニーズに合わず、影の薄いものも存在する。

MHR:S

  • MHR:Sで待望の復活。
    3Gでは亜種素材止まりだったハンマーや、当時は存在しなかったチャージアックスと操虫棍にも希少種武器が用意された。
    MH3Gの頃のような、生産できる時期が遅い代わりに各武器の最終候補と言える万能性能……
    もとい、高い会心率と優秀な斬れ味を持つナルガ通常種武器の上位互換を期待されていたのだが、
    実際の所、その性能はMH3G時代と大きく変わっている。
  • まず剣士用の近接武器を見てみると
    • ナルガ武器らしくない高い攻撃力330~340*3
    • まさかの会心率0%
    • 長かった紫ゲージは素で10~20と大幅に縮小、白ゲージも短い
    • 覚醒なしで出るようになった微量の毒属性
    • 近接武器のスロットはLv4とLv2が1つずつ優秀
    • そして百竜装飾品スロットは各種特効をつけられないLv1
    初登場だったMH3Gの頃は同じく初登場のバランスごと爆砕していた
    爆破属性武器と肩を並べていた程のハイスペックだったがその頃に比べると、
    悪くはないが一応毒属性の物理武器としてこじんまりとまとまった性能になった感は否めない。
  • MHR:Sは全ての系統の武器が最終強化によってある程度の水準まで性能が引き上げられるという
    試みがなされており、環境に合致する/しないで強弱が付けられることはあるが
    過去作のように序盤のモンスター武器は序盤なりの弱さになっているなどといった事が無くなっている。
    何よりMH3G当時と違って通常属性武器が躍進しており、どんなときもこれ一本でいいといった武器はまず存在しない。
    そのような環境下であるので相対的な価値が下がってしまうのも当然ではあり、
    活用するなら各種スキルで本武器の特徴を伸ばすような運用が求められる。
    • 攻撃力会心率共にナルガ武器では例を見ないものになってしまったが、
      スキルを盛りやすい本作では低攻撃力高会心率というステータスはあまり評価されないことも多いので、
      ここについては弱体化というより作品環境に合った変化を遂げたと言えるか。
    • 長かった紫斬れ味が大幅に縮小したといっても、MHR:Sの環境下では他にも素紫の候補があるものの十分優秀で、
      過去作より匠を付けるハードルがかなり低いため紫を伸ばして運用することは容易なため、
      体感的にさほど短くなったとは感じにくい。
      • また、その下の白も短い事は継戦能力に不安が出る一方、
        斬れ味補正を強化する新スキルである研磨術【鋭】を使うには適した武器となっている。
        素の斬れ味で運用するなら同じく研ぎの効果である剛刃研磨を併用してもいいし、
        武器種にもよるが、匠でLv2~3ぐらい伸ばせば
        剛刃研磨なしでも研磨術【鋭】の効果切れまで斬れ味が問題なく使える。
      • ちなみに、斬れ味は紫10白20紫20白10の2パターンが存在し、
        大半は前者であるが片手剣、双剣、操虫棍は後者となっている。
        青にするまでの長さはどちらも同じなので、研磨術【鋭】を活用するなら紫が長い後者が有利となる。
    • 毒属性はほぼほぼ無いといってもいいレベル。使い方は無属性武器と同じような感覚でいいだろう。
      MRに入って毒と爆破は肩身が狭い思いをしているのでむしろ低くて助かったとも言う。
      • わずかでも毒属性はあるので、攻勢を活用することもできる。
        とはいえ、1回目はともかく2回目以降の毒は期待できないため、過信は禁物。
        また、アップデートで追加された蓄積時攻撃強化は状態異常の蓄積が起きた攻撃にバフがかかり、
        蓄積の頻度には属性値が関わらないため、ほんのちょっとの属性値を持つこの武器との相性は抜群。
        ただ、これも理論値に近い火力を出すためには状態異常確定蓄積を併用する玄人向けの立ち回りが必要。
    • スロットはかなり優秀。火力スキルを盛りやすいLv4とLv2のスロットであるし、
      ここに剛刃珠IIと剛刃珠を入れることで、武器スロットのみで剛刃研磨Lv3の発動が可能となり、
      匠に頼らずとも紫の斬れ味維持ができるようになる。
      上記したように研磨術【鋭】との相性が良いので武器スロットだけでこれが発動できるのは有難い。
      • また、アップデートにより研磨術【鋭】のLv4装飾品が登場したので、
        こちらをスロットに当てはめてもいい。
    • 一番厳しい欠点は地味に百竜スロットが小さい事である。
      各種モンスター特効珠を入れられるLv2が入らないため、その分他の武器より火力でハンデを背負う事になる。
      傀異錬成では真っ先に百竜スロット拡張を選んでもいいだろう。
      無論、傀異スロットを使うのでその分攻撃力の強化が出来なくなるが。
    • ただ、狩猟笛は相性の良い旋律で他武器と差別化に成功している。
  • ガンナーについても百竜装飾品スロットがLv1となっており、
    攻撃力はライトが340、ヘビィと弓が360と剣士武器よりやや高め。
    • 弓の方はLv2のスロットが1つで神属性溜め4が最初から解放されているがタイプがバラバラな上に
      強撃ビン非対応と玄人以外には苦しい性能となってしまっている。
    • ボウガン2種の方もLv3スロット1つとなっているが、反動の低さとリロードの速さを活かした、
      原種武器とは異なるベクトルの貫通弾運用で勝負をしかけている。
    MH3G当時の性能を知るハンターにとってはあれほどの性能ではなくなったことに
    落胆するかもしれないが、スキルの組み合わせ次第で高い火力も出せる十分強い武器であるので、
    がっかりした気持ちをいったんリセットして手に取ってみると意外といい仕事をしてくれる。
    登場当初は傀異錬成の強化幅が狭く蓄積時攻撃強化も存在しないために非常に厳しい立場であったが、
    アップデートにより百竜スロットが拡張しやすくなったこと、相性の良いスキルを盛りやすくなったことで、
    物理重視の武器選択をしたい場合は名前が挙がることも増えた。
  • 性能が近い武器としては同じく素紫を持ち、スロットも同じくLv4+Lv2を持つカムラノ武器であるが、
    こちらは無属性でありかつ紫の下の白が結構長いため、運用としては研磨術【鋭】も蓄積時攻撃強化なども使わない
    オーソドックスに匠で長さを伸ばして定番の火力スキルを盛るスタイルになるため、
    一見近い様で運用はかなり異なる。
    • 製作難易度で言えばカムラノ武器の方が圧倒的に低く、しかもMR攻略段階から強化していれば
      ストーリークリア後すぐの傀異化素材で強化できるのですぐに最終強化まで持っていける。
      • ただし、裏を返せば少なくともMR最初のカムラノ武器を生産して2回は強化が必要という事でもある。
        特に、サクサクとストーリーを進めようとしていると強化が疎かになっていて
        いざ強化しようとしてもモンスター素材が足りない、という事も有り得る。
      • また、傀異化素材は傀異強化や他の武器の最終強化に大量使われるため、
        傀異化素材を使う武器を取捨選択した結果強化が後回しにされることも。
    • 一方の月迅竜武器は一発生産でこそ朧月の欠片を要求されるが、
      MR通常種武器から派生強化することで朧月の欠片を使わず最終強化可能
      ナルガクルガ希少種を2~3頭ほど狩猟する腕があればこちらの方が作りやすいと感じるかもしれない。
      上述するように大量に使う傀異化素材を要求されないのも大きなメリット。
  • 研磨術【鋭】との相性でいけば怨虎竜派生改が競合相手として挙げられる。
    武器錬成で百竜スロットを拡張した月迅竜武器と攻撃力を上げたマガド武器は非常に似通った物理性能となり、
    スロットLvはこちらの方が上ではあるがあちらもLv3とLv2を持つ上、それなりの爆破属性を備えている。
    こちらはやはり毒と浮いたスロットLvを活かし、攻勢を組み込むなどビルド面で差別化を図りたいところ。
    Ver.16時点での周回対象である傀異克服シャガルマガラ・バルファルクは双方毒と爆破の一方は効き目が薄いが
    もう一方はよく通るといった対照的な耐性を持つため、使い分けは容易になったと言える。
    • Ver.15アップデートでは攻撃力強化Lv5が実装されなかった影響で
      カムラとマガドの両者は解放ボーナスのみの伸びとなったが、
      こちらは百竜スロット拡張Lv1と攻撃力強化Lv3でぴったり10枠埋められ、
      なおかつ素の攻撃力のおかげで攻撃力5だけ上回ることが可能になった*4
  • また、Ver.12にて考案されたテンプレ装備であるゴミミゴミと合わせるのもいい。
    上述した蓄積時攻撃強化と状態異常確定蓄積を主軸に添えた構成でこの装備とはかなり相性がいい。
    全てのスキルを盛るとなると相当苦労するが、完成時の破壊力は相当なもの。
    ただし、そちらの使い方でも上記のマガド武器と競合するので注意。
  • Ver.14では傀異錬成スロット拡張ボーナスによって、強化を重ねると紫が10増える。
    Ver.15では更にもう10増えるので武器種によっては研磨術【鋭】との相性が少し悪くなるが、
    これは全ての近接武器に(錬成強化をする過程で)必ず発生するので相性が良いことに変わりはない。
    また、最終的に白と紫の合計が50になるので、
    白ゲージが無くなった直後に天衣無崩発動状態での疾替えを行うと、
    研ぐよりも速く斬れ味を最大まで回復しつつ研磨術【鋭】を起動できる。

白疾風武器

  • MHXに登場した白疾風ナルガクルガの素材で作成される二つ名武器
    生産時点ではヒドゥンではなく「ラファガ」*5の銘を冠する。
    さらに、最終強化すると武器銘に「暁」や「黎明」といった夜明けを表す単語を冠するようになり、
    【】の中の言葉も夜や闇といったものではなく、白や照といった、明るい雰囲気の言葉が多くなる。
    スラッシュアックスの「慧日」や弓の「影向」など、仏教用語を銘に持つものもちらほら。
  • デザインは通常種武器を白っぽくした感じで、希少種武器にも若干似ている。
    ただし、通常種武器で白かった骨部分が黒くなっているため、全体的には通常種武器と同等もしくはそれ以上に黒い。
    また、双剣のみデザインが大きく変わっており、まるで手裏剣のようなデザインになっている。
  • 性能は概ね通常種武器を踏襲しており、デフォルトで斬れ味がMAXなのは共通。
    白疾風だけに白ゲージがとても長くなっており、また攻撃力は170の狩猟笛を除いて全て190。
    会心率は15%で共通していて、二つ名武器であるためスロットも無い。
    良く言えばバランスが良く、悪く言えば通常種や荒鉤爪武器と比べ突出した所の無い性能となっている武器が多いが、
    ガンランスやスラッシュアックスなど一線級で使える物もある。
    また、ライトボウガンとヘビィボウガンは貫通銃としてはどちらも強力。
    • 通常種武器と比べて会心とスロットで劣り武器倍率とゲージの長さで勝るという性能はMHP3の亜種武器に近い。
    • ニャンター武器は常に白ゲージかつ高い攻撃力と会心率を誇るブーメラン特化の武器となっている。
      アイルー自身に攻撃力が存在するため斬れ味と会心率はハンター以上に重要で
      遠隔攻撃力だけでなく近接攻撃力も全武器中1位になっている。
  • MHXXでは紫ゲージの弱体化によって鎧裂武器に立場を奪われることが多くなってしまった。
    さらに、延長可能の素紫にスロット3を持つアトラル武器の登場も大きな向かい風。
    とはいえ、白ゲージでは弾かれるモンスターも多く、高い会心率や狩技ゲージボーナスなどの利点も多い。
    「素で紫ゲージの高会心率二つ名武器」という個性は持っているので、それを活かした運用をしていきたい。
    • 新たなライバルとして低攻撃、非常に高い会心、延長可の素紫、低い雷属性値を持った青電主武器が登場している。
      青電主武器は基本斬れ味のフォローが必須となってくる為、スキル自由度と継戦力の高さで差別化を図りたい。
    • また、貫通矢の上方修正によりラファガボウ系が強化され、無属性貫通弓としてトップ争いに躍り出た。

特殊種武器

  • MHXRでは、通常種・亜種・希少種に加え、特殊種であるナルガクルガ烈水種固有の武器が登場。
    どれも美しい鮮やかな蒼色のカラーリングが特徴的で、水属性を宿している。
    武器名には共通して「烈」の銘が付き、【】内には水を連想させる単語が入る。
    特殊種の武器では珍しく、エフェクトの発生が無い。
  • 登場するのは3Gまでにナルガ武器が登場した12武器種。
    そのためMHXから参戦した操虫棍、MHW:Iから参戦したチャージアックス、
    烈水種の実装後に登場したMHXRオリジナル武器種のアクセルアックスの3種は現状無し。

武器一覧

通常種武器

  • 「夜陰に紛れる黒の○○」という解説がされ、「夜」か「闇」にまつわる武器銘がつけられているのが特徴。
    生産時点では基本的に「ヒドゥン△△」(△△はカタカナで武器種)という命名法則がとられている。
    • ヒドゥン(Hidden)はhide(隠す)の過去分詞形で、『隠された』という意味を持つ。
      特定の行動で隠された刃を展開するこの武器群に相応しい名前である。
    • 最終強化時の【◯諦】【正◯】はいずれも仏教に由来する用語で、
      このうち、大剣・片手剣・ランス・スラッシュアックスは仏教における4つの真理を表す「四諦」、
      太刀・ハンマー・狩猟笛は天台宗で説かれる観法の1つである「三諦」、
      チャージアックス・操虫棍・ガンナー武器3種は悟りに至るために
      実践すべき8つの徳目である「八正道」を基にしている。
      双剣・ガンランスの「真諦」「妙諦」についても、仏教用語で
      絶対的な真理や優れた真理を意味する言葉となっている。
武器種生産時最終強化(上位)強化時*6最終強化(MR)
大剣ヒドゥンブレイズ暗夜剣【宵闇】暗夜剣【晦闇】無明大剣【苦諦】
太刀ヒドゥンサーベル夜刀【月影】夜刀【尖影】無明刀【空諦】
片手剣ヒドゥンエッジ闇夜剣【昏冥】闇夜剣【烏羽】無明刃【道諦】
双剣ヒドゥガー夜天連刃【黒翼】夜天連刃【黒蝶】無明連刃【真諦】
ハンマーヒドゥンブレイカー夜行槌【常闇】夜行槌【黒染】無明槌【中諦】
狩猟笛ヒドゥントーン夜笛【逢魔】夜笛【夜帳】無明笛【仮諦】
ランスヒドゥンスティンガー暗夜槍【黒雨】暗夜槍【紫黒】無名槍【集締】
ガンランスヒドゥンガンランス夜銃槍【残月】夜銃槍【新月】無明銃槍【妙諦】
スラッシュアックス(F)ヒドゥンアックス闇夜剣斧【弦月】闇夜剣斧【砕月】無明剣斧【滅諦】
チャージアックスヒドゥンアームズ夜走盾斧【冥冥裏】夜走盾斧【五月闇】無明盾斧【正見】
操虫棍ヒドゥンサイス闇鎌棍【夜凪】闇鎌棍【深閑】無明鎌棍【正語】
穿龍棍ヒドゥントンファー闇夜棍【漆桶】--
ライトボウガンヒドゥンゲイズ夜行弩【梟ノ眼】夜行弩【鵂ノ眼】無明弩【正業】
ヘビィボウガンヒドゥンスナイパー夜砲【黒風】夜砲【涅飛】無明砲【正命】
ヒドゥンボウ闇夜弓【影縫】闇夜弓【刹那】無明弓【正定】
アイルーナルガネコ手裏剣
ガルクナルガガル手裏剣

亜種武器

武器種生産時最終強化
太刀ギリーサーベル疾風刀【裏月影】
双剣ギリーダガー旋風連刃【裏黒翼】
ハンマーギリーブレイカー暴風槌【裏常闇】
ガンランスギリーガンランス猛風銃槍【裏残月】
ライトボウガンギリーゲイズ狂風弩【鷹ノ眼】
ヘビィボウガンギリースナイパー烈風砲【裏黒風】
ギリーボウ突風弓【裏影縫】

希少種武器

  • 七星の名を持つ武器は自身の銘に付けられた星の具現と云われている。
    言うまでもないが、七星とは北斗七星のこと。「しちせい」若しくは「しちしょう」と読む。
    北の空に位置する星座、大熊座の腰から尻尾にあたる部分を形成する柄杓のような形に並ぶ7つの星。
    北極星(小熊座のアルファ星)を見つけるための基準として古くから利用されてきた。
    古代から人々の生活に大きな影響を与えていたため、国や地域によって様々な伝説や逸話が存在する。
    なお、「七星」という言葉自体は元々ははるか昔の中国の天文学に由来する。
    • 上記のように武器の銘は北斗七星に由来しているが、実は一番目と二番目、
      五番目と六番目が実際の北斗七星の並びと逆である。
    • MHFには本武器と同じく七星をモチーフとした武器群が実装されている。
      もちろんナルガクルガ希少種とは何の関係もないが。
  • 北斗七星は、古き日本では「七剣星」と呼ばれていた。
    それに由来するのか、上記の通り七星の名を持つ武器は全て斬撃主体の近接武器である。
    MH3Gでは斬撃属性以外の武器にもナルガクルガ希少種の素材をベースとした武器は存在するが、
    これらはその先の強化は不可能で、七星の名を冠する事は無い。
  • MHR:Sでは、MH3G当時希少種武器を与えられなかったハンマーや、
    武器種そのものが存在しなかった操虫棍やチャージアックスにも希少種武器が新しく用意され、
    MH3G当時「エクリプス○○」という名で強化が止まった武器群ともども
    「斗宿(武器種)【○○】」という銘を与えられている。
    この「斗宿」とは「南斗六星」のことを指し、「北斗七星」をモチーフとした
    七星武器らの対となる形となっている。
    七星武器と同様、【○○】の○○部分には南斗六星に属する星の漢字表記が入る。
  • 気付いた方もおられると思うが、七星を冠する武器の説明文はやけに死が強調され斗宿を冠する武器は生が強調される。
    これは中国神話にて北斗七星と南斗六星はそれぞれ死と生を司る仙人であることに由来すると思われる。
    これらの星は紫微斗数という中国の占いに登場するが、「極星」の名を冠している弓は
    「流星群の只中にある」とあるように、北斗七星が示す先にある北極星を示している。
    同じ紫微とあるがこれとは関係ないはず...
  • ちなみに、操虫棍のモデルのいて座φ星は連星であると言われていて、
    武器説明の「空を飛ぶ友」とは"連星"と"操虫棍と虫"のおしゃれなダブルミーニングになっている。
武器種生産時最終強化由来
大剣エクリプスブレイズ七星大剣【巨門】北斗七星メラク
太刀エクリプスサーベル七星刀【天権】北斗七星メグレズ
片手剣エクリプスエッジ七星剣【禄存】北斗七星フェクダ
双剣エクリプスダガー七星連刃【揺光】北斗七星アルカイド
ハンマー-斗宿槌【天府】南斗六星斗宿六
アスケラ
狩猟笛エクリプストーン斗宿笛【天梁】南斗六星斗宿五
いて座τ星
ランスエクリプスランス七星槍【天枢】北斗七星ドゥーベ
ガンランスエクリプスガンランス七星銃槍【玉衝】北斗七星アリオト
スラッシュアックスエクリプスアックス七星剣斧【開陽】北斗七星ミザール
チャージアックス-斗宿盾斧【天機】南斗六星斗宿四
ヌンキ
操虫棍-斗宿棍【天同】南斗六星斗宿一
いて座φ星
ライトボウガンエクリプスゲイズ斗宿銃【天相】南斗六星斗宿二
カウス・ボレアリス
ヘビィボウガンエクリプスナイパー斗宿重弩【七殺】南斗六星斗宿三
いて座μ星
エクリプスボウ極星弓【太一】-北極星

二つ名武器

武器種生産時最終強化究極強化後
大剣ラファガブレイズ暁闇大剣【白亜】曙光大剣【凄風】
太刀ラファガサーベル暁刀【銀鉤】曙光刀【業風】
片手剣ラファガエッジ暁闇刃【照破】曙光刃【陣風】
双剣ラファガダート暁闇輪爪【燦爛】曙光輪爪【腥風】
ハンマーラファガブレイカー払暁槌【眩耀】曙光槌【廻風】
狩猟笛ラファガトーン暁笛【破魔】曙光笛【天風】
ランスラファガスティンガー暁闇槍【白雨】曙光槍【勁風】
ガンランスラファガガンランス暁銃槍【明月】曙光銃槍【飄風】
スラッシュアックスラファガアックス黎明剣斧【慧日】曙光剣斧【暁風】
操虫棍ラファガサイス暁鎌棍【朝凪】曙光鎌棍【恒風】
ライトボウガンラファガゲイズ黎明弩【鷹ノ眼】曙光弩【晨風】
ヘビィボウガンラファガスナイパー暁砲【瑞風】曙光砲【凱風】
ラファガボウ暁闇弓【影向】曙光弓【朔風】
アイルー白疾風ネコ手裏剣

特殊種武器

武器種名前
大剣烈大刃【断海】
太刀烈刀【霧斬】
片手剣烈剣【水戯】
双剣烈双【水鬼】
ハンマー烈槌【瀧潰】
狩猟笛烈笛【滝音】
ランス烈槍【水渦】
ガンランス烈銃槍【瀑布】
スラッシュアックス烈斧【鯨波】
ライトボウガン烈弩【飛泉】
ヘビィボウガン烈砲【水嵐】
烈弓【惨雨】

関連項目

モンスター/ナルガクルガ
モンスター/ナルガクルガ亜種
モンスター/ナルガクルガ希少種
モンスター/白疾風ナルガクルガ
モンスター/ナルガクルガ/派生作品
防具/ナルガシリーズ

武器/マガラ武器 - 低めの攻撃力に高い会心、鋭い斬れ味と、ナルガ武器と特徴が似ている。
武器/ガロン武器 - 同上
武器/狐大剣ハナヤコヨヒノ - 希少種の武器は紫微斗数が元ネタだが、こちらも"紫微"を冠する


*1 なお、双剣「夜天連刃【黒翼】」のみ、2016年4月16~17日に開催されたG10体験会にて、一足先にその性能が公開されていた。
*2 ライトボウガンのみ「鷹ノ眼」
*3 狩猟笛のみ攻撃力アップの旋律を備える為か310と低い
*4 スラアクのみマガドと同じ攻撃力のため下回る
*5 スペイン語で「強風」の意。
*6 MHR:Sのみ