「題名に数字が入っている作品」を意味する和製英語。
目次
概要
- 作品名の後に「2」や「3」などの数字がつくタイトル。
創作における意味としては「派生作品」あるいは「リメイク」ではなく
「正統な続編である」といった趣が強いタイトルになる。- 例えば『ポケットモンスター』シリーズの様に
「赤/緑(1)」「金/銀(2)」「ルビー/サファイア(3)」と
数字では無い形で表わされる事例もある。*1
数字以外の表記でナンバリング系列を示すゲームタイトルは
他にも『魔界村』、『ファイアーエムブレム』など意外と多くのゲームで見られる。
- 例えば『ポケットモンスター』シリーズの様に
- 長期シリーズを持つゲームではナンバリングを採用しているケースが少なくない
(ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーシリーズなど)。
特にその原点となっている作品から続くナンバリングタイトル群を総称して
「メインシリーズ」と呼ばれることもある。- 長期に渡ってシリーズ展開されている作品では、
ナンバリングタイトルの形式を取られている事が比較的多い。
とは言え、例えば1を知らないユーザーが3や5など途中から始めるのに
どうしても心理的なハードルの高さを感じてシリーズ自体を倦厭してしまうなどもあり、
そうした事情を鑑みて、新規ユーザーの間口を広めるべく途中でナンバリングを止めてしまうケースも多い。
具体的には『スーパーマリオブラザーズ』、『メトロイド』、『ゼルダの伝説』などがある。
『モンスターハンター』のナンバリング事情についても、後述にて改めて詳しく解説する。- 一方で、それまでそのシリーズではナンバリングを冠していなかったはずなのに
ある時から急にナンバリングを冠し始めた、なんてものも中にはある。
『マリオカート7』などが有名。
- 一方で、それまでそのシリーズではナンバリングを冠していなかったはずなのに
- 「ナンバリングタイトルにさらに小ナンバリングが付く」という変則的なものもある。
有名どころとしては『ファイナルファンタジーX-2』あたりか。
- 長期に渡ってシリーズ展開されている作品では、
- いわゆる派生作品や外伝と呼ばれる作品でも、人気に伴い「2」「3」を冠するタイトルが出ることがある。
上記で言えばドラゴンクエストのスピンオフであるドラゴンクエストモンスターズなどが有名。
これらは「ドラゴンクエストモンスターズシリーズのナンバリングタイトル」となる。
- ちなみに源流となった作品には発表・発売時点ではナンバーが振られない事が大半である
(『ゼノサーガ エピソード1』のような、最初から続編ありきである場合を除く)。
ナンバリングタイトルが出た場合、それらの作品を「1」と読んだり、
「初代」「無印」などと呼ぶことが多い。- 『ファイナルファンタジー I・II』のように同一シリーズとのカップリング作品の場合は、
源流作品にも名義上「1」などと名付けられることが多い。
- 『ファイナルファンタジー I・II』のように同一シリーズとのカップリング作品の場合は、
モンハンとナンバリングタイトル
- インタビューで辻本Pが語ったところによると、
「ナンバーが付くタイトルはすべてナンバリングと呼んでいる」とのこと。
また、MHWorld発表時のインタビューでは同作の位置付けが「ナンバリング相当か」という問いに対し、
スピンオフ作品ではない『モンハン』であると回答している。
従って、MH(1)G、MHP(1)、MH2、MHP2、MHP2G、MH3、MHP3、MH3G、MH4、MH4Gまでのナンバー付与タイトル*2と、
MHWorld、MHRiseと言ったナンバーは無いがスピンオフ作品という位置付けではないモンハンが、
実質的な「ナンバリングタイトル」にしてモンハンブランドの本流に相当するものとなっている。- MHX(X)については、プロデューサーである小嶋慎太郎氏によって
「ナンバリングではないモンスターハンターの登場です」と述べられていたり、
ディレクターの一瀬氏曰くは「従来のモンハンをストリートファイターの本編とすればクロスはストZEROシリーズ」といった言及がある。
このため開発側としてはいわゆる「ナンバリング相当ではない」という位置付けではあるのだろうが、
本筋からは外れていない旨の発言もありスピンオフ/派生作品というわけでもなく、ユーザーの間でも位置付けが分かれる。
ナンバリングではない理由について公式からは明言がないため推測の域を出ないが、
MHWorld以降重視されるようになった新規ユーザーの取り入れの先駆け、
また本作がこれまでのナンバリングタイトルの集大成的な、特殊な立ち位置を持つためであると思われる。
- モンハン20周年展ではMHR:Sまでの時点でナンバリングタイトル17作品という文言があり、
これはMHX(X)を含めた数であるため、公式でもクロスシリーズもナンバリングであるという解釈がされる場合もあるようだ。
- MHX(X)については、プロデューサーである小嶋慎太郎氏によって
- ただしMH4Gあたりまでは、大多数のユーザーからはそのようには捉えられておらず、
ナンバリングタイトルはモンハン界隈において特別な意味を持つ用語となっていた。
それは「ナンバリングタイトルは据え置き機及びその完全版(G)に限る」というもので、
MHP2、MHP2G、MHP3、そしてそれらの源流に当たるMHPを含めた4作品はPシリーズという携帯機の派生作品で、
本流であるナンバリングではない、いわゆる派生作品であると言われていた。
また、比較的近年までMHのメジャーな派生作品はMHFしかなかったため、
大まかに「本流のナンバリング(据え置き機)」「支流のPシリーズ(携帯機)」「同じく支流のMHF(PC)」
という3分類が存在していると見做されていた。
そして、本流のナンバリング(据え置き機)こそが新武器種や新システム、
それらに伴う世界観の拡張など革新的な試みが行われるMHシリーズの開拓地かつモンハンの伝統であり、
それがPシリーズやMHFに導入されるという図式がある(偶に逆導入される)と見られていた。
- ナンバリングに関する言及が辻本氏よりあったのが比較的最近
(上記インタビューはMH4発売直前に行われている)ということもあるが、
そのインタビューでも、インタビュアーは
「今までナンバリングタイトルは据え置き機で展開し、
それをベースに携帯機で『MHP 2nd』や『MHP 3rd』などを出してきたと思いますが…」と発言している。
この質問からも「ナンバリングと携帯機シリーズは明確に区別されている」という認識が、
界隈における一般常識に近いことを示していたといえるだろう。
- 2014年ぐらいまで、界隈におけるナンバリングタイトルは、
MH、MHG、MH2、MH3、MH3Gのみと見なされていた。
MH3G~MH4Gは携帯機ハードではあるが、3GはMH3の拡張版であり、
上述の通り「ナンバリングはGも含む」事からこの定義が揺らぐことはなかった。
ところが、MH4(G)は「革新的な要素を多数備えた携帯機ハードの作品」であり、
これまでの「ナンバリングタイトル」の定義が一気に揺らぐ事になった。
MH4Gの頃になると、上記のナンバリングに関する認識もある程度浸透してきたこともあり、
ハードで区分する考えはほぼなくなった。
そしてMHX(X)は「ナンバリングタイトルではない」と明言されているにもかかわらず、
実態としてはシリーズの集大成的な作品となっていた事もあり、
コンシューマー(売り切り型)のハンティングアクションに関しては、
ナンバーで位置付けを区分する動きもあまり見られなくなった。
なお本Wiki内において、シリーズの記事では「メインシリーズ」と呼称している*3。
- MHWorldについては、新規参入の妨げにならないようナンバリングを外したことが語られており
後のMHRiseでもナンバリングは付けられなかったことから
MHシリーズでは「ナンバリング」によるシリーズの区分は無くなっていくものと思われる。
現状で最後の数字が『4』であり次がMH世界の忌み数である『5』となる事を考えると、
(恐らく偶然とはいえ)脱却には丁度よいタイミングだったのかもしれない。
- ちなみにユーザーインターフェースである程度区分する考え方もよく用いられている。
例えば
MH・MHG・MHPの3作品は「初代シリーズ」や「無印シリーズ」
MH2・MHP2・MHP2Gの3作品を「ドスシリーズ」や「2シリーズ」、
MH3・MH3G・MHP3の3つは「トライシリーズ」や「3シリーズ」、
MH4およびMH4Gの2作品は「4シリーズ」、
MHXとMHXXは「Xシリーズ」「クロス系列」など。- ドスシリーズとトライシリーズに関しては当初はファンの間でのみ使われていた呼称であったが、
のちにMH4作中で発掘装備関連の表記の中に同じ記述が見られたことから、
現在では公式でも使われている名称であると考えられる*4。 - 尚、MH系列の略称は公式ではMH・MHG・MHP等正式名称で呼ばれており、無印や初代シリーズ等の略称は
今のところファンのみである。(しかし、MHのみは無印等と公式から略されることもある。)
元のタイトルと含めてあくまで単体のゲームソフトと言えるため、
わざわざ「ワールドシリーズ」「ライズシリーズ」などと呼ばれることはあまりない。 - ドスシリーズとトライシリーズに関しては当初はファンの間でのみ使われていた呼称であったが、
- なお、「ナンバリングと携帯機で明確に区別する」という見識が生まれたのは、
作品の難易度設定も理由といえる。
無印のページを見ていただければ分かるが、
元々モンハン無印はオンラインの複数人数プレイを大前提としたゲーム設計となっていた。
逆に携帯機シリーズは「一人でも遊べる」*5ことがコンセプトになっており、
特にMH2(携帯機側はP2G)までは携帯機シリーズと据え置き機シリーズの難易度に差が生じていた。
その後、MH3においてモンスター狩り放題のモガの森、
(元手は要るが)作物の栽培が出来る農場、リポップ、モンスター乱入と、
流石にPシリーズほどではないが、素材集めに限って言えばかなり楽な仕様となり、
その拡張版であるMH3G、後継作であるMH4でも上記の点は引き継がれている。
(MH4では、モガの森に代わって未知の樹海での探索、農場に代わって竜人問屋が登場している)
その為現在では難易度面を理由にナンバリングか否かを論議する動きは見られない。
- また、「ナンバリングはオンラインプレイに対応している」という前提での定義がされることもあった。
ただしMH3までのオンラインプレイは全て有料であり、MH3Gは元はオンラインプレイに対応していなかった。
MHXはナンバリングではないタイトルながらオンラインプレイに対応しているため、
上記の前提も現在では成り立たなくなっている。
- MHR:Sの発売に伴うインタビュー内で、
「各作品ごとにコンセプトを定めて開発し、ユーザーに見極めてもらうスタイルを取る」
方針が存在していることが明らかになっている。
いつからその体制が明確化したのかは定かではないものの、
ユーザーにとっては「MHRiseのようなコンセプトが苦手なら、MHWのコンセプトの方が良いかもしれない(逆も然り)」
と言った感じの選択肢を提示するやり方の方が、今後のモンハンの展開には良いと判断された事が示されている。- 例えばMHRiseはMHWorldに比べ初期に展開されたハード、
システムやゲームの雰囲気、コンセプト、登場モンスターなどが大きく異なっており、
一概にナンバリングだから純粋な続編、或いは上位互換とは言い切れない面もある
だがこれも、「コンセプトを大きく変える挑戦をしている」という上記の前提を踏まえれば理解できる話である。
実際にMHW:IはMHR:S発売後も精力的に遊ばれていることが確認されているが、
単に古い作品を無理して遊んでいるとかR:Sに魅力がないから回帰しているとかではなく、
コンセプトが大きく異なるため両方遊べる(或いは、単純に肌に合う合わないの理由)であると考えられる。*6
- 例えばMHRiseはMHWorldに比べ初期に展開されたハード、
- 一部を除くメインシリーズが基本的にナンバリングを冠する一方で、
アイルー村やストーリーズなど、モンスターハンターシリーズには多数の派生作品も出ているが、
長い間派生作品にはナンバリングタイトルが存在しない状況が続いていた。
しかし、2017年に入りアーケード筐体のモンスターハンター スピリッツの続編となる、
『モンスターハンター スピリッツ2 トリプルソウル』が稼働を開始したため、この状況はついに打破された。
MHSTについても、続編はナンバリングを冠した「モンスターハンターストーリーズ2」である。
- なお、モンスターハンターシリーズのエンブレムに注目してみると、
初代・MHG→MH2→MH3(G)→MH4(G)→MHWorldの順に隠れている竜の数が
「1→2→3→4→5」と増加しているため、一部ではこれらが正統なナンバリングタイトルだという意見もある。
実際MHWorld発表時のインタビューにおいて、藤岡D自身が担当するシリーズでの拘りとしてエンブレムに触れている。
とはいえ、直後に「辻本が違うと言ったらごめんなさい」と念を押しているため、
あくまで藤岡D個人の拘りであり、辻本Pやカプコンの公式見解で共有している定義ではないことに留意されたい。
ただ、モンスターハンターライズの次の作品にあたるモンスターハンターワイルズでは、
エンブレムに6つの竜の頭部が描かれているという事実が確認されており、
この伝統はモンスターハンターシリーズ開発陣にとって、何らかの意味を持っている可能性が高いと考えられる。
- 上述したように、かつては据置機と携帯機で明確に区別されていたことが尾を引いて
「モンハンには2つの開発チームが存在し、交互に別のタイトルを開発している*7」という見方をされることがある。- しかし、TGS2022でのインタビューにて辻本Pがこれを否定。
現在辻本Pが担当する部署であるCS第二開発内では制作ラインが混在しており、「この人はこのチーム」というのが明確に決まっていないことが判明した*8。
例えばMHW(:I)の開発陣はその後MHR(:S)に移った人もいれば、ストリートファイター6など全く別のタイトルに移行した人もいるという。
事実MHR:Sでディレクターを務めた鈴木氏は以前MHWorld系列にもデザイナーとして関わっており、
MHW(:I)でエグゼクティブディレクターを務めた藤岡氏はその後スト6のアートディレクターを担当している。
- しかし、TGS2022でのインタビューにて辻本Pがこれを否定。
- ナンバリングタイトルはシリーズが長年に渡って続いていることを明確に示せるが、弊害として
「心理的な要因で新規参入のハードルが上がってしまう」という事がMHFのプロデューサーから言及されている。
これを裏付けるエピソードとして、敢えてナンバリングを外したタイトルを付けたモンスターハンタークロスでは
ナンバーを外した事で既存ユーザーから敬遠されるだろうと控え目な予想をしていたところ、むしろ逆に会社側で
想定していた以上に若年層の新規ユーザーが増加した事が辻本社長へのインタビューにて語られている。(参照記事)
冒頭で述べたとおり、ナンバリングを止めたゲームはMHに限った事ではないが、
このような理由も多分にあるのではないかと思われる。- カプコンUKコミュニティマネージャーへの質問にて今後ナンバリングのモンハンは登場する予定はなく、
ワールドやライズといった固有の名前を付けていくことが明かされた。
理由として、ワールドもライズも派生やスピンオフではなく、ナンバリングタイトルと同等の熱量を注いで作っている事が挙げられている。
- カプコンUKコミュニティマネージャーへの質問にて今後ナンバリングのモンハンは登場する予定はなく、
- ちなみに派生作品の記事にもあるが、
同シリーズの派生作品(いわゆる「メインシリーズ以外」のタイトル)に関しては、
メインシリーズと世界観の共有が厳密には行われていない。
逆に言えば、メインシリーズの各作品は(ナンバリングの有無を問わず)世界観が地続きになっている、
という事でもある。
UIが大きく変わった=ともすれば世界観が大きく変わったと見られても不思議でないMHWにおいて、
MH4時代の出来事を経験しているキャラクターがゲストではなくレギュラーの一人として続投している事などから、
昔はともかくとして現在では「メインシリーズ間においては世界観が地続きになっている」
というのは多くのユーザーの間で共有された認識になっている、と思われる。- なお、前述のハードルに絡む部分ではあろうが、
世界観が地続きとはいっても前作*9以前のストーリーを見ていないと全く理解ができない、
つまり過去作未プレイでは楽しめない、という事は現状どの作品においても確認されていない。
過去作をプレイしたプレイヤーが見るとニヤリとする演出・台詞回しは(特にMH4以後で)顕著なものの、
知らなくても問題なく楽しめるようになっている*10。 - 別にモンハンに限った事象ではないが、2024年現在いわゆる「G級対応作品」を除くと、
過去シリーズの直系の続編となる作品はメインシリーズでは一切登場していない*11。
ファンサービスの範疇で世界観や過去作との繋がりを想起させる場面こそあれど、
いずれも単体で完結した作品として楽しめるようになっている。
派生作品であるモンスターハンターストーリーズについては
「ストーリーズ2」が世界観上明確に前作の続編であると設定されているが、
こちらも前作との繋がりはファンサービスの範疇に留まる。*12
- なお、前述のハードルに絡む部分ではあろうが、
余談
- 上記のように、カプコンの定義するナンバリングと多くのユーザーが定義するナンバリングは、
比較的最近まで大きなズレがあった。
MH2・MH3の時代には、爆発的に普及したMHP2/MHP2G/MHP3との難易度差が指摘されることが多く、
その点もあって「ナンバリングタイトルか否か」は界隈では極めて重大な意味を持ち、
またそれによる論争や、プレイヤー間の確執も度々おこっていた。
前述の通りその後包括して考える向きが強まったのと、
そもそもPSP最終作発売から10年以上が過ぎた現在において、そのような論争は沈静化している。
特に近作ではカプコンも、ユーザー側がナンバリングの有無で作品を判断することを避けるために
ナンバリング自体を廃するという方針であるため、こうした定義自体も無くなっていくものと思われる。
- 海外ではメインシリーズの区分方法として、複数の作品をまとめて「世代」とする定義もよく使われている。
上述したユーザーインターフェースによる区分やポケモンの世代に近い考え方で、
例えばMH3・MHP3・MH3Gは第3世代、MH4(G)・MHX(X)は第4世代、MHW(:I)・MHR(:S)は第5世代、といった具合。
- ちなみにモンハン公式サイトでは、
「シリーズタイトル」にストーリーズやアイルー村といった派生作品を含むコンシューマー作品、
「配信アプリ」にエクスプロアやMHP2G for iOSなどのスマートフォンアプリ、
「アーケード・オンラインタイトル」にMHF-Zとスピリッツが取り扱われており、
コンシューマー作品(シリーズタイトル)内の明確な区分は一切行われていない。
また、カプコンの決算では家庭用ゲーム機とオンライン(スマホアプリ含む)で概ね分けられている。- 上述したようにかつては「ナンバリング」「Pシリーズ」「MHF」という3分類で、
なおかつナンバリングの支流にMHFが存在すると見做されていたことから、
ナンバリング/PシリーズとMHFの取り扱いの違いが問題視されたりしたこともあった。
- 上述したようにかつては「ナンバリング」「Pシリーズ」「MHF」という3分類で、
- なお、ナンバリングタイトルは一般的には後日談や派生作品・スピンオフは含まれない
(上述したように「派生作品のナンバリングタイトル」はある)。
その為、完全版、リメイク版をナンバリングに含めるかは人によって意見が分かれるらしい。
そのため、いわゆる「G」についてナンバリングに含めていいのか?という疑問が沸くかもしれないが、
上で挙げた通りカプコンでは「ナンバーが付いているモンハンは全てナンバリングタイトル」
とされており、特に問題は無い。
- MHFとエクスプロアはナンバーが付けられている(MHF-G9、エクスプロアVer3.0)が、
これらはいわばアップデートナンバーを示すもので新作ではないため、
ナンバリングタイトルには入らない。
- ちなみに「前作の後日談やパラレル、派生作品はナンバリングに加えてはいけない」
というルールは実はない。
結局のところナンバーが振られているかどうかであり、
いわゆるパラレル、派生作品的位置付けのナンバリングタイトルも存在する。- 例えば「スーパーマリオブラザーズ2」は前作(初代)の高難度・バージョンアップ版であり、
ストーリーは全く同じでステージ構成を変えたパラレルワールドという位置付けになっている。
ただし発売当初は「初代からの正統な続編」として紹介されることも多かったようだが。
- 例えば「スーパーマリオブラザーズ2」は前作(初代)の高難度・バージョンアップ版であり、
- なお2023年現在のモンスターハンターシリーズポータルサイトにおいて、
各作品(オンライン・スマホゲームはサービス稼働中のものに限る)はカテゴリの区別なく一緒くたに掲載されており、
ナンバリング・派生作品といった区分はポータルサイト上で確認することはできない。
関連項目
シリーズ
シリーズ/モンスターハンター4G - ナンバリングを冠した最後の作品。
シリーズ/モンスターハンタークロス - 「ナンバリングではない」と公式から明言された事がある作品。
シリーズ/モンスターハンター:ワールド - 以降のタイトルからはナンバリングは正式に廃されることになった。
モンハン用語/Pシリーズ - 辻本Pによればこれらも全て「ナンバリングタイトル」である。
モンハン用語/本家 - 元はMHFユーザーから(ユーザー定義の)ナンバリングを指して呼ばれた表現。
モンハン用語/派生作品 - ナンバリングタイトル(メインシリーズ)から派生した作品群。