モンハン用語/新大陸

Last-modified: 2024-01-14 (日) 06:37:27

MH界隈においては2つの意味を有する用語。

  1. モンスターハンター:ワールドにてプレイヤーが狩猟を行う舞台 →世界観/新大陸(公式設定)
  2. かつて提唱されていた、MH3以降MHXX以前の作品の舞台とされる地域(非公式設定)

当記事では非公式設定の新大陸について解説する。

目次

概要

  • 現実世界における「新大陸」とは、大航海時代に発見されたアメリカ及びオーストラリア大陸の事を指す
    (新世界とも呼ばれる)。
    近年では視点が偏っているなどの理由で疑義を呈する声もあるが、
    生物の通称として用いられる(新世界ザルなど)など、比較的定着した区分となっている。
  • 少なくともMHP2Gまでのモンスターハンターシリーズにおいては、
    ハンター大全などの公式資料で狩猟地及び拠点が「広大な大陸」の中にある、
    という設定が開示され広く知られていた。

かつて提唱されていた「新大陸」とその経緯

  • MH3では原点回帰と呼ばれる大胆なシステムや狩猟環境の変更、登場モンスターの刷新、
    旧来モンスターの大幅な仕様変更が行われたのだが、
    MHWのようにそれをフォローする設定がゲーム内や公式資料では提示されなかった
    (後述するが、一部の設定はフォローされている。ただしそれが後にさらなる混乱を招いたが)。
    一方でMHシリーズ(メインシリーズ)では世界観設定を非常に大事にするプレイヤーが多く、
    この、あまりに違いすぎる環境について旧来作品との矛盾が起こらないよう考察されていた。
    その考察の一つが、「MH3の舞台は従来の大陸とは異なる新天地である」というもので、
    これが定着化したのが「MH3の舞台は新大陸で、それ以前の舞台は旧大陸」という、
    通称「新大陸設定」であると見られる。
    • これが何時ごろから使われるようになったのかは明確ではない。
      当Wikiにおいては当初から「新大陸」がまるで公式設定であるかのように取り扱われていたため、
      少なくともMH3Gの時代には、「新大陸」「旧大陸」の呼び分けが定着してしまっていたようだ。
  • MH3は孤島地方内のモガの村という、海が多く存在する地が狩猟拠点であったため、
    今までの大陸とは違うという考察に一定の説得力があったと言える。
    オンライン拠点は砂漠の町ロックラックだが、これについても上記の考察を退けるほどの反証にはならず、
    ロックラックも「新大陸内の拠点」という認識が成されていた。
    また、MHP3のユクモ村を中心とした地域や、MH3Gのタンジアの港も、
    新大陸に属するという認識で揺るがなかった。
    • なお、孤島地方は公式設定であるのだが、属すると明言されているのはモガの村及びその周辺で、
      ロックラックやタンジアの港までもが孤島地方に属するという設定は公式では示されていない。
  • これらの地域と「旧大陸」と呼ばれていたMHP2G以前の世界とのつながりは明確ではなかったが、
    位置関係に関しては幾つか手掛かりを示すものが存在していた。
    結論から先に言うと、「新大陸」と呼ばれていた地域と
    「旧大陸」と呼ばれていた地域はその全てが隔絶されているという訳ではなく、
    その多くが一つの「大陸」内の別地域と考えても別段矛盾は生じないものであったが、
    時すでに遅く、これらは「世界観上の矛盾(ミス)」と見る人が多かった。
    • 例えば、MH3系のベースキャンプを良く見ると旧作の舞台らしき大陸の地図がある
      これは上述したように一つの「大陸」内の別地域と考えれば何らおかしいことではないのだが、
      当時は「意図不明」なものとしてとらえられていた。
    • ロックラックの街門のモブキャラの発言によると、
      ロックラックと過去作に登場した大きな拠点はかなり離れているらしい。
      一方で、MH4Gのエピソードクエストにおいてはユクモ村とドンドルマが一日で行ける距離であるとの発言がある。
      これはロックラックとユクモ村が遠く離れた地にあると解釈すれば妥当なものであるが、
      ロックラックとユクモ村が「新大陸」という近似したエリアに固まって存在していると定義すると、
      矛盾が生じかねない発言となる。
    • 更にタンジアの港からはフォンロンの古塔に行くことが可能である。
      このフォンロンはMHP2G以前の舞台(大陸)とは異なる大陸に属するという設定が昔からあるため、
      「フォンロン=新大陸」とみなしても「フォンロン=旧大陸」とみなしてもどちらでも矛盾が生じる状態にあった
      (当時、作品の舞台を「大陸」で呼び分けていたため)。
    • また、MH4ではユクモ村から来たモンニャン隊が同作で登場した「氷海」というエリアで立ち往生していること、
      モガの村へ向かうイビルジョーを食い止めるクエストの目的地が氷海であることから、
      「氷海」はこれらの地への経由点となっているとみられる。
  • MH4~MHXXでは旧来モンスターや旧来の拠点が多数復活することになったのだが、
    同時に従来の狩猟地やモンスターも(全部ではないが)続投したことで、
    新旧要素の混在が実現することになった。
    だが、これまで作品の舞台を「大陸」で呼び分けていたことで、この「新旧混在」について説明が出来なくなり、
    「○○は新大陸(が舞台)なのか?それとも旧大陸なのか?」という論議が活発になった。
    上記の点から、少なくともMH3Gの時点でカテゴリ分け自体が揺らいでいたのは間違いないが、
    MH4シリーズによってこの定義が大きく揺らぐことになったと言える。
    この為MHXXの頃には、「新大陸」「旧大陸」という区分自体が誤っていたのではないか
    という認識で概ね固まる事になった。
    • 一方、MH4とXシリーズでは移動手段が発達している事が設定等で示されており、
      MH4では基本的に新大陸が舞台だが、移動拠点によって旧大陸に赴く事もあると言われたり、
      MHXでも同様に、基本的に新大陸が舞台で、そこから空路等で旧大陸の各拠点・狩猟地に赴いているのでは、
      という指摘もあった。
      また、MHXシリーズはMH4にも増して新旧混在が進んでいたため、
      本作はナンバリングではないという公式発言もあり、
      MHXシリーズは世界観上MH4までとは切り離して(要はお祭り要素の強い独立した世界観の作品として)
      考えるべきではないか、という声まで挙がるほどであった。
  • そしてMHWでは遂に公式設定としての「新大陸」が登場したが、
    それは文字通りの意味でMHXXまでの舞台とは異なる別大陸であった。
    また「現大陸」というフレーズも登場したが、
    これには初代~MHXXまでの舞台が該当する事を示唆する要素がみられる。
    どちらにしても「新大陸」には旧作の舞台が全く含まれていない*1ことから、
    旧作の舞台を「新大陸」と呼ぶのはもはや適切ではないと言えるだろう。
    なお同作では先述の通り様々な環境変化と技術革新が起こっているが、
    これらは概ねゲーム内でバックグラウンドが説明されており、
    今後の作品で旧作の舞台に導入されたとしても、何ら不思議の無い
    (新大陸で開発された技術や技法を現大陸に継承する、など)ものとなっている。
    従って、「作品環境の違いを「大陸」で説明する」事自体、ナンセンスなものと見た方がよいのかもしれない。
  • なお、余談の項でも触れるが、かつて「新大陸」とユーザーから呼ばれていた地域と、
    「旧大陸」と呼ばれていた地域が、地理的に隔絶していた可能性は別段否定されるものではない。
    そもそも初代~MHP2Gのころから、ハンターはギルドの依頼によって様々な地方に赴き、
    場合によってはフォンロン(別大陸)にすら渡るほど行動範囲が広いため、
    MH3以降の狩猟地や拠点の中には、フォンロンのように別の大陸が含まれていたとしても不思議ではない。
    ただ、それを「新大陸」と呼ぶかは別の話である
    • ちなみにMHWでは新大陸のMAPがゲーム内で詳細に示されており、
      全ての狩猟地が地続きの同一大陸内にあることが確認できるようになっている。
  • なお、旧大陸、新大陸というユーザー間の俗称と設定からはまた別に、
    モンスターの身体的特徴は地方によって差異があるという設定は存在していた*2
    (MHP2G以前とMH3でリオレウスやディアブロスの後脚の形状が異なるのはこれが理由とされた)。
    そのため、MH4Gにおいて旧砂漠に3シリーズの骨格を持つディアブロスらが登場した際は、
    ユーザー間でやや物議を醸すこととなった。
    • ただし、MH4Gで復活した旧砂漠は「年月を経て新たな地形や生態系が形成された」という設定の下で
      大きく様変わりしており、過去作からはそれなりの時間経過、環境変化があったと推測される。
      モンスターの身体的特徴の変化についても、年月の経過あるいは環境変化による淘汰・適応の結果、
      と解釈することは可能である。

新大陸設定

  • 上述したようにユーザーが「新大陸」を提唱したのは、
    「ゲーム環境の違い」に関するバックグラウンドが当時ほとんど皆無に近く、
    それを世界観設定に落とし込む必要があったためである。
    故に新大陸では独自の設定があると考えられており、以下はそれを「新大陸設定」と呼ぶ。
  • 以下はあくまでユーザーの独自考察に近い部分があり、
    当時の考察をほぼそのまま展開しているため留意されたし(一部公式設定が含まれるため、そちらは注釈を付ける)。
    MH3Gまではほぼ矛盾が無かったため公式設定であると考える人も多かった。
  • 生息するモンスターについては、旧大陸とは異なるモンスターが多数確認されている。
    主に海中に生息する海竜種を筆頭に、翼を持たず二足歩行で行動する獣竜種、
    山岳地帯に適応した進化を遂げた牙竜種など、バラエティーに富んだモンスターが多数発見されている。
    逆に旧大陸で生息していたモンスターはあまり確認されておらず、
    確認された種についても従来とは異なる生態となっている。
    • 例えば新大陸のガノトトスは、当時あまり確認されていなかった「海水への適応」を見せ、
      書士隊を大いに驚かせた。
    • また、ワイバーン型飛竜の足は、第一指のみが他の指と逆の方向に生えている。
      これによって旧大陸の飛竜のそれと比較すると、獲物を押さえ掴みやすくなっているようだ。
      ※これは上述の通り公式設定であり、生息地域により、細部の身体的特徴が異なるためとされる。
    • 更に、この地に生息するワイバーン型飛竜は、いずれも旧大陸と骨格が異なっている。
      頭部が(旧大陸のものと比較して)やや下がり、尻尾が上がっているのが特徴的。
    • 飛竜種と魚竜種以外の従来確認されていた種族であるが、
      新大陸では甲殻種は一切確認されていなかった*3
      また、古龍種はいずれも各地の最深部にある縄張りにのみ生息している。
      彼らは基本的に通常の狩場に現れることはなく、
      その何れもが超大型モンスターに分類されており、天災をも凌駕する力を有すとされる種も存在する。
  • ハンターを初めとした人々の生活については基本的に旧大陸と同様であるものの、
    ジエン・モーランを除けば古龍の襲来が殆どなくその脅威に晒されることが少ないためか、
    新大陸では古龍観測局が存在していない。
    また、他の地方との交流については基本的に交易船に頼らざるを得ないようだ。
  • 工房の技術についても違いが見られる。
    特に大きな違いがあるのはボウガンの加工技術であり、
    旧大陸と違い弓や近接武器と同じような強化方法になっており、更に弾道が武器によって大きく変動する。
    防具のスキルについても、旧大陸とは異なる効力が発揮されるものがある。
  • 上述したようにタンジアの港からは旧大陸に分類されるフォンロンの古塔に赴くことができるが、
    そこに生息する飛竜は新大陸の性質を強く有している。
    この理由について、フォンロンを中心に西側に旧大陸、東側に新大陸、となっており、
    その状況下であれば旧大陸・新大陸の飛竜の生息域が重複していても不思議ではない、とも言われる。
    また、バルバレは移動する拠点ということで当初その位置付けが新大陸に含まれるか不明であり、
    当初は未知の狩猟地や生息する飛竜の特徴から新大陸に属すると見られていたが、
    生息するモンスターに従来旧大陸にのみ生息するとされたランポス系鳥竜、イャンクックが存在していたり、
    一方で新大陸にのみ生息しているジャギィ一派やウルクスス、ジンオウガなども生息していたりする。
    更に言えば新大陸で多く存在している海竜種が一切確認されていない。
    また、シナト村は従来旧大陸に属するとされたシキ国にある。
    そのためバルバレギルドの管轄するエリアはあえて新大陸、旧大陸とは呼ばず、
    「新大陸及びバルバレ周辺(あるいはバルバレギルド管轄)地域」と呼ばれていた。
  • 一応繰り返すが、これらの設定は公式設定と書かれているものを除けば、
    全てユーザー達の独自考察によるものである。
    そのため現在においては完全に成り立たないものも少なくない
  • 先述の通り本当の「新大陸」が舞台のMHWでは、
    同作独自の設定に対し、大抵の場合はバックグラウンドがゲーム内で提示されており*4
    MHWにおける「新大陸設定」は考察するまでもなく概ねゲーム内及び公式の情報で補完できるようになっている。
    これも繰り返しになるが、MH3~MH3Gにおいては、
    大きなゲーム環境の変更や登場モンスターの一新について特にこれといって補完できる情報がなく、
    これらを無理なく世界観設定に落とし込んだ結果が
    この新大陸設定であり、当時のユーザーの苦心がうかがえるものとなっている。

社会背景的な事情

  • 今でこそ前述の新大陸設定は過去のものとなっているものの、
    当時の現実世界に於けるメタな実態として、
    MH2シリーズとMH3シリーズの間にはSONYハードから任天堂ハードへの移行という、
    大陸設定に即して言えば地殻変動と比喩しても遜色の無い規模の大革新があった。
    その影響なのか、踏襲できる範囲で旧作の面影を残しつつも、
    全体的には別物とも思えるぐらいの大規模な刷新をプレイヤーが受け入れるための思想の地盤として、
    SONYハードでの仕様や都合を「旧大陸」、任天堂ハードでの仕様や都合を「新大陸」として区別することで、
    説明し難い仕様変更の中にある程度の妥協点を見出すための考え方だったとも言える。
    明確な歴史の発端も無いままに、漠然と単語や概念だけが広まったのもそうした背景によるものだろう。
    テクスチャー、モーション、エフェクトなどの大幅な違いに於いて
    「旧大陸」「新大陸」と単語の便宜として区分する事によって、
    不毛な衝突を避けつつモンスターハンター全体の歴史を破綻させないための
    プレイヤーサイドによる苦肉の工夫とも言えよう。
  • その後、MHFがマルチプラットフォームで多方面へ展開されたこともあり、
    ゲームハードの違いを軸にして世界観を考察する発想自体がナンセンス、という認識が定着し、
    MHP3がPSP(SONY)で発売され、MH3Gが3DS(任天堂)で発売されようとも
    「MH3シリーズだから新大陸の話」として、ゲームハード会社ごとの違いも柔軟に受け入れられた。
    • 特に3DSに於いてはボタン配置の違いや二画面タッチパネルなどで
      旧来の操作セオリーが完全に通用しない仕組みとなりつつも、
      登場モンスターや装備品、ハンターのスタンスなどの旧作の下地を可能な限り遵守し、
      「ゲームハード面での操作性や表現の違い」と「ゲームとしての世界観上の設定理念」は
      完全に分断して考えるのがもっとも望ましい、と言う認識で全体が落ち着いた。
      その上で、MH2以前のシステムや(演出的)設定を踏まえてMH3以後の話題を織り込むに際して
      「旧大陸」「新大陸」と言う言い回しが、今なお伝承され使い続けられている流れがある。
      また、MH3Gの登場と普及により所謂モンハン持ちの是非に関する議論も軟着陸的に終息した。
  • MHX(X)に於ける新旧交錯の議論の場に於いては、ざっくりと
    「MH2シリーズ以前は旧大陸、MH3シリーズ以後は新大陸」と言う大雑把な認識に落ち付き、
    MH2シリーズ以前とMH3シリーズ以後を股に掛けて新旧両方が存在する場合には
    無意識的に新大陸仕様を暗黙の軸として言及される場合が多く、
    旧大陸仕様の場合には「旧大陸」と改めて追記する、と言う形で言及されるパターンが多い。

余談

  • なお先述したが、古塔(塔)があるフォンロンはMHP2Gの時点で、
    ドンドルマらが存在する大陸とは別の大陸にあるという設定が存在している。
    また、MH3以降の舞台について、一部は旧来の大陸とかなり離れた地にある描写がある。
    ただ、現実世界の「旧大陸」がアジア・アフリカ・ヨーロッパの3大陸を指す用語であるように、
    新旧の区分に用いられる判定について、同一の大陸であるかどうかは別に関係ない
    従ってMHWの「新大陸」にフォンロンや、その他遠方の地が含まれないことは、何ら矛盾のある事ではない。
    先述の通り「ゲームベースの違い」を(バックグラウンドがないまま)「大陸の違い」で説明してしまったことで、
    様々な矛盾が起こるようになってしまったと言える。
  • 現実世界の「新大陸」は「新世界」とも呼ばれる(旧大陸は「旧世界」)。
    どのみち混乱は避けられなかったと思われるが、MH3当時「新大陸」ではなく「新世界」と呼んでいたら、
    少なくとも地理の面では混乱が少なかったかもしれない。
  • 長く使われていた言葉であるため、現在でもMH3系の要素を「新大陸の~」と称する人は少なくない。
    ただ、MHWがある現在では確実に混乱の元となる*5ため、
    wikiや(古い)攻略サイトで使われている場合は注意が必要である。
  • なお、MH2,MHP2(G),MH4(G)のロード画面やワールドマップは
    ある程度フィールドの旧大陸における位置を示唆していると思われるが、
    このように各フィールドを描いているマップは3シリーズに関してはMHP3しかない。
    しかし結論から言うと、主に火山が奥に描かれているせいで
    3シリーズの各フィールドの位置関係を推定しきれるわけではなくなっているが、
    ある程度近いマップを描いている可能性も一応ある。

    このマップを旧大陸の地図とくわしく比較して考察すると、
    まず砂漠(砂原)が西にありその北(海の部分)に孤島があり、凍土もアクラ地方がある北に配置される。
    また、西に砂漠が描かれていることから
    その東側に描かれたユクモ村及び渓流、水没林はその中でも特に緑の多そうな場所、
    つまりテロス密林付近にあるという解釈であれば矛盾しなくなる。
    この場所はジャンボ村もほど近く、ユクモ村とドンドルマが1日でいける距離である点も踏まえると
    然程ずれた位置というわけではないだろう。
    またMH4の氷海からイビルジョーがモガの村近辺に訪れる下りに関しても
    一見してMH世界の地図上では西部の北に大陸が存在しておらず距離的に矛盾するように思われるが、
    実際に現実の北極圏における氷海は大陸として描かれていない
    仮にMH世界の氷海もそうであるとすれば氷海は北方のどこにでも存在しうることになるため、
    恐暴竜の根城とも言われる凍土から大陸としては扱われていない氷海を西へと進み、そこから孤島まで渡ってくる……
    というルートを取ることも出来ることになる。
    唯一火山に関しては地図の北方に火山地帯が描かれていなく矛盾と思われるが、
    よく見ればアクラ地方の先の方は地図が途切れており、この先に火山がないと断言はできない。
    とどのつまり火山の位置のせいで確定はしていないが、同時に矛盾しているとも言い切れない状態である。
    以上のことから、MHP3のマップもそれなりに旧大陸の世界地図における位置関係を示唆している可能性はある。

    • 一方、ゲームの進行的には渓流が最初であり、
      その次に砂原と水没林と孤島が概ね同タイミングで行けるようになる。
      そして少し間をおいて凍土、火山、となり、
      これはロード画面上の位置関係を手前から見ていった場合とおよそ一致する。
      このマップの解釈としては、先述したようなフィールド同士の位置関係という世界観を表したものというよりは
      単純に「ゲームが進んでいくごとに奥にいけるようになることを示している」、
      といったところだろうか。

関連項目

モンハン用語/旧大陸
モンハン用語/バルバレギルド管轄地域 - MH4で暫定的に用いられた、同作の舞台を指す用語
世界観/新大陸 - 同じ呼び名だが、完全な別物。


*1 当初は同じ「新大陸」であると混同し、旧作の舞台が含まれていると考える人も居たようである
*2 ハンター大全3より。
*3 MHXからは孤島にダイミョウザザミが確認されている
*4 古龍や亜種がゲームを進めると突如出没する理由もフォローがある
*5 例えばボルボロスを新大陸(MH3)初出のモンスター、と言ってしまうと、MHWが初出なのか?という誤解が生じるだろう