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現実世界におけるガッツポーズ
- 喜びのポーズの1つ。
拳を握り、両手もしくは片手を掲げることで表現され、
スポーツなどで勝利した時や、良い成績を残した時によく見られる。
なお「ガッツポーズ」という言葉は和製英語であり、英語では“fist pumping”などと呼ばれる。
(Wikipediaより)
- 毎年4月11日はガッツポーズの日とされている。
これは、1974年の同日、当時プロボクサーだったガッツ石松氏が、
WBC世界ライト級王座を奪取した際の勝利のポーズを、あるスポーツ記者が「ガッツポーズ」と命名し、
それを機に「ガッツポーズ」というフレーズが急速に広まっていったことに由来する。- なお、このことから一般的には「ガッツポーズの起源はガッツ石松氏である」とされることが多いが、
実はその2年前に既に使用・命名されていた前歴があるため、これは誤りとされる。
- なお、このことから一般的には「ガッツポーズの起源はガッツ石松氏である」とされることが多いが、
- 嬉しいことがあるとついつい無意識に取ってしまうガッツポーズだが、
かつて往年のゲーマーの間では非常に恐れられていた存在でもあったりする。
ファミコンやスーファミと言った据置ゲーム機が主流だった時代では今ほどゲーム機器が丈夫ではなく、
ちょっとした衝撃ですぐに画面がフリーズしたり、セーブデータが消えてしまったりなどは日常茶飯事だった。
またコントローラーとゲーム機をつなぐコードが必ずあった上に、それが短かったのである。
強敵を討ち果たしたりレアアイテムを手に入れたりした喜びでコントローラーを持ったままガッツポーズをして、
その勢いのままコードが引っ張られてゲーム機を揺らしてしまいすぐ画面がバグってフリーズ、
ついでにそれを見たプレイヤーもポーズをしたままフリーズ……と言った悲劇がしばしば発生した。
そして大抵の場合、その後急いで電源を入れ直してもセーブデータの消滅がセットで起こっている。
「おきのどくですが」や「0% 0% 0%」、「魔大戦」などのフレーズがトラウマになっている人も多いだろう。
一方で「デザイナーなか○まか○る」とかのアレなメッセージが出てきたこともあるが。
この時代のゲーマーの天敵と言えば、
「ガッツポーズ・飼い猫・近くで遊ぶ小さい子・掃除中のオカン」の、四天王を挙げる人が多いと言う。- さすがに今ではゲーム機器も頑丈になり、その程度の衝撃でフリーズなどは滅多に起こらなくなったが、
それでもゲーム機に衝撃を与えることは避けたい。
また、携帯ゲーム機などだと「勢いあまって放り投げてしまった」なんて話もあるので、注意するように。
なお、任天堂のハードであるNintendo Switchでは
モニターや有線LANとの接続にUSB接続の専用ドックを介する必要があり、
衝撃によってドックとの接続がそれら諸共切れてしまう事故が起こりうる。
- さすがに今ではゲーム機器も頑丈になり、その程度の衝撃でフリーズなどは滅多に起こらなくなったが、
モンハンにおけるガッツポーズ
- 上述したように、現在の現実世界ではあまりマイナスなイメージのないガッツポーズであるが、
モンハンにおいては、口に入れるアイテムを使用した後と雪だるま・泥まみれ解除時、
もしくはクエスト達成時にハンターが無意識にとってしまうお馴染みの空気の読めないポーズとして
プレイヤーから認知されてしまっている。
後者は無事にクエストをクリアしたことを喜んでいると考えればまだ納得がいくが、
前者に関しては状況によっては腹立たしく思うプレイヤーも少なくはないだろう。- せっかく回復薬を飲んだのに、ガッツポーズをとっている間にモンスターの攻撃をくらってしまい
また慌てて回復薬を飲む…という間抜けな経験は誰もがあるのではないだろうか。 - 一応スキル「早食い」を発動させれば、アイテム使用時の隙を小さくする事は出来る。
しかし隙を小さくしたいのなら、まずそのガッツポーズをやめれば良いだけの話なのに、
ハンターは素早くガッツポーズを行う事によって隙を小さくする。
それってハンターの気分次第なのでは…? - MHXXでは、自分の狩猟スタイルに応じて異なる恩恵を享受できるシステム「SP状態」が登場したが、
そのうちギルドスタイルでの効果は、各種アイテムの使用モーションを短くするというもの。
これは経口摂取するアイテムも当然対象アイテムであるのだが、
龍歴院のハンターは他の地方の者より若干賢いのか、
早食いとは異なり、ガッツポーズのモーション自体を簡略化させることでモーションの短縮を図る。
具体的には、アイテムを口に運んだ後一旦下に腕を振りかぶる動作をほぼ省略し、
口元に腕がある状態からそのまま腕を挙げる、という若干せっかちなガッツポーズをする。
ガッツポーズをやめてるわけじゃないから根本的な解決になってないとか言っちゃいけない。- ちなみに、MH4やMH4GのOPムービーでは、登場するハンターが
何かの食料やらクーラードリンクやらを口にしているシーンがあるが、
別に誰もガッツポーズをとっていない。
やっぱり心がけ次第でやめることもできるのでは……。 - フォローを入れると回復時はまず赤ゲージがでてから
ギューンと緑ゲージが出ることから
効果の促進という解釈は正しいと思われる。
しかし、3以降は回復の仕様の変更で全くフォローできない。
回復薬の進歩に処方が追いついていないと言う解釈も出来るか。
もしそうなら、いつまでこの古臭い処方を続けるつもりなんだろうか?
- ちなみに、MH4やMH4GのOPムービーでは、登場するハンターが
- せっかく回復薬を飲んだのに、ガッツポーズをとっている間にモンスターの攻撃をくらってしまい
- 何故強力なモンスターと対峙する緊迫した狩り場でわざわざこんなふざけた行為をする必要があるのか。
そもそもアイテムを飲んでガッツポーズをするまでにアイテムの効果は既に発動しているのに、
一々終わってからガッツポーズをする事に何か特別な意味があるのだろうか?
戦闘中のプレイヤーにとってはただふざけているだけにしか見えない行為が、
一説にはハンターズギルドから推奨されている新陳代謝を上げる動作だとか、
使用したアイテムの効果を瞬時に引き出すための秘技だとか、様々な憶測が浮上している。
ただし消散剤に至っては飲むものですらないのでこれらの憶測では説明がつかない。
雪や泥を振り払うための動作をガッツポーズで代用しているとも考えられるが…
でも似たような糸拘束状態ではガッツポーズ取らないし。
もっとも安全な状況と場所を確かめて飲めればそれに越した事は無いのだが。
- 怪演出ともいえるこのガッツポーズなのだがゲームとしては重要な意味を持っている。
まずひとつ目がアイテム使用にわざと隙を作り出し、
モンスター側が隙を作ってる間か別エリアに移動しない限り回復アイテムを使えなくする事で
回復アイテムによるゴリ押しを出来なくして、
「別エリアで回復するか」、「攻撃を食らわない様に戦闘を継続するか」といった
ターン毎に決断する戦術的意味を持たせる為の開発の意向によるもの。
もうひとつがオンラインゲームとして遠くからでも他のプレイヤーから何をしているのか分かりやすく、
視認性の面でも役立っている。
特に解像度の低かった初期シリーズは、これに限らず大袈裟なジェスチャーが多い。
- 恐らくプレイヤー諸君の殆どはお気づきだと思うが、クエストクリア時のガッツポーズは
口に入れるアイテムを使用した際の初めの部分をカットしたものである。
- プレイヤーによっては、ガッツポーズを含むもっさりモーションはハンターが余裕をかましていると思えるらしい。
自身より強大なモンスター相手に舐めプをするとは考えにくいが、
逆にいえばモンスター側もハンターに対して余裕をかましているともいえる。
リオレウス亜種とセルレギオスとの戦いを初め、モンスター同士の戦闘ムービーは明らかにハンターでは
対処できないような攻撃を矢継ぎ早に繰り出しているが、ハンターに対しては肉眼でも見える攻撃ばかり繰り出してくる。
いずれにせよどちらも隙だらけなのである。
- ちなみに、気絶値が溜まった状態でクエストクリアとなると、
ガッツポーズをしてから気絶する。
ハンターがガッツポーズに懸ける執念の凄まじさが見て取れる。
また、MH4以降のシリーズではツタや崖に掴まった状態で回復薬等を飲んだ後と、
同じく掴まった状態でクエストクリアとなるとツタや崖に掴まりながら片手でガッツポーズを行う。
その執念はどこから来るのか。
- オフラインモードのみをプレイしていると気付きにくいのだが、オンラインアクションゲームとして見た場合、
ガッツポーズは「プレイヤーが予測可能な硬直モーション」なので、この隙を利用してチャット会話が可能。
たとえ1秒程度であっても定型文を呼び出すくらいなら可能なのだ。
- MHXの狩技「ヒールゲイン」では、
普段よりも気合を入れたガッツポーズを行うことにより回復効果を高めるという。
やはりあのポーズにはそういう効果でもあるのだろうか。
同様の普段より気合いを入れたガッツポーズは「不死鳥の息吹」や
「エスケープランナー」「完全調合」でも見られる。- 不死鳥の息吹は各種属性やられだろうが、毒だろうが、泡まみれだろうが、裂傷だろうが、
対応可能な状態異常なら気合い一つで打ち消し、かつ、体力まで回復させると言うのだから
普段よりもガッツポーズに気合いが入るのも当然の過程と言えよう。
もっとも、何の状態異常も無い時に薬草程度の小回復させるだけでも同様に
体力の回復量が微々たるものであろうが普段より気合いを入れたガッツポーズを取る。 - エスケープランナーは逃走中や運搬中のスタミナ消費を無効化するが、なんと息を止めることで実現しているという。
あの普段より気合いを入れたガッツポーズの間に、思い切り空気を吸っているのだろう。
しかし、納刀ダッシュ中と運搬中はガッツポーズをスキップして発動することができるため、
ポーズに意味があるのか疑問なところではあるが。 - 完全調合は脳を酷使することで調合成功率を上げる技…ということで、
普段より気合いを入れたガッツポーズを取る理由がよく分からない。
脳に酸素を行き渡らせるため、エスケープランナーと同様に深呼吸でもしているのだろうか…。
- 不死鳥の息吹は各種属性やられだろうが、毒だろうが、泡まみれだろうが、裂傷だろうが、
- 長年ガッツポーズに
苦しめられこだわり続けてきたハンター達だが、
MHXXでは、この状況に変化が現れる。
同作より新たに加わった「レンキンスタイル」の特殊能力で生成できるアイテムとして登場する
「レンキンフード」(スタミナを回復する)と「レンキン活力剤」(一定時間の間体力を徐々に回復する)の2つは、
なんと遂にガッツポーズを取る事なく摂取出来るようになったのである。
早食いスキルすらガッツポーズをキャンセル出来なかったことを考えると、かなりの快挙(?)と言えるだろう。
なお、この2アイテムの食事モーションに早食いが有効かどうかは不明である。- それ以前に、まず、レンキンアイテムを錬成する度に大きくタルを振りかざして
レンキンスタイル独自の大振りガッツポーズを逐一キメるが、そこにはツッコまないのが御約束。
レンキンゲージを最大まで溜めて最大ゲージのレンキンアイテムをこさえた時など
こんがり肉を焼き上げたかの如く「できましたー!」と言うSEまで鳴り響くが、モーションに変化は無い。
- それ以前に、まず、レンキンアイテムを錬成する度に大きくタルを振りかざして
- MHWorldで更に状況が変化しており、
なんとガッツポーズそのものが廃止され、移動しながら回復アイテムの使用が可能になるという、
大幅な仕様の変更が施された。
これにより、「回復しながら移動による軸ずらしでモンスターの攻撃を回避する」といった、
今まででは(ほぼ)出来なかったであろう戦法が可能となっている。
その代わり、回復の挙動は歴代シリーズのような「即時回復」から「徐々に回復」するものへと変化しており、
また途中で回避行動などによるキャンセルを挟むと、その時点で回復は止まってしまうため、
今までと同様、アイテムの使用タイミングには十分に注意する必要があるだろう。
あのポーズにそういう効果があるのが確信的になったかもしれない
これでもうKYなポーズに悩まされずに済む…と多くのハンターは胸を撫でおろし一部のハンターは一抹の寂しさを感じた。
しかし、MHWではガッツポーズ以上に厄介なKY行為が存在するとすぐに思い知らされるのであった…
詳しくはコチラを参照。- ちなみにガッツポーズが見れないかと言われれば、実はそうでない。
たまに二等マイハウスを覗いてみよう。運が良ければ、ガッツポーズで眠るソードマスターが見られるはずだ。
- ちなみにガッツポーズが見れないかと言われれば、実はそうでない。
- MHRiseではアクションがMHWを踏襲しているため、アイテムを使った際のガッツポーズは無い。
代わりに、食事の際にスキルが全発動した場合、
席を立った後にMHXのヒールゲインと同じモーションの気合十分なガッツポーズを見せる。
全発動しなかった場合も簡単なガッツポーズのような動きをする。- 更に、クエスト中にメインキャンプ内の食事でスキルを全発動させると、
おもむろに立ち上がりガッツポーズを行う。その後、何事も無かったかのようにゆっくりと座り直す。
そのモーションは、まるでガッツポーズをせずにはいられない何かを感じさせる。
帰還するまでの任意のタイミングでいつでも食事ができる為、
上手く合わせればクエストクリア時にガッツポーズという過去作の再現も可能。 - 長らくメインシリーズでは見ることのなかったガッツポーズであるが、
イベントクエスト「砂から角が生えてるよ」の報酬のジェスチャー「準備完了!」では
回復薬を飲むモーションの後のガッツポーズ、続けてこんがり肉を食べた後のお腹を叩くポーズが復活した。
しかも一連のジェスチャー後に新規の大ぶりガッツポーズもする。
昔ながらのハンターをニヤリとさせるジェスチャーである。
なお所詮ジェスチャーのため、狩場で使っても体力もスタミナも回復しない。
まさかそのために使う人はいないだろうが
- 更に、クエスト中にメインキャンプ内の食事でスキルを全発動させると、
- ハンターではなくライダーが主人公となるMHSTでは、
回復アイテムを使ってもガッツポーズを一切取らなくなった。
もしかしたら、例のガッツポーズはハンターの間だけで根付いた文化だったに過ぎないのかもしれない。
また、モンスターの討伐時や対戦の勝利時にもガッツポーズを取らず、
拳を上げて飛び上がり喜ぶという内容になっている。
- なお、ハンターが食事に際して(いちいち)派手なガッツポーズをかますのは、狩場だけでは無い。
村や集会所などで、いわゆるネコ飯の場に於いても条件により発生する。
その条件とはネコ飯の効果が通常よりも大きく作用した時。
……と、物々しく説明すると難しそうだが
緑色の回復エフェクトと共に大きなガッツポーズを決めた姿を何度も見た事はあるだろう。
なお、材料に酒類が入っていた場合にはガッツポーズを決めた後に酩酊状態の千鳥足となる。
この辺りも、リアル性を重視するMHならではの拘りと言えるのかも知れない。
周囲にモンスターも居ないので、存分にガッツポーズを決めて酔いつぶれるのも悪くは無い。
プレイヤーにして見れば、操作の邪魔になる余計なシステムでしか無いが。- この点から、
ハンターが食事の際に(いちいち)ガッツポーズを派手に決めたがるシステムを導入したのは
上記にある様なプレイヤーの一方的有利を制限する開発側の手心、と言うメタな事情では無く
身も蓋も無しに「仕様です。」と言う単純な話なのかも知れない。
- この点から、