無印から皆勤を続けている古参アイテムの一つ。魚系アイテムにしては珍しく、単体でも効果を発揮する。
目次
概要
- 各地の水辺に生息する細長い体型の魚。
名前から想像できる通り、脂がのっていて非常に美味しい。
特に調理せずとも、釣ったその場で生のままでも食べられる。
一部の食通の間では煮たり茹でたりしてひと手間加えるのが醍醐味らしいが
それを無粋と考える派閥も存在するという。- ハンターは生食するものの、サシミウオという名前に反して刺身にはせずに丸かじりするが、
そこは突っ込まないでおこう。
悠長に狩り場で魚をさばいてなどいられないのだ。
- ハンターは生食するものの、サシミウオという名前に反して刺身にはせずに丸かじりするが、
- 食べる事で体力を回復させるアイテムだが、回復量は20と微々たるもの(薬草と同じ値)。
シリーズ通して45ゼニーで売却できる。
アイテムとしての効果よりも、序盤のクエストの納品対象という印象が強いだろう。
釣りのチュートリアル的なクエストでは、ほぼシリーズ通してサシミウオがターゲットである。
- MH2やMHFでは食材アイテムとしても利用でき、料理の素材として投入できる。
しかし、組み合わせを間違えれば折角の美味しい魚が台無しになってしまう。
というか季節を問わず有効な組み合わせがごく限られており、食材としてはあまり使われない。
また、そんなに手の込んだ料理でなくても焼き上げるだけで効果が変わってしまう。- 非常に稀なケースだが、シリーズによっては武具の生産、強化用の素材としても使われる。
また、調合に利用できる場合もある。
- 非常に稀なケースだが、シリーズによっては武具の生産、強化用の素材としても使われる。
シリーズ毎の変遷
MH
- 上述の通り、回復薬にできない薬草のようなアイテムとして登場。
ピッケルなど採取道具を使用せずに入手可能なアイテム*1の中で45zは高値の部類であり、
序盤の資金源として馬鹿に出来ない存在である。
「ハンターの基本、釣り」として釣りのチュートリアル役の始まりでもある。- ちなみにモーションは回復薬と同じ「飲み込む」タイプである。
入手した時点で手早く捌いているのかもしれない。
まさか丸飲みと言うことは無いだろう…多分
- ちなみにモーションは回復薬と同じ「飲み込む」タイプである。
MHG~MH4
- 薬ではなくあくまでも「食べ物」であることを表すためか、モーションがガツガツと齧って「食べる」タイプに変更。
紫のキノコに温泉たまご?小さいんだよ多分。
これにより硬直時間が非常に伸びてしまい、回復アイテムにもかかわらず咄嗟に使えなくなってしまった。
早食いや体力回復量UP等があればそこそこ使えるかもしれない。
特にMH3以降は「食べる」アイテム全般は早食い+1だけで効果を発揮できる点も留意したい。
また専用アイテムのサシミダンゴが登場したのもMH3からである。
MH4G
- セルレギオスが引っ提げて登場した新状態異常「裂傷状態」。
これを治す方法の1つが「食べる」モーションのアイテムを使用する事であるため、サシミウオでも治療する事ができる。
支給されるこんがり肉よりは、微量とは言え治療と同時に体力を回復できるこちらの方が適任だろう。
とは言え硬直が緩和された訳ではないため、実戦ではモスジャーキーや活力剤、万能湯けむり玉が使われることが多い。
MHX(X)
- モーションが「食べる」から無印以来の「飲み込む」タイプに変わったが、裂傷状態の回復効果は健在。
旧作のモスジャーキーのような店売りの裂傷状態回復アイテムは交易ポイントの活力剤しか存在しないため、
交易で手軽に増やせるようになったサシミウオが陽の目を見ることとなった。
ギルドも裂傷状態対策として正式採用したらしく、レギオスやギザミのクエでは支給品に並んでいる。- 因みに焼いた場合は裂傷状態回復効果が無くなってしまう。
魚肉は生じゃないとダメだと言うのか…。
- 因みに焼いた場合は裂傷状態回復効果が無くなってしまう。
MHW(:I)
- 長らくデフォルメされた魚影での姿しか確認できなかったが、
環境生物として捕獲できるようになり、詳細な外見が描写されるようになった。
全体はニシキゴイとサケ類を足して二で割ったような外見で、
背部は深い青色、側面部は鮮やかな朱色、鰭の先は黄色く染まっており、
捕獲できる魚の中でもカラフルな体色を持つ。- 一方回復アイテムとしての役割は後述のサシミウロコに譲っている。
とは言えサシミウオは食べられずに済み、ハンターもモーションが短くて済むのでお互い不都合はない。
- 一方回復アイテムとしての役割は後述のサシミウロコに譲っている。
MHR(:S)
- 秘薬などと同様の齧るモーションで復活。
回復量は回復薬よりやや多い60、さらに齧るモーションで瞬時に回復するため性能はかなり優秀。
回復量だけ見れば流石に秘薬には勝てないが、こちらには広域化が乗るのが最大の差別点と言える。
MHR:Sからは裂傷状態の再登場によりそれを治療する効果も復活。
ただし、MHWのウロコにあったスタミナ回復の効果は無くなってしまった。
交易で増やすことができないのが唯一にして最大の欠点ではあるが、
持っているなら持ち込んで損はないアイテムとなっている。
釣りの仕様変更により釣ろうと思えばいくらでも釣れるし、交易船の掘り出し物の中に並ぶこともあるため、
ここぞという狩りの為にストックしておくのもいいだろう。
またセルレギオスやショウグンギザミのクエストに支給品として入っているので、
ソロでクエストを受けて全てかっぱらい、クエストから帰還することで簡単にストックできるようになった。
チマチマかっぱらいを繰り返す姿は猛き炎からは程遠いが- ちなみにギザミ(MR★3水没林)とレギオス(MR★4砂原)を比べると、
後者の方が支給品ボックスが近いという地味な点があるので少しでも早く稼ぎたい場合はレギオス安定と言える。
回避距離を積んでいれば前転1回でボックスまで届くし。
- ちなみにギザミ(MR★3水没林)とレギオス(MR★4砂原)を比べると、
MHST
- このサシミウオを活用した料理、その名も「石焼きウオ」が登場した。
熱した石ころでハニーバターを塗ったサシミウオをこんがり焼いた逸品である。
非常に美味しそうだが、システム上はオトモンのエサとしての扱いであり、
人間がこれを食べられるのかについては語られていない。
しかし、特別おかしな食材を使っているわけではないので、
その気になれば人間でもきっと普通に食べられるだろう。- 一方回復アイテムとしての役割が無く、そのまま食べて体力を回復する事ができない。
勿論裂傷状態の回復にも使えない。
今作においての用途は主に上述した「石焼きウオ」の調合素材。
- 一方回復アイテムとしての役割が無く、そのまま食べて体力を回復する事ができない。
サシミウロコ
- MHWorldでは釣りに加えて捕獲ネットで投網漁のごとく捕る事ができ、
魚体とは別に回復アイテムとしてこのウロコが入手できる。
MHWではほとんどの魚がウロコやヒレとの同時入手になり、アイテムとしての効果や用途を肩代わりしている。
魚本体はと言うと、環境生物として飼育できるよう生け捕りで保管されるようになったため、
残念ながら丸齧りで美味しく頂くことはできなくなった。- 回復アイテムとしては意外に優秀で、説明文に「少量回復」と書いてある割に、
50回復と回復薬(35)より高いうえに食事モーションも短く、裂傷回復効果も続投している。
入手経路が少ないのがネックだが広域との相性も良く、常用したい逸品となっている。
- 地味かつ細かい効能として
スタミナの最大値は増えないが、スタミナゲージは回復する効果を持っていたりする。
長距離ダッシュ後に速攻でサシミウロコを食べたりしないと目に見える効果は得られないだろうが、
広域を発動して食べれば乗り攻防中の仲間のスタミナを回復できる。
ただし、体力回復アイテムとしての効果が優先なのか
体力満タンだとスタミナが減っていても食べられないので注意されたし。
携帯食料の方が手軽でもあるし…
- 釣り竿で誘いを掛けると寄ってくる上に、
疑似餌でも確実に1回目で食い付いてくれるので釣るのは非常に簡単。
大蟻塚の荒地なら中央キャンプから出ること無くキレアジ共々大量に釣れるので、
集めたいならここを利用するのがオススメ。
キャンプに釣り場と言えば龍結晶の地の東キャンプも同じ…とはいえ、
他の魚の方が多い事から、サシミウオを中心に集めたい場合には向いていない。
- 魚肉ではなくウロコだけで従来を上回る回復効果が出るようになったため、
今まで丸齧りしていたのは何だったのか…と不思議がるハンターも続出。
新大陸のサシミウオはウロコだけでも効果が出るほどに栄養価が高いのだろうか?
まあ、もともと回復の薬効があるのはウロコで、身も美味いからついでに食ってたのかもしれないし、
魚を持ち歩くよりウロコで済むならハンターの荷物も軽くなるというものだろう。
- 回復アイテムとしては意外に優秀で、説明文に「少量回復」と書いてある割に、
トロサシミウオ
- MHXで登場した、極上のトロを持つと言う一回り大きいサイズのサシミウオ。
そこそこ大物で、大食いマグロやカジキマグロ同様に釣り上げるにはボタン連打でゲージをためる必要がある。
その名前と魚影に反して、アイコンはヨロイシダイと同じ白。
- 「口の中でトロトロに溶ける」とのことで、かなり美味しそうだが、
こちらは精算アイテムであり使用することは不可能となっている。
ぜひ食べてみたかったと思ったあなたは間違っていない。
しかし売却金額は180zと、黄金魚などと比べるとかなり安い*2。
しかもなぜかサシミダンゴに反応せず、釣り上げるにはボタン連打が必要なので、
クエストのターゲットか図らずも食いついた場合でもない限り、ほとんど相手にされない。- 黄金魚や小金魚のような"高値で取引されている珍魚"ではなく、
あくまでもサシミウオとするならこの値段も腑に落ちるか。
- 黄金魚や小金魚のような"高値で取引されている珍魚"ではなく、
- ココット村の村長はこのトロサシミウオが大好物らしく、
昔はハンターが来る度に「釣りはハンターの基本じゃ!」と理由を付けては釣りに行かせていたらしい。
無印や、遅くてもMHPからプレイしていた古参のハンターならニヤリとしてしまうだろう。
ちなみに、該当クエストでは釣りポイントのあるエリアに居るモスがしっかりブルファンゴに置き換わっている。
昔とは違い、カメラは荒ぶらないが。- ただ、当時は「トロサシミウオ」ではなくただの「サシミウオ」の納品を要求されていた以上、
村長の舌を満足させることが出来ていたかは不明である。
当時はトロの有り無しで種類の区分がなかったり、作中では語られないだけで裏で要求されていた等
考えられる可能性は少なくないが。
メタ的には単純にトロサシミウオが実装されていなかっただけだけど。 - なお、こんな妙な仕様になっているのは、「サシミウオの納品」だと、
持ち込んだサシミウオを納品して3秒でクエストクリアできてしまうからである。
わざわざ当時の仕様を再現するためだけに専用の精算アイテムまで用意されている、ということである。
- 因みに釣れる場所はその森丘のエリア11のみと超限定的。
該当クエスト以外でトロサシミウオを釣り上げたハンターは何人いるだろうか。
- ただ、当時は「トロサシミウオ」ではなくただの「サシミウオ」の納品を要求されていた以上、
ドスサシミウオ
- MHWorldで初登場した、いそうでいなかったサシミウオのドス版。
見た目はサシミウオを大型化したもので、全長は少なくとも1m近くはあると思われる。
- 釣りや捕獲用ネットで捕らえられるが、サシミウオと同様、
ドスサシミウオそのものではなく「大サシミウロコ」という回復アイテムを入手できる。
捕獲した本体はマイハウス内に配置して鑑賞することが可能。
ちなみに、捕獲に成功した際の獲得調査ポイントは150pts。
- この「大サシミウロコ」は持ち込めるのは5つまで。
サシミウロコのように短い食事モーションで裂傷回復、2分の自然回復量上昇が付き、広域にも対応するが、
特筆するべきは回復薬グレート(70)を上回る回復量100を持っている事。
高い回復力を持ち合わせる事で、様々な状況のリカバリーが出来るようになった。
至れりつくせりの逸品となったが、入手経路はドスサシミウオを釣り上げる事のみ。
サシミウオに限った話ではないが、MHWorldのドス魚類は安定して出現するポイントが無く、
大サシミウロコの安定供給は絶望的である。- 「非常に強力な効果を持つが貴重品ゆえもったいなくて使えない」という
いわゆるラストエリクサー症候群*3を発症するハンターが多数発生したのは言うまでもない。
- 「非常に強力な効果を持つが貴重品ゆえもったいなくて使えない」という
- MHW:Iで追加されたフィールド「渡りの凍て地」には、
なんとドスサシミウオが確定で2匹出現する釣り場が用意されている。
アクセス面も中央キャンプから飛び降りるだけと非常に近い。
大サシミウロコを潤沢に使いたい場合は足しげく通ってみるといいだろう。 - また、イベントクエスト「嗚呼嗚呼、マッスルボディ」の報酬としても手に入り、
1枠に7個もの数があるため運次第ではあるが大量の大サシミウロコの入手が可能となっている。
もっとも、大サシミウロコの為にあの激昂ラージャン2頭を相手にすることになるわけで、割にあっているかというと…。
- かまど焼きでも使用可能だが、
もらえるものは漢方薬や活力剤と全く見合っていない。
余談
- 現実世界で釣った魚(特に淡水魚)をいきなり生で食べるのは寄生虫がいたりして衛生的に考えると危険。
キャンプなどで釣った魚を食べる時は、しっかり調理して美味しく頂きましょう。残したらそれこそ祟られる。
だからといってハンターや某伝説の傭兵のような汚い食べ方をすると現実世界では肉片が飛び散り
周りのキャンプ客から冷たい視線を浴びる事になるので注意。- 無印やMHX以降ではサシミウオは上記のように飲み込むモーションになっているが、
だからと言って釣った魚を丸飲みしないように。これに関しては調理の有無以前の話である。
冷たい目線を浴びるどころか、単純にのどに詰まるし骨が刺さるしで
散々な目に遭うのは間違いない。最悪命を落とす。- 一応生のまま飲み込むような食べ方をするものとしてシロウオの踊り食いがあるが、
MHXにおけるサシミウオもそういった飲み込むことができるようなサイズなのだろうか…
釣り上げた際のサイズを見るに、どう考えても丸飲みは厳しそうだが
もしかしたら、龍歴院のハンターは食べる際に剥ぎ取りナイフ等で切り分けているのかもしれない。
というか、MHW:Iに登場する個体はどれも80cmを超え、大きい物はゆうに100cmを超える。
MHWorld以前のサシミウオがどれほどのサイズかは定かではないが、
仮にMHW:Iと同等の大きさならばどう考えても一般人に丸呑みできるようなサイズではない。
いやまあ、ハンターはちょっとやそっとじゃ死なない超人だけれども
- 一応生のまま飲み込むような食べ方をするものとしてシロウオの踊り食いがあるが、
- 無印やMHX以降ではサシミウオは上記のように飲み込むモーションになっているが、
- 英語では「Sushifish」という。言うまでもないが、「寿司フィッシュ」である。
刺身も英語で「Sashimi」なので、「Sashimifish」でも問題ない気はするのだが。
知名度的にサシミよりスシの方がウケがいいのだろうか。
- 眠魚とげどく草を錬金すると何故かサシミウオになる。
眠魚の眠り成分をげどく草で中和したと考えれば何となく意味は分かるが…、
シルエットもサイズも全く違うのに、一体何が起こったのだろうか?- もしかしたらサシミウオという呼び方は正式な名称ではなく、
「焼かなくても食べられる魚」位の意味(あるいは総称・俗称)なのかも知れない。
- もしかしたらサシミウオという呼び方は正式な名称ではなく、
関連項目
アイテム/大食いマグロ
システム/環境生物
システム/裂傷状態
アイテム/にが虫 - 「無印から登場している最古参アイテム」「分類カテゴリ内では珍しく、単体で食べて効果を発揮できる」
「新たな状態異常の治療アイテムとして支給される」など、意外と共通点の多い虫系アイテム。ただし味も効果も正反対。